2010年に数十年ぶりにカムバックして以降の、瀬川葉子さんの活動ぶりは目を見はるものがある。
筆者も追い切れていない(見ても、ブログのアップに至っていない)のだが、下のリンク先以外にも、ギャラリー門馬アネックスでの個展や、高橋佳乃子さんあるいは高橋靖子さんとの2人展など、毎年2度以上の展覧会を開いているのではないだろうか。今回の会場であるカフェエスキスでの個展も2度目となる。
瀬川さんの平面の特徴は、何より不定形であることだと思う。
背景を全く描かず、白などで塗りつぶす(あるいは紙の白を生かす)画家は近年多くなっているが、それでも、支持体の矩形にとらわれていることには変わりない。
瀬川さんの場合は、さまざまなかたちが、そのまま提示されている。しかも、それを壁に貼る場合もあるが、透明なファイルに入れるスタイルをとることも多い。
透明なファイルの作品を見る場合、私たちはそのファイルを手に持ち、かざして見ることになる。
図らずも、背景の景色がオーバーラップして作品に関与してくる。
もちろん会場によって背景の景色は異なるわけで、また、見る人がファイルを持つ角度も人さまざまなので、その都度、作品はあらたな背景とともに、認知されるのだ。
2015年10月29日(木)~11月24日(火)正午~午前0時(日祝~午後9時)、水休み
カフェエスキス(札幌市中央区北1西23)
■瀬川葉子展「FILE」 (2015年7~8月)
■瀬川葉子展「記憶に沈んだ庭」 (2010)
筆者も追い切れていない(見ても、ブログのアップに至っていない)のだが、下のリンク先以外にも、ギャラリー門馬アネックスでの個展や、高橋佳乃子さんあるいは高橋靖子さんとの2人展など、毎年2度以上の展覧会を開いているのではないだろうか。今回の会場であるカフェエスキスでの個展も2度目となる。
瀬川さんの平面の特徴は、何より不定形であることだと思う。
背景を全く描かず、白などで塗りつぶす(あるいは紙の白を生かす)画家は近年多くなっているが、それでも、支持体の矩形にとらわれていることには変わりない。
瀬川さんの場合は、さまざまなかたちが、そのまま提示されている。しかも、それを壁に貼る場合もあるが、透明なファイルに入れるスタイルをとることも多い。
透明なファイルの作品を見る場合、私たちはそのファイルを手に持ち、かざして見ることになる。
図らずも、背景の景色がオーバーラップして作品に関与してくる。
もちろん会場によって背景の景色は異なるわけで、また、見る人がファイルを持つ角度も人さまざまなので、その都度、作品はあらたな背景とともに、認知されるのだ。
2015年10月29日(木)~11月24日(火)正午~午前0時(日祝~午後9時)、水休み
カフェエスキス(札幌市中央区北1西23)
■瀬川葉子展「FILE」 (2015年7~8月)
■瀬川葉子展「記憶に沈んだ庭」 (2010)