健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

青色光の照射で昆虫が死ぬ

2014-12-21 08:30:55 | 研究
青色光を当てると昆虫が死ぬという論文がScientific Reportsに掲載されたそうです(財経新聞)。一般的に、光は波長が短いほど生物への殺傷力が強くなることが知られているそうで、UVC(100~280nm)やUVB(280~315nm)などの波長の短い紫外線は生物に対して強い毒性があることが分かっているそうです。確かに、青色光の殺虫燈を見かけます。ですが、可視光を当てることで昆虫などの比較的高等な動物が死ぬとは考えられていなかったそうです。今回の研究では、様々な波長のLED光をショウジョウバエに当てて殺虫効果を調べたところ、青色光を当てた蛹は羽化できずに死亡することが明らかになったというもの。また、青色光の中でも特に440nmと467nmの2つの波長が高い効果を示すことや、卵・幼虫・成虫に対しても467nmの光を照射することで死亡すること、さらに青色の光による殺虫効果は蚊やヒラタコクヌストモドキに対しても有効であることが分かったそうです。青色のLED光などを害虫の発生している場所に当てることで、簡単に殺虫できる害虫防除装置などに役立つと期待されるそうです。緑のそばには青色LEDが並ぶようになるのでしょうか。
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火星に微生物がいる?

2014-12-20 08:30:37 | 宇宙
米国航空宇宙局(NASA)とミシガン大学などの研究チームは「火星の大気中のメタン濃度が変動しているのは、微生物の活動が原因の可能性がある」との分析結果をまとめ、米国科学誌サイエンス(電子版)に発表するとの報道がありました(YOMIURI ONLINE)。2012年8月に火星に着陸したNASAの無人探査車キュリオシティの観測データを分析したところ、通常のメタン濃度は0・69~0・89ppb(ppbは10億分の1)なのに、昨年11月下旬~今年1月下旬は平均7・19ppbで、普段の8~10倍に増加。一時的にメタンを増やす何らかの仕組みが火星にあるとして、地球のメタン生成菌のような微生物が火星にも存在する可能性を指摘しているそうです。
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高齢者の転倒危険度を予測する

2014-12-19 08:30:00 | 日記
高齢者の転倒事故を防ぐため、体の機能を測定して転倒する危険がどれほどあるかを調べるシステムを開発したという報道がありました(NHK NEWS WEB)。このシステムは、縦1.6メートル、横1メートルのマットとパソコン、それに足の位置をとらえる特殊なセンサーで主に構成されているそうです。このマットの上で、片足でぐらつかずに立っていられる時間、パソコンに表示される矢印に応じて前後左右に足を動かし、正しく動かせたかや、反応までにかかった時間を調べ、こうした測定結果を基に高齢者の転倒危険性を計算するということです。この測定システムの重さは2.5キロほどで持ち運びが可能で、平らな床があればどこでも使えるということです。来月から、1台98万円で販売され、レンタルでの利用も可能とのこと。こうした発想はなかったですね。参考になります。
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ネイチャーが選ぶ今年の10人

2014-12-18 08:30:30 | 研究
英国科学誌「ネイチャー」は科学分野で話題を集めた「今年の10人」の1人に理化学研究所多細胞システム形成研究センターの高橋政代プロジェクトリーダーを選んだそうです(毎日新聞)。高橋リーダーを中心としたチームは今年9月、目の難病の患者にiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った網膜の細胞を移植する世界初の臨床研究に着手しました。
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6カ月間のダイエット支援効果は2年で消失

2014-12-17 08:30:17 | 研究
肥満者を対象に行った6カ月間の集団型減量支援の有効性(3.0 kg)は減量後1年間で半減し(1.5 kg)、減量後2年間で完全に消失する(0.0 kg)という研究成果が先日発表されていました(財経新聞)。研究グループは、3カ月間で平均8kgの体重減少を可能とする集団型減量支援プログラムを開発。そして、今回の研究では「動機付け支援講義」と「教材提供」を行ったグループと、これら2つに加えて「集団型減量支援」も行ったグループの追跡調査を実施したそうです。その結果、「集団型減量支援」も行ったグループに認めらた効果は、減量後2年間で完全に消失したというものです。一方、身体活動量を高めることが、リバウンド予防につながる可能性も示唆されたそうです。
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暖炉使用禁止

2014-12-16 08:30:27 | 日記
首都パリと近隣7県から成るイル・ド・フランス(Ile-de-France)地域圏の当局は、大気汚染対策として、2015年1月1日からパリ市内での暖炉の使用を禁止すると発表したそうです(AFPBB NEWS)。その他435市町村でも、まきを燃やす伝統的な暖炉は使用不可となるそうです。排気がクリーンな密閉型まきストーブは引き続き使用できるとも。一方で、煙突から排出された暖炉の煙が、どの程度、大気汚染に寄与しているのかという点も論争となっているそうです。
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人類の終焉

2014-12-15 08:30:42 | 研究
興味深い記事を見つけました。人工知能の開発は人類の終わりを意味するかもしれないと英理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士が警告したというのです(AFPBB NEWS)。ホーキング博士は、12月2日に放送されたBBCのインタビューで、人工知能技術は急速に発展して人類を追い越す可能性があると語ったそうです。「われわれがすでに手にしている原始的な人工知能は、極めて有用であることが明らかになっている。だが、完全な人工知能の開発は人類の終わりをもたらす可能性がある」と。「ひとたび人類が人工知能を開発してしまえば、それは自ら発展し、加速度的に自らを再設計していくだろう」、「ゆっくりとした生物学的な進化により制限されている人類は、(人工知能と)競争することはできず、(人工知能に)取って代わられるだろう」説得力のある言葉と感じたのは私だけではないと思います。
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次世代宇宙船オリオン

2014-12-14 08:30:20 | 宇宙
先日、日本では「はやぶさ2」の打ち上げ成功がニュースになっていましたが、ほぼ同じころ米国航空宇宙局(NASA)はFlorida州ケープカナベラルからDelta IV Heavyロケットで、次世代宇宙船「オリオン(Orion)」の試験飛行を成功させたそうです(AFPBB NEWS)。約4時間半の飛行中にオリオンは地球をほぼ2周したとのことです。1周目では国際宇宙ステーションとほぼ同じ高度約430キロメートルにまで上昇したそうです。その後第2段エンジンを使ってさらに高度を上げ、打ち上げから約3時間後には地球から約5800キロ離れた位置に達し、1972年に月に行ったApollo17号以降の有人飛行に使うことを想定した宇宙船としては、地球から最も遠く離れた場所に到達したそうです。オリオンは打ち上げから約4時間半後に3つのパラシュートを開いて太平洋に無事に着水したそうです。
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デンキウナギの電撃の仕組み

2014-12-13 08:30:37 | 日記
南米アマゾンに生息するデンキウナギは最大600ボルトの電気を生み出すそうです。これは馬1頭を倒せるほど強力だそうです。デンキウナギの攻撃のメカニズムを研究するさまざまな実験を行った結果、デンキウナギの電気は餌にする生物の運動神経細胞に作用し、急激な筋収縮を引き起こし、獲物との距離があっても捕食が可能となっていたそうです。これにより、0.003秒で捕食相手を完全に行動不能にできるそうです。この仕組み、テーザー銃(スタンガン)とほぼ同じだそうです。
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喫煙者数

2014-12-12 08:30:32 | 研究
米国での喫煙者の割合が全人口の17.8%とこれまでで最も低い数字となっていることが明らかになったそうです(AFPBB NEWS)。米国保健当局によると、記録を開始した1965年以降の最低水準だそうです。また、米国疾病対策センター(US Centers for Disease Control and Prevention、CDC)によると、米国の成人喫煙者は、2005年には全人口の20.9%にあたる4510万人だったそうですが、今回発表された最新の数字は、同17.8%の4210万人だったということです。しかし全体では減少している喫煙者数ですが、一部のグループでは依然として高い割合のままだとされ、CDCは特に低所得者層や一部のマイノリティのグループでその傾向が顕著にみられるそうです。米国の年間死者数のうち約5分の1は喫煙が原因とされ、その数は48万人以上とも。また喫煙による経済への損失は、治療費や生産性の低下など、合計で2890億ドル(約34兆円)に上ると米国政府は発表しているそうです。日本はどうでしょうか?米国に比べて、路上など街中での喫煙が目立ちますが・・・・・。
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