流れに身を任せ ただ信じる事を
寂れた街の色彩 彩りは寒々しく
競り上がる 大地の 胡乱な空を眺めて
砂漠の結晶が 光りを放つ
砂に埋もれていく 感情が 一入に
入り交じる 迷宮のように 色褪せた
ガラス瓶が流れて行く 心は塞ぎ込み
薔薇の大輪の中で 消えていく 涙は流れる
寂しげな その声を探し 遠く 鳴り響く
響き渡る この夜空の果てに
言葉を失い 膝を抱える 月の声の下で
色褪せる 星の瞬きの 淋しげな涙に
夜の静寂は 鼓動を打つ 明かりの中
触れられる愛の 温かさに 居場所を見る
心は 見つめる 失くした 愛情の在り処を
瞬く星の下で 息づく 生命の派生を
空には 果てしない宇宙の流れと 愛が
涙に流れ 散る 花弁のように 辛辣な感情を
何処までも深い 闇の中で 見つけたなら
探していたものは きっと その優しい瞳
言葉は溢れ この胸に詰まる 想いを馳せる
何処までも優しい 言葉に触れ 熱く抱き締める
淋しげな その瞳の 冷たい眼差し
愛は膨れ そのしなやかな手に 絡み付く
静かな死の前触れの 安らぎのように
重ね合う唇 さめざめと流れる 涙
愛が揺れ 花のように儚く 命を輝かせる
その手に触れ 愛を 確かめる
注がれる眼差し 淋しげで 美しい 薔薇の哀愁
触れる 唇が 瑞々しく 微睡む
この手を離さないで 愛を求め 彷徨う時
その瞳の 淋しげな 夢の鼓動を感じる
愛が欲しくて 醜い顔をした 晴れぬ空のように
この両手に注がれる 冷たい感情は
愛に飢えた 瞳に宿る 雪の結晶
揺れ 鼓動を聴きながら 微睡む 視界の中で
唇の妖艶な姿は 星のように 散って行くだけ
淋しげな 声のする方へ 海鳴りのような
儚さの漂う 静寂の中で 交わす接吻を
涙は流れ 遠のく意識
人の波に呑まれ 愛を見失う頃
太陽は彼岸に浮かぶ 蓮のように揺れる
数え切れない程の 星の瞬きは
絶えざる愛の 幻想的な 魅惑の姿
手に触れたくて その冷たい頬の 滑らかな雪に
淋しい夜は 醒めない季節の中で
彩りを見失っていく 張り裂けそうな感情のように
飛び散る 飛沫 一瞬の輝きを 見た
愛は符合する 花と涙の 星の光り
やがて消え行く この身の 哀愁を共にして
すれ違い その手を離した 交わした言葉も
空に散らばる星のように ばらばらになって
消えていく 季節は廻り 色褪せる 花のように