健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

太陽光と血圧

2013-05-26 08:30:03 | 研究
太陽の光には、ビタミンDの生成だけでなく、血圧を低下させるという作用があることが発表されたそうです(QLife Pro)。研究では、被験者24人に日焼けマシーンで紫外線A波(UVA)を20分間当てたそうです。その結果、1時間で血圧が4mmHg低下したというものです。紫外線をカットして、熱のみを肌に届くようにした場合には、血圧の低下はみられなかったとも。降圧作用がビタミンDによるものではないことを示すために、研究では紫外線A波(UVA)が使用されたそうです。骨を作るのに重要なビタミンDを生成するのは紫外線B波(UVB)であり、体内のビタミンD量には変化がなかったそうです。研究チームは、太陽光が血圧を下げることが証明されたため、心筋梗塞や脳卒中のリスクを減らすことに役立つと考えているそうです。紫外線による皮膚がんのリスクについては、研究が実施された英国では、高血圧により心血管疾患や脳卒中を引き起こす可能性は、皮膚がんのリスクよりも80倍も高いということで、日光は心臓血管系のために有意義で、皮膚がんのようなデメリットよりもメリットの方が大きいとの考えを示したそうです。さて、そのメカニズムは・・・・?NOではないかと主張しているようです。
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