汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

夢と現実は 見境を失う

2014年08月05日 | 妖艶の詩

無意識の奥底へと 沈む 傷痕を舐める 舌触り

強く抱き締め 諦めの無い闇の内側へと 流れる感情

消えて行く定めの 虚ろな眼差しに 夢と現実は 見境を失う

 

いつまでも 時の経つ度に 忘れ去られた 言葉を

過ちは繰り返し 傷つけ合う憎しみも 重ねる唇の優しさをも

一切の闇の流動へと 愛の裡に混ざり合う  

瞳の胡乱な寂しさ 身体を求め 慰撫し合う 荒廃した夜の雨に

 

流されて行く この身と共に朽ち果てる この運命の掟に

離さない あなたの残像 暮れ行く太陽 波打ち際に 寄せては返す記憶

せめぎ合う感情 意識は遠く歪み 交わした接吻に 生命は燃え上がる

 

いつまでも夢の続きを 愛らしい瞳の 零す涙

暗い胸の裡に 灯す恋情を 

    

 

 

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見失った瞳

2014年08月05日 | 奇想の詩

小さく脈打つ 鼓動 棄てられる表情

汚れた身体に 張り裂け 飛び散る 血流

 

禁じられた関係に 恋情の重なり 

幾つかの夜を過ごし 視えた幻 繰り返される物語り

夢と それを彩る哀しみが 別かつ身体を 色目に染める

 

見失った瞳が 孤独に朽ちた 情愛を灯す

浅はかな言葉を吐く 胡乱な唇に 口吻は重なり

甘い夢に揺れる 酔いは廻り 取り戻せない過ちを知る

 

暗い海の流れ 時の重奏に 身体の悦び

朱色に滲む 暗雲 雨は冷たく降りしきり 

淀む情景に 溶けるように 表情は困惑を示す

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