まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

ようように 荷物おろして 冬が来る

2012年11月30日 | ふるさと散歩

 さぬき地方は、高気圧に覆われて概ね晴れていたが、午後からは気圧の谷の影響で雲が広がって気温はさほどに上がらなかった。気温は6度から12度どまり。風がないからしのぎよい一日にはなった。

 

 で、雨の降らないうちに宿題を片付けておきたいということで、またも「ふるさと散歩」に出た。目的は、いくら探してもわからない二十四輩さんの内の香川県東中部方面の四カ所。

 

 その前にお寺さんのお仕事を少し。うちの元集落の五軒の門徒さんちへ来年のカレンダーを届けておいて・・・。

 

 木田郡三木町の「法専寺」さん。ここにも二十四輩さんがあるというのだが、いくら探しても見つからない。三木町の法専寺さんはここだけ。三回も探したけれど見つからない。

 

 「納骨堂の前・・」と電話でうろ覚えで聞いたのが間違いだったのか・・・。よくよく見れば、この祠(ほこら)のようなものが二十四個ある。中には何もないが、残っている扉を見れば、そこにお寺の名前が線彫りしてある。つまり、この神さまを入れるほこらが二十四輩さんだったちゅうことだ・・・。

 

 そら、わからんわなぁ・・。今まではお地蔵さんのようなものばかりを探しておったのだから・・・。

 

 次もまたまた難しいところ。「高松市御厩町の遍照寺・・・」と聞いたが、そんなお寺なんぞ見当たらない・・。そこで、御厩町をうろついていたら、たまたま教務所長さんにばったりと出遭って。「それなら唐渡の遍照院やな・・」ということで、高速の高松自動車道近くに行ったら、この小さな無住の庵があった。ここを「遍昭院」というのだそうだ。真言宗の寺院らしい。この道路の反対側の高台に、ミニ四国八十八カ所と関東二十四輩さんがきれいに並べてあった。高速道路の工事でここに集めたものらしい。

 

 時計が11時を過ぎていたので、国道32号線沿いにある「かざしうどん」に入ってみた。ここは黒田屋から黒田に変わり、「かざし」に変わったお店らしい。このあたりを「かざしが岡」と呼んでいる。そのためなのだろうと思う。

 

 お店はセルフだが形式は一般店風。元が一般店だったかららしい。

 

 ここにはしっぽくうどんがなかったもので、わかめうどん(280円)に野菜の掻き揚げ天(100)を載せてみた。あとのダイコンおろし、ネギ、ショウガはフリートッピング。麺もお出汁もおいしかった。

 

 次もまた難題中の難題。「すえ(陶)のとかめ(十瓶)山周辺」この山全体を探すのか・・・。ここから眺めると穏やかな里山の風景だが、右手には運動公園。裏手も左手も住宅地。団地が造成されて住宅地になっている。さらにすぐ左手には老人ホームや介護施設や薬局などもできている。この後ろには喫茶店やレストランができている。

 

 山の周囲を五周も六周もしたが、それらしき石仏は見えない。山に入るような道にも出遭わない。そこで、唯一あった仏教施設の「十瓶観音堂」を探して歩いて行ってみた。

 

 あ~るじゃ、あ~りませんか~♪♪。ここも住宅開発や医療施設の開発などで、邪魔になった石仏をこの場所に集めたものらしい・・・。こういう場合には「とかめ観音堂の裏手」と言うてくれればいいものを・・・。

 

 そのまま・・・帰る積もりであったのだが、「途中だし・・・」ということで、東植田町の「二子山二十四輩」の新たな情報を得て、「城地区」という「公淵(きんぶち)森林公園」内の一角に向かった。少し前に・・・山登りをしたけれど「善光寺本尊仏」一体しか見つけられなかった山である。

 

 近所で畑仕事をしている老夫婦に尋ねると、「あそこやがな・・」と教えてくれたのがかつての庵・「教明寺」さんの跡・・・。細い山道を進むと樹齢200を越す菩提樹の大木や「唯説弥陀本願海」と刻まれた石碑や倒れてしまった鐘楼跡が見つかった。その先には、二十四輩さんの石仏群が・・・。今日は最高のリベンジデーになったことだった。

 

 今日の掲示板。「本物の鬼は 人の面を被っている」 詳しくは語らない方がよさそうだ・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


お念仏 こころのお掃除 冬日和

2012年11月29日 | たまにはご法務

 さぬき市は気圧の谷の影響で雲が広がり、夕方からは雨が降るようで小雨がぱらぱらと降り出して来ている。明日も寒気の影響で雲が広がるらしい。

 

 今日は月に一度の県立病院での予約診察日。今月の頭の5日に腹部CTを撮った結果発表もあったが、特に問題はないという。ただ・・・肝臓が疲れているので、年末年始に飲み過ぎないように・・食べ過ぎないように・・・という一般的なご指導・・・。

 

 病院は9時過ぎから9時半でおしまい。予約時間は10時半だったが、空いていたものだか、とんとん拍子に進んで早めに終わった。仕方がないから・・・近くのスーパーやらホームセンターで時間をつぶしてからお寺に向かった。

 

 これが所属寺院の「海暁山海暁閣勝覚寺」。寺伝によると、天正四年三好氏落城のとき、その家臣板西城主赤澤信濃守は中富川の合戦において討ち死にし、天正十年(1582)赤澤信濃守の一子正本法師が菩提を弔うため、大坂天満興正寺で証秀上人につき得度し、丹生の郷小砂村に小砂坊を開基したのが勝覚寺の始めとされている。

 

 今日は親鸞聖人さんのご命日の法要「報恩講」。報恩講は、浄土真宗寺院や門信徒において最も大切な法要行事とされている。それは開祖・親鸞聖人の命日である11月28日を中心にして、聖人の徳をたたえ、恩に報いる法要とされているからである。

 

 私たちは堂掌(香炉の準備やら鐘楼の鐘を突いたり・・点燭・点香)役ほか受付やら・・・。これは兄弟子の弘昭さん。

 

 ま、この報恩講で一年が始まり、報恩講で一年が終わるみたいなことで、これが終わればやれやれ・・・ということになる。

 

 法要は13時から始まり、内陣には導師と四か寺さん。外陣には三人と私たち二人のお坊さん。お勤めは仏説阿弥陀経とご和讃。

 

 ご法話は高松市由良町の秋山和信師。歌の好きな布教師さん。時には節談説法もおこなう方で元気のいい青年布教使さん。

 

 今日は、「親鸞聖人お田植え歌」原文とは少しちがうけれど、このほうが覚えやすく理解しやすく歌いやすいように修正しているみたい。これを「恩徳讃」の節で歌うと覚えやすい。

 

 ということで、今日はおうどんがない。お昼は皆さんとのお食事を頂いたからである。

 

 今日の掲示板はこれ。説明も解釈も必要ないお言葉。いいも悪いも持ち合わせた一人一人が、お互いに混じり合いすれ違って生きているのが人間。ケンカもすれば仲良くもできる。時には愚痴も出るし我慢をしなければならないときもある。そうして長い間、人間は生き続けてきたのである。これからもそうしていくのだろう・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


宅配で はや来年の 香が届く

2012年11月28日 | ふるさと散歩

 さぬき地方は、高気圧に覆われたために晴れていい天気になった。今日の気温は3度から14度。今朝は今期最初の冷え込みで初霜がおりた。

 

  「今日は天気が良くなるから一緒に連れて行って・・」というので母のさっちゃんとけいこばぁを連れての二十四輩探しに出かけた。香川県の真ん中あたりを東から西に向かって進む。長尾・三木・香川・香南・綾歌・まんのうと走って・・・。

 

 日本最大のため池「満濃池」。この小島のようなところが空海さんが工事の無事を祈った「護摩壇」。この池周辺に二十四輩さんの石仏があるというのだが、この広大な池のどこにあるものやら・・・。近くのお寺さんに聞いても「見たことがない」とおっしゃるし、散歩中の人に聞いても「知らない・・」と言うし・・・。結局不明のまま・・。

 

 そこから琴平町を経由して善通寺市大麻町へ。そこで朝食兼昼食のおうどんを食べることに。

 

 今日は水曜日と言うことで定休日のお店が多くて、ここまで来てしまった。ここは年中無休の「灸まんうどん」。ここは駐車場も広いし、トイレも多いし、お店も広いから安心できるお店。特にお年寄り連れには・・・。

 

 ここにもしっぽくうどんがないので、今日は「肉ぶっかけ小」の温いん」400円を頼んだ。さっちゃんも同じ。けいこばぁはかけ小とおむすびと天ぷら二種。

 

 その後に向かったのが善通寺市生野(いかの)町にある浄証寺。浄土真宗・お東さん(大谷派)のお寺。ここの納骨堂前に二十四体の石仏が並べてある。

 

 これも、近くの山にあったものを下ろしてきて、ここに並べたものだろう。石の古さと階段の古さがまるきり違っている。

 

 次に行ったのは善通寺市与北町。与北小学校の奥手200メートルほどの高台にあるのが「正覚寺」というお西(本願寺派)のお寺さん。ここは屋根まで付けて安置してあるが、これも近くの山にあったものを移設したもので、一部失われたものか新しい石仏が補充されている。

 

 次に行ったのが坂出市神谷町。ここは五色台の南麓にあたるところ。ここにある「清立寺」というお西さんのお寺。ここも塀の裏手側に屋根をつけて石仏を並べてあった。

 

 で、ここには中央に善光寺の本尊仏を構え、左右に東二十四輩、西二十四輩を整然と並べ、善光寺の前にはお地蔵さんのようなものを置いてある。ここもまた、裏山あたりにあった巡拝石仏を下ろしてきて安置したものであろう。

 

 で、ついでだからと、「国宝・神谷神社本殿」をのぞいてきた。香川県に国宝の建物はここと本山寺の本堂との二件しかないのだという。その貴重な建築物を素通りしてはもったない。

 

 その後、五色台に上がり、白峰寺などを眺めて戻ってきた。もう、あたりはすっかりと晩秋の風景。間もなく11月も終わろうとしている・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「あれは嫌い これはダメ あいつは困る こいつは・・・・と切り続ける 私はどうもハサミのようだ。多分に、私もこのようで、あれはイヤ、これはダメ・・・と切ってばかりだ。この平野修先生という人は大谷派の先生だったらしい。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


そのままに 散るしかないぞ 山もみじ

2012年11月27日 | ふるさと散歩

 さぬき地方は、高気圧に覆われて概ね晴れていたが、ときおり、寒気の影響で雲の広がっている時間帯があった。明日も高気圧に覆われて概ね晴れるという予報・・・。今日の気温は8度から11度だったが、朝方は冷たい風が吹き荒れていた。

 

 そこで防寒対策をして・・・石仏調査にまたも出かけた。今日は同じ町内にある真言宗のお寺さん。あれは西国三十三カ所霊場だと聞かされていたので見向きもしなかったのだけれど。

 

 広い道がついていて草もさっぱりと刈ってある。ここに三十三観音霊場と二十四輩さんを交互にならべてあった。

 

 これは山の上から眺めたお寺さん。不思議に思うのは、いつ行っても人影がない。犬ばかりがけたたましく吠えるけれど、人の気配がない。おつとめにでも行ったんだろうか。

 

 木田郡三木町のお寺さんとか・・・

 

 塩江町のお寺さんとかにお邪魔して・・・その後、お昼のおうどん。

 

 高松市香南町にある「讃岐うどん・空海房」に寄った。ここはセルフだが、しっぽくうどんは12月からだという・・・。盆栽うどんラリーのスタンプを押してもらった。

 

 そこで、「肉うどんの小」にした。400円。セルフの割にはお値段する。だから、天かす、おろししょうが、ネギ、大根おろしをふんだんに載せてみた。山の中を50分ほど歩いたから、おうどんがおいしいと思った。

 

 その後、高松市西植田町の山の上、水道タンクと、ドコモのアンテナに挟まれてあった二十四輩さん。これも、山中にあったものを一カ所に集めたみたい・・・。

 

 その後、綾川町(旧綾上町)にある「永覚寺」さんにも寄ってみた。ここは大谷派(東本願寺派)のお寺で、山門が変わった形をしているし、一階部分は石積みでできている。二階の中央には阿弥陀様が座っている・・・という珍しい山門。

 

 あちらこちらを探したが石仏は見つからない。諦めて帰りかけたが、思い出してお寺の正面の山に登ってみた。そこはお墓だったが、その一角に二十四輩さんがあった・・・。

 

 これも気をつけてみないと見逃してしまう。上の段は普通のお墓。これも近くの路傍にあったものをここに集めたものだろう・・。

 

 明日は坂出・まんのう・善通寺方面に行ってみようか・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。写真写りが悪いのは高さと光線のせいだと思う。「一人よがりの生き方は広い世間を狭くする」 そうとはわかっていながらに、「オレが、私が・・・」と行ってしまう。電車の中で化粧をする。電車の中で平気でおかしやパンをむしゃむしゃと食べる。他人様のことなんぞ眼中にはない・・・・。そういう世界になってしまったんだろうか。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


迷い道 秋の日暮れの 早いこと

2012年11月26日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は低気圧の影響で、一日中雨が降っていた。気温は11度から15度と少し高いが風が吹き荒れていて肌寒い一日になった。

 

 雨と風とで落ち葉が降ってきて我が家の周辺はこれこの通り。ま、自然のものだからやがてには枯れて腐って無くなってしまうのだけれど。それだし、山にある葉っぱが落ちてしまったら、もう舞い落ちることもない。

 

 ということで、午前中は、善光寺と二十四輩さんとがセットになっているのはなぜか・・・ということを調べていた。調べ歩いた三十カ所の内の六カ所に、善光寺という建物やお堂があるし、「善光寺」と刻まれた石仏は半数の十五カ所にある。

 

 信州信濃の善光寺は真宗の寺院でもなく、無宗派の単立寺院であるから二十四輩さんとは全く関係がない。ああ、それなのに、それなのに・・・。

 

 真宗のそれぞれの本山は、善光寺についてはなにも触れていないが、善光寺には「親鸞のお花松」という大きな壺に松の枝を活けてあって、「お花講」という組織まであって、この松を交換しているし、境内には松の枝を持った親鸞聖人の銅像まである。クマザサを並べて作った笹文字名号というものもあるし、爪彫りの名号石というものまである。

 

 そこで気分転換。今日のおうどんは「木田郡三木町池戸」にある「手打ちうどん味泉(みせん)」に寄ってみた。ここは午前10時開店。

 

 で、恒例のしっぽくうどん小で400円。色は薄いがしっかりと煮込んであってやわらかい。こんな具合だが、食べても食べても量が減らずに大汗を流しながら食べた・・・。

 

 こうしてみると、客がいないように見えるが、この私の後ろに数名がいる。みんな、かけ大に天ぷらを食べている。そういうものが一般的だなぁとは思うのだが・・・。

 

 昼過ぎには雨も上がってやわらかな日差しが見えたが、それもつかの間で、またもどんよりとした曇り空になって雨まで降ってくる。「ああ、ややこしや、ややこしや・・・。」

 

 親鸞聖人は越後に配流され、還俗させられて、四年間を雪国で過ごした。その後、許されて関東に向かうのだが、その途中で善光寺に百日間、逗留している。だが、そうしたことを讃岐の人たちが知って、善光寺を二十四輩の中に組み込んだのかどうか・・・。

 

 多くの人たちが讃岐のこんぴらさんにあこがれたように、一生に一度は善光寺にお参りしたい。「牛に引かれて善光寺」というくらいだから、信州信濃の善光寺にもお参りしたい・・・ということで、二十四輩さんとセットにしたのかも知れない・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「現在が続いて将来となる 現在を離れて将来はない。」というもの。今があるから明日がある。今をなくしたら・・・明日はない。それはそうなのだが、今日もあっという間に暮れてしまった・・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


秋うらら まとめきれない ことばかり

2012年11月25日 | ふるさと散歩

 さぬき市は高気圧に覆われて晴れていい天気になった。気温は5度から14度と、昨日とは打って変わった天気になった。だが、今夜遅くから明日一日は雨になるそうだ。

 

 昨夜は娘家族がやってきて、飲んで食べての夕食会になった。話の内容は覚えていないが、さしておもしろい話でも楽しい話でもなかったようで、いわゆる世間話というやつだ。

 

 で、けいこばぁが、「お昼はおうどんを食べに仏生山に行こう・・」と言い出したが、さっちゃんと娘は「朝ご飯を食べたばかりだから・・・」と残った。結局、孫二人を連れての四人で「仏生山法然寺」に向かった。ここは高松藩主松平家の菩提寺。

 

 時計は11時過ぎを指しているが、混まないうちに・・・ということで「本格手打ちうどん竜雲」に入った。けいこばぁが、ここの麺が気に入ったらしいので、みんなに勧めるのだが、なかなか、相手にはしてもらえない・・。「遠いがな・・」というのだ。我が家からだと1時間弱だから遠くはないが、「わざわざ、うどんを食べに仏生山までも・・・」ということらしい。

 

 私はこの「牛と温玉のつけうどん小」600円を、ほかは「かけうどん小」250円にした。朝ご飯を食べて間がないかららしい・・・。

 

 おうどんを食べたら、おなかごなしに境内を散策。ここは松平家が「浄土宗」ということで、初代藩主がここに建てたもので、昔は法然上人が配流されていた小松庄にあった小寺を移転して大きくしたものらしい。だからあちらこちらに「三ツ葉葵」の紋所が入っている。

 

 この五重塔も、松平家現当主の願いで近年になって建てられたもの。拝観料はおとな350円。子供は不要。書院の資料室を見たあと、松平家霊屋(非公開)にずかずかと入って孫たちと一緒にお詣り。本堂では法要が営まれていたので素通りして・・。

 

 四体目の「骨仏」聖観音菩薩像は祖師堂にある。このほかにも阿弥陀如来座像なども並んでいる。

 

 その先の「三仏堂内」にあるのが、この阿弥陀三尊と、お釈迦様の涅槃像。周囲にはお釈迦さんの死を嘆き悲しむ僧侶やさまざまな動物たちの彫刻がある。右上には「来迎」する僧や夫人の姿もある。

 

 この五重塔は平成23年1月の完成で高さは24.24m(800寸)。塔内には信者が寄進した千躰阿弥陀如来仏を祀ってある。

 

 お昼を過ぎるとうどん屋さんの前には行列ができているし、境内は車でいっぱいになってきた。早々に法然寺を後にした。

 

 法然寺の背後は「雄山」という山になっており、山頂が藩主最後の場所で、現在は歴代藩主や家族らの墓所になっているが、その南側は大きな池があって、「平池」という。そのほとりに立っているのがこの白い乙女像。「いわざらこざら伝説」のシンボルである。

 

 ということで、11月最後の週になって、週末には12月に入ってしまう。まさに月日の流れの速さに驚いてしまう。

 

 今日の掲示板はこれ。そうは分かってはいるのだが、あれこれと世間のもろもろに流されて、あっという間に貴重な一日が過ぎ去ってしまう。あれもやれる、これもやれると思っているうちに、あっという間に今日が終わってしまうのだからたまらない・・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


落ち葉掃く そばを野猿が すりぬける

2012年11月24日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 さぬき地方は、気圧の谷の影響で雲が広がり、ときおり雨も降って来る一日。気温は10度から11度・・・。肌寒い一日になった。

 

 だから、一日中、薄暗いままで日が暮れる。今は落ち葉の季節だから、我が家の周囲は落ち葉だらけになっている。我が家の場所だけに枯れ葉が降ってくるみたいな感じ・・・。

 

 だから玄関から花壇から屋根の上から・・・落ち葉だらけになっている。それをけいこばぁは掃き集めては燃やすのだが、明日の朝はまた、元通り・・・。

 

 だんだんと飽きが来るようになってきた「二十四輩研究」。あまりにも資料が少なすぎる・・・。なにせ、自力を否定して修行や巡礼をしなかった宗派だから記録もほとんどないし、その研究書も全くないのが現状。

 

 で、ようやくに見つけ出してきた「巡拝の手引き書」。でも、関東の二十四輩旧跡のことを調べても意味はない。

 

 気分転換・・・ということで、木田郡三木町池戸(いけのべ)にある「手打ちうどん・みき」に行ってきた。ここは一般店だかセルフだかよくわからんお店だ。

 

 で、毎度毎度のしっぽくうどん。ここは「小」で320円とお安い。そのお安いのもうれしい。

 

 この黒い服の背の高いおねえさんが大林素子似で、できあがったおうどんをテーブルまで運んできてくれる。お水も持ってきてくれる。食べ終わったら、ブルーのテーブルまでお膳を持って行って、お会計になる。

 

 で、お約束の自然薯のお話。この葉っぱが自然薯の葉っぱ。この実が「むかご」。この実を・・・。

 

 こういうパイプに植える。パイプ1本に一個。

 

 それを畑や休耕田に埋めておくと春先に芽を出してきて蔓が伸びる。

 

 夏場にはこのように成長する。こういうものには猿もイノシシもカラスも手を出さない。

 

 これが今日の状態。この斜めの支えパイプをはずし、蔓を刈り取り、パイプを掘り出すと・・・。

 

 こういうイモが出てくる。これをきれいに洗って・・・組合に持って行って、計量し、検査して箱詰めにされる。

 

 ことしのさぬき市の自然薯祭は12月2日の9時半から14時まで。南川自然の家で行われるとか。安いもので3000円から・・・。こういう立派なものは数千円・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。解釈や説明は不要・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


大根を 抱いて野猿の 徒競走

2012年11月23日 | たまには真剣な研究なども

 今日のさぬき地方は、気圧の谷の影響で雲が広がり、雨が降ったりやんだり降ったりやんだり・・。気温は11度から15度というが、なんだか肌寒い。

 

 だから、今日もデスクワークの一日。雨の日では紅葉もきれいには写らないし、カメラを濡らしてもつまらないし。

 

 ほぼ終日、このような風景。さすがに雨具を持たないお猿さんは出てこない。小鳥の声も、休日になると走り回るバイクの若者も今日はやってこない。静かな山里の晩秋だ。

 

 論文用のデータの整理中。これは二十四輩の石仏がどこにあるか・・というグラフ。ま、半分がお寺の境内にあるという分析になっている。

 

 で、奥方のお買い物のついでに、さぬき市津田の「松原うどん」に寄ってみた。国道十一号線沿いの「道の駅・津田の松原」の敷地内にあるプチセルフのお店。

 

 で、おすすめという「肉うどん小」を注文した。こういう製品になったおうどんが出てくる。ネギとショウガはフリートッピング。天かすもフリーだが油ものはいやなのでパスした。

 

 左のカウンターで注文してどんぶりに入ったおうどんを引きずって、ご飯もの、天ぷら、おでんなどをチョイスして、右端のレジで代金を支払うシステム。食べ終わったら、容器をさらに右にある返却口に戻しておしまい。ここはなぜだか、レジのところで、ヤカンに入ったお茶をサービスしてくれる。お水はセルフサービス。

 

 雨の日では紅葉も冴えないし、気分も乗らない・・・。

 

 けいこばぁに頼まれていた買い物を済ませて山道を走る。今日はお猿にもイノシシにも出遭わない。このあたりでは、そろそろと、自然薯の掘り出しが始まっている。12月の最初の日曜日が「自然薯まつり」で、農家の人たちは自然薯を掘り出している。と、言っても、このあたりでは畑で自然薯を栽培しているのだ。

 

 その様子はまた明日にでも・・・。本当の自然薯は山の中にあるし、このあたりの山にはいくらでもあるが、なかなかにそれを掘り出すのは難しい。まっすぐ下に向かって1メートルも掘る・・・なんて芸当はできないのだ。

 

 今日は終日雨だったし、明日もまた、こんな天気になるらしい。せっかくの三連休なのにもったいないね。というて、私たちには何の予定もないのだけれど。

 

 今日の掲示板はこれ。榎本栄一さんの「終幕」という詩である。これほど簡潔で、力強く自らの「まこと」を見つめた言葉があるだろうか。私たちは日々「死ぬいのち」を生きている。誰もが自分がいつか死ぬことを知っている。

しかしながら、そこから目を反らせて知らぬ振りをしているのも私たちだ。なぜなら「死」を考えると、恐怖に押しつぶされそうになるからだ。この私が生きている価値がなくなるからだ。人生の「まこと」は「二度と繰り返せない」「誰にも代わってもらえない」「必ず終わりが来る」「その終わりがいつ来るかわからない」というもの。真宗の教えはこの「死ぬいのち」という真実を見つめるところにある。いのちの「まこと」が見えたとき、やらねばならぬ「生き方」のあり方が見え、そして「有ること難し」の人生を心の底から喜べるようになる。

  

じゃぁ、また、明日、きっと、会えるといいね。


冬戯れて つるべ落としの 日が過ぎる

2012年11月22日 | たまには真剣な研究なども

 さぬき市は気圧の谷の影響で雲が広がり、一時、晴れ間が覗いたが、夜遅くには雨となる見込みらしい。気温は7度から16度と寒くはないが、太陽が当たらないもので肌寒い感じがする。

 

 ということで、今日も昨日に続いて「二十四輩」の資料の修正・追加をやっていた。ま、何事でも同じだが、手を加えるとなるといくらでもあれもこれもと際限がない。

 

 で、そろそろと論文の下書きに入った。まとめの段階ってことになる。おこたでみかんを食べながら・・・という訳にはいかない・・・。

 

 ま、いつものことだが、「はじめに」と「まとめ」は早くにできあがるのだが、その中身、本文の構成がなかなかにうまくいかない。

 

 で、今日のお昼はここになった。さぬき市長尾東にある「うどん亭いわせ」という一般店。一般店はおいしいかわりに時間がかかるので、あまり好きではないが、近くで食べたいと言うこともあってここにした。遠くまでいくのが面倒なだけだったりして。

 

 で、マイブームになっている「しっぽくうどん小」で550円。「一日一麺」を実行している訳ではないが、おうどんだとあんまり噛まないでいいので面倒くさくないというだけのこと。要するに「簡単でいい」という理由だけで、「おうどん大好き」ということではない。

 

 11時前だと、ここもこういう感じで人影は見えない。こういうお店だと、客が来てから麺を湯がいたり、しっぽくの出汁を温めたりするから時間がかかる。これが混雑するとさらに時間がかかるので、空いた時間帯を選んでいるってこと。

 

 午後からも引き続いてのデスクワーク。一般的な巡礼と違って、真宗では言葉選びにも注意が必要で、「霊場」とか「札所」とか「遍路」とかは使えないので、どういう言葉にするかも大切なこと。かといって、確かな言葉があるわけでもない。

 

 だから自分で言葉を造りながら進めるわけだが、それでは一般には伝わらない。そこのかねあいが難しい。まるで「ブラックスボックス」に出たり入ったりするようなものか・・・。

 

 山が冬ざれていくと・・・山の住人が里へ下りてくる。で、ご近所の畑や庭先にある野菜や果樹を狙って集団で走り回る。最近は追いかけても知らぬ顔をして相手にもしてくれない。さぬき弁でいうと「あほにしとる・・・」。

 

 最近は人間様のおいしいものを食べなれたからか、こういうものは相手にしないらしい。まったく・・・わしらは「あほにされとる・・・」。

 

 今日の掲示板はこれ。「自分のためよりも人のためにやったことが、自分のためになるものです」。 荒了寛(あらりょうかん)の言葉より。今までの人生は、多くの人たちに支えられ、育てられ、そのお陰でやって来られたのである。自分の仕事も生活のためにお金を稼いでいるのでは味気ないもの。社会の人たちに、何かをしてあげるためにしている仕事なのかを真剣に考えて、今度は、自分が周りの人たちに感謝した気持ちで行動したいもの。そして、その人や地域にとって、自分が為になる存在になればいつかは、自分が満足した心持ちになっていると信じたいもの。

  

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


秋冷えは 地蔵の首に 手のひらに

2012年11月21日 | 自然ありのままに

 さぬき市は、高気圧に覆われて晴れていたが、気圧の谷が接近するため夕方から雲が広がってきて肌寒い一日。気温は7度から12度どまり・・。

 

 今週の予定は先日の「反省会」のみ。この週末の三連休も予定はない。今月末の29日が県立病院の予約診察日とお寺の報恩講が入っているだけ。

 

 ということで、今日も「二十四輩遺跡完全ガイド」の校正作業とか修正作業をやっていた。タイトルは「完全ガイド」だが、なかなかには「完全なものにはなりそうもない。

 

 そこで気分なおしに、香川県立図書館に行ってみた。昨日も行ったばかりで、昨日は5冊も本を借りたのに、全く参考にならなかったものですぐに返却してしまうことにした。

 

 その手前にあるうどん屋さんの「みやい」に寄ってみた。看板に大きく「しっぽく」と書いてあるのが気になっていたものだから。ここは高松市六条町になるんだろうか。

 

 サンメッセ、旧の高松空港跡地の少し東側。みかけも店内も町の食堂みたいな素朴なお店。おじさん・おばさんの夫婦がやっている。昭和の五十年代の開店だろうか・・・。

 

 で、予定通りに注文したのが「しっぽくうどん」小。ここでは「並」という言い方らしい。これで290円だった。ご覧のように野菜も多くはないし、麺が平麺。ここは一般店らしい・・。店主自らがテーブルまで運んできてくれた。食べて終わった容器はそのままでいいらしい。会計は後払い。

 

 で、すっかりとおなじみになった「香川県立図書館・文書館」。アキニレが赤くなって舞い落ちて、青いシャツのおじさんがほうきで落ち葉を集めている。

 

 中は静かなもの。人はけっこう入っていて、閲覧席とか自習席とかパソコン席なんかは満杯状態。単に通路には人影が少ないってことだ。

 

 アキニレの枝ばかりが目立つようになって、空の青さが見えるようになってきた。

 

 で、もう最後だろうなぁと・・・さぬき市多和の大窪寺に寄ってみた。カメラを持った多くの人でいっぱい・・・。みんな、ブログをやってるんだろうか。

 

 ケータイをかざす人あり、コンデジを構える人、デジイチで三脚開いて人が過ぎるのを待つ人とさまざま・・・。

 

 これが・・「トイレの神さま」の烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)は、密教における明王の一尊である。特に有名な功徳としては便所の清めがある。便所は古くから「怨霊や悪魔の出入口」と考える思想があったことから、現実的に不潔な場所であり怨霊の侵入箇所でもあった便所を、烏枢沙摩明王の炎の功徳によって清浄な場所に変えるという信仰が広まり今に伝わっている。

 

 最近は、太陽の光が弱くなったように思うし、午後2時を過ぎると夕方のように寂しくなってしまう。五時前になるとあたりは薄暗くなって、日暮れがすぐにやってきてしまう。まさに晩秋だ。

 

 だんだんと喪中欠礼のはがきが届くようになってきた。そんなハガキが届いても、「あ・・・」と思う程度でさほど驚きもしなくなってくる。「今日もまた、人の死したること聞くも、驚きもせで 生きておる我」。最近、芸能人や歌手やら俳優さんあたりが相次いで無くなっているが・・・さほど驚きもしないし、涙なんぞも出てこない。ましてや、この私が死ぬなんてことは考えてもみない現実・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


いいことも みんな忘れて 散るもみじ

2012年11月20日 | ふるさと散歩

 今朝の丸亀は曇っていて夜明けが遅かった。高気圧に覆われて概ね晴れていたらしいが、瀬戸内側では寒気の影響で雲の広がっている所があったとか・・。丸亀もその影響だったのか。気温は11度から15度どまり。それでも運転をしていると暑かったので窓を開けたほど・・・。

 

 昨夜は丸亀城近くの居酒屋さん「弁慶」というお店での反省会だった。「春のお大師詣り100周年記念法要の打ち上げ」ということで、4人のお坊さんが集まって会食をしたということ。

 

 部屋が狭くって、なかなかメンバーが一枚におさまらなかったが、まぁ、こんな雰囲気だった。左が正覚院さんと右が玉瀧寺さん。手前側に私と地福寺さんがいる。私は島にお寺を持っている訳ではないが協力者ということで参加した。

 

 夜が明けても、1人でホテルの狭い部屋にいてもつまらないので、7時になると同時にホテルを出たが、そんな時間にはどこにも行けない。丸亀城の天守閣は9時半からだというし、城内を1人で歩いてもつまらない・・・。

 

 丸亀市からまんのう町に入り・・・綾川町に抜けて・・・香南町に出て、高松空港公園でトイレ休憩。そこで時間をつぶしてから・・・・香川県立図書館へ。

 

 アキニレの葉っぱも強い風で多くが散ってしまったみたい。お掃除のおじさんもたいへんだ。掃いても掃いても落ち葉が舞い落ちてくるのだから。

 

 今日も五冊ほどの本を借りたが、もう、「二十四輩」さんも「妙好人」さんも参考になる部分がなくなってきた。どうしたもんだか。

 

 あちらこちらで落ち葉が風に揺れている。もう、すっかりと晩秋という風情。こよみではすっかりと冬で、俳句上でも冬になるような時期になっている。

 

 で、今日のお昼はここになった。県立図書館の近くにある「たもや・林店」。香川大学工学部前にあって、まるで学生食堂的なお店。

 

 最近の若者は、スマホ片手におうどんを食べる。10人いたら9人までがそんなことやっている。ゲームしながらうどんを食べるのか、うどんの情報を調べながら食べるのか、食べている状況をレポートしてるのか・・。

 

 で、メニューに「しっぽくうどん」とあったので、しっぽくうどんを頼んだら・・「11時からです・・」と言われた。仕方がないから・・「肉ぶっかけうどん小」を頼んだ。460円だった。ここはセルフっぽく、どんぶりにそのままの麺を一玉投げ込んで、小皿に肉の入ったものを出してくれるだけ。会計前に、「ぶっかけ出汁」をセルフでかけて、あとはフリートッピング。ネギ、ワカメ、大根おろし、スダチ、おろしショウガ。天かすもあったが、それらはパス。ヘタに天かすを入れるとドロドロになってしまう・・・。

 

 ということで、我が家に戻ってきたのは11時半前のことだった。それと入れ替わりに、けいこばぁとさっちゃんがおうどんを食べに出かけて行った。

 

 今日の掲示板は、丸亀の妙法寺さんにあった掲示板。「受けて忘れず 施して語らず」。「人に恩を受けたら、決して忘れないようにしよう。人にいい事をしたら、そのことを話さないように」。という言葉。仏陀のことばとされている。

 この、「施して語らず」だが、いいことをすれば自慢げにしゃべりたくなるのが凡人の常、それをやってはいけないと戒めている。かつて、これと似たような言葉をアメリカンインディアンの知恵の中にみつけたことがある。それは「Do good and forget」というもので、「よいことをしなさい。そして忘れなさい」。簡単なようで奥の深い教えだと思った。
 
  
 
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

また今夜 放浪の僧となる 落ち葉みち

2012年11月19日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市の今日の気温は7度から17度。高気圧に覆われて晴れ。今夜の冷え込みは弱そう・・・。

 

 今日もなぎちゃんは忙しい。絵を描いたり、手提げバックを作ったり。もう、アイロンがけをやったりミシンを使ったりしている。今日はさっちゃんがデイサービスに出かけたものだから、けいこばぁが付っきりで指導をしている。

 

 だからということでもないが、私も午前中はデスクワーク。二十四輩巡りの資料作成ほか。

 

 で、今日も三人でおうどんになった。「讃州・讃岐屋」という一般店。国道十一号線沿いの東かがわ市落合というところにある。

 

 で、今日のおうどんは「海老ぶっか天」で650円。ここのネーミングが気になる。普通ならば、「エビ天ぶっかけうどん」となる所を「ぶっか天」という。野菜の天ぷらならば「野菜ぶっか天」となる。

 

 で、夕方になぎちゃんを屋島まで送って行ってから、私は丸亀へ・・・。今夜は丸亀市内で、この春、「お大師まいり100周年記念法要」をやったのだが、その反省会を今頃になってやるのだと・・。

 

 ま、お坊さんの予定というのはあってないようなもので、いつお葬式が入るか、いつ、どこで法事が入るかわからない。お坊さんが4人・5人集まるとなると調整が難しい。

 

 お坊さんの休みというのはあってないみたいなものだが、「友引」の日には、慣例的に火葬場がお休みになる。お休みになると言うことは葬儀社がお休みになる。だから・・お坊さんもお休みになる。

 

 あれ?今日は「先負:せんぷ」なのになぁ・・。昨日が友引だったのか・・。ま、そういうことで調整がついたのかな・・・。

 

 ということで、今夜は丸亀プラザホテルでお泊まりになる。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生を変えるのは、大きな努力よりもむしろ日々の小さな習慣であることが多い」。ま、「小さなことからコツコツと・・・」ということやね。でも、そのコツコツが長く続かないところに人生を変えることの難しさがあるなぁと思う、今日このごろ。

 

じゃぁ、また、明日、きっと、会えるといいね。


くるくると 頭刈られて つるし柿

2012年11月18日 | ふるさと散歩

 今日のさぬき市は、高気圧に覆われて晴れ。気温は11度から15度とさわやかな一日に成った。

 

 で、朝の7時過ぎから屋島までまごのなぎちゃんを迎えに行った。なぎちゃんは、昨日の土曜日に音楽の発表会があったので、月曜日が代休になるので我が家にやってくるというわけだ。

 

  朝食のあと、なぎちゃんとけいこばぁの三人で、東かがわ市交流プラザで行われている「図書と遊びの親子フェスタ」というものに行ってみた。目的はこの「馬の宅Q便」というお二人による語りと馬頭琴演奏で「スーホの白い馬」という演目。

 

 小さな子供連れの親子のための読み聞かせ・・・みたいなもので、二〇分間の馬頭琴の演奏と絵本の読み聞かせ。なぎちゃんには初めての馬頭琴。

 

 演奏が終わって会場を出たら11時。そこで近くの「讃州うどん・ほそかわ」に寄った。ここは一般店。休日には行列のできるお店だから、開店直後に滑り込んだ。

 

 私となぎちゃんは、この「ぶっかけうどん小」を、けいこばぁは「かけうどん小」を頼んだ。ぶっかけうどんは350円、かけは300円。この変哲もないぶかっけうどんが妙においしい。朝ご飯を食べて間のないなぎちゃんもあっという間に食べて終わった。けいこばぁがまだ半分も食べていないというのに・・・。それだけおいしいのだ。

 

 その後は、なぎちゃんのリクエストで、徳島県石井町の雑貨店に向かった。その途中にあったJAさんの産直市に寄って、いちじくだの渋柿だのを買った。なぎちゃんが「干し柿が食べたい・・」というのだそうだ。

 

 その後は、なぎちゃんの「行きたぁい・・・」というリクエストで、徳島県石井町の「ロッタ・ハウス」に向かった。なんというか・・・へんてこりんな雑貨店だが、妙なものばかりが並んでいて、若い女性なんかがお気に入りのお店らしい・・。

 

 少し前にはカントリー風な雑貨があって、興味深いお店だったが、最近は和洋折衷のなんでもありのお店になって、やや、私にすれば興味半減みたいなお店。なぎちゃんは幾つかの品物を買ってもらったらしい・・。

 

 途中の山間部では紅葉が真っ盛り・・・。国道318号線の東かがわ市から吉野川市鴨島を走って戻ってきた。途中には「鵜の田尾トンネル」もある。

 

 で、戻ってきてから、なぎちゃんとさっちゃんは渋柿の皮むき。30分もあれば50個ほどの柿はむき終わり、縁側につるして今日のお仕事はおしまい。

 

 今日の掲示板はこれ。「造花はきれいですが飽きてしまいます。生花は枯れてしまいますが最後まで花らしさを感じます」。という当たり前の言葉だが、ここに「いのち」の不思議さ。いのちの美しさを見ることができる。洋装店のマネキンは美しく化粧してうつくしい服装をしているが、あれを見て誰も感動することないと思う。そこには「いのち」が見えないからだ。最近は二足歩行ロボットや日本語を上手に話すロボットが誕生しているが、彼らに人間らしさを感じることないはずだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


積むもみじ 荷物おろした 背の軽さ

2012年11月17日 | 自然ありのままに

 さぬき市は、前線を伴った低気圧の影響で雨が降っていたが、前線は東へ抜け、夕方からは天気は次第に回復する見込みらしい。今日の気温は12度から18度と少し暖かめだが、曇っているせいか暖かいとは感じない。

 

 ということで、午前中はデスクワークになった。いつもの資料のスキャニング。スキャナーで文字を読み込む作業。アプリは「読んでココ」というかわいい名前のソフト。でも、なかなかに完全には認識しないし、難しい漢字は理解できないから、その修正作業が手間取ってしまう。とくに仏教書は難しい・・・。

 

 でも、一応は作業を終えたので、小雨の中を出かけてみた。

 

 いつもの香川県立図書館も雨のせいなのか人影は少ない。でも、中高年のおじさんたちは相変わらず新聞各紙にすがりつくようにして読みふけっている。私は新聞を読む元気はない・・・。

 

 私がよく利用するのが、この「郷土コーナー」だが、ここにも人影は全くない。かと言って、利用者がいなのかというとそうでもない。文学とか自習室とかには大勢の人がいる。

 

 図書館の紅葉もすっかりと進んだ。アキニレは黄色い葉っぱをしきりに降らせている。

 

 で、今日のお昼はここになった。高松市林町・・・。先の県立図書館のすぐ近く。ま、ついで・・・というようなところ。

 

 今日のおうどんもまた、これ。しっぽくうどん小で545円。ダイコンがどっさり・・・というような感じ。ここは一応セルフ形式なんだが、こういうメニューの場合には食券を渡されて待たされる。で、「10番でお待ちのしっぽくうどん、できました~」と呼ばれるので取りに行く方式。それだし、ここのお値段が消費税丸見えみたいな面倒なお値段。45円を出すというのが男性には面倒だ。かというて、550円はおかしいし・・・。

 

 午後からも細い雨が降り続いていて・・・。遊びにいきたし・・面倒だし・・・。

 

 今日はけいこばぁが、まごのなぎちゃんの発表会だとかで早朝からお出かけしたもので、なにかとのんびり…モード。

 

 今日の掲示板はこれ。良寛さんの晩年の楽しみは、彼を師と慕う貞心尼との歌のやりとりだったという。良寛危篤の知らせを受けた貞心尼は急ぎ駆けつける。臨終までの一週間、心を尽くして良寛の世話をした。その間、歌を詠み交わした。良寛は自分の作ではないが今の心境をあらわしているとして次のような歌を詠んだ。

 裏を見せ表を見せて散る紅葉

 自分をひらひらと裏も表も見せて散っていく紅葉に例えている。死に行く自分のことでもあり、「裏を見せ表を見せ」というのは四十歳年下の貞心尼に自分の裏も表も何一つ隠さず見せてきたことをいっているのであろう。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


ちりとりに 落ち葉掃き込む 昼下がり

2012年11月16日 | ふるさと散歩

 さぬき市は高気圧に覆われて晴れているが、気圧の谷の接近により夜は雲が広がる見込みだそうだ。今日は旧暦の十月三日。ということで「小春日和」の一日になった。

 

 午前中は例によって「親鸞教学」のお勉強。だんだんと内容が濃くなってきて、「絶対他力」「他力回向」とかになると頭が頭痛になってくる(?)。

 

 で、今日はここに行ってきた。さぬき市寒川町の「麺処まはろ」という一般店。ここの店長さんとfacebookでお友達になったもので、久々に寄ってみたというわけ。この草が、なんたらというハーブらしい。

 

 で、マイブームになりつつある「しっぽくうどん」小で390円。野菜がやわらかくて味が馴染んでおいしかったし、麺もマイルドですんなりと食べられた。

 

 11時開店だが、早速に若いお客がやってくる。おいしいものは良く知っていて、遠くからでもやってくる。ここはそんなお店。

 

 食後はそのまま西に走って・・・高松市西部にある「五色台」に行ってきた。五色台の中でも四国八十八カ所霊場の一つ、八十二番札所の「根香寺:ねごろじ」にまず行った。これは駐車場脇に立っている「牛鬼」の銅像。

 

 ここもお遍路さんよりもデジタル一眼を提げたカメラマンが多いところ。考えることはみな同じってことだ。ここは駐車場が狭いために、近年少し広げたけれど、お寺側にすれば参拝もせずに写真ばかりを撮る私みたいな者は迷惑な話・・・。

 

 紅葉の進み具合を確かめると数分で境内を出る。ここの紅葉はまだまだ・・・。今月末あたりだろうか・・。後から後から・・・カメラマンばかりがやってくる。お遍路さんにも迷惑な話だな・・・。

 

 次に行ったのが、坂出市にある四国霊場八十一番札所の「白峯寺:しらみねじ」。ここもまだまだ紅葉は遅い。山がでかすぎて、日陰になるんだろうか・・・。

 

 いい場所ばかりを選んでカメラを向けるが、ここにはなぜかカメラマンが少ない。まだ、早いという情報が飛んでいるんだろうか・・・。

 

 四国地方は今夜から、低気圧や前線の影響で明日の昼過ぎまで雨が降りやすく、雷を伴う所がある見込みらしい。

 

 今日の掲示板はこれ。「ただいたずらにあかし いたずらにくらして 年月をおくるばかりなり これまことになげきてもなお 悲しむべし 蓮如上人」。いたずらにあかし、いたずらに暮らしているつもりはないのだが、蓮如上人さんから見れば、私らの暮らしぶりは、いたずらにあかし、いたずらにくらしているのかもしれない・・・。それでも、「すくいとるぞ」の本願であるのだから、ありがたいことだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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