いつまでも 夢は夢のままで
抱き合う 心を奪われ 途方に暮れた
この夜の静寂の中へ 落ちる夢の花
いつしか海原は 残響のなびく空白
愛し合う歓びも
共に交わし合う 言葉の甘い囁きも
総ては星空に流れる 帚星のような刹那
触れ合う肌の冷たさも
見えない心を労り 愛撫する淋しさも
唇の 小さな情愛に 火照る感情の中に
交わり 共に過ごす時間の中で
この世界はただ深閑と佇む
星の悠遠な運行も 唇にそっと重ねる
そのひと時に 愛を感じる
寂しげなその月影には
幾万もの消えて行った面影が揺れている
夢は幽かな希望に 悠遠 宇宙は永遠を行く