プレイオフ緒戦は西地区の地区優勝チームが共に勝ち上がりました、やはりプレイオフのトーナメントはレギュラーシーズンとは別なのでしょう。北地区優勝のMINとの対戦になります
ハンデは3点有利
ESPN 9-1
USA Today 7-1
TSN 8-1
予想は圧倒的有利ですが、DAL戦の圧勝の評価が高すぎる気もします。
MINオフェンスはなんと言ってもAdrian Petersonのランが中心になります、そしてそれを生み出しているのはLG Steve Hutchinsonとその両翼Bryant McKinnie,Matt Birkになります。オフェンスから見て左側のラインが強いと言う事は、Brodrick BunkleyとTrent Coleの所が強いと言う事です。これはパスラッシュで外から回り込みたがるColeとBunkleyの間に大きな穴が簡単に開くランディフェンスの泣き所と一致します。かといってColeにランディフェンスをさせるのはタレントの無駄遣いですし、今度は1回平均20ヤードを越えるBernard Berrianへのディープに放り込まれる事になります。
どう対処するのかを考えると、DAL戦のようにBrian Dawkinsを上げて対処するのが良いと思います。ただ、1回抜けてしまうともう追いつけないPeterson相手にスクリメージで止める事だけを考えると一発貰う事にもなりかねません、それでもSを上げてランを止めに行く事になるでしょう。
そうなった場合には当然TEへ投げてDLとLB,LBとSの間を分断する事を考えてくるでしょう。圧勝したDAL戦でもJason Wittenには数字を稼がれていますし、結局TE対策は打つ手無しなのが現状です。NYG時代にJeremy Shockeyが怪我をすると出てきたVisanthe Shiancoeが42レシーブで596ヤードとTEとしては出色の平均14,2ヤードを稼いでいます。6-5 250ポンドとサイズも有りますし、この選手にパスを通されるようになるとランも止まらなくなるでしょう。
比較的弱いOLの右側+TEをMike Patterson,Jaqua Parker,Cris Gocongでしっかり抑え、強い左側にDawkinsを入れる。これがディフェンスの基本線になると思います。この形ならばランはある程度止まると予想しますが、これに対してTEを上手く使われると苦戦する事になるでしょう。
先行して投げさせれば勝ち、先行されてランでじりじり時間を使われるようになれば負け、単純明快な試合になると予想します。Trent Coleがどれだけランディフェンスで粘れるか、体力をすり減らした状態でパスラッシュを掛けることが出来るか、これがディフェンスの鍵を握っています。オフェンスとディフェンス2人のColeがこの試合を左右する事になるでしょう。