降り出した雪 風に吹かれ舞う 季節の変わり目に
月の白影に重なるように 止めどなく溢れる 冷氷の灯り
永遠をまだ信じていた
誰かを想う歓びも まだ果たせないままで
ただ雪の明かりの裡で わだかまっていた
それでも煌びやかな刻が 冷たく風月を彩るのは
手を繋いだ瞬間に伝う 温もりを確かに感じたから
そして不安な表情を見せるあなたは云う
「たとえ この雪が溶けてしまう時期が訪れようとも
ねぇ このままで居られるよね...」
かじかむ手と手 触れ合う度に 周りの景色は色褪せていく
ねぇ いつまでも握っていて
氷晶をまとう強風は 身体の温度を奪って 走り抜けて行くから
だからもうこれ以上 あなたに期待を抱かせないで
ああ あとどれくらいだろう
惑い泳ぐ二人の視線は まだ この温もりを信じてるのに
確かに感じた この温もりさえも
くだらない嘘のように ただ 揺らめいているだけで
降り出した雪は 風に吹かれて
この溢れる灯りに 月の白影は ぼやけて行く
そして降りしきる冷風の渦中に あなたは苛まれてしまう
どうか 消えないで
冷たく揺れる結晶は とても脆くて
繋いだ手の温もりで 儚く融けてしまうから
それでもあなたは 決して気付かないふりをして
繋いだままの私の手を 強く握り締めた
月の白影に重なるように 止めどなく溢れる 冷氷の灯り
永遠をまだ信じていた
誰かを想う歓びも まだ果たせないままで
ただ雪の明かりの裡で わだかまっていた
それでも煌びやかな刻が 冷たく風月を彩るのは
手を繋いだ瞬間に伝う 温もりを確かに感じたから
そして不安な表情を見せるあなたは云う
「たとえ この雪が溶けてしまう時期が訪れようとも
ねぇ このままで居られるよね...」
かじかむ手と手 触れ合う度に 周りの景色は色褪せていく
ねぇ いつまでも握っていて
氷晶をまとう強風は 身体の温度を奪って 走り抜けて行くから
だからもうこれ以上 あなたに期待を抱かせないで
ああ あとどれくらいだろう
惑い泳ぐ二人の視線は まだ この温もりを信じてるのに
確かに感じた この温もりさえも
くだらない嘘のように ただ 揺らめいているだけで
降り出した雪は 風に吹かれて
この溢れる灯りに 月の白影は ぼやけて行く
そして降りしきる冷風の渦中に あなたは苛まれてしまう
どうか 消えないで
冷たく揺れる結晶は とても脆くて
繋いだ手の温もりで 儚く融けてしまうから
それでもあなたは 決して気付かないふりをして
繋いだままの私の手を 強く握り締めた