健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

骨形成抑制物質

2011-11-07 08:30:48 | 研究
骨の新陳代謝の過程で、古い骨を壊して除去する細胞が働いている間、新しく骨を形成する細胞の活動を抑えるタンパク質「セマフォリン4D」が特定されたそうです(MSN産経ニュース)。このタンパク質の働きを抑制する抗体をつくり、骨粗鬆症を発症し骨が減ってしまったマウスに与えると、骨の形成が通常の1・5~2倍程度に促進され、骨を再生させることができたそうです。骨粗鬆症の治療薬は現在、骨を壊す活動を抑えるものが主流だが、長い間使うと代謝が鈍って骨の質が落ち、かえって骨折の危険が増すとされているそうです。今回の発見は、骨の形成を助ける効果的な新薬の開発につながる可能性があるそうです。
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