イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

どこに力を入れるのか

2011-09-16 20:38:00 | イーグルス
 ATLとCHIの開幕戦をざっと見たのですが、なんでこれで12点しか取れなかったのか良く分かりません。オーソドックスな4-3同士のクラシカルな試合で特にこう言う特別な事をやっているとか、このプレイが凄い、と言うものが見えないままなんとなく終りました。
 Roddy WhiteとTony Gonzalezに加えて1巡ルーキーJulio Jonesが期待通りに開幕スターターとして仕事をしています。このレシーバー3人にMichael Turnerが10回で100ヤードと1回10ヤードのランを記録しています。どこをどう押さえればいいのか非常に難しい仕事をしなければなりません。
 まず、WRはCBは付くとして、Gonzalesをどうするのか?プレシーズンを見た感じだとSが付く事になるのでしょう。となると、CB2枚とSが片方レシーバーに付き、S一人が余る形になります。その際、WRとCBは大負けしないとしても、TEとSは1人で付けるのは大きな不安が残ります。
 かと言って、DLの積極策を続けるのであれば、LBをTEのカバーに回す事は出来ません。普通にランの対処をしても止まらないのにSをTEカバーに取られ、LBをフォローに付ける事はランが来た時に致命的な結果になってしまうでしょう。
 投げさせる前に潰す、それが今年のシステムでしょうけれど、全部が全部ラッシュが届くとは思えません。嫌でもマンカバー多用になりますから、山なりの取って来いでもロングパスを投げられると危険です。

 Gonzalesのカバー対策で常にニッケルを使いDRCかNnamdi Asokughaを付ける事も考えられます。プロボウルCB3人vsプロボウルレシーバー2人+1巡ルーキーの構図でパスを抑えることを優先する、考えられなくは無いのですが、その時にLB2人とSの片方(もう1人は最後方に残さなければなりません)でランディフェンスをどうするのかに大きな問題が出ます。
 4-3でもニッケルでも結局の所DTが先週と同じに中央を抑えるよりもQBかボールキャリアに突撃するシステムを続けるのであればすり抜けるOLにLB陣が粉砕される事になるのは必定です。
 パスラッシュでQBを狙い続ける事でDBを助け、ランはある程度仕方がないと割り切るのがコンセプトだったように思えるのですが、いきなり50ヤード独走でTDを貰ってしまいました。ランで5ヤード取られてもパスで10ヤード取られない、のはずがランで10ヤード毎回取られてはディフェンスになりません・・・
 プレシーズン3週目のCLE戦のように、DLを狭くしてDTはペネトレイトよりも中央を受け止める形にするのがランディフェンス改善に効果が有るのはSTL戦後半でも明らかです。問題はATLのパスオフェンスがCLEより数段上な事で、ランパス両面をバランスよくカバーする必要が有ります。DEをちょっと外に出してラッシュをさせつつ、DTはギャップをキープする事に力を入れてLBが動けるようにする、これもなんかすっきりしませんね。

 スキルポジション一本目の充実度ではリーグトップクラスのATLとマッチアップで勝利するのは難しいですし、考えても答えが出ないのは当然でしょう。DLがOLを打ち破ってくれると計算してスキルポジションをどう処理するか考えていると思います。ATLのOLはSTLと同じ程度と考えています、一発ロングゲインを許さなければある程度ランを出されても良い、そう言う狙い通りの結果を出す為の工夫に期待したいです。