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NYG戦展望

2006-09-17 07:27:23 | イーグルス
 ホームでの緒戦となるNYG戦の展望です、IND相手に押し気味に試合を進めたNYG相手ですから厳しい戦いになるのは避けられません。

 オッズは3点有利
 ESPN 5-3
 CBS 3-3
 USA Today 3-3
 TSN 3-6
 全くの互角と言って良い程に予想は割れました、12月までには怪我などで戦力が変わるので単純比較は出来ませんが、ホームで互角と言う事はアウエイでは負けると見ているということです。地獄のアウエイ3連戦での勝利が期待出来無いのならば、なおさらここで負ける訳にはいきません。

 怪我人はLito Sheppardが足首の捻挫でアウト、代役はRoderick Hoodが務めます。去年後半スターターとしてそれなりに働きをしているので大穴が開いたわけではないです。開幕戦を欠場したPR/RB Reno Maheはクエスチョナブルですが、出場の可能性も有るといわれています、しかし8月の後半から1度も練習に参加していませんし、去年の開幕時の正PRだったDexter Wynnがチームに復帰しているので無理に使う必要は無いでしょう。
 NYG側は3番手のRB Derrick Wardがアウト、足首を痛めていたG Chris Sneeは試合に出てくるようです。

 オフェンス なんと言ってもプロボウルコンビのパスラッシュをどう受け止めるのかが課題になります。TraはOsi Umenyioraとの1対1で相当苦戦する事になるでしょう、ウイークサイドへのランと言う意味でもこのマッチアップはオフェンス最大の鍵を握ります。開幕週のTraはしっかりと足を動かしてDEの動きを封じ込めていました、あの程度の動きがあれば大怪我はしないで済みそうですが、Umenyiora相手に付いていけるかはまた別の話かもしれません。この対戦の名物になっているJon RunyanとMichael Strahanのマッチアップですが、Strahanは255ポンドで登録されています、去年スピードの対処する為に280ポンドから落としていると言っていたのですが、今年は公式に255ポンドで登録してます。Runyanも310ポンド程度にまで落としているらしいのですがこっちは330ポンドのまま登録されています、この2人は1サックくらい取られるけどそれなりにRunyanが防ぐのがいつものパターンですから大崩れはしないでしょう。開幕戦で目立たなかったShawn AndrewsがルーキーBarry Cofieldを押し潰せればインサイドのランが出る事になります。
 INDにサードダウンロングを次々とクリアされたNYGのパスディフェンスならばパスラッシュさえ凌げればそれほど問題ないと思います、CBは両方ともバンプコーナーですから、一旦オープンに出てしまえばスピードで勝てるでしょう。L.J SimthとLaVar Arringtonのマッチアップではブリッツを止めるように使わされたら負け、パスカバーで後ろ向きに走らせれば勝てると考えます。Brian Westbrookの怪我は心配ですが、この後がSF,GBと楽な日程です、後先考えずにフル活用するかもしれません。
 強力なDE4枚とArringtonの外からのラッシュを凌げれば(それが難しいのですが)この試合もロングパスが出そうです、DTは強くないですからインサイドをBuckhalterに突かせるプレイが序盤に出ればペースを握れるでしょう。

 ディフェンス Tiki BarberとBrandon Jacobsのラン、Plaxico Burress、Jeremy Shockeyへのパス、全部を止めるのは無理です、ランかパスどちらかだけでも止めなければなりません。Tikiのランで怖いのはスペースが広く取れるウイークサイドのランで一旦突破されるとロングゲインに繋がる危険性が高くなります。ランディフェンスが苦手のDarren HowardでもLuke Petitgout相手ならばそれほど危険なマッチアップにはならないと思います。問題はDarwin WalkerがDavid Diehlに押されてしまうと、インアウト両方に走路が開けてしまう事、同時にランディフェンスの要Jeremiah Trotterのフォローを妨害する事になってしまいます、この試合ライン最大のミスマッチはここに有ると考えます。Brodrick Bunkleyを入れる事も考えられますが、まだ体が出来て居ないと言う情報もあります(ホールドアウトの影響が大きいようです)それほど大きな改善にはならないでしょう。ランを止めるのは難しそうです。
 キャンプ終盤に練習をしていたBrian DawkinsのSLB起用がこの試合有るかもしれません、Shockeyをマーク出来る選手がDawkinsしか居ないのですからFSの位置からマークするかSLBの位置からマークするしかないと考えると、この試合はニッケル体型でもう1人DBを増やしてDawkinsをShockeyにつけるのではないかと考えます。こうなると去年のMichael Lewisがフリーで残っているがヘルプが遅れてロングパスを簡単に許す、去年の悪夢の繰り返しになってしまいます。そうでなくてもTikiへのランでLewisは前目にセットしているでしょう、DLもラッシュよりもランを警戒せざるを得ません。開幕戦で見事なワンハンドキャッチを連発したBurressをHoodが押さえるのは不可能です。
 どう考えてもシャットアウトするのは無理です、ランかパスどちらかを止めに行っても止まらないかもしれません、それくらい今のNYGのオフェンスは強いです。Jim Johnsonは強力なオフェンスに対しては自陣40ヤード(FGレンジ直前)まではロングパスだけは貰わない事を重視します。ランを5ヤード出されてもショートパスを繋がれてもじっと我慢してミスを待ち、40ヤード付近に入った瞬間サックを狙いINTを狙うようなカバーにシフトします。そういう意味で狙うはEli Manningの頭脳です、ソフトカバーから切り替えた瞬間をEliが察知できるかどうか、そこに注目したいと思います。

 オフェンスでの点の取り合いは苦手ですが、ディフェンスが取られてしまえばそれ以上取るしかないです。タレントではNYGが上回っています、相当苦戦する事になるでしょうがホームで負ける訳にはいきません、内容よりも勝つ事が最優先の一戦になります。