イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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2006-09-12 00:38:49 | イーグルス
 HOU戦のアクティブロスターを見ると、いくつか不思議な所が有ります。

 去年PSで過ごし試合経験の無い2年目のScott Youngの他、4人のルーキーで構成されるバックアップOLグループですが、ドラフト2巡でスターターのTraが怪我がちの為キャンプやプレシーズンゲームで多くの時間ファーストチームに入っていたWinston Justiceはアクティブになっていません。 HOU戦でアクティブになったバックアップOLはC/GのNick ColeとG Scott Youngの2人で、Max Jean-Gilles、Pat McCoyとJusticeが登録されませんでした。
 Cのバックアップでゴールライン前ではFBで起用する構想が有るColeをアクティブにするのは理解できます、しかしもう1人のOLがJusticeではなくYoungだったのは意外です。カレッジでは2年までDLでその後転校した後にOLにコンバートされて1年しかプレイしていないYoungに対して良い評価を2年間ほとんど(と言うか全く)見た事が有りません、HOU戦ではバックアップQBのJeff GarciaとYoungだけがプレイしていません。普通に考えればカレッジではGだったColeがC/Gのバックアップを務め、バックアップ陣で最も能力が有るJusticeの組み合わせが良さそうに見えるのですがそうなりませんでした。
 TraはHOU戦ではほぼ完璧なパスプロテクトを見せたようですし、健康状態に不安が無いと判断されたのかもしれません。Justiceはまだ戦術理解と言う点で2年目のYoungに劣っていると判断された可能性もあります。それでも、大器と言われてきたJsuticeを使おうともしないのは残念です。OLはQBの怪我を招くので、大差が付いたとしても若手を実戦で試す事は少ないのですが、少しでも良いからJusticeを実戦で伸ばしてあげたいのですけどね。単純にYoungの方が良いOLと言う事になると、Justiceが予想以上に評価が低い、そういう結論になってしまいます・・・・。

 肋骨を痛めている事と、4人目のDEとしてDEでのプレイ以上にSTでのプレイを重視する事を考えればJerome McDougleがアクティブにならなかったのは残念ですが理解できます。5人目のWR Jason Avantも現在の所4番手のGreg Lewisとの間は開いていて、起用される可能性は低いと考えるのは仕方ないです。
 問題なのは、プレシーズンゲームDarwin Walkerの骨折でファーストチームに入り続け、いくつかのサックを記録し好調だったSam Rayburnがアクティブに成らなかった事です。試合の前日既にRayburnではなく、6巡指名のルーキーLaJuan Ramseyがセカンドチームに昇格し、Rayburnが試合に出ないと言う情報はありました、その情報にはRayburnのトレードを打診し続けているとも書かれています。
 2003年のルーキーFAでチームに加入してその年2サック、2004年は6サックを記録して5年間の契約延長を勝ち取りましたが、去年は肘の怪我で1シーズン通じて不調で1サックに終わっています。怪我が癒えた今年はプレシーズンゲームから好調を維持してきました、ここで放出する必要は無いのですが逆に考えれば今が最高値で売れると判断したのかもしれません。まだ26歳で契約が2011年まで残るRayburnを今放出する必要は全く無いのですが、Mike Patterson,Brodrick Bunkleyの1巡コンビにWalkerが居るDT陣ではRayburnを腐らせるだけと考えるのも理解できます。DTは特に怪我人の出やすいポジションですから、5人目に実力者をキープする事が実際には怪我人が出なかったとしても非常に重要な意味を持つと私は考えていますが、手薄なSLBの補強が出来るならば放出しても良いのではないかととも考えます。Donte Stallworthのトレードで失った3巡(契約延長するでしょう)の補充としてのトレードならばしないほうが良いと思います、6サック出来るDTを3巡程度で指名出来る可能性は低いですから。

 Lito Sheppardの足首の捻挫は重症ではないもののNYG戦は欠場する事になりそうです、そうなるとRoderick Hoodがスターターに昇格する事になります。これは去年後半と同じ布陣ですし、Hoodはリーグのベストニッケルバックと言われるほどの実力者ですからそれほどの問題は無いでしょう(どちらにせよPlaxico Burressは押さえられません)ただ、ニッケルバックにJoselio Hansonが昇格する事と、4人目のCBが居ない事は大きな問題です。HansonはSF時代に1シーズンスターターを務めていますが、カットされてしまっている事を考えればそれほどの実力が有るとは思えません。ダイム陣形を使う事は元々少ないですし、その時にはSを入れる事が多いので4人目のCB不在が即致命傷と言う訳ではないのですが、CBに更なる怪我人が出た時を考えれば補強する必要が有るでしょう。
 KR兼RBのBruce Perryをカットして、ファイナルカットで放出したDexter Wynnを呼び戻すのではないかと言われ始めています。HOU戦のKRで3回平均で19ヤードしかリターン出来なかった事とCorrell Buckhalterが怪我の影響を感じさせない走りを見せた事で5人目のRBとして残したPerryは要らないと言う話が出るのは仕方有りません(1試合だけで見限るのは早すぎますけど)、リターナー兼CBのWynnを呼び戻すのがRB5人CB4人と通常の逆の人数構成になっている事を修正してリターナーも確保する一石二鳥の手段と言う事でしょう。しかし、Wynnは去年リターナー失格として出場機械を削られた選手です、今更Wynnに期待するの矛盾を感じます。Buckhalterの怪我は心配ですし、Brian Westbrook,Ryan Moatsも怪我をしていた事を考えれば、ファイナルカットの時点で5人RBを残すのは仕方が無かったのですが、ファイナルカットで切ったDBからはMatt WareがARIにJ.R ReedがSTLと早々と再就職を決めています、今更残り物のWynnを呼び戻すのはちぐはぐな補強と言わざるを得ません。とはいえ、CB3人で試合に臨むのは避けたいでしょう、Perryを一時的に解雇するのも仕方が無いと諦めるのが現実的なのかもしれません。