健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

左脳と右脳のコミュニケーション

2011-11-17 08:30:26 | 研究
右と左の脳をつなぐ神経回路が作られる際に中心的な役割を担う物質が発見されたそうです(YOMIURI ONLINE)。ヒトでこの回路に異常が出ると、認知機能の低下、精神遅滞症などの神経疾患を招くとされ、疾患の解明に役立つことが期待されるそうです。ヒトは脳の左右で役割が異なり、左脳は論理的思考、右脳は感覚的思考をつかさどると考えられています。目で得た視覚情報などを左右の脳をつなぐ神経回路「脳梁」などを通じてやりとりし、処理しています。この回路の構造が人と似ているのがショウジョウバエを用いた研究で、Asapというたんぱく質が回路の細胞群に多く発現していることを発見し、遺伝子操作でAsapを作れないようにすると、脳の左右をつなぐ神経細胞の一部が延ばせず、回路をうまく形成できなかったというものです。いろいろなことが明らかになっていきますね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする