汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

最果ての幻想

2014年09月12日 | 奇想の詩

やがて消え行く 言葉を 抱き締める 

輝きを放つ 哀愁の火焔 儚く散り 身体を血に染める 

光りを見失い 争いの絶えぬ 感情に 涙は枯れ

握り締める あなたの手は 冷たく強張ったままで

 

息を潜め 瞳の奥へと 堕ちる 最果ての幻想

情愛の凋落へと 果てる 悦びを求めた 過ちは

咽び泣く 感情に惑う あなたの 欲求

 

淋しさを隠せない 甘く誘惑する蜜の香り

唇を開けたまま 瞳を逸らさない 

この身が崩れる程に 愛した 総てを 包み込むように  

 

あなたを抱き締めた この腕に絡まる 憂いと共に

水泡に包まれ 何処までも 深い闇へと 堕ちて行くように

足掻き 窒息していく 意識は酩酊し 安らかに眠る

鮮やかな 色彩が流れる 優しき時の静寂に

虚ろな輝きは 藍に染まる 

コメント    この記事についてブログを書く
« 過ちの徴 | トップ | 薔薇の死相 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿