健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

「短命県」同士で・・・・・

2018-05-11 08:30:59 | 研究
生活習慣と健康に関する研究を深めようと、和歌山県立医大(和歌山市)は、住民の健康データ収集について先進的に取り組んでいる弘前大(青森県)との連携を始めたそうです(YOMIURI ONLINE)。両地域とも、平均寿命が全国下位に低迷しているそうで、双方のデータを比較するなどして効果的な病気予防法を探り、「短命県」からの脱却を図るということです。弘前大は、2005年から毎年約1000人の大規模な住民合同健康診断を実施し、2000項目にわたるデータを収集。県立医大も11年以降、みなべ町などで40歳以上の住民を対象にした健康測定を続け、計4000人以上のデータを蓄積。両大学の連携で、それぞれが持つデータの比較・検証ができるようになり、生活習慣と病気とのつながりを解き明かすことが期待されるそうです。また今後、収集するデータを互いに利用しやすくなるよう、項目や手法を見直していくそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180425-OYT1T50048.html
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熟慮の失敗

2018-05-10 08:30:30 | 研究
熟慮して失敗する方が、即断して失敗するよりも学習効率が上がるとする研究論文がPLOS ONEに掲載されたそうです(YOMIURI ONLINE)。実験では、壁に開いた二つの穴に鼻をつっこむとエサがもらえる仕組みをネズミに学習させ、その後、不正解の穴の上に緑色のランプを点灯させ、点灯していない正解の穴を選んだ時だけエサがもらえるルールを学習。22匹のネズミで実験し、選択にかかる時間やルールを覚えるまでの回数を検証。その結果、全てのネズミに共通して、正解を導き出す際には4秒ほどじっくり考える一方、不正解を選ぶ際は反射的に行動する傾向がみられたそうです。ただ、不正解の前にも「熟慮」していたネズミは、反射的な行動で失敗するネズミに比べ、少ない回数でルールを覚える傾向があったということです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180501-OYT1T50098.html?from=ycont_top_txt
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1度の注射で血圧下げるワクチン治験

2018-05-09 08:30:31 | 研究
日本で開発された血圧を下げるワクチンの臨床試験(治験)が先月、オーストラリアで始まったそうです(YOMIURI ONLINE)。1度の注射で効果が一定期間続くもので、大阪大発の医療ベンチャー企業が開発し、2020年代前半の実用化を目指しているそうです。高血圧は脳梗塞や心筋梗塞の原因となり、日本の患者は約4300万人とも。治療は毎日の服薬が中心だが、飲み忘れなどで血圧を目標値まで下げられない患者も多い。ワクチンなら血圧管理の中断を防ぎやすい利点がある。治験が始まったのは、血圧を上げる「アンジオテンシン2」という物質に対する抗体を作り、この物質の働きを抑えるためのワクチン。遺伝子に働きかけて体内に抗体を作るDNAワクチンという新しいタイプとのことです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180502-OYT1T50006.html?from=ytop_main4
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長期的な抗うつ剤と認知症リスク

2018-05-08 08:30:28 | 研究
長期的な抗うつ剤の使用が認知症の発症と関連があるかもしれないと指摘する論文が、BMJに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。ただ、研究者らは抗うつ剤が認知症の原因であるとは結論付けられなかったとも。研究では、英国内で30万人以上を対象に調査を行い、過去4~20年の間にうつ病やある種のぼうこうの病気を治療するためにいわゆる抗コリン薬を処方されていた人は、そうでない人と比べて認知症と診断される割合が3割強ほど高いことを確認。抗コリン薬はある種の神経インパルスを妨げ、ぼうこう筋のけいれんを緩和するほか、うつの症状やパーキンソン病の症状を抑えるなどの作用があるそうです。抗うつ剤として使用される抗コリン薬にはアミトリプチリン、塩酸ドスレピン、パロキセチンなどがあり、調査では65歳以上の認知症患者4万770人と非認知症者28万3933人を比較したそうです。ただ、患者が専門医や薬剤師と相談せずに抗コリン薬の使用をやめることは控えるよう訴えているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3172582?cx_position=6
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2023年に月周辺へ有人飛行

2018-05-07 08:30:18 | 宇宙
米航空宇宙局(NASA)は先月26日、2023年の月周辺への有人飛行を目指して開発中の次世代宇宙船「オリオン」の試験機を、ジョンソン宇宙センターで報道陣に公開したそうです(YOMIURI ONLINE)。オリオンは開発中の大型ロケット「SLS」に搭載され、19~20年に無人での打ち上げ試験を行い、23年には飛行士を月近くに送り込む予定だそうです。4人乗りで底部の直径は5メートルと、1960年代~70年代のアポロ宇宙船(3人乗り)よりひと回り大きいそうです。公開された機体は来年4月、打ち上げ時に異常があった場合に備えた、宇宙船をロケットから切り離す試験に使うそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180427-OYT1T50121.html?from=ycont_top_txt
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無限にリサイクル可能なプラスチック

2018-05-06 08:30:51 | 研究
リサイクルを「無限に」繰り返すことが可能なタイプのプラスチックの開発に向けて一歩前進したとする研究結果がScienceに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。石油製品を原料とするプラスチックとは異なり、この新タイプのプラスチックは元の小分子の状態に戻すことができ、何度も繰り返して新品のプラスチックに作り直すことができるそうです。ただし、今回の研究はまだ研究室内での実験段階にとどまっており、次の段階に進むにはさらに研究を重ねる必要があるそうです。この研究チームは、2015年にも100%再生可能なプラスチックを発表したそうですが、この古いタイプは多くの場合に必要とされる水準より軟弱だったそうです。また古いタイプは製造に極低温状態が必要で、最終生成物は耐熱性が低かったそうです。今回の研究はこの先行研究の成果を足掛かりとして進められ、最新型のプラスチックではこれらの問題がすべて修正され、耐久性は従来のプラスチックに匹敵する水準だそうです。現在のところ、プラスチックのリサイクル率はわずか5%にすぎないそうです。一方、プラスチックの世界生産量は2050年までに5億トンを超えると予想。また専門家らは、世界の海に漂うプラスチックごみの量が2050年までに魚の量を上回ると予測しているとも。

http://www.afpbb.com/articles/-/3172768?cx_position=4
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米国で大腸菌感染が流行

2018-05-05 08:30:53 | 研究
米国疾病対策センター(CDC)は先月20日、16州で53人が大腸菌に感染した事態を受けて、一般家庭や飲食店などに対し、ロメインレタスを食べないよう呼び掛けたそうです(AFPBB NEWS)。CDCは、アリゾナ州Yumaとその周辺で生産されたあらゆる種類のロメインレタスについて警告しており、公式ウェブサイトで「アリゾナ州Yuma産でないことが確認できない限り、ロメインレタスを食料品店などで買ったり飲食店で食べたりしないように」、「産地が分からないロメインレタスはすべて処分するように」と呼び掛けたそうです。CDCによると4月21日現在、死者は報告されていないが、31人が入院しており、うち5人は腎不全を発症したということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3172013
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「タトゥー」でがん検出

2018-05-04 08:30:37 | 研究
がんの初期兆候の可能性がある体内のわずかな変化を検出して、ほくろのように黒ずむ実験的な皮膚移植片を開発したとする研究論文がScience Translational Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。「生物医学的タトゥー」と呼ばれるこの移植片は、実験動物を用いた前臨床試験の段階に達しているそうです。機能は約1年間持続し、前立腺がん、肺がん、大腸がん、乳がんという最も一般的な4種類のがんを認識するそうです。移植片は、腫瘍の成長に伴って上昇する血中カルシウム濃度に反応することで機能するとのこと。理論上、がんの約40%をこの方法で検出できると研究チームは主張。移植片の部分が黒ずんでいるのに気づいたら、変化の理由を明確にするために医師の診断を受け、治療が必要な場合はそこで最善の方法を判断できるそうです。生物医学的タトゥーのマウス試験は、高カルシウム血症を起こすがん性の腫瘍を持つマウスと、血中カルシウム濃度に影響しない腫瘍を持つマウスを用いて実施。38日間の試験では、黒ずんだタトゥーは高カルシウム血症マウスの皮膚にしか現れなかったそうで、タトゥー現れたの時点でマウスは病気の症状を何も示していなかったそうです。ただし、生物医学的タトゥーの新たな技術が人を対象とする臨床試験の段階に進むにはさらなる研究と資金が必要になる上、このプロセスには10年を要することも考えられると。

http://www.afpbb.com/articles/-/3171767
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男性長寿1位の地区では、60代の半数が週2回運動

2018-05-03 08:30:14 | 研究
厚生労働省が発表した2015年時点の市区町村別の平均寿命で、横浜市青葉区が男性の全国トップ(83・3歳)に輝いたそうです(YOMIURI ONINE)。同区は女性も全国9位(88・5歳)となったほか、神奈川県内からは同市都筑、緑両区や川崎市麻生、宮前両区なども上位入りしたそうです。東京に近く、高所得者層も比較的多いとされる地域で長寿傾向が顕著に表れた格好で、両市はいずれも緑豊かな地域で、健康への意識の高さも影響したのではないかなどとしているそうです。平均寿命は、厚生労働省が国勢調査などから推計し、5年ごとに発表。青葉区は今回、全国平均を2・5歳上回り、10年ぶりに全国トップに返り咲いたそうです。横浜市は、市民への意識調査では、青葉区民の健康に関する関心の高さが確認されているそうです。2016年度の調査によると、青葉区の60歳代男性の54%が週に2回以上、30分を超える運動をしていたのに対し、全国ワースト21位の横浜市中区では26%にとどまっていたそうです。横浜市によると、青葉区では、がんや心疾患、脳血管疾患のいわゆる『3大疾病』で亡くなる人も少ないそうで、今後横浜市立大とともに結果を解析するなどし、医療費の削減や市民の健康増進につながる施策の実現を目指すそうです。男性(83・1歳)が全国2位、女性(88・6歳)が同4位となったのは川崎市麻生区だそうです。川崎市の担当者によると、スポーツジムなどを利用する住民が多く、健康への意識が高いそうです。一方で、川崎市川崎区の男性は全国ワースト11位(78・2歳)。青葉区とは5・1歳もの差が。川崎区は単身の高齢者世帯の割合が15年時点で11・5%に上り、川崎市内で最も高かったとそうで、家族とともに健診を受ける機会が少ないことなどが関係している可能性があると考えているそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180418-OYT1T50118.html
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宇宙成立の謎

2018-05-02 08:30:54 | 宇宙
光速近くに加速した電子と陽電子を衝突させて宇宙誕生直後の世界を再現し、宇宙の成り立ちの解明を目指す実験で、電子と陽電子の衝突を初めて確認したという発表があったそうです(YOMIURI ONLINE)。宇宙誕生直後は、現在の私たちの世界を構成している物質(粒子)と、電気の性質が逆さまな反物質(反粒子)が同じ量あったそうですが、約138億年後の今は物質だけの世界になっているそうです。その理由は、物質と反物質の性質にわずかな違いがあったためと考えられているそうですが、いまだによくわかっていないそうです。今回の実験では、マイナスの電気を帯びた電子と、プラスの電気を持つ反粒子「陽電子」を衝突させ、別の粒子・反粒子のペアを発生させて、それぞれが崩壊する様子を測定したというもののようです。なぜわずかな違いが起きたのか、その謎を明らかにするということです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180426-OYT1T50079.html?from=ytop_top
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