遠洋航海実習の24日目。
焼津に向けての航海の途中、小笠原諸島の父島に上陸しました。
実習船「やいづ」は、港のブイに係留したことから、島と船との間はボートで往復しました。
小笠原諸島は、東洋のガラパゴスとも言われるほど貴重な動植物が多い自然が豊かな島々とされています。
自然遺産にも登録されていることから観光客も多く、自然を守るマナーとルールが決められています。
自然保護とはちょっと違いますが、漁師になれば自然の恵み(資源)を利用することになります。
資源を守りながら利用するにはどうしたらよいか、少しは考えるきっかけになったでしょうか。
この日は電波の届くところまで帰ってきたことから、音信不通の外部の人とも連絡が取れるようになりました。
事情を知らない生徒のスマホに連絡があっても返信がない状態が続き、心配した人もあったようです。
卒業後、遠洋漁船に乗り組むこととなった場合、大切な人にはしばらく連絡できないことを事前に知らせておく必要もあります。
主直の生徒(当番)から送られてきた日誌の内容は、下記の通りです。
【実習・課業の具体的な内容】
小笠原諸島(父島)№1ブイ係留
【感想(一日を振り返り、学んだこと、感じたこと)】
「初めて小笠原諸島の島、父島に上陸した。
乗組員の方に聞いた話では、父島にはほんとに何もないからつまらないよ。
などと言っていたので、行く前の父島の私のイメージは民家がちらほらあって、住民も高齢な人が多くお土産屋もないと勝手に思っていました。
しかし、実際に上陸してみると人も多くて年齢層も若い人が多かったです。
二週間ぶりに電波が届く場所で携帯も使えて外部の人と連絡出来たので良かったです。
私が船に乗っている事を知らない人から結構心配されていたので、生存報告できたので安心しました。
焼津入港まであと2日しかないので、残り少ない日を頑張って乗り切りたいと思います。」
※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
オンライン(「Zoom」)による説明も可能です。
詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
をご覧ください。
※ 中学卒業生以上(見込みを含む)を対象とした、一般入試前期試験の願書受付が12月23日(木)から始まります。
前期試験の結果、入学定員に達しない場合は後期試験を実施します。
詳しくは、ホームページ https://gyogaku.com/recruitment/
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