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Jevon Kearseシーズンエンド

2006-09-20 06:15:19 | イーグルス
 NYG戦でEli Manningをサックした際にMike Pattersonと交錯してしまったJavon KearseはACLとMCLにダメージを負いシーズンエンドと診断されました。ひざの他にもお尻の筋も痛めて居るようです。
 膝の靭帯4本中3本に損傷が有る事がMRI検査によって判明しています、手術をするのか自然治癒を待つのかはもう少し様子を見てから決定するようですが、チームドクターは、これだけの怪我をして手術をしないで済む事は殆ど無い。とコメントしていますから手術する事になると思われます。
 今回の怪我はTEN時代にメスを入れている右膝ではない事、靭帯断絶でない事、即手術決定と言うほどには酷く無さそうな事、これだけが救いです。手術をしてみなければわかりませんが、来年プレイ可能な怪我ではないかと推測します。

 リハビリが上手く行かずに引退するようなことになった場合の事を考えてみます、8年契約で16ミリオンのサインボーナスを支払っています、現在3年目ですが今年の労使交渉でチームで2人だけ3月1日にカットしても6月1日カットと同じゴーストサラリーの優遇措置(というかゴーストの後回し)が可能になりました、それを利用してカットした場合2007シーズンは2ミリオン、2008シーズンに8ミリオンのゴーストサラリーを計上する事になると思われます。

 Eaglesに加入した2004年は7,5サックの記録以上に存在感を見せ、常にダブルチームを引き付ける事でチーム全体のパスラッシュを大きく助けました。2005年はシステムに問題が有った事も影響してか、7,5サックの記録ほどの存在感は有りませんでした。今シーズンは逆サイドにDarren Howardが入りチーム全体のパスラッシュが良くなった事も影響しているのでしょう、2試合で3,5サックと全盛期のような活躍をしていました。
 Kearseの離脱でLEのスターターにはJerome McDougleが入る事になります、REのスターターHowardをLEに回し、ニッケル時のパスラッシュスペシャリストTrent ColeをREのスターターで使う事も可能ですが、プレシーズンから上手くローテーションしている右側はいじらずにこのまま使った方が良い結果が出ると考えていますから、McDougleを起用することには私も賛成します。SF,GBと2戦様子を見て上手く行かないようならばHowardのLE起用、Darwin WalkerのDE起用等を考えれば良いでしょう。

 2003年の1巡指名だったMcDougleですが、1年目はふくらはぎの怪我で出遅れ、2年目もこまかい怪我を続発させて期待を裏切りました。3年目の去年はREのスターター起用が確定していたのですが、キャンプ直前に銃撃事件に巻き込まれて銃弾を受けシーズンエンドと不運が続き。TSNの選手名鑑で長年Courtny Brownが守り続けてきたBiggestbustの称号を今年引き継いでいます。
 今年もキャンプで肋骨を2本骨折して出遅れ、開幕から2試合出場していません。しかし、骨折は完治しているようですし、万全の状態ならばスターターが務まるだけの能力が有るとは思います。サックを量産する必要は有りませんし、ニッケル時にはColeと入れ替わる事になるでしょう、その程度の仕事は出来る筈です。

 ダブルチームを引き受けるKearseを失った事は個人の能力以上にDLユニットとして大きなダメージになります。2試合連続2サックを記録していたColeにこれまでのような活躍が出来なくなる可能性が有ります、Kearse,Howardがマークを引き付けた所を外からラッシュ出来たこれまでよりもマークが厳しくなりそうです。
 パスラッシュが届かなくなるとディフェンス全体が機能しなくなるのはNYG戦でも明らかです。KearseとMcDougleを比べればパスラッシュ能力で劣るのは仕方有りません、それでも大きなシステムの変更はしない方針のようです。McDougleには期待外れと言われ続けた3年間の汚名返上するシーズンになる事を期待します。


 NYG戦で退場したRoderick Hoodですがそれほど重症ではないです。SF戦は欠場する可能性が高いようですが、長期欠場と言う事にはならないようです。KearseのIR入りで空いたロスター枠でDustin Foxと契約してDBの補強をしています。