イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Kleckoのブロックに期待します

2008-11-08 08:42:54 | イーグルス
 怪我で練習を休んでいたメンバーが全員フィールドに戻ってきました、Lito SheppardとJoselio Hansonの2人がクエスチョナブルですが全員出場予定です。

 ここまで1試合平均16点しか取られていないNYGディフェンスですが、これを打ち破るのはなかなかに困難です。去年と比べてDEが2枚減っていますが、元々1巡指名でなぜかLBにコンバートされていたMathias Kiwanukaの再コンバートで凌いでいます。Kiwanuka5,5サック、Justin Tuckも8,5サックに加え、Fred Robbinsも5,5サックを記録しています。ランストッパーのイメージが有るRobbinsですが、ワンギャップシステムでペネトレイトに特化した事でポケットの内側を破壊できる選手になっています。Robbinsのペネトレイトはインサイドで穴が開くのを待つBrian Westbrookのようなランナーの持ち味を消す事になり得ますし、持ちこたえられるかどうかが重大な問題になるでしょう。
 ここまでパスラッシュに特化したシステムだとランディフェンスに問題が出そうなものですが、スクリメージで圧倒してしまえばランも止まると言う考え方のようです。
 パスカバーは手は出さないがルートを地味に潰しに来るカバーが光ります。これでは長時間マーク出来る訳が無いのですが、パスラッシュでフリーになる時間を与えない事が前提になっているのでしょう。15ヤード辺りのカットを切れば簡単にフリーに成れると思うのですが、それが出来ないのはパスラッシュが強力なのでしょう。
 ワンギャップで積極的にペネトレイトするDLに集散の早いLB、そしてパスラッシュが届く為に破綻しないマンカバー、Jim Johnsonがやりそうで出来ないシステムを使っています。

 どうやって攻略するかですが、まずRobbinsを止めなければなりません、内側を破られてしまうとランパス両面で選択肢が狭められます。DEに関してはTRA,Jon Runyanならそう簡単に破られる事は無いでしょう、危惧すべきなのはインサイドからのブリッツです、Robbinsをダブルチームしなければならない場合にその隙を付かれると簡単に抜かれる事になるかもしれません。
 逆に、この手のディフェンスの欠点はスクリーンと一点突破のパワーランでしょう。DLがアグレッシブ過ぎるだけにスクリーンで左右に振る事で空回りさせる事を狙うべきです、同時にスクリーンフェイクのブロックから普通にレシーバーに投げるようなプレイも必要でしょう、これに成功すればLBが混乱するでしょう。
 ワンギャップの欠点はノーマークのギャップを作ってしまう事です、そこに当たればFBがLBを拾ってロングゲインが出ます。外れでもFBがDLを抑える事が出来ればWestbrookが抜ける場所を探してくれるでしょう、DL/FBのDan Kleckoだから出来るDLとの押し合いに期待します。
 もう1つ、パスラッシュが届く事が前提のカバーです、マックスプロテクトからディープに放り込めば案外簡単にロングが出るのは何度も(何度も何度も)やられていますし、DeSean Jacksonを使って狙ってみるのも面白いでしょう。
 3WRセットを使って好調Donovan McNabbがラッシュから逃げてロングを狙うのか、FBを入れてスクリメージでの戦いに勝ちに行くのか、どちらにせよ極端な事をしなければNYGディフェンスを打ち破る事は出来ないでしょう。普通にバランスの良いオフェンスをカモにするようにディフェンスを作ってきているのですから。