静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

テドコを作る

2017年09月25日 14時51分28秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。

9月の見学会も残るは30日だけになりました。
http://www.ryoushi.jp/regional/22/9.html
そして、10月の見学会は21,22日です。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-420/kengakukai-aug.html
必ず、事前のお申し込みをお願いします。
皆さんのご来園をお待ちしています。

無線の資格、二海特。実は二人が不合格でした。
追試をしていただき、なんとか2名とも合格。
やれやれです。

さて、学園の実習はカンザシが終了した生徒からテドコに移っています。
竿(さお)の滑(すべ)り止めをするテドコ。竿でなくても、棒状の物なら、いろいろ使い道があります。

これも、テドコと同じで、摩擦(まさつ)だけで糸を固定します。
力を入れて作りますが、ちょっと気を抜くとゆるゆるに...
集中して作業しないと、先生のチェックに通りません。

テドコが終わった生徒はバケと呼んでいる疑似餌(ぎじえ)のづくりになります。
それが終わると、クロスロープの加工を覚えていきます。
難易度は上がりますが「飽きるな、あきらめるな」でやってもらいます。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 【クロスロープ】
みなさんがご覧になる機会の多いロープは3つの細いヒモをねじって太くした物です。
これが長く使われてきましたが、硬い、ねじれる、かさばると言う欠点があります。
その欠点をなくすために作られたのがクロスロープ。
8本の細いヒモを編み込んで作っています。
3本と8本で、どちらか加工がむずかしいかは想像がつくと思います。
漁師でもクロスロープの加工をできる人はわずかです。
難易度は高いですが、基本的な理屈(りくつ)は同じ。
学園生は「あきらめるな、あきるな」で身につけていきます。

 園長のつぶやき
本日から、農林水産省の2名が研修に来園です。
今回は女性の方で、機関専攻に入るKさん、航海専攻に入るOさんです。
午後から授業に合流です。

お二人にも寮で生活してもらいます。
若い漁師の卵にどんなことを思うのか...楽しみです。

コメント
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