学園の生徒の中には、卒業後は遠洋漁船のような大型漁船に乗り込みたいという希望者がいます。
しかし、大型漁船の航海士や機関士といった幹部職員となるためには、海技士の資格が必要です。
今回、航海専攻の生徒7名、機関専攻の生徒10名が、10月に実施される海技士国家試験(筆記)を受験します。
園長と教務職員から励ましの言葉も受けて出発です。
航海で受験する生徒は本日までに受験が終わり、今回は機関で受験する生徒が出発しました。
筆記試験の受験は、生徒個人の希望だけでは認めていません。
受験料や名古屋の受験会場までの交通費などの費用は、すべて生徒の個人負担です。
なので、学園での模擬試験を受け、教務の職員から合格できるレベルに達したというOKが出た生徒のみ受験を認めています。
海技士免状を取得するためには、筆記試験のほか、実際の船舶に一定期間乗船した履歴や口述試験等に合格する必要があります。
筆記試験の合格は、その第一歩です。
例年、10月の定期試験では4級の航海又は機関の筆記試験を受験する者もいます。
しかし、今年度の生徒は全員が5級のみで少し残念です。
受験は、日頃がんばった勉強の成果を試す機会です。
試験会場に迷ったり開始時間に遅れないよう、職員も引率して前日には会場までの下見も行います。
受験に出発した生徒と入れ替わりに、航海を受験した生徒が帰ってきました。
帰園した生徒からは、手応えを感じたという頼もしい報告がありました。
合格発表の日が楽しみです。
※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
オンライン(「Zoom」)による説明も可能です。
詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
をご覧ください。