9月12日
刺網漁業とは、魚の通り道に網を仕掛けて、魚を網にかける漁法です。
大きく分けて、網の両端をアンカーで固定する「固定式刺網」と網を潮流などに乗せて流す「流し刺網」、船で網を引く「漕ぎ刺網」があります。
また、重ねて使用する網の枚数で、1枚網、2枚網、3枚網があります。
実習では、固定式1枚刺網の方法を学びます。
写真の青い●印がアンカーで、白い四角部分が刺網になります。
網から伸びたロープには、浮きと目印となる旗を付けます。
実際の浮きと旗です。
アンカーも別に用意します。
この漁法は、沿岸のいせえび刺網漁で用いられています。
いせえび漁は、今頃から5月中旬頃までの期間にわたりおこなわれています。
夕方に刺網を仕掛けて、翌朝早くに引き上げて、陸に上がってから獲物を網から外します。
網から外す時には、エビを殺さないように、傷つけないように慎重に作業をします。
実は、この作業は結構な手間がかかる作業となります。
刺網を海に投入する時に絡まないようにかごの中にしまっていきます。
今日は、刺網漁法の漁具についての説明と実際の取り扱いについて学びました。
9月18日
今日の実習は、実際に刺網を仕掛けて、回収することを行います。
実習海域へと移動します。
網を入れていきます。
目印となる旗が付いた浮きから投入します。
投入終了です。
固定式刺網の場合は、網を設置してから魚がかかるまで一晩程度放置することが多いですが、今回の実習ではすぐに回収していきます。
ロープを引き寄せて、網を上げていきます。
漁獲は。。。
あじが2尾捕れました。
50g程度の大きさでした。
実習で漁獲されることは稀なので、入れて、あげるだけと考えていました。
実際に獲れると嬉しいですね。
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