静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

漁業高等学園の講習 その1

2023年10月19日 12時00分00秒 | 講習
10月19日 木曜日
これまでに当ブログで学園の授業や実習、寮生活等について紹介しましたが、今回は講習についてです。昨日から始まった第一種海上特殊無線講習以外にも学園のカリキュラムには多くの講習が組まれています。
例年6月にはガス・アーク溶接講習があります。船が故障した際、沿岸漁業なら港に戻って業者に頼むこともできますが、遠洋漁業ではそうもいきません。溶接技術を取得するため焼津のとなり静岡市清水区にある「静岡県立工科短期大学校 静岡キャンパス」で講習を実施して頂いてます。ガス溶接とアーク溶接(電気溶接)の講習があり、それぞれ講義を受けたあと実習があります。


7月には潜水講習があります。2日間プールで練習、1日講義を受けたあと海での実習があります。例年プール練習は焼津水産高校のプールをお借りして実施しており、海洋実習はダイビングのメッカ、沼津市大瀬崎で実施します。
最後に筆記試験があり、合格するとダイビングライセンスが取得できます。


潜水講習の後には、海難事故防止講習と救命筏講習があります。海難事故防止講習は海上保安部の方を講師としてお招きし、海難事故防止と安全航海に関する講義をお願いしています。


救命筏講習では、メーカーの方を講師にお招きして、膨張式救命筏の仕組みの説明、膨張した筏を使用して各部位と役割と装備品の説明をしていただいています。さらに実際の海面で信号紅炎(発煙筒)の使い方、ロープのついた救命浮き輪を使った救助を行い、最後は膨張式救命筏を海上に浮かべ、それに乗り込むことと落水者救助の実習もします。

講習の様子はYoutubeの漁学チャンネルでも紹介していますが、海面でこうした講習を行う事例は少ないようで、海難事故が起こるとTV番組の製作会社から映像を利用させて欲しいと言った連絡が来ることがあります。

溶接講習の様子はこちら https://www.youtube.com/watch?v=0qRBO9c29gI
潜水講習はこちら            https://www.youtube.com/watch?v=Jab3kjkllks&t=50s
救命筏講習はこちら        https://www.youtube.com/watch?v=DX4ipbceUWA
明日に続く

週末見学会の参加者募集中です。次回開催日は10月28日(土)です。見学会の詳細はこちらをご覧ください。 https://gyogaku.com/setsumei/


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