静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

通常授業

2017年09月01日 07時00分00秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。

9月も見学会を開催しますよ!詳しくは学園のホームページで。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-420/kengakukai-aug.html
漁師.jpでもお知らせしています。内容は同じです。
http://www.ryoushi.jp/regional/22/9.html
必ず、事前のお申し込みをお願いします。

わかたか実習でたくさん釣ったシイラを下ろしました。
まだまだ、手つきのあやしい生徒がいます。
二学期もカツオを下ろす練習をしなくては!


研修生もチャレンジ。
学園の研修を終わると、キンメダイ漁と定置網漁業の研修ですが、そこでも魚を下ろすはず。
事前練習になったと思います。

二学期が始まって4日目。
いろいろ行事があって、ようやく通常授業がありました。
二学期からは航海、機関の専攻別に講義があります。
生徒は2階の小さい教室で、航海術(こうかいじゅつ)と内燃機関(ないねんきかん)の講義を受けました。
航海術はジャイロコンパスの話し。
シュミレーターにある実際のジャイロコンパスを見て理解を深めます。

一方の内燃機関はエンジンの基本構造の講義でした。

今年の機関専攻は昨年の5名よりアップして7名。
ヤマハ発動機でやったエンジンの分解組み立て教室の効果でしょうか?
ありがとう、ヤマハさん!
海技士でも機関員が圧倒的に不足しています。
来年はもっと機関専攻を増やさなくては!
機関員の方が就職で有利なんですよ。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 【船の機関員】
機関というとエンジンのことですが、船の機関員が扱うのはエンジンだけではありません。
船の機械、ほぼ全部を機関員が保守します。
エンジン以外では、発電機、冷凍機などなど。
電気の知識も必要です。
加えて、漁船の場合は魚を捕る仕事もあります。
一人何役もこなす大事な仕事です。
日本の船では、船長と機関長は同格ですが、漁船の場合は機関長の方が船長より高い給料をもらうこともあります。
さらに、体を壊して船に乗ることができなくなっても、陸上で機械を扱う仕事がたくさんありますよ。

 園長のつぶやき
二学期になると、授業も高度になります。
そして、まじかに迫った海技士試験を意識した内容になります。
この日の授業も、高確率で試験に出る重要な事項です。
もし沿岸漁業につくなら、海技士資格はなくてもやっていけます。
でも、漁師になるならジャイロコンパスやエンジンの話を知っておいて損(そん)はありません。
海技士の勉強をするというのは、海で生きていく上のでの知恵(ちえ)です。
海で働く上での、適応力(てきおうりょく)なのです。

コメント
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