静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

浜名地区見学

2022年10月07日 12時00分00秒 | 研修・見学

10月7日 金曜日

昨日、生徒達は県西部浜名地区の水産関係施設の見学に行ってきました。

最初に訪れたのは、静岡県水産・海洋技術研究所浜名湖分場です。 浜名湖分場は、アサリをはじめとする浜名湖の漁業、トラフグなど遠州灘の漁業、浜名湖の環境モニタリング、ウナギやアユの養殖など、幅広い試験研究と普及活動を行っています。 普及指導員の方から、浜名湖の特徴や水産資源についての講義を聴きました。最近、浜名湖ではアサリの漁獲量が激減しており、研究所でも特に力を入れて、原因究明や対策に取り組んでいます。

次に、浜名湖分場に併設されている浜名湖体験学習施設「ウォット」を見学しました。「ウォット」は、浜名湖に生息している水産生物を中心として、見て、触る体験ができる施設です。 ウオットには水槽の下から手を入れるところが空いていて、水槽に直接手を入れることができる水槽など、ちょっと変わった展示が多くあります。

内容的には、小さな水族館的な施設ですが、浜名湖についての勉強になるほか、展示にも随所に工夫がされており、大人でも楽しめる施設です。

来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を開催します。園長が学園生活を御説明し、施設を御案内します。また、学力や寮生活に対する不安など、皆さんの心配、疑問にお答えします。10月の開催日は22日(土)、23日(日)です。 ご参加いただける方は開催日の4日前までに申し込みをお願いします。詳細は漁業高等学園ホームページ(https://gyogaku.com/)をご覧ください。

園長のつぶやき

静岡県水産・海洋技術研究所は焼津市の本所の他、伊豆分場(下田市)、浜名湖分場(浜松市)、富士養鱒場(富士宮市)の3分場があります。各分場は、各地域の水産業に関する試験研究や普及活動に対応し、本所は県中部地区の沿岸漁協に加え、沖合漁業、遠洋漁業のほか水産加工業の試験研究や普及活動にも対応しています。静岡県には、水産業の全ての分野が揃っているといわれ、幅広い分野の試験研究に対応しているのが静岡水技研の特徴です。本学園の職員も、研究所調査船の船長・機関長など乗組員、研究員出身者がほとんどで、総務職員は研究所本所と兼務になっています。学園の授業にも、多くの現役研究所職員の協力をいただいており、最新の水産技術や漁業現場における課題などを反映した授業が行えることが、本学園の強みでもあります。漁業高等学園に来ていただければ、海技士(筆記)、海上特殊無線技士など漁業現場で役立つ資格が取得できるほか、漁業者になったあとに役立つロープワークなどの技術、知識が身につき、卒業後は豊富にある静岡県の漁船漁業の中から、自分に合った就職先を選んでいただくことが出来ます。

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富士地区見学

2022年09月27日 12時00分00秒 | 研修・見学

9月27日 火曜日

昨日、富士地区の施設見学がありました。

最初に行ったのは、富士宮市の冨士山本宮浅間大社近くにある、静岡県富士山世界遺産センターです。ここの施設は、建物内をらせん状に上りながら富士山のことを勉強できるようになっており、ちょっとした登山の雰囲気も楽しめる工夫がされています。 一番上の展望ホールからは、上半分を雲から出した富士山の姿が眺められました。

          富士山をバックに

 

次に行ったのが、県水産・海洋技術研究所富士養鱒場です。私が、今年の3月まで勤めていた職場です。

普及指導員の方に、場内施設を案内していただき、本県のニジマス養殖について教えていただきました。 富士山麓に降った雨が豊富な湧水となり、この地をニジマス養殖生産量日本一にしていること。回転寿司のサーモンが実はニジマスだったこと、ニジマスは採卵してもサケの様には死なず、翌年再び採卵出来ることなど、いろいろ教わりました。

お昼には「白糸滝養魚場」さんのご厚意で、ブランドニジマスの「赤富士」を使った特別な弁当をデリバリーしていただきました。刺身と漬け、焼き物と様々な調理法でブランドマスを食べられたうえ、ボリュームもあって、そのおいしさに生徒から大好評でした。

静岡県には、様々な水産業があることを知った充実した視察研修になったことと思います。

AO入試(10月15日実施)願書受付を開始しました。静岡県の漁師になることを志望し、知識および技術を学ぼうとする意欲が旺盛な生徒を求めます。受検の条件や、出願書類等は漁業高等学園ホームページ(https://gyogaku.com/)をご覧ください。 出願期間は令和4年10月7日(金)までで、最終日の消印まで有効です。

来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を開催します。園長が学園生活を御説明し、施設を御案内します。また、学力や寮生活に対する不安など、皆さんの心配、疑問にお答えします。10月の開催日は22日(土)、23日(日)です。ご参加いただける方は開催日の4日前までに申し込みをお願いします。

園長のつぶやき

ニジマスは北アメリカ原産の魚で、日本には明治時代にアメリカより移入されました。富士山周辺の豊富な湧水がニジマス養殖に有効であると考えた静岡県は、昭和8年に富士養鱒場を開設しました。その翌年には県内初の民間養殖場が富士宮市内に開設され、現在では、静岡県がニジマス養殖生産量全国1位になっています。 さらに、沼津で盛んに養殖されているマアジも、養殖生産量全国1位で、そのシェアは6割を占めているほどです。浜松が有名なウナギも、かつては全国1位の生産量を誇っていましたが、現在は鹿児島、愛知、宮崎に次いで全国4位です。 静岡県の水産業といえば、カツオ、マグロ、サバ、シラス、サクラエビなど、海面漁業のイメージが強いと思いますが、実は魚類養殖も盛んな県なのです。

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遠洋マグロ延縄船の見学2

2022年09月26日 12時00分00秒 | 研修・見学

9月26日 月曜日

このところ3週連続で週末になると台風が来ています。幸い本学園に被害はでていませんが、今回の台風15号は静岡県の各地に、床上浸水等の被害をもたらしました。被災された方にお見舞い申し上げます。

本日、生徒達は富士地区の視察に出かけています。その様子は、明日以降のブログで紹介させていただきますが、今回は、先々週の金曜日に実施した遠洋マグロ延縄船の見学の様子を紹介します。 遠洋マグロ延縄船の見学は5月に続き2隻目です。

今回も最新の船内設備に驚き、生活しやすそうだという感想を持った生徒もいたようです。今年の生徒にもマグロ船への就職を希望する者がいます。その他の漁に進む者にとっても、興味深い視察になったと思います。ご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。

AO入試(10月15日実施)願書受付を開始しました。静岡県の漁師になることを志望し、知識および技術を学ぼうとする意欲が旺盛な生徒を求めます。受検の条件や、出願書類等は漁業高等学園ホームページ(https://gyogaku.com/)をご覧ください。 出願期間は令和4年10月7日(金)までで、最終日の消印まで有効です。

来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を開催します。園長が学園生活を御説明し、施設を御案内します。また、学力や寮生活に対する不安など、皆さんの心配、疑問にお答えします。10月の開催日は22日(土)、23日(日)です。ご参加いただける方は開催日の4日前までに申し込みをお願いします。

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実習船「やいづ」の見学

2022年09月21日 12時00分00秒 | 研修・見学

9月21日 水曜日

先週の火曜日、生徒達は焼津水産高校の実習船「やいづ」の見学に行ってきました。11月から実施する約1か月に渡る遠洋航海実習において乗船する船です。乗船実習を前に、生活環境などを確認してきました。

「やいづ」は559トンで水産高校の保有する実習船では最大規模です。

水産系の実習船には、漁業をする漁労(ぎょろう)設備があり、「やいづ」はカツオの一本釣りの練習ができるようになっています。

本学園の実習でも、カツオの一本釣りを行います。

2カ月後には実際に乗る船ですので、皆真剣に教員の話を聞いていました。

9月22日より、AO入試(10月15日)の願書受付が始まります。令和5年4月1日時点で18歳以上30歳以下で、高校卒業以上(見込みを含む)又はそれ以上の資格のある者が対象です。詳細は漁業高等学園ホームページ(https://gyogaku.com/)をご覧ください。

来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を開催します。園長が学園生活を御説明し、施設を御案内します。また、学力や寮生活に対する不安など、皆さんの心配、疑問にお答えします。10月の開催日は22日(土)、23日(日)です。ご参加いただける方は開催日の4日前までに申し込みをお願いします。 

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伊豆地域見学 その2

2022年09月16日 15時43分10秒 | 研修・見学

9月16日 金曜日

前回の続き、伊豆地区の水産関係施設等の見学です。 伊豆半島の最南部にある南伊豆町には、船舶の安全航行を見守る石廊崎灯台があります。市場見学の後、石廊崎灯台の見学をしました。

ここから 晴れた日には、遠くに伊豆諸島の島々を見渡すことが出来ます。この伊豆諸島周辺の海には、キンメダイの漁場が数多く存在します。

最後に、水産・海洋技術研究所 伊豆分場を訪問しました。ここでは普及員の方から、伊豆周辺の漁業や、伊豆分場で行われている研究のお話を聞かせていただきました。 また、研究施設と併設されている展示施設の見学、施設で飼育している魚への餌やりを体験させていただきました。

さらに、近くの漁港に移動して、イセエビの資源状況などを推定するすることを目的に調査が行われている、イセエビの稚エビコレクターという装置を引き上げて得られた生物を観察させていただきました。

今回は残念ながら伊勢エビは採集されませんでしたが、資源を把握して管理に生かしていくための研究が垣間見れたことと思います。

9月19日(月祝)に、マイドームおおさかで漁業就業支援フェア2022大阪が開催されます。大阪近郊の方で漁師を目指している方、全国から様々な漁業会社の方が集まり生の話が聞けるチャンスです。台風14号の進路が心配ですが、開催の可否は漁師.jp ホームページでご確認ください。

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