北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

夕張市若菜→南清水沢

2024年08月17日 10時34分41秒 | つれづれ日録
(承前)

 夕張鉄道本社(夕鉄バス本社ターミナル)は、夕張市若菜にあります。
 札幌から道道3号夕張札幌線を走ってきて、トンネルをくぐってすぐの場所です。

 すぐ前を道道38号夕張岩見沢線が通っています。南北に細長い夕張のマチの背骨のような道路です。
 左に行けば、市役所のある本町地区やマウントレースイ・スキー場、鹿の谷地区など。
 右に行けば、「りすた」のある清水沢地区や、新夕張駅がある紅葉山地区に着きます。

 今回夕張に行ったのは、りすたで8月15日まで開かれていた木下勘二の絵画展「旧夕張市美術館収蔵作品展2024ー先生からの贈りもの」を見るためだったので、そちらもご覧ください。



 冒頭画像は、Google map では学童クラブになっていますが、草ぼうぼうの廃墟になっていました。

※追記。古い地図によれば、保健所だったようです

 
 
 ターミナルのすぐ近くにある「ゆうばり文化スポーツセンター 夕張市自治体ネットワークセンター」。

 巨大な建物ですが入り口に「休館日」の札がかかっていました。

 市のサイトによると
「昭和60年竣工の「ゆうばり文化スポーツセンター」は、はまなす国体で相撲競技の会場となった施設です。合宿の里「夕張」の中心的施設です」
とのことです。
 
 
 二つのアリーナを有し、メインアリーナは千を超す客席があるというから、なかなかのスポーツ施設です。

 裏手には階段がありました。
 
 上っていくと、バス停の名にもなっている夕張テニスコートがあります。
 
  
 現役で使われているようです。
 
 コートの側壁はカラフルな絵で囲まれていました。


 
 
 バスターミナルに戻り、新夕張駅行きのバスを待ちます。

 白地に赤線が入った古い車体は引退したようで、もっぱら江別・南幌方面で走っていた、車体に「YOU」という文字と緑の丘が描かれているバスが夕張に来ているようです。

 ユニークなのは車内アナウンス。
 市立診療所前では、かつて炭鉱病院という名前で私たちもここで生まれました、とか、夕張高校前では、卒業後は夕張を離れる人もいるかもしれませんが何か夕張のためにできる人になってくださいね、などとフレンドリーな声でしゃべります。
 これは「好きよキャプテン」のヒット曲で知られる双子歌手の「リリーズ」が、アナウンスを担当しているのです。二人は夕張出身です。

 おもしろい試みだと思うのですが、せめて終点の前に
「担当は、リリーズでした」
などと名乗ってくれないと、初めて聞いた乗客は「私たち」って誰だ? と思うのではないでしょうか。
 
 夕鉄バスのアナウンスでも「市役所は清水沢地区に移転してくる予定」と話していたとおり、夕張市の重心は、北の端に近い本町地区から、中央の清水沢地区に移りつつあります。
 市内の1校に統合された小学校も清水沢にあります。

 かつての清水沢駅と南清水沢駅は1キロほど離れており、その中間は建物が途切れます。
 「りすた」は南清水沢駅があった方の近くです。

 南清水沢駅の旧駅舎は、そば屋さんになっています。
 そこで昼食をとることにしました。
 
 
  
冷たいかき揚げそばを頼みました。850円。
 素朴な味わいです。
 
 このお店、いちばん高いメニューが900円で、千円以上の品がありません。 
 
 店内には黄色い旗がはり渡され、古いレコードジャケットや、昔の夕張の写真などがたくさん展示されていて、見ていて飽きません。
 




(この項続く)

夕張ぶらりー2024年8月14日続々(最終回) - 北海道美術ネット別館

(承前)アートに関係ない話が続いているので、先を急ぎます。今回夕張に行ったのは「りすた」で8月15日まで開かれていた木下勘二の絵画展「旧夕張市美術館収蔵作品展2024ー先...

goo blog

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。