イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

順調なスタート

2006-09-11 00:38:36 | イーグルス
 2006シーズン開幕戦は24-10でHOUに快勝しました。オフェンスは441ヤード奪いディフェンスは241ヤードに押さえた上5サックを記録しました。

 去年最下位でHCが変わったばかりのチームが相手ですから、アウエイとは言え負ける訳には行かない一戦でしたが、全ての面でHOUを上回り快勝しました。チームの熟練度の違いが結果に現れたと言う事でしょう。

 オフェンス ランとパスのバランスを取る事が今シーズン最大の課題なのは言うまでも無いのですが、Brian Westbrookが17回で71ヤード、Correll Buckhalerが6回50ヤードと十分な成績を残しました。前半戦のランはパスを出す為の囮のような印象です、ランで押し込むチームではないですし、ある程度ランを出して注意を引き付ける事が出来れば十分と言えます。椎間板ヘルニアの手術後動きが悪く心配されたTraを使った左側へのランが出た事、2~3ヤードが多かったのですが中央のランも出ました。重量級のHOU DL相手にコンスタントにランを出せたのはOLの力でしょう。
 SEAにトレードされたJosh Parryよりもランブロックで劣ると懸念されたThomas Tapehが確実にLBを拾いルートを開け続けた事もこの試合の収穫です。3年ぶりの試合になったBuckhalterは50ヤード獲得して存在感をアピールしました、警戒された4Q最後は止められましたが、それまではコンスタントにヤードを稼ぎました。ロングゲインも多かったですし、軽量化してスピードアップしたと言う情報は正しかったようです。

 新加入のDante Stallworthが6回141ヤード1TDで6回全てのキャッチがファーストダウン更新と素晴らしい働きを見せました。予想通りスピードの無いLewis Sandersとのマッチアップだった事でロングゲインを連発しました、42ヤードのTDレシーブはプレイアクションで釣ることに成功したとは言え、リーグ最速クラスのDunta Robinsonをスピードで振り切ってのレシーブでした。Todd Pinkstonが担当していた縦へのストレッチはStallworthで賄える目途が付きました。
 Reggie BrownはRobinsonが付く事が多かった影響でしょうか、TDは有りましたが2回20ヤードの成績に終わりました。レシーブなしに終わったデビュー戦のHank Baskett同様若いレシーバーは不振でした。L.J Smithも6回56ヤードとミドルをかき回し、Westbrookはスクリーンパスからタックルをステップで外してTDを奪っています。Stallworthがディープ、LJがミドル、Westbeookがショートとディフェンスに的を絞らせないパスオフェンスを構築しました。
 McNabbは35回投げて24回成功314ヤード3TD1INTと素晴らしい成績でした、スポーツヘルニアは手術によって完治して、プロボウル5回選出の能力を取り戻しています。スクランブルは1回でしたが10ヤード獲得していますし20ポンド減量したと言われる効果が出ています。

 
 ディフェンス Lito Sheppardが試合開始後すぐに足首の捻挫で退場してしまった事も影響はしているのでしょうが、予想通りAndre JohnsonとEric Mouldsを1対1でマークする事は出来ませんでした。しかし、その為にパスラッシュを強化したのですからマーク出来ない事は大きな問題では有りません。これは見ないと分からないのですが、取られた後RACを出させずにきちんとタックルが出来ていればそれで役割は果たしています。MouldsのTDパスはミスタックルが原因ですし、ギャンブルプレイをしてはいけません。
 エクスチェンジミスのような形の1サックを引いても4サックを奪いました、他にQB hurryも7つ記録しています。27回のパスプレイで11回プレッシャーを掛けて、オフシーズンのDL強化の成果が出ました。ランディフェンスでもDavid Carrのスクランブルを除いたRB2人のランを16回45ヤード平均2,8ヤードにお押さえ込みました、苦手のゾーンブロックを相手にした事を考えれば(ゾーンブロックが形になっていたかは疑問点ですが)素晴らしい成績です。2年目の新スターターMatt McCoyが8タックルとキャンプでの高評価そのままの活躍をしています、去年大きな弱点になったOLBの少なくとも片方は改善したと言えるでしょう。
 ディフェンス最大の弱点であり続けるSLB,そしてレシービングTE対策は、この試合では表面化しませんでした。ニッケル時にBrian DawkinsをLBに入れる練習もしていたようですが、Sheppardの負傷退場でこの試合では使っていなかったと思われます。

 昨シーズンからの課題であった、ランを出し、ランを止める、QBにプレシャーを掛ける、この3つの面では改善の期待が持てます、オフシーズンの補強がすべて空振りに終わったSLBの改善だけが残る事になりました。次週のNYGにはJeremy Shockeyが居ます、どう抑えるのかJim Johnsonの手腕に期待します。
 Sheppardの怪我は去年シーズンエンドになった左足の足首ではなく、右足の捻挫のようです。NYG戦は欠場する可能性が高いようですが、重症になる事が多い部分ではなかったようなのでそれほど心配しなくて良いようです。