イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

NFC-E,N予想

2006-09-08 00:10:12 | NFL
 NFC-E

 DAL なんと言ってもT.O.の加入が大きな戦力アップになります、Terry GlennにJason Wittenと組むレシーバー陣は凄まじい破壊力を持ちます。問題はJulius Jonesの健康状態とOLです。パワー不足で解雇された筈のMarc ColomboをRTに入れているのはパスを重視すると言う事なのでしょうけれど、Larry Allenも失いランオフェンスに課題が残ります。Greg EllisのOLBコンバートには驚きました、Chris Cantyが良くて使い所が無いとは考えていたのですがLBで起用出来るようだとランディフェンスの強化になります。Demarcus Wareのパスラッシュも強力ですし、DBにも人材を揃えます。

 NYG オフェンスのタレントは素晴らしいです、Tiki Barberに衰えは見えませんし、Brandon Jacobsの決定力も有るランオフェンスが有ります、長年弱点だったOLが改善された事も大きなプラスでしょう、レシーバーもスターターはタレント豊富です、Eli Manningが成長を続けるならばオフェンスに欠点は有りません。ドラフトで指名し続けるDEは質量共にレベルが高く、堅実なLB陣はLaVar Arringtonの加入で素晴らしいユニットになりました。CB陣にやや不安がありますが、FS Will Dempsは良い選手です。

 PHI WRの補強には成功しましたし、怪我の癒えたDonovan McNabbには不安は有りません。やはりBrian Westbrookの健康状態がオフェンスの鍵を握ります。OLは若返りを急ぎ過ぎた感があります、怪我人が出た場合の戦力低下は不安点です。パスラッシュが掛からない結果リーグトップクラスのDB陣を活かせなかった反省から、DLの補強を進めています、Darren Howardは怪我の影響を感じさせないパスラッシュを見せドラフト1巡Brodrick Bunkleyもスピードが有ります。LBは補強に失敗して、Brian DawkinsをSLBにコンバートする場当たり的な処置をしています。

 WAS Joe Gibbsのやりたいオフェンスをやるだけの準備は整いました、リーグ屈指のスピードWRを並べて縦に走らせ、Clinton Portisのランを重量OLが後押しする、対処が難しいオフェンスになりそうです。OLの高年齢化がやや気になります。サックは多い割にパスラッシュが強力では無いDLにAndre Carterを加えました、OLBよりDEの方が確実に良い選手です。Marcus Washingtonは良い選手ですが、LB陣としては平凡でしょう。DBは元1巡指名を並べタレント揃いです。


 4チーム全てが勝ち越してもおかしくない激戦地区になりました。共通する弱点はOLの高年齢化(特にOT)とRBが健康状態(NYGを除く)です、怪我が出たチームから脱落する事になるでしょう。


 NFC-N

 CHI Thomas JonesとCedric Bensonによるランオフェンスは強力ですが、それを支えるOLの高齢化が心配されます。Muhsin Muhammadが核になるパスオフェンスはQB,WR共に不安定です。リーグ最強のDLのパスラッシュは非常に強力です、LB陣もBrian Urlacher、Lance Briggsとタレント揃いです。DBもカバー2向きの人材が揃います、ディフェンスに死角は有りません。

 MIN 粛清の結果スキルポジションは総入れ替えする事になりました。OLは強固ですからある程度補うでしょうけれど、WR,RBのタレント不足は大きな問題です。強力なDLは健在で若手が多いだけに更に成長が期待できます、LBでは1巡指名Chad Greenwayが怪我で離脱した影響は大きいでしょう。カバー2に移行した事で、パスカバーに持ち味があるDarren Sharperとシステムを理解している元TBのDwight Smithが居るSは良い仕事をするでしょう。

 DET WCOのRod MarinelliとストレッチのMike Martzが居ますが、多分Martzがオフェンスの指揮を取るのでしょう。スピードの有るCorey Bradfordが加入してRoy Williamsとコンビを組み、スピード有るKevin Jonesにはパスレシーブも期待できます。ただ、Jon Kitnaに派手なパスオフェンスをやらせるのは無理が有るでしょう。DLにはパスラッシャーが並びますが、LBと合わせて軽量過ぎるのは問題になりそうです、Herman Edwards門下のDonnie HendersonがDCなのでカバー2なのかもしれません。そうならばSが弱すぎる気がします。

 GB Brett Favreの(多分)最後の年ですが、サポートするタレントがあまりに不足しています、Ahman Greenは膝の怪我からの復帰ですし、WRとOL2人ルーキーをスターターに使う事になりました。この地区はDTにタレントが揃っているだけにOGが弱いのは致命的です。Ryan Pickettの加入はDLに核を作りそうですし、Nick BarnettとA.J. Hawkを並べるLBも強力です。Charles Woodson,Marquand Manuelの加入はDBを強化しています。


 1強3弱の地区でしょう、CHIの地区優勝は8地区で1番硬いと思われます。

AFC-S.W予想

2006-09-08 00:10:01 | NFL
 AFC-S

 IND 去年は終盤息切れしてしまい、まさかのFG失敗で敗退しました。Edgerrin Jamesがチームを去った影響は大きいでしょう、Dominic Rhodesが昇格して1巡指名Joseph Addaiが加入しましたがJamesの穴は埋まるとは思えません。それでもパスオフェンスは強力です十分なオフェンス力は持ち続けているでしょう。スピードを優先するTony DungyはDE Raheem BrockにDTを任せる所まで行ってしまいました、これはさすがにランディフェンスの面で問題が有りすぎると考えます。LBも毎年のように引き抜かれています、優秀なSを2人揃えていますが2人の負担が大きくなりすぎている感があります。先制してパスを投げさせる展開になれば強いでしょうが、先制されてボールコントロールされると脆さが出そうです。

 JAX 新旧交代が進むオフェンスでは怪我さえなければリーグトップクラスのFred Taylorが健康で居られるかが鍵になります、Jimmy Smithの引退で若手で再建するパスオフェンスでは長身のレシーバーを揃えます、2年目Matt Jonesが規格外のサイズとスピードを活かすことが出来なければTaylorの負担が大きくなります。DLはタレントが揃い、中央のランストップは強固です。LB陣は怪我が多いのが難点ですが能力は高いです、Donovin Darius復帰でランディフェンスは良くなりそうです。

 HOU David Carrを残す選択をしたのは正しいと思いますが、Domanick Davisが怪我から復帰出来無いのならばReggie Bushを取るべきでした。Eric Mouldsを獲得してAndre Johnsonと素晴らしいWRコンビを組ませてもランが無ければ脅威は半減します。OLは毎年入れ替えていますが、良くなるにはまだ時間が掛かるでしょう。4-3に戻したDLは2年連続1巡を使っていて悪くありません、Travis JohnsonはDTに戻して良くなる筈です、若手に切り替えたLBとDBはタレント不足です。

 TEN サラリーキャップ崩壊から2年、ゴーストサラリーは清算できた筈なのですがチーム全体のタレント不足は否めません、先発QBを今頃2転3転させているのはチームの方向性が見えていないの事の表れでしょうか。RBは放出の噂がある中堅2人とルーキーLenDale Whiteでユニットを組みます、能力的には悪くは無いでしょう。DLは中堅若手のバランス良い編成です、LBは高い能力を持っている人材を揃えました、Keith BulluckはリーグベストのWLBでしょう。DBはChris Hopeを獲得するなど再建も進んではいます。

 INDの地区優勝は堅いでしょう、JAXは怪我人が多いのが気になりますしHOUとTENは再建中です。


 AFC-W

 DEN ゾーンブロックに慣れた中堅を並べたOLは強力です、Javon WalkerとAshley Lelieを入れ替えたWRは怪我さえなければ良くなっているでしょう。どちらのBellがRBでもシステムで走るチームですから問題ないと予想します。元CLEを並べたDLは平均レベルですが、スピードに満ちたLB陣は非常にレベルが高いです。DBも大物と若手を上手くミックスしています、大崩れはしないでしょう。

 SD LaDainian TomlinsonとAntonio Gatesが普通に働けばオフェンスは平均以上の能力が有ります、Philip Riversでも大きな問題は無いと考えます。OLは平均程度なので押し込まれるようだとランが出なくなる可能性があります。Jamal WilliamsとLuis Castilloと強力なDLが並び、ルーキーオブザイヤーのShawne Merrimanと堅実なベテランを並べたILBとLB陣は優秀ですが、Steve Foleyの離脱の影響は少なく無さそうです。上位指名を注ぎ込んだDBも良くなっています。

 KC 強力なオフェンスを支えてきたOLは相次ぐ引退で弱体化が始まっています、Kyle Turleyが復帰後すぐにLTに入っているのはデプスの薄さの表れでしょう、Larry Johnsonのランにも少なくない影響が出るでしょう。スキルポジションのメンバーは変わっていません、OL次第のオフェンスです。下り坂のベテランを集めたDB陣を活かす為にはパスラッシュが必要です、Jared Allenは素晴らしいパスラッシャーで反対側には1巡指名のTamba Haliが入るようです。LB陣は平均レベルでしょう、ディフェンス全体で見れば去年より良くなっていると判断します。

 OAK Art Shellが復帰して伝統のランオフェンスが復活しそうです、LaMont JordanのインサイドランからRandy Mossへのロングパスのシナリオが成立するかはOL次第ですが、問題なのはOLがランは押せないパスプロは持たない事です。去年のサック王Derrick Burgessは居ますが、Warren Sappには往年の力は有りません。LBは若手中心でスピードを増しました、6年間で4回1巡指名を使っているDBはもう少し良くなっても良いはずなのですけど、ホールディングを多発する悪癖は解消されません。

 DENは攻守ラインのデプスが薄い事以外問題点は無さそうです、SD,KC,OAKは横一線でどこが上がってきてもおかしくないでしょう。