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Coleは成長しました

2008-11-05 09:58:33 | イーグルス
 SEA戦で腿の付け根を負傷して退場したLito Sheppardは練習に参加できない状態のようです。ただ、NYG戦に出れるかどうかは今後の経過次第のようですから重症では無いのでしょう。
 L.J Smithの代役として活躍したBrent Celekですが、L.Jが戻ってくれば2番手に戻ることになりそうです。最近ディープに走りこめる(そしてディープで取ると大概ファンブルする)TEとしての見せ場が無くなりました、スポーツヘルニアの手術の影響が今でも残っているのかブロッカーとしてパワーアップした事が原因かははっきりしませんが、Celekに昔のL.Jを重ね合わせてしまうのは仕方が無いでしょう。ただ、ブロッカーとしてはL.Jの方が格段に上です、3-4のOLBを拾わせるようなプレイになると全く押せない止められないCelekですしまだL.Jからスターターを奪う所までは来ていません。それでも、ミドルに入り込めるTEが居ると言うのはディフェンスにとって厄介ですし、これまでよりもプレイタイムを増やしてパスオフェンスでは起用されるようになると期待します。

 Trento Coleのサックが伸びてこないのですが、ダブルチームを引き付けるようになった恩恵を逆側のDE Jaqua Parker,Darren Howardが受けています。Coleが3サックJuquaが4,5サックでHowardは6,5サックと数字を伸ばしています。
 とはいえ、ColeがLTの外を抜いてQBがステップアップしながらターゲットを探そうとした所を(OLに捕まっていたのをやっと振りほどいて)横からサックするのがほとんどですから、Juqua,Howardが絶好調で抜きまくっていると言うよりも、Coleがポケットを破壊しているおこぼれを貰っているような感じです。
 ルーキー時に4試合連続サックと波に乗って迎えたSEA戦でWalter Jonesに子ども扱いされ何も出来ずに終わった借りをしっかり返してくれました。あの時は1流相手だとまだ通用しない半人前だと思ったのですが、プロボウルにも出て名実共にリーグを代表するパスラッシャーに成長しています。
 Juquaも今年はランディフェンスで格段の成長を見せています。250ポンドと下手なLBよりも軽量なのですが350ポンド級のRT相手に押されず踏み止まり続けています。技術的に何が良くなったのかと言うよりも、Coleがポケットを破壊してくれるので無理に抜きに行かずにOLのコントロールを重視してプレイをしているのが良いのでしょう。私はJuquaは抜きに行かせるべきだと思っていますが、今のシステムで上手く行っているならそれで良いのでしょうね。
 Howardはキャンプで伝えられた減量の効果がはっきり出ています、去年までとはフットワークがぜんぜん違います。特に横を抜けようとする選手に対して追いかけるスピードが格段に向上していて、手だけ伸ばしてああ駄目だと言ったプレイがなくなり足が付いていくようになっています。この事が去年まであと少し届かなかったサックを増産している要因でしょう。RE,LE,DTとDLどこからでもパスラッシュが出来るHowardは今後も相手ディフェンスを霍乱してくれるでしょう。
 怪我から帰ってきたVictor AbiamiriもSEA戦ではOLを抜く場面が見られました、もともとはスターター昇格が予定されていましたし、今後更に良いプレイを見せてくれる事を期待します。
 Chris Clemonsは一歩目でスピンして内に入るような技術を身につける必要が有ります、240ポンドと軽量を生かして外から回り込みたいのでしょうけれど対になる内への動きも見せなければそう簡単には抜けません。

 実際にローテーションしているDE3人で14サック、十分な数字です。Abiamiriの復帰でローテーションは楽になるでしょうしこの数字を維持してくれると思います。特に毎年後半息切れするJuquaにとってこのタイミングでのデプス補充は良い方向に影響が有るでしょう。