静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠洋かつお一本釣り漁師(42期生)の来園

2012年08月13日 12時52分26秒 | 卒業生の活躍
7月4日(水)、今年3月に卒業したU君とM君が来園しました。
先生方は、頑張っている卒業生の話を聞くことを何よりの楽しみにしています。
学園を巣立った生徒が現場で頑張っている様子や苦労話、漁模様など、実体験を直接聞くことができるからです。

この二人は、ともに難関の三級海技士筆記試験(機関と航海)に見事合格し、希望のかつお一本釣り漁師になることができました。
学園を訪れたのは、2回目の航海が終わって、船が焼津港に入港した時です。
学園にいた時と比べて、体つきは一回り大きくなり、心身ともに成長しているのがわかります。

Q: 漁はどうだった?
A: 35日間の航海で、約390トン、1日30トン釣った時もあったよ。
   30トン釣った時は、忙しくて2時間半くらいしか眠れなかった。
Q: 何kg位の魚を釣った?
A: 15kgのトンボマグロを釣ったよ。
   16kgを超えると一人ではあがらないな。  (学園では、最大10kgの鉄カツオで練習していますが…)
Q: 船で大切なことは?
A: 自分で仕事を見つけることが大事、何でも一番に手を出さなければいけない。
   進んで人の仕事を手伝うことかな。
Q: 学園で学んだことで、特に役に立っていることは?
A: ロープワークで、いつも使っているよ。
Q: 学園に望むことがあったら、参考にしたいので、教えて?
A: 小さなアジやサンマのさばき方を教わったけど、大きなカツオのさばき方も教えてもらいたかったな。
   もう一つ、筋トレが大事だと思う。
    特に、カッター訓練はカツオのつり込みと動作が同じなのでもっと力を入れた方がいいと思う。

   学園の卒業生、それぞれのゴールをめざせ!
コメント
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