健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

今度はゲノム解読コンテスト

2011-11-03 08:30:50 | 研究
米国の非営利団体「X賞財団」が、100歳以上の健康な100人のゲノム(全遺伝情報)を解読し、正確さを競うコンテストを2013年に実施すると発表したそうです。なんと、優勝チームには賞金10,000,000ドルが贈られるとのことです。コンテストでは、参加チームに分析に使う100人の試料が渡され、30日以内にゲノムを解析して提出するそうです。1人当たりの費用を1,000未満にすることが条件で、誤差が少ないチームが優勝となるそうです。また、コンテスト終了後、得られたデータをデータベース化して公開するということです。100歳以上を解析の対象にする理由について、財団では「健康で長生きするための遺伝学的な秘密がわかれば医学の発展に貢献できる」と説明し、協力者を世界中から募るそうです。共催者の一人でヒトゲノム解読にかかわったクレイグ・ベンター博士は「パーソナルゲノムの時代の先駆けとなるコンテストになるだろう」と語っているそうです。こうした研究に賞金は似合わないような気がしますが。さて、どうなるでしょうか。
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