みかんの花咲く丘 - 川田正子
今日の朝、NHKラジオを聞いていたら、滝田栄さんが出ていて、この「みかんの花咲く丘」をリクエストして・・、私も久々にこの歌を聞いた・・・。

昨年の暮れに、塩飽の牛島に行ったのだけれど、牛島はかつて「みかんの島」と呼ばれたことがあった。島中にみかんの木を植えて・・「みかんの島」にしようとしたことが教科書に載った。
みかんの島
瀬戸内海の牛島・・・・といっても、いったいどこにあるのか、わからないかたも多いと思います。牛島は、四国の丸亀市のおきにある、周囲4キロばかりの小さな島です。
牛島の近くには、たくさんの島があります。それらの島は、たいてい、みかんの島です。山のいただきまでかいこんされて、だんだん畑になっています。そこに、みかんの木がいっぱい植えられています。わたしたちの牛島も、そうしたみかんの島の一つです。
ところが、牛島は、もとは、みかんの島ではありませんでした。戸数が50戸、200人ばかりの島の人々は、山林の間のわずかな水田にたよってくらしてきました。くらしはらくではありませんでした。
それに、人口は年々ふえてきました。そこで昭和10年に、山にだんだん畑を開いて、みかんの木を植えることが始められました。初めは、数人の人だけで始められたことでしたが、やがて、みかんの木を植えるのは、島を生き返らせることだという考えが島じゅうの人の間にゆきわたりました。それからは、おとなも子どもも総出で働いて、毎年、毎年、みかん畑をふやしてきました。ことしも、3月に1500本のみかんの木を植えました。来年もまた植える予定で、今もかいこんが続けられています。わたしも、学校から帰ると、すぐ、つるはしをもって山へ出かけます。山をたがやすのは、なかなかほねのおれる仕事です。しかし、わたしたちのてつだいが、やがては島をゆたかにするのだと思うと、つるはしのひと打ちひと打ちにも力がこもります。
わたしたちの牛島が島じゅうみかんの木におおわれる日も、遠くはないでしょう。
「新しい国語」 昭和36年1月10日発行 東京書籍株式会社
しかしその後、瀬戸大橋の工事やら高度成長時期に入り、人々は島を出てしまい、みかんの島は雑草に覆われ、つたに呑みこまれてしまい・・思い出と郷愁だけが残ってしまった。
みかんの花が咲いている・・・。そんな歌がしみじみと思い出されたことだった。
じゃぁ、また。
今日の朝、NHKラジオを聞いていたら、滝田栄さんが出ていて、この「みかんの花咲く丘」をリクエストして・・、私も久々にこの歌を聞いた・・・。

昨年の暮れに、塩飽の牛島に行ったのだけれど、牛島はかつて「みかんの島」と呼ばれたことがあった。島中にみかんの木を植えて・・「みかんの島」にしようとしたことが教科書に載った。
みかんの島
瀬戸内海の牛島・・・・といっても、いったいどこにあるのか、わからないかたも多いと思います。牛島は、四国の丸亀市のおきにある、周囲4キロばかりの小さな島です。
牛島の近くには、たくさんの島があります。それらの島は、たいてい、みかんの島です。山のいただきまでかいこんされて、だんだん畑になっています。そこに、みかんの木がいっぱい植えられています。わたしたちの牛島も、そうしたみかんの島の一つです。
ところが、牛島は、もとは、みかんの島ではありませんでした。戸数が50戸、200人ばかりの島の人々は、山林の間のわずかな水田にたよってくらしてきました。くらしはらくではありませんでした。
それに、人口は年々ふえてきました。そこで昭和10年に、山にだんだん畑を開いて、みかんの木を植えることが始められました。初めは、数人の人だけで始められたことでしたが、やがて、みかんの木を植えるのは、島を生き返らせることだという考えが島じゅうの人の間にゆきわたりました。それからは、おとなも子どもも総出で働いて、毎年、毎年、みかん畑をふやしてきました。ことしも、3月に1500本のみかんの木を植えました。来年もまた植える予定で、今もかいこんが続けられています。わたしも、学校から帰ると、すぐ、つるはしをもって山へ出かけます。山をたがやすのは、なかなかほねのおれる仕事です。しかし、わたしたちのてつだいが、やがては島をゆたかにするのだと思うと、つるはしのひと打ちひと打ちにも力がこもります。
わたしたちの牛島が島じゅうみかんの木におおわれる日も、遠くはないでしょう。
「新しい国語」 昭和36年1月10日発行 東京書籍株式会社
しかしその後、瀬戸大橋の工事やら高度成長時期に入り、人々は島を出てしまい、みかんの島は雑草に覆われ、つたに呑みこまれてしまい・・思い出と郷愁だけが残ってしまった。
みかんの花が咲いている・・・。そんな歌がしみじみと思い出されたことだった。
じゃぁ、また。
意外
私も昔持っていて、
おままごとには、必要なアイテムでした。
もう目にしなくなった、
セルロイドの起き上がりこぼしや、
ブリキのおもちゃて、どこか温かみを感じます。
加藤省吾作詞・海沼実作曲
みかんの花が 咲いている
思い出の道 丘の道
はるかに見える 青い海
お船がとおく 霞(かす)んでる
黒い煙(けむり)を はきながら
お船はどこへ 行くのでしょう
波に揺(ゆ)られて 島のかげ
汽笛がぼうと 鳴りました
何時か来た丘 母さんと
一緒(いっしょ)に眺(なが)めた あの島よ
今日もひとりで 見ていると
やさしい母さん 思われる
さすがに・・そういう遊びは知らないけれど・・みかん畑から海を眺める姿は物悲しいなぁと思った・・・。
私も昔持っていて、
我が家は男の子三人やったから・・お人形の思い出はないけれど・・・。
セルロイドのおきあがりこぼし・・というのはどこかで見た記憶がある・・。なんか・・妙な音がしたような・・・。
ブリキのおもちゃはいろんなものがあったような・・・。