汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

琥珀の月影に

2013年08月13日 | 悲哀の詩

寂しさを感じ 涙さえも 夢と化す
想いと現実の相克が 悩める愛を 映し出す
描き出す 愛に揺れる感情の 理を
総てを剥き出しに 鋼の愛は 夢深く 
あどけない夢に 流れる静寂の涙
願う心 暁に光る月影の 麗しく 怪訝な表出

愛に漂い 身体を求め 霧消を願った 永遠の奏でに
涙さえも 消え去り 欲望と失望に 虚ろう瞳

見えない 消えかけた生命 鼓動は静かに 終焉を待つ
寂しさを抱え 剥き出しの欲望を 枯渇した舌に絡ませる
見つめ合う 瞳の奥に 辛辣に重なり合う 身体
感情は 無作為に あなたの舌を奪い 願う事を赦されない

この辛辣に狂う 瞳が 怪訝に嗤う 自らの肢体に
流れる 血液の温やかな肌触り 心地好い感触
鮮やかな血しょうが飛び散る 琥珀の月影に 光る欲望を
映る肌 その品やかさ 無為が訪れる前に
駆逐されぬように この手で締め上げる 今生の儚さを

触れる身体は 熱を奪う 表情の薄れ行く 琥珀に染まる
鮮やかな血飛沫 妖艶な微笑みの 鼓動を打つ 
愛を求め 腫れ物に触れる 痛みが走り 恍惚を感じる

コメント

夢の澱へと

2013年08月13日 | 妖艶の詩

消えて行くように まるで憂鬱に
愛を無性に 引き付ける 記憶の淵へと
涙さえも 夢に潰えた 身体にかかる雨粒のような

紅い唇に麗しき 流し目の妖艶さよ
さめざめしく流れる 不安の様態に 一途の愛を
夢の中へ 深く愛を感じ 弱さを曝け出す

今にも壊れそうな 自壊する感情
見つめる瞳 流し目の艶やかな 寂しき月照よ
揺るぎない愛は 深く根差した 包容に陰る
静けさに包まれて やがて 終わりを告げる

空しさを空に掲げ 愛おしさに 拠り所を求めた
一抹の宇宙は 想像を超え 不可思議な夢の檻へと
流れ込む情愛を この眼で抱える 艶美なる瞳の 永久へ

傍に居て欲しい 虚空を流れる 密やかな情愛
砂漠の砂を 流すような 悪辣さに 心 怯え
無作為に ただ愛おしさを 抱えて 今何を想う

あなたのその小さな腕に刻まれた 傷
総てが自壊して行く 己を見失い 欲望を剥き出しに
張り裂けそうな胸の裡を せめてもの償いに

コメント