静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

無線局の見学

2017年09月07日 10時42分32秒 | 研修・見学

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。

9月も見学会を開催しますよ!
詳しくは学園のホームページまたは漁師.jpでご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-420/kengakukai-aug.html
http://www.ryoushi.jp/regional/22/9.html
必ず、事前のお申し込みをお願いします。
皆さんのご来園をお待ちしています。

無線講習(むせんこうしゅう)にそなえての予習、第2弾です。
実際に無線交信を行う現場を見学しました。
静岡県漁業無線協同組合が運営する無線基地局です。
ここも、学園から近いところにあるんですよ。



どどーんと、大きな送信アンテナが構(かま)えています。
受信用のアンテナは、ちょっと離れた場所にあります。



局長から、無線局の歴史や役割のお話しを聞きます。
生徒からも活発に質問がありました。
施設見学に行ったときに、質問できる生徒も増えてきました。



その後、実際に交信してる様子を見学しました。
順調(じゅんちょう)に操業している知らせがありましたよ。
残念ながら、撮影不可(さつえいふか)のため様子をご紹介できません。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 【短波無線(たんぱむせん)】
遠洋漁船に使う電波は短波です。
3MHzから30MHzまでの周波数を使います。
ラジオで聞くAM放送は中波。FM放送は超短波。その中間です。
電波はまっすぐ進むので、見える範囲にしか届きません。
しかし、短波は空の電離層(でんりそう)で反射するので、はるか遠くに届きます。
このため遠洋のカツオ船、マグロ船と交信できるわけです。
短波放送は、かつては国際的な通信の主力でした。
今はインターネットや人工衛星を使った通信が中心です。
逆に言えば、そんなハイテクを使わずに交信できるのが短波の強みで、今でも使われています。

 園長のつぶやき
10月にある海技士の定期試験を前に、模擬(もぎ)テストのようなものを実施しています。
事前に実力を判断し、合格の可能性のある生徒だけ名古屋に受験に行くことになります。
受験料だってタダじゃないし、交通費、宿泊費もかかりますからね。


海技士試験は2月と3月にも受験のチャンスがあります。
ですから、必ずしも10月に合格しなくても良いですが、甘い気持ちでいると2月と3月にも合格できません。
2月は11月、12月の乗船実習の後に行うので、10月以降をまるまる準備期間(じゅんびきかん)にできるわけではありません。
3月は2月の定期試験の直後。準備期間はほんのわずかです。
漁師になってから海技士の勉強をすることは、もちろん可能です。
でも、やるべき時に、やるべきことをする。
何のために学園に来たかを考えれば、今どうするかを思い出すはずです。

コメント
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