汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

降りしきる雨に

2015年07月14日 | 悲哀の詩
雨の季節は とても憂鬱だね
あと一息の 告白が 届かないまま
時間だけが 過ぎて行く

雨の雑音は 乱れた心の音
雨足が早くなる度に 混乱して
僕の想いはまた 伝えられなかったよ

君への想いは 満ち溢れるのに
その溢れる分だけ
余計に身体が強張ってしまって

ごめんね
あの時の言葉は
そんな意味じゃなくて
ただ戯けるだけの僕は
萎びた花のように 滑稽で
それでいて悲しくて
でも君に触れた この手は
確かに 感じていたよ

降り注ぐ 雨に
この詩は また 流されて行くんだね

降りしきる 雨は
本当の涙を隠してしまうから
君に捧げる この想いもきっと
雨の雑音に掻き消されて
見えなくなってしまうから
コメント    この記事についてブログを書く
« 再び会える事を信じてる | トップ | 光の眩しい朝に »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿