静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

最近の若者気質と学園の指導

2012年08月15日 10時43分01秒 | 所感
7月27日(金)に静岡県雇用対策審議会が県庁で行われ、出席してきました。
この審議会の委員は、労働者の代表、事業主の代表、学識経験者など、各界の代表が委員となっています。
雇用や就業に関する重要事項を調査審議して、知事に建議、答申することを目的としています。

最近の若者の気質について、委員の先生方からいくつか指摘がありました。

 ・精神的な強さがほしい。
 ・表現がへたで、人間関係が構築できない。
 ・ネットによるコミュニケーションが得意である。
 ・働くことの意義を教示してほしい。
 ・仕事はすぐにやめてしまう。


学園で生徒らと接していて、同じように感じるところもあります。
しかし、学園ではこれらの気質と全く正反対のものを目指して指導しています。

たとえば、船の上ではエンジンの音とか風の音などがあり、大きな声を出さなければ、相手に正確に伝えることはできません。
自分を信じて、仲間も信じて、船を信じて、強い気持ちで行動しなければ、やっていけません。

船の生活では、自分の責任をキチンと果たし、仲間から信頼を得ることが大切です。
相手の気持ちを思いやることができなければ、コミュニケーションができません。
しっかりした自分の言葉や行動が、人間関係を築いていきます。

働くことは、まず好きでなければ続かないと思います。
自分に適していない、好きになれない仕事を続けろと言っても無理です。
大きな海では、厳しい時もあるかもしれませんが、働くことの楽しさ、ワクワク感、ドキドキ感を発見できます。

 自然と向き合って、生来の人間性を取りもどそう!


お電話またはメール等でお気軽にご連絡くさだい。
TEL:054-627-0219
E-mail:gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする