北海道美術ネット別館

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■命日 (2024年8月24日~9月1日、札幌)

2024年09月09日 18時58分05秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 本来ならば「2024年9月1日に訪れたギャラリーは9カ所」の記事中に書くべき話題ですが、規模の大きいインスタレーションだったので、とりあえず別項目を立てました。
 公式サイト(
https://meinichi2024.my.canva.site/ )からコピペします。
 
植物の「命」に向き合い続ける

植物作家 松井 香菜子。

子どもという「命」と共に学び合い、

芸術家でもありながら教育者としても活動するNOJI こと、野沢 宏志。

我々は、共に「命」とは何か、

生きる意味と向き合い、

札幌文化芸術センターSCARTSで大規模展覧会を開催させていただく運びとなりました。

 SCARTSの企画公募に採択されて開催したということのようです。
 会期中にはワークショップのほか、最終日には「Humming Earth Project」と題して、ギタリスト山木将平、コンテンポラリーダンサー鈴木明倫の両氏によるパフォーマンスが各会場で繰り広げられていました。
 筆者は舞踊には疎いので何とも言いがたいのですが、山木さんのギターは、ジャンル分けが難しい独特のものだな~と感服しました。










 最後の1枚は、2階の突き当たり、SCARTS モールのインスタレーション。
 ここでもギター演奏とダンスによるパフォーマンスが行われていました。
 
 
 1階のモールではライブペインティングを行っていたそうです。

 このように、SCARTS 内の使える場所はぜんぶ使ったといえそうな大規模なインスタレーションであり、たいへんな労作であることは間違いありません。

 ただ筆者は会場で、或るインディペンデント・キュレーターが漏らしていた、道内のアートは映像・写真も含めほとんどが「ものづくり」だなーということばを思い出していました。
 別にものづくりだから悪いということではないし、現代アートではないからダメだというつもりもありませんが。

 もうひとつ首をかしげてしまうのは
「植物作家」
という肩書。

 人間は、植物を使って何かをつくることはできるし、植物を育てることもできますが、植物を作ることはできません。

 もしかしたら、植物を素材につくる人というつもりで名乗っているのかもしれません。
 でも、書道の作品を作る人を「書家」と称しても「墨作家」とは言わないし、彫刻家とはいっても「石膏作家」とか「ブロンズ作家」とは名乗らないでしょう。
 勝手な想像ですが、この人はもともと草月か小原で修業しており、独立後に「生け花教授」や「生け花作家」とは称したくなかったのもしれません。


2024年8月24日(土)~9月1日(日)
札幌文化芸術交流センター SCARTSコート、スタジオ、モール(札幌市中央区北1西1 札幌市民交流プラザ


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