心臓病患者の心臓を3D(3次元)プリンターで再現した模型が、新しいタイプの医療機器として認められたそうです(読売新聞オンライン)。開発したのは、京都市の「クロスエフェクト」で、自動車部品の見本など様々な製品を3Dプリンターで作る社員約40人の企業だそうです。心臓模型の製造は、国立循環器病研究センターの医師に依頼され、2009年から始めたそうです。心臓病患者の心臓をコンピューター断層撮影法(CT)で撮影。画像を基に3Dプリンターで鋳型を作り、ポリウレタン樹脂を流し込むことで、一つ一つの血管や弁まで実物そっくりの模型が完成するそうです。これまで同センターなどの研究チームが150例以上の心臓手術のシミュレーション(模擬訓練)に使用。従来なら手術が難しいと判断された患者でも執刀できたケースがあったそうです。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190316-OYT1T50194/
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190316-OYT1T50194/