Petersonの処理

　脳震盪でATL戦途中退場したL.J Smithは@SEA戦を欠場する事になりました。ボールに触れずに無防備な状態で振り返った瞬間にヒットされた事もダメージが大きくなる要因でしたが、出れないほどの重症だとは思いませんでした。

　この試合は元々L.Jの出番は大きくないとは思っています、Julian Petersonを釣って試合から消すのが仕事でパスを取るのは期待しないつもりでした。それはBrent Celekでも出来るでしょう、問題はPetersonのブリッツをブロック下手のCelekでは止められないと言う事です。同じ右サイドから飛び込んで来るPatrick Kerneyが肩の怪我で欠場する可能性が高そうですが、ルーキーLawrence Jacksonが去年7サックのDarryl Tappを押さえてスターターを勝ち取っています、TappがKerneyに代わりLEで出てくるのでしょう。
　もう1人、SEAディフェンスのキーマンLofa Tatupuも足の怪我で練習を休んでいます、欠場する事になればランパス両面で大きな影響が出るでしょう。

　SEAはここまでパスディフェンスが30位、ランディフェンスが22位と守備が苦しんでいます、怪我が多くオフェンスが時間を使えない為にヤード数を多く取られているだけと言う面もありますが、意外な記録です。
　オーソドックスな4-3のSEAですし、パスラッシュのKerneyと要のTatupuが怪我をしている事は大きな影響が出るでしょう。特にTatupuが怪我をしているのは大きいです、去年はA.J Feeleyの癖を見抜いてINT連発していますし、鉄壁のLB陣でショートゾーンのパスコースを潰してくるSEAにとってTatupuが万全でないのはシステムとしても影響が出ます。そしてBrian Westbrookのインサイドからいつの間にか出てくるランを止めると言う意味でも反応の良いTatupuが怪我をしているのは有利になりそうです。
　
　優秀なDB陣が居るのにパスディフェンスが悪いのは意外なのですが、今度こそKevin Curtis,Reggie Brown,DeSean Jacksonの3人が揃います、L.Jが居ない事もあり3WR,2RBのセットが多く見られるかもしれません。ただ、このシステムは機能しないので止めて欲しいのですが、L.J欠場時には多用されます。TEが居ないだけなのですがWestbrookが横に抜けられずに包み込まれてロスに終わる可能性が高く、ブリッツが入るとあっさり通してしまうのです。特にブリッツ上手のPertersonを誰が見るのかをしっかり決めておかないと3WRセットは危険でしょう。

　ライン同士では互角と予想します、Kerneyが居なければTRA,Runyan共に負けはしないでしょう。インサイドも押せなくても抜かせない程度は期待して良さそうです。
　ラインが互角程度にやってくれればWestbrookが後は何とかするでしょう、L.Jが居ない事だけしっかりカバーすればオフェンスが全く進まないような事にはならないと考えます。