汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 宙

2009年02月13日 | 初期中期の詩
遠くを見透かして。空高く舞い上がると、
青色はだんだんと、漆黒の色合いを強めた
雲を抜けて、空気さえも感じられず
僕の体も強張りはじめた
太陽が見える

「眩しい…」

太陽は遥かかなたに、僕らの住む地球にライトを当てる
宇宙空間に偏在する太陽系第三惑星地球
僕は手を伸ばすよ
めいいっぱい伸ばして、あなたの頬に伝う涙を拭うよ
太陽に照らされながら、空間をさまよう
光はやがて途絶え
この宙と同じ色に染まる
僕は心の中で呟いた
乾いた声色
僕は宙に漂う
漂って、流れて、僕は無に還ってゆく
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