まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

時はるか 夏の宴は 燃えさかる

2016年07月31日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は25.3度から30.8度、湿度は86%から77%、風は0mから1mの東の風が少しばかり。明日の1日は引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 ドラマなんぞ見ない私だが、このタイトル、「百合子さんの絵本」という言葉にひかれて、ついつい眺めて(?)いた。

 

 駐在武官という名のスパイ、情報収集というお話だったが、この女優さんが印象に残った。

 

 私的には、この映画、セーラー服と機関銃とか、

 

 戦国自衛隊とかで鮮烈な思い出があった。それから久しく顔なんぞ見なかったのか見たくなかったのか・・・。 昨年だかには、NHKの朝ドラの「あまちゃん」に出ていたのを眺めていた・・・

 

 すっかりとおばさんからおばあさんになったなぁと思ったことだった。ドラマの中身はどうでも良かった。心震えるお話でもなかった。「で、絵本はどうなったん・・」みたいな印象が残った。

  

 遍路札が終われば、今度は、歴史講演会の準備だ。主催団体の会長さんからOKをいただいたので、こういうお話をすることになった。その、スライドの作成に入った。

 

 さて、ご案内の通り、8月1日は、親父の命日である。で、今年は前日の7月31日に祥月命日のお勤めをすることになった。私たち夫婦はあんまり興味がないのだが、次男のよっくんが熱心なのだ。昨年なんぞは、しわく広島で中学生に歴史講座をやっているのに、呼び戻されてお勤めをしたくらいなもんだ。

 

 もう、46年も経てば、親父の思い出も悲しみもない。みんなで思い出を・・・と話しかけても「知らない・・」とか、「忘れた・・・」ということしかない。「寡黙だった」「働き者だった」くらいなものだ。

 

 ま、本音のところ、仏事より食事が大事なんだ。昔から、このあたりでは「おきゃく」と呼んでいたが、故人を縁にして(ダシにして)食事を楽しんだもの。そういうことでもないと、人が集まらないし、ご馳走も出せなかったわけだった。

 

 で、一緒に高知旅行をもくろんだ弟の「よっくん」と、いとこの「RRT(コールサイン)」に話を振ってみたが、二人とも覚えていないという。ふーん、そんなもんなんだ。やっぱり、64年は永いのか。64年前は遠いんだ。

 

 おきゃくは12時前から始まって、延々と夜の9時過ぎまで続いたのであった。

 

 この弟なんぞはマイクはなさーずで、歌いどおし。

 

 で、今回、おきゃくをしたのだから、お盆のおきゃくはしないで済まそうと考えていたら、「お盆は昔から『盆礼(ぼんれい)』をするもんや」と言われた。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生はできることに集中することであり、できないことを悔やむことではない。」というもの。アインシュタイン以降の物理学、宇宙論の第一人者、スティーブン・ホーキング博士の言葉である。幼少の頃から数学や物理学に才能を発揮していた彼は、17歳でオックス フォード大学に入学。その在学中に、筋萎縮症性側索硬化症という難病にかかり、大きなショックを受けた。しかし、博士の強固な意志と周囲の協力により、 精力的に研究を続けてきた。ケンブリッジ大学院の研究生として本格的な宇宙論の研究を始め、1960年後半に「宇宙にはブラックホールが存在する」 ことを示した。1980年代になってからは、宇宙の起源や量子力学が宇宙の運命に及ぼす影響について研究を開始。まだ、どうやって宇宙ができたかは解明 されていないけれど、博士の功績はじつに大きなものだといわれている。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


父想う 珊瑚刺桐の 花の赤

2016年07月30日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は25.2度から32.9度、湿度は55%から70%、風は0mから3mの東北東の風が少しばかり。明日の31日も引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 さて、連日の猛勉強と頑張りによって、7月末を目途に進めてきた「遍路札調査研究報告書」作成のミッションが終わった。

 

 これが、A4版100ページの「プロトタイプ=試作版」である。教育委員会仕様の「白書タイプ」に仕上げてみた。

 

 中身も両面印刷で本物らしく仕上げてある。

 

 ま、「ここはこうしたほうが良い」とか、「あそこはこうしたい」という部分はいくらもあるが、それをやっていたらキリがない。ということで、この件は、ここでひとまず完結ということで封印する。パソコン画面の「遍路札研究」というショートカットも削除した。

 

 さて、私が若い頃に勤めていた神戸都市管理部兵庫電話局である。今は「NTT西日本兵庫別館」というらしい。三階建て一部四階が機械棟と白い手すり部分が事務室や営業室とか食堂になっていた。その手前の平屋部分が私たちの「ラインマンセンター」になっていた。

 

 その頃の私である。バックのタイル壁は少し色が変化しているように見えるが同じタイル壁である。当時は「若竹色」という色で、この車のような色をしていたと思う。

 

 そんな頃、親父が入院した。「患者さんは自家用車を置かないでください」ということで、仕方なく、この父の車を神戸まで乗って帰っていた。この車で、すぐ下の弟「よっくん」と、いとこの「RRT(コールサイン)」を誘って高知県中村市へ遊びに行くことにして、出かけたのが昭和45年の8月1日のことだった。昔のことだから高速道路なんてなかったので、国道2号線をトコトコ走って、神戸から岡山経由で高松に渡った。

 

 46年前の高松日赤は、まだ、木造の病棟だった。父の見舞いがてらに病院に入ると、「早く。早く・・」と呼び込まれた病室で父は亡くなった。電気パッドやら心臓マッサージが行われたが、父の呼吸は回復しなかった。職場から預かった「お見舞い」の熨斗袋があたりに散らばった。

 

 父と母の結婚式の写真らしい。

 

 楽しい夏休みを四万十の清流で過ごす予定が、真夏の父の葬儀に変わった。まだ、私は22才、弟といとこの「RRT」は20才。下の弟は18才の高校生だった。

 

 手次寺の勝覚寺の先代住職が導師を勤めてくださった。

 

 親戚一同が集まっての葬儀となった。もう、この写真の中の半数以上の方々がお浄土にお帰りになった。とにかく、暑い一日であったことを覚えている。

 

 骨壺を持っているのが母。野辺位牌を持っているのが喪主の私。写真を持っているのが「よっくん」。三男の「たっくん」は就職試験でいなかった。試験から戻ってきて父の死を知らされて大泣きに泣いた。

 

 あれから46年。親父の生き切った年月が過ぎた。そして、私は68才になった。

 

 奥方のけいこばぁは、明日の「祥月命日」の法要のための買い出しに出かけた。明日もきっと暑くなることだろう。

 

 今日の掲示板はこれ。「あなたが生まれなければ、この世に生まれなかったものがある」というもの。アミューズメントメディア総合学院 のコピーらしい。「夢を夢で終わらせない」。この言葉は、いつも私の中に生きている。「世界に一冊だけの本を作る」「どこの本屋にもない本を作る」それが、わたしの「まほろば工房」なのである。何かを生み出したいと苦しんでいる私たちには勇気づけられる言葉である。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


学校は 静かに過ごす 夏水仙

2016年07月29日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れているが、午後は大気の状態が不安定になるため、雨や雷雨となる所がある見込みらしい。高温が予想され、熱中症の危険が特に高くなる見込みなのだとか。暑さを避け、水分をこまめに補給するなど、充分な対策をとりたいものである。気温は24.9度から31.7度、湿度は90%から74%、風は1mから3mの東の風が少しばかり。明日の30日は、引き続き高気圧に覆われて、概ね晴れるらしい。

 

 いよいよ、7月も押し迫ってきた。残るは今日と明日だけになった。31日には亡父の祥月命日の法要日。遍路札の最終仕上げ段階で、ページ会わせやら目次作成なんぞをやっていた。

 

 午前中はエアコンなしで作業ができていた。

 

 田淵家に残された遍路札の出身地別表である。地元香川、隣の徳島、愛媛が多い。岡山や大阪も隣と言えばとなりになる。広島も・・・。

 

 論文の表に書く「例言」に、我がチームのメンバー名を表記するのだが、女性の名前なんぞ知らないでいたことに気がついた。おばさまの名前なんぞ覚えても仕方がないと、そのままになっていたが、大慌てで、おへんろ交流サロンの出勤名簿を見せていただきにやってきたという訳。

 

 その帰り、ふと、上空がにぎやかなことに気がついた。ヘリの爆音だった。さぬき市寒川町にある県営門入ダムでの防災訓練だった。

 

 これが香川県の防災ヘリ「オリーブⅡ」である。

 

 「DMAT」ディーマットって、何だ。狙撃隊ではないだろうし・・と眺めていたら、「災害派遣医療チーム」のことらしい。今日は、DMATも加わっての防災訓練らしい。消防隊も加わっていた。

 

 こういうグラフも巻末資料に加えてみた。ま、たぶん、最終稿あたりで予算上で削除されるのだろうけれど、うまくいけばうまくいくかも。

 

 ま、最初は豊富な資料をどんどんと並べておきたいものだ。

 

 食後にアイスクリーム、

 

 しばらくして、昨日の残りのスイカを食べてみた。今回のスイカは山形県産とのこと。近くの岡山とか熊本とかにはスイカはないのじゃろうか。ま、利尿剤がよく効くので水分補給はしっかりとやっておかないと熱中症になってしまうし、脱水症状になるのだとか。そのあんばいが難しい。

 

 今夜も22時近くまでかかりそう・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「過去は追ってはならない、未来は待ってはならない。ただ現在の一瞬だけを、強く生きねばならない」というもの。出典は「仏教伝道協会編『仏教聖典』」からである。普通は「お釈迦様のことば」として紹介されている。以下、今日すべきことを明日に延ばさず、確かにしていくことこそ、よい一日を生きる道である。信は人のよき友、智慧【ちえ】は人のよき導き手である。さとりの光を求めて、苦しみの闇【やみ】を免れるようにしなければならない。信は最上の富、誠は最上の味、功徳を積むのは、この世の最上の営みである。教えの示すとおりに身と心とを修めて、安らかさを得よ。信はこの世の旅の糧【かて】、功徳は人の貴い住みか、智慧はこの世の光、正しい思いは夜の守りである。汚れない人の生活は滅びず、欲に打ち勝ってこそ、自由の人といわれる。と続いている。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


せみ啼いて 山のお堂の 蜘蛛の糸

2016年07月28日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた気温は25.5度から31.6度、湿度は94%から76%、風は1mから3mの東南東の風が少しばかり。明日の29日は引き続き高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。

 

 朝方は肌寒いくらいに涼しくてさわやかなのだが、9時を過ぎると気温が急上昇してくるし、蒸し暑くもなってきた。

 

 今日は空き瓶の回収日。これで7月のカレンダー行事はおしまい。いよいよ、気分は8月に入るのだが・・。

 

 涼しい間に茗荷を収穫した。わが家の土地は、お隣さんのミョウガ畑を安く譲っていただいたもの。だから、未だにミョウガが吹き出してくる。

 

 野菜もサルに食べられないうちに収穫しておく。

 

 先月に、同じ「組(そ)」の赤松先生が貸してくださったこの本、さすがにスキャナーには掛けられないので、あちこち探して注文して、ようやくに入荷をしたというので郵送されてきた。

 

 国立国会図書館あたりでは「三田老人物語」というらしいのだが、この本は「信者めぐり」になっている。

 

 さて、例の「遍路札調査報告書」だが、どうにも、こういう形式で「遍路札」を掲載したのでは、文字が小さくなって読めないことがわかった。

 

 で、画像処理ソフトを使って、遍路札だけを切り出すことにした。こうなると、「縁が切れる」ということで、どこの誰のものかがわからなくなる。だから、画像に通し番号を付けてファイル名にしたが、それはそれで意味不明になってしまう。

 

 だから、左のデスクトップPCで一覧表を開いておいて、真ん中のノートPCで編集をしていく。右の画面は確認用のディスプレー。こうすることで、1ページに5枚の遍路札を掲載するようにした。少しは札が大きく見えるようになった。

 

 それはそれでまた、辛気くさい仕事になった。

 

 とにかく、今週中には原稿を上げてしまわねばならないので、辛気くさいけれどやるしかない。

 

 今日の掲示板はこれ。「よく噛んでみると はじめてその味がわかるでも、その味は人それぞれ 学びとはそんな食べ物です。」というもの。これまた、どこの誰の言葉かわからない。ただ、学びに限らず、肉だって魚だって、米だってうどんだって、よく噛んでみると、初めてその味が分かることが多い。噛みしめてみて、「ああ、こういうことだったのか・・」と思うことはいくらもある。でも、その味の感じ方は千差万別で、人の感覚次第、感じ方次第。同 じ店の同じうどんでも、「旨い」という人もいれば「こんなまずいものを」という人がいる。別に「学び」に限ったことでもないと思うのだけれど・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


朝夕は 涼しさ満ちる 蓮の花

2016年07月27日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、東部や瀬戸内側を中心に湿った空気の影響で曇りとなっている。夜のはじめ頃にかけて雨や雷雨となる所があるらしい。気温は24.6度から32.8度、湿度は90%から72%、風は0mから2mの東北東の風が少しばかり。明日の28日は高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。

 

 今日も朝方は涼しくていい気分の夜明けだったが、昼前になると蒸し暑くなってきた。

 

 さて、県立図書館で借りていた本の返却期間が過ぎそうになってきたので、ようやく重い腰を上げて図書館にやってきた。今日は何かの講習会でもあるのか、大勢の先生らしい人たちが集まっていた。

 

 だから、図書館の中はひっそりとしたもの。二階だかの研修室に吸い込まれて行ってしまったみたい。

 

 納め札や遍路研究の書籍に「喜代吉 永徳」という人の名前が出て来るが、調べてみてもよくわからない。で、あれこれ調べて、ようやくに、この本を見つけてきた。その、「喜代吉 永徳」さんの著書である。「きよし・えいとく」さんと読むらしい。

 

 でも、せっかく、探してきた本だけれど、参考にすらならなかった。

 

 ほぼ、遍路札研究の報告書が出来上がった。で、印刷にかかろうとすると、決まって、「トナーがなくなりました」とか「用紙がなくなりました」という、お節介なメッセージが出る。

 

 で、トナーを交換するのだが・・・

 

 ぽんと置いたのはいいけれど、どちらが古いのだか、どちらが新品なのかが分からなくなった。「えい、ままよ。」と、奥側のものを差し替えたら、文句もいわずに受け取ってくれた。悪くなれば、エラーメッセージが出るわずだ。

 

 これが、「さぬき市教育委員会」発行予定の報告書である。役所風に「白書」にしてみた。

 

 私用のものはカラー版で、写真や画像がふんだんに入っている。言うては悪いが、グラフや写真を多用するとコストが高くなるのでカットされてしまうのだそうだ。

  

 さすがに連日のPC作業で、首筋や肩の筋が張って痛みが走る。熱中症かと思って水分を大目に飲んだが、そのせいでもないらしい。作業が一段落したら、少しばかり休憩だ。

 

 で、思い出したようにハーモニカを取り出してきた。C, C#, A, Am, G,の五本組み。でも、なかなかに2本でも吹きこなせない。3本になると、頭が真っ白になってしまう・・。

 

 赤とんぼくらいはすいすいと吹けるのだけれど・・。

 

  今日の掲示板はこれ。「涼しさや 弥陀成仏のこのかたは」という小林一茶の俳句から。地球温暖化だ、環境保護だと騒ぐことは簡単だが、もはや文明生活を手中にした限り、私たちがそれを手放すことは容易ではない。いまさら、ろうそくや井戸水の生活には戻れないのは百も承知だ。阿弥陀さんはそんな私たちのありさまを救おうと、五劫という永い間、ひたすら思惟してくださり、成仏されたという。人間の思考や歩みをはるかに越えた、悠久の過去から、そしてまだ見ぬ未来へ向けて大きな願い(本願)をかけてくださっ ているのだとも言う。しかしながら、今のごとき念仏なき生活からは一茶の感じた風ほども聞きとることはできないかもしれないなぁと思ったことだった。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


夏草の 中に毅然と 検針員

2016年07月26日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は湿った空気の影響で、曇りで雨の降ってきた時間帯があった。まるで梅雨時期に戻ったみたいな季候になった。気温は24.9度から29.7度、湿度は90%から84%、風は0mから1mの南西の風が少しばかり。蒸し暑い午後になってしまった。明日の27日は、引き続き湿った空気の影響で、概ね曇りで午後は雨の降る所がある見込みとのこと。

 

 さらりとした暑さは大歓迎なのだけれど、このサウナ風呂に入ったみたいな蒸し暑い季候は胸を圧迫されるようでたまらない。

 

 ということで、連日の「遍路札研究」の毎日。2,410件のデータ確認作業が終われば、この年代表と出身地一覧である。ディスプレー一杯には入りきらないから作業がややこしい・・・。

 

 ペーパーに落としても、どうにも列と行の感覚がわからない。だから、何度やり直しても数値が変わる・・・。

 

 で、一応のリストができたから、確認作業をやってみた。

 

 前回に計算したのとは違うグラフができてしまう。どこかの計算式が違うのか、どこかで入力を誤ってしまったのか・・・。天候のせいにするわけではないが、どうにも効率が悪くなってしまう。

 

 男女比の集計もやりなおしてみた。これも気の遠くなるような作業だったが、概ね、前回同様の数値になった。男性628人(26.05%)、女性967人(40.12%)、不詳は815人(33.81%)だった。やはり、今も昔も、ご近所さんやお友達を誘っての一国参りのお遍路さんだったよう。

 

 こういう遍路札から、出身地や年代、氏名、年齢などの情報を読み取るのは大変なこと。最初の頃は、筆文字が全く読めなかったのだけれど、一年もやっていると、「あ、なるほどな・・・」と、文字が浮かび上がってくるから不思議なものだ。

 

 本末転倒なんだろうけれど、既に表紙や目次、奥書から参考文献欄などはできあがっている。論文本体も八割程度は書き上げている。最終段階は巻末の資料集である。

 

 おかげで机の上は紙くずの野原になっている。まだまだ山になるほどの紙くずでもない。

 

 麦茶にスポーツドリンクにガリガリ君に「アイスクリームのスーパーカップ。なんなと飲みながら、食べながらでないとやってられない。

 

 そうか、明日もまだ、こんな蒸し暑い日が続くのか。ま、とにかく、この原稿を仕上げなければ、次の作業には移れない。今月中・・と言うても、今週いっぱい。あと、4日しかない。今夜もゆっくりとは眠れそうにはないな。

 

 今日の掲示板はこれ。「確かな一歩の積み重ねでしか 遠くへは行けない」というもの。メジャーリーガーのイチローこと[鈴木一朗]さんのの言葉である。一歩、一歩、また一歩。亀のようにその歩みは遅くても、大地を踏みしめて、確実に前に進んでいけば、いつかは必ず頂上にたどり着くことができる。昨日の言葉の続きのようだけれど、目標に向かって進んでいくプロセスと、人生を歩んでいく過程とは同じだと感じたことだった。考えてみればくだらなような作業だけれど、今はただ、この作業をコツコツと丹念にやっていくしかない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


あえぎつつ 上る坂道 セミ時雨

2016年07月25日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は湿った空気の影響で曇り、夜のはじめ頃にかけて雨の降る所があるらしい。気温は24.8度から28.7度、湿度は90%から86%、風は0mから1mの北東の風が少しばかり。明日の26日は引き続き湿った空気の影響で曇り、朝から昼過ぎを中心に雨の降る所がある見込みらしい。

 

 なんか、梅雨の時期に戻ったみたいなドヨーンとした空気に包まれた朝になった。で、今朝も5時起きで、例の遍路札の調査報告書の作成作業。

 

 資料集としての画像ページの作成の続きをやって、ほぼ完成させた。

 

 その次が大変だ。年代ごとにお遍路さんの出身地一覧の作成・・・。昨日までに作成した一覧表を使って、遍路札に記入された年代ごとにソートして並べ替え、更に出身地(国別・県別)でソートして並べ替えて、リストを埋めて行くという作業。

 

 途中で何度も休みながら数字を埋めていく・・・。

 

 9時半を過ぎたので、奥方のご用を片付けに行く。まずは掛かり付けの医院に行って、血圧の薬だかを処方してもらい、

 

 お隣にある薬局で薬を調合してもらってこれはこれで決着。でも、月曜日のせいか、患者さんが多くてしばらく待たされ、待たされてだった。

 

 その後、銀行さんで預金を引き出して、通帳に記載してもらって・・・

 

 スーパーで奥方用のビールを買ったり、夏用のスリッパが欲しいというので適当にペアになるように選んできた。奥方は休日には精一杯寝ているようで、こうした雑用は丸投げで私に飛んで来る。

 

 妙好人の本が入荷したというので、代金を郵便局から振り込んで来た。振り込みも郵便局のおばさまがつききりで操作さされる。怪しい振り込みでもないのだけれど。

 

 これまた、奥方のご用で、「だし醤油」を買っておく。これがあればうどんでもそうめんでも煮物でもなんでもOK。

 

 その後、デンキ屋さんでプリンター用のトナーを買う。

 

 「プリンター トナーなければ タダの箱」。とにかく、報告書の原稿原本を作成するのだから、試験印刷しては確認・校正・修正・試験印刷・・・の繰り返し。そのあたりは紙くずの野原・・・。まだ、山まではいかないのだ。

 

 午後からも画像の張り込み・調整・確認・・・という、論文作成だか編集作業だかの作業が続く。いやになるような毎日だけれど、歩き続けなければゴールには届かない。叩き続けなければ報告書は完成しない。

 

 今日の掲示板はこれ。「目の前の苦しみに負けるな!! 近くにあるほど苦しい いつか過ぎていくから 永遠の上り坂など無い」というもの。さだまさしの一所懸命日めくりカレンダーからの言葉である。最後の「永遠の上り坂など無い」というのが効いている。本当に苦しい時には、登っても登って も・・・いくら登っても下り坂にでないことがある。どれほど登っていくんだろうかと思うほど登っていくときがある。でも、下り坂のない上り坂はない。永遠の上り坂などないのだから。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


控えめな セミもいるような 曇り空

2016年07月24日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていたのだが、湿った空気の影響で概ね曇りとなってきた。気温は24.9度から30.0度、湿度は84%から91%、風は1mから2mの東北東の風が少しばかり。明日の25日は湿った空気の影響で曇りで、昼過ぎから夜のはじめ頃は雨の降る所がある見込みらしい。

 

 朝の間はすっきりとしていい気分の朝になった。で、目の前の大きな壁である「遍路札調査」を早急に片付けねば・・・と頑張ってきたけれど、あまりにも大きな壁過ぎてなかなかに片付かない。

 

 そうは言っても、あの山を掘削する工事現場みたいに、コツコツと掘り続けないと山はなくならない。私もデータを片付けていかないと大きな壁は崩れない。

 

 でも、一応のデータの投入は終わっている。2,410件の全てを確認して投入も確認も済んでいる。今日は、そのデータを元にして、いよいよ論文の整理段階に入った。

 

 先行研究で私の作った論文である。これを、「さぬき市教育委員会」風な文章・文体に書き換える作業をやっていた。

 

 俵札に関する先行研究の文体や論文の組み立て法などを参照しながら、ほぼ八割がたはできあがった感じ。

 

 今日は奥方がお休みで在宅のために出かけられない。出かけようとすると、「どこへ行くの。私も一緒に連れてって」と言い出すのが面倒くさい。だから、朝の迷犬ごんの散歩につきあっただけで、あとはパソコン・ルームから出ていない。

 

 この資料を基本形式として、寒川家の渡邊会長と飯田家担当の中島先生がまとめている筈。その間に、私の論文形式をまとめあげて、あとのお二方のお手本にしなくては・・・と考えている。先にやったものが勝ちだ。ま、勝負をしている訳ではないのだけれど。

 

 お昼はあっさりとソーメンにした。食後はいつもの「エッセル・スーパーカップ」。

 

 ともかく、この「俵札研究」の「調査報告書」を片付けないと、先の予定が組み立てられないのだ。あれもこれもと、二刀流、三分岐、四方立て・・・という器用な真似はできないのだ。一つひとつ、できることからコツコツと・・・。

 

 あっという間に8月が来る。8月にはやるべきことがいっぱい・・・。だから、俵札報告書は今月中には完了させて、早々に封印しておきたいもの。

 

 今日の掲示板はこれ。「ひと夏の いのちかぎりと セミが啼く」というもの。一般的には7月から10月頃にかけて見かけられるセミなのだが、暑さを倍増させる「ミーンミーン」や「シャンシャンシャン」という鳴き声や、ふいに命中する小便攻撃。煩わしさを感じつつも、夏の到来を実感する人も多いのではないだろうか。セミといえば夏の季語として、古くから松尾芭蕉などの有名な俳人や歌人の作品に登場したり、映画や小説の題材となってきた。元気な鳴き声のイメージがある一方、どこなく儚さが漂うのもその特徴。それは、「セミは地上に出てから1週間しか生きられない」ということが広く知られているからなのだろうが、実はこれ、ただの俗説に過ぎないらしい。愛知県の豊橋市自然史博物館学芸専門員・長谷川さんによると、「『わずか7日の命』」など、短命な生き物の代表のように言われるセミだが、実際には昆虫の中では長寿の部類に入るとのこと。クマゼミを例にすると、土の中で暮らす幼虫時代が5~6年。地上に出てきて成虫になってからも実際には、1ヵ月くらいの寿命があるという。「カブトムシの一生が、卵から成虫まで1年であることを考えると、およそ5倍の寿命です」と長谷川さんは言うのだと。私たちの持っている情報なんぞ、大自然の前では役にはたたないものらしい。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


愚痴もあり 言い訳もある 大暑かな

2016年07月23日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温じゃ24.0度から31.1度、湿度は88%から74%、風は1mから2mの東北東の風が少しばかり。明日の24日は、湿った空気や気圧の谷の影響で概ね曇る見込みらしい。

 

 昨日が暦の上での「大暑」だったらしい。大暑は二十四気の一つで、陽暦七月二十四日ごろに当たり、一年中で一番暑い時になるらしい。なるらしいが、昨日も今日も朝方は肌寒いくらいに涼しかった。

 

 で、例の宿題の遍路札の調査は、一応、2400枚の遍路札の全てを確認し、入力を終えた。終えたけれど、今日は一応、それの確認をやっていた。八十八と八拾八、遍路と偏路と邊路と辺路と徧路と・・順礼と巡礼と順禮と・・というようなはっきりとわかる違いなどの確認をやってみた。

 

 そうそう、四国と四國と、一国と壹国と壱国と・・・確認していたらキリがない・・・。今日になって気がついたのだけれど、「讃岐一国順拝」というものは比較的多いし、「二国順拝」というものもけっこうあった。尾道あたりからのお遍路さんは、愛媛と讃岐の「二国」を順拝したらしい。けれど、江戸時代後半から明治時代後期までの「三国まいり」というお札は見えなかった。土佐は入国禁止になった時代があったにも関わらず・・・。

 

 で、午前10時からは奥方の運転手でお買い物や孫との会食に出かけることになった。で、奥方お気に入りの「大塩水産」である。さぬき市鶴羽という所にある「しらす」や「ちりめん」の製造販売をやっている。

http://www.ooshio-suisan.co.jp/

 

 こうした若者たちが手際よく作業を繰り返していた。

 

 こうした「生しらす」や「釜揚げしらす」が有名らしい。私もこれがあればビールがおいしいと思う。

 

 その後、高松市西部にある「鬼無(きなし)植木盆栽センター」にやってきた。ここでは、今夜、「ふれあいまつり」というイベントが行われるらしく、会場準備をやっているところだった。でも、そうしたイベントに参加するためではなくて、単にここで待ち合わせしているだけのこと。

 

 実は、その奥にある高等学校に孫のハヤテ君が通っていて、今日は部活の練習日なのだそうだ。彼は「アーチェリー部」に属しているのだとか。

 

 アーチェリー部がある高校は少ないので楽勝で優勝できるのかと思えば、結構の部員数がいて、三勝したらベストエイトに・・ということはないらしく激戦なのだとか。それに道具もけっこうな金額がかかるらしい。

 

 で、結局の薬局で1時間も待たされて、ようやく孫と出会えて、今度は高松市東部の前田西町にある「魚屋の寿司東信」というお店にやってきた。奥方もおばちゃんたちにいろんな情報をもらっているらしく、「ここはボリュームがすごいのよ」などと自慢している。

 

 で、「カツオのたたき定食」というものを注文してくれたようだが、自慢じゃないが、私のおなかは大きいが胃袋は小さいのだ。「こんなのムリムリ・・・」と言うと、「ハヤテちゃんがいるでしょ」と言うのだからたまらない。結局、私はカツオのたたきを五切れと、この温泉卵を食べただけ。お味噌汁もご飯も奥方と孫が食べたようだ。

 

 なんだかんだと奥方の計画はあったようだけれど、孫のハヤテ君とナギちゃんも遊んではくれずに、早々に追い返されてしまった。仕方なく、わが家では私の散髪をして今日の予定は終了。

 

 今日の掲示板はこれ。「一生懸命だと、智恵が出る 中途半端だと、愚痴が出る いい加減だと、言い訳が出る」という武田信玄のことばらしい。内容としては、いいなぁと感じたけれど、今一つ、すっきりしない。武田信玄作とされる言葉で有名なものには、武田節の中にも取り入れられた、「人は城 人は石垣、人は堀 なさけは味方 あだは敵なり」。江戸時代に武田信玄の功績をまとめた「甲陽軍鑑」の中に、信玄の歌として紹介されているが、ただ確証はないようである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


晴れきった 夏の晴れ間を もてあます

2016年07月22日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は23.8度から30.4度、湿度は88%から66%、風は1mから2mの東北東の風が少しばかり。明日の23日は、引き続き、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 これが夏なんや・・・と思うほどに涼しくてさっぱりとした朝。こどもの頃の夏休みはこうやったんや・・・と、なつかしく思い出すような朝・・・。あの、梅雨時のむっとした蒸し暑さから解放されたさわやかさを味わっていた。

 

 「朝の涼しい間に宿題をやっておきましょう・・」と、小学校の頃に言われ続けていた言葉を思い出して、例の宿題の遍路札のデータをやっつけておくことにした。

 

 明治の終わり頃になっても、文字の読み書きができない人がいたのだろうか。みんなが読み書きできるようになったのは戦後のことなんだったか。こういうお札には、達筆できれいな文字を書いている人がいっぱいいるが、中に、こんな文字もある。これは「礼場=霊場」のことだと思う。

 

 この「偏路」という文字もあやしい・・・。

 

 昨夜というか今朝方の夢で、おいしそうなスイカの夢を見た。思い出してみたら、ここ最近、スイカなんぞ食べたことがないような気がする。夫婦二人だから、まるごと一個のスイカを頂いてもどうしようもない。だから、もらわないのか、頂いてもどこかにあげてしまうのか、私の口には入らない・・・。そう、思うと、無性に欲しくなるのが人情だ。

 

 で、車で一走りしてスイカを買ってきた。四分の一なのか六分の一なのか確認しなかったが、私一人で食べるにはちょうどいい大きさ。

 

 とりあえず、お昼ご飯代わりに半分を食べてみる。石川県産と書いてあったが、意外とタネが少ない。でも、思ったほどにはおいしい食べ物ではなかった。

 

 朝の間に1,701番から1,800番まで、10時から1,801番から1,900番まで。お昼から1,901番から2,000番まで。さすがに300ものデータを見ていると疲れてきたので、今日はここまで。

 

 このままだと、今夜中には全てのデータの投入が終わることになる。まずはめでたしめでたし・・というところ。

 

 そこで、もう半分のスイカも食べてしまっておく。「私も欲しかったのに・・」と言われないように、痕跡を残さないようにきれいに片付けておかねばならない。でも、もっと、おいしいものかなぁと思ったけれど、そんなにもは感動もしなかった。

 

 この俵札の調査は、もう、何年も前から行われてきたようで、最初は「寒川家」の2,340枚、次いで「飯田家」の1,130枚。私が加わったのは昨年の5月からの「田淵家」の2,400枚。ご案内の通り、俵札というのは、「俵」に入った納め札などのお札類である。

 

 俵札とはこうした、小型の俵に入っていたお札。多くが納め札である。納め札というのはお寺などに納めるから納め札と呼ばれるが、お接待などや名刺がわりに頂いたものは「偏路札」と呼んでいる。これらは、お寺に納めたものを頂いてきた訳ではないので、厳密には「納め札」とは呼ばれない。

 

 年をとったせいか、今年はまんのう町帆の山地区のひまわり畑にも、高松市生島町の高校野球香川県大会にも行かずじまい・・。少しばかりこころ残り。

 

 今日の掲示板はこれ。「私が後悔することは、しなかったことであり、できなかったことではない。」という、イングリッド・バーグマンのことばから。ハリ ウッド女優、イングリッド・バーグマンの名言。私が中学だか高校だかの頃に勧められて見た、「誰がために鐘は鳴る」の主演女優さんだった・・・くらいか と。しかも内容は良く分からんと来ている。映画好きのひとには怒られそうな無知っぷりである。

 

  名言のほうは、実に素直で好感の持てる言葉である。できるできないは二の次で、とりあえずやってみて・・・、という前向きな姿勢が伺える。ただまぁ、普通のひとであれば、やってみたけどできなかったこと、というのも後悔の対象になるんじゃなかろうかと。そこを後悔せずに進んでゆこうとするところが、彼女の偉人たるところであり、この言葉の名言たるところなんじゃないかなぁと、思うわけなのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


蓮の花 切る人もない 寺の沼

2016年07月21日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は23.7度から30.1度、湿度は88%から68%、風は1mから2mの東の風が少しばかり。明日の22日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 すっかりと夏らしくなってきて、太陽に照らされても暑くない、さわやかな朝になった。梅雨の間には床下や私の車の下に潜り込んで動かなかった迷犬ごんも、今朝は散歩に行こうよと「ごんダンス」をやって誘っていた。

 

 鎖も首輪も外しているのに、自分で二本足で躍っているのである。

 

 で、今日も粛々と遍路札のデータ入力を続けている。私の担当の「田淵家」のデータは2,400件。とにかく、これを全て確認して入力しなければ次のステージには進めない。来月の8月にはお盆も講演会も法話会もある。とにかく、目の先の遍路札をやっつけないことにはどうにもならん。讃岐弁だと、「じょんならんのやがな・・」とでも言うのだろうか。

 

 で、朝の5時起きをして、朝ドラが終わるまでに1,401から1,500までを投入しておく。時期的な流行でもあったのか、今日のデータ群には、願文(天下泰平・国家安全など)が少ない。その代わり、年代の後に「旧三月吉日」などの月が入ることが多くなった。この逆のパターンも多かったのだけれど。

 

 データ投入が一段落すると少しばかりお出かけ。パソコンばかりを叩いているわけにはいかない。じっと椅子に座ってばかりいると血液が足に溜まってきて、足がむくんでしまって、エコノミー症候群のようになってしまう。

 

 そういうことでやってきたのが、高松市西植田町にある「花の寺・勝名寺」さんである。もう、すっかりとアジサイの花は終わったみたい。

 

 今日のお目当てはこちらの蓮である。今日は平日のせいか、アジサイが終わったせいか、誰もカメラを提げた人はいなかった。

 

 蓮にだって、種類というか古代蓮とかインドハスとかアメリカハスとかあるのだろうけれど、これまた、どれを見てもわからん・・・。また、ここに名札を付けて頂いても、振り返ったら即座に忘れてしまうのだろうけれど。

 

 ♪~咲いた咲いた 古代蓮の花が 並んだ並んだ 赤白黄色 どの花見てもきれいだな~。程度のもの。知識も教養もはなから持ち合わせてはいないのだ。

 

 今年はアジサイも最初に一回だけ見ただけで、なんだかんだと、ここもご無沙汰。今度は萩の花の咲く頃だろうか。ま、ともかく、蓮の花が見られたのでほっとしたもの。でも、生き物を育てるというのは大変なことだなぁと思うばかり。

 

 ふと、気がつくとイネの花が咲きだしているし、

 

 こちらではもう、かぶいている。お盆あたりには収穫できるのだろうか。

 

 今日の掲示板はこれ。「どんなに辛くても生きること 幸せだけの世界はどこにもない」というもの。これもまた、昨日と同じ町内の善楽寺さんの掲示板から。これはまた、なんとも突き放されたような厳しいお言葉であるが、時には「どうして自分はこんなに不幸なんだろう」と考える時がある。人からは幸せそうに見えても、本人にとっては辛い思いをしている時もある。でも、誰しも、楽しいことばかりが続くわけではないし、自分一人だけが辛いわけではない。それぞれに、皆、辛いことも楽しいことも抱えて生きているものである。辛いことがあるからこそ、それを乗り越えて、初めて幸せがわかるということもあるもの。やまない雨がないように、やまない風がないように、どんなに雨が降ったとしても、いつかは降りやんで晴れて来るもの。それと同じように、今は辛くても、あきらめずに生きていれば、きっと幸せにめぐり合うことだろう。楽しいことに出会うことができるだろう。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


突き抜けて 青空のある 日記帳

2016年07月20日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は23.9度から30.5度、湿度は88%から63%、風は1mから3mの東の風が少しばかり。明日の21日は高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 朝方は肌寒いくらいの静かな山里の夏の朝。カナカナカナ・・・というヒグラシの声で起こされる。それがやがてにはジジジジ・・・というアブラゼミに変わり、ミーンミーンというミンミンゼミの声に変わってくる。

 

 で、朝の5時から遍路札のデータ投入を始める。この「主文」と呼んでいるメインタイトル(?)も実にさまざま。ぼんやりと「神社仏閣巡拝」などと入力しそうになるが、ちょっと待て。佛格?、順拝?・・・、ここはそのままの通りに入力しておく。

 

 これはまた変わった遍路札である。自分で板に文字を書いて、それを何かで彫って、墨を塗って作った「逆版刷り」ともいうべきもの。でも、「奉納四国八十八所同行二人」という文字になっている。

 

 朝の間に1,200番から1,300番までを打ち終えておく。

 

 朝ドラが終われば作業開始・・・というか行動開始。天気の良い夏の朝にパソコンばかり叩いてもいられない。まずは、集落内へ広報ほかの配布をやっておく。毎月20日は広報の日である。

 

 奥方の用事で、郵便局からお祝いを送っておく。久々に現金封筒を見たが書き方が変わっていた。

 

 それから香川県立図書館に行ってみたが、10時過ぎになっていたが駐車場がいっぱい・・・。返却期間はまだ一週間あるので素通りすることにした。こういう時にはトイレに困る。とにかく、30分おきにトイレに行きたくなるので、次はどこ、次はどこ・・と、トイレの場所を覚えておかないと困ってしまう。

 

 で、現役時代からトイレでお世話になっている「香南歴史民俗郷土館」にやってきた。ここは誰にも顔をあわさずにきれいなトイレが使えるので重宝している。しかもお客さんはほぼいないので無人状態。

 

 ここでは、この時期にはこうしたものを展示している。今年は「のりもの☆ホビー展」と題して、「~のりたいな!くるま・ひこうき・でんしゃ~」展をやっている。

 

 この自動車、ずいぶんとでかい模型だし、実に精巧に作られている。こういうマニアがいるんだなぁ・・と、模型よりも、これを持っている人に興味がわくものだ。

 

 自動車、トラック、飛行機・・・。こういうプラモデルはたくさん作ったけれど、みんな捨てられてしまったんだろうと思う。

 

 護衛艦から潜水艦から・・・。こういうものは保管に困る。そのまま置いておけばホコリが溜まって、掃除もできないから汚くなってしまって捨てられてしまう。

 

 鉄道模型なんかもどっさりと・・・。

 

 鉄道模型も場所を取るしなぁ・・・。

 

 最近の食後はガリガリ君+これ・・・になっている。こう暑くなってくると、ガリガリ君なんぞあっという間に溶けて流れて口に入っておしまい・・・。これだって、すばやく食べないと溶けて流れてしまいそうになる。

 

 今日の掲示板はこれ。「傲慢になったり卑屈になったり 一喜一憂している我が人生」というもの。いつもお世話になっている町内の善楽寺さんの掲示板にあったことばから。あの人の奥さんはきれいで優しそうだから幸せな家庭だろうなぁとうらやんでみたり、あの人は大きな会社の社長さんだから優雅な生活をしているんだろうなぁと考えてみたりするけれど、他人より優れている人が幸せか・・・というとそうでもない。その人たちも自分と同じで、傲慢になったり卑屈になったり一喜一憂してるのである。世の中に幸せだけの人なんていないのだし、不幸だけの人もまたいないのだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


蝉の声 聞いて予定を 積み上げる

2016年07月19日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は23.9度から30.9度、湿度は92%から65%、風は0mから1mの東北東の風などが少しばかり。明日の20日は、上空の寒気や湿った空気の影響で概ね曇りとなる見込みらしい。

 

 梅雨も明けたし、俵札の調査研究は夏休みに入ったというメールが届いていたので、久々にお出かけでもしようかと考えていたらば・・・。

 

 朝ドラが終わると同時に、俵札調査の渡邊会長からの電話があって、急遽、おへんろ交流サロンに直行するように・・という指令(?)が・・・。何事が起きたのかと行ってみると・・・。

 

 この右端の中島先生が、パソコンを整理したら、俵札のデータを全削除してしまったとのこと・・・。「せっかくの夏休みに、研究発表用の資料を作成したいのに、データを消してしもたがな・・・」と悲痛な面持ち。

 

 ま、よくあることだけれど消してしまったら仕方がない。「私のパソコンからデータを送ればいいがなぁ」・・・と偉そうに言ったのだけれど、あいにくと急遽持参したノートPCには、中島先生のデータは入っていなかった・・・・(泣)。

 

 たまたま、預かっていた渡邊会長のUSBメモリーを開いてみたら、少しおかしいけれど確かに「飯田家データ」が残っていた。それを改造して使うことになった。背に腹は代えられない。

 

 で、データは見つかったとしても画像ファイルをどうするかと考えた末に、私の予備用のノートPC(左端の赤いPC)をこの作業用にお貸しすることにした。わざわざ、その作業用にパソコンを買うこともあるまいということになって。

 

 で、わが家まで来て頂いて、画像ファイルを見られる状態にセットアップしてあげて・・・。お昼からは郵便局で「厳禁現金封筒」を買ったり、

 

 銀行で預金を下ろしたり・・・

 

 スーパーで奥方用のビールを買ったり・・・食パンや麦茶の箱入りを買ったり・・・

 

 相変わらずの「ガリガリ君」を買ったりと・・・奥方の用事というか「おつかい」をこなしていた。

 

 家に戻ると、自治会長のお役目が待っていた。毎月19日は「広報準備」の日。こういうバッグに自治会内に配るチラシや広報、学校便りなどが入っている。

 

 それを個別に分配して戸別配布用の袋に入れる。

 

 広報の配布日は20日と決まっていたらしいが、今ではいつでもいいらしい。今日でも、今夜でも、明日の朝でも昼でも夜でもいいらしい。そんなに厳密に考えなくてもいいみたい。

 

 今日の掲示板はこれ。「自分は手を出さないで 人のやったことに口を出すな」という荒了寛さんのカレンダーの言葉から。嫌と言うほどこの言葉の例を見て来た。自分は逃げてばかりで仕事にも企画にも参加せずにいて、私の成果に対してあれこれと口出しをする上司や同僚がいた。 私が成果をあげるとやっかみになったし、そんなものはおれにもできるさとうそぶいた。実際、支店長に言われて、やると言って手を挙げたら部長から電話がかかってきた!「やる言うたんか!勝手にやるんやな!」と一方的に言われて電話を切られた。なんとか友人らの努力により何とかなりそうになると、とたんに手のひらを返したようになった。『手柄は自分の物!ミスは部下のせい!』 そう言う人間に限ってそういう事を言いだしたもの。同じような格言は一杯ある。自分はそんな事をしないでおこうと思っていたが、それができないままに定年退職になった・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


タチアオイ 梅雨が明けたと 胸を張り

2016年07月18日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。海の日の今日、九州から東海で梅雨明けが発表された。日差しの力で気温はグンと上がり、猛暑日の所もでたみたい。夏空と、うだるような暑さは、ひとまず明後日まで続く見込みらしい。さぬき市の気温は24.8度から31.9度、湿度は94%から61%、風は1mから2mの西の風が少しばかり。明日の19日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 海の日は、平成7年(1995)に制定され、平成8年(1995)から施行された国民の祝日の一つである。制定当初は7月20日だった。その当時は、この日からが私の夏休みに入ることになったが、平成15年の祝日法改正により、7月の第3月曜日となった。

 

 その頃はいそいそとして有給休暇を計画してとって、島の家にやってきては草刈りから布団干しからダニの駆除やらをやるのが楽しみだった。

 

 江の浦海水浴場にも大勢の人たちがやってきたし、娘家族やら神戸からのお客さんが来るのを楽しみにしていたものだった。こどもらの夏休みに続いておとなたちの「おぼん休み」もあったりして。

 

 その子供たちや孫たちも大きくなって部活だ塾だと忙しくなって、だあれも島には寄りつきもしなくなった。だから、私一人が島の家に行ったところで、だあれもいないのでは楽しくはない。だから、今年はこうしてボランティアのデータ入力作業・・・。

 

 今年の秋を目途に、俵札のうちの納め札についての調査報告書を作成している。その手始めは、基本情報ともなる納め札の情報一覧表の作成である。これだって、最初は年代や住所や氏名などを一覧表にしたのだけれど、論文にするには、「主題と願文が必要になる」ということで、それを追加投入しているところ。それだったら、最初から入力しておけば良かったものを・・。

 

 歴史学者さんは、とにかく古い年代がお好き。古いものが出て来れば大喜びをする。それと、遠い所のものもお好き。だから、最初は、真ん中にある「奉納四国八拾八箇所霊場巡拝云々・・」という、線香臭いものや、「天下泰平国家安全」などという国家主義みたいなものは好きじゃなかったみたい。

 

 でも、行政が発行する論文集には、それがないとサマにならないらしい。ということで、2,400件の全データを再調査中・・・。今日現在で1,240件のデータを整理できた。あと半分・・・。来週の今頃には終わりそう。

 

 このあたりでは、このタチアオイの花がてっぺんまで届いたら梅雨が明けると言われてきた。わが家のタチアオイの花はまだ少しあるのだけれど、街のタチアオイは届いたのかもしれなくて、九州から東海地方で梅雨明けがした模様だと発表があった。でも、梅雨が明けようが明けまいが、私の暮らしにはいささかの変化もない。ありのままに、なすがままに生きていくばかりだ。

 

 確かに昨日の粘っこいネットリ感のある空気とはまるで違って、サラサラ、スッカリ感のある空気になった。気分的に気持ちがいいのはいいことだ。

 

 お昼の時間に、真ん中の弟、よっくんがやってきた。山の旧宅の草刈りをやってきたのだという。そうそう、山の旧宅も草が伸び放題だった。梅雨明けしたら草刈りをしなければ・・・と思って居たのだが、こう暑くなると、それも面倒になってきてしまう。

 

 でも、今週中にはお墓の回りあたりは草刈りをやっておかねばと考えた。

 

 今日の掲示板はこれ。「生きるということは 思い通りにならないということが はっきりとわかることです」というもの。いつもお世話になっている善楽寺さんのお寺にあったものと記憶している。真宗大谷派の「祖父江文宏」先生のことばである。この言葉を残された祖父江文宏さんは、長年、児童養護施設「暁学園」の園長を勤められた方だという。祖父江さんは子供を尊重し、「子供」と言わず、「小さい人」と呼んでおられたそうで、体を張って虐待をうける子供を保護してこられた、その姿勢は子供たちに伝わり、子供たちから親しみをこめて「園長すけ」と呼ばれていたとも聞いている。この掲示板の言葉は、その祖父江さんの姿勢をつらぬく芯のようなものではないかと思っている。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


失敗も 間に合っていて 梅雨さなか

2016年07月17日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は梅雨前線や湿った空気の影響で曇りで、瀬戸内側や山沿いを中心に雨や雷雨となっている所があった。夜には次第に晴れてくる見込みらしい。気温は24.9度から31.3度、湿度は92%から74%、降水量は7mm/h。風は1mから2mの西南西の風が少しばかり。明日の18日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 例の俵札調査をやっているが、その集計表が日増しに大きくなっていくので、仕方なくA3版の印刷ができるプリンターを探して注文したのだけれど、やってきたのは普通のA4版用紙用だった。これでは何の役にも立たないのだが、はてさて、どうしたもんじゃろうかいのぉ・・。

 

 現在のEpsonのEP-804AWか、このPIXUSのどちらかを島の家用に持って行ってもいいかなぁと思ったりする。明日にでももう一度、けえずデンキあたりを覗いて来ようか・・・。

 

 さて、FBのお友達の尚原さんが、わが家の周辺の写真が見たい・・と仰るので、あの正面の山に登ってみることにした。今日は日曜日だということで工事はお休み状態。

 

 県道から、こうしたハシゴが用意されている。立ち入り禁止とか昇降禁止とかの表示はない。

 

 山の坂道にはこうした手すりや階段が用意されているので安心して昇ってゆける。

 

 山の上はこうなっている。ここはまだ工事途中で、二段目みたいにするにはさらに掘削しないといけない。

 

 で、ここからドローンを飛ばしてみたとしよう。わが家のドローンはバッテリを壊していて、アメリカから入荷待ちの状態のまま。この下の道路が、香川県道二号・津田川島線である。

 

 ここでふわりと上昇して・・・。

 

 南から北に向かって下がって行く。

 

 右手下に見えるのが二級河川の「津田川」で、右上に見える道路が、県道津田川島線。徳島県につながっている。左手の道路はさぬき市道。

 

 で、これがわが家である。正面の大きな窓が私の書斎兼事務所。ここでパソコンをひがな一日叩いている。

 

 手前の田んぼも後方の田んぼもよそさまの土地。ま、今どきは山の樹木と田んぼの雑草に埋まっている状態・・・。

 

 ここで、ドローンは着地・・・というイメージ。

 

 本当なら、こういうものが飛んでいる筈なんだけれど・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「何が起こるかわからないのが世の中  何をしでかすのかわからないのが自分」というもの。つくづく自分への自戒の意味も込めて。意味は少し違うけれど、「諸行無常」という言葉がある。仏教から生まれた四文字熟語で、「諸行」は、この世の一切の事物や現象。「無常」は、この世の中の一切のものは常に移り変わり、永遠不変のものはないということから、この世のいっさいの現象は常に変化・消滅して絶えないという意味である。人生は諸行無常だと言われてきた。 何ひとつとして同じ状態が保たれるということは絶対になく、毎日、毎日が変化しているので、何時、何が起こるかわからない。世界各地で思わぬことが起きている現代。 たとえば、今が不幸な出来事があっても、その状態が一生、不変に続くことはなく、逆に幸せな出来事でも、その状態が一生不変に続くことはありえないのだと心得ておくべきだと教えてくれているのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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