さぬき地方は、高気圧に覆われて概ね晴れていたが、午後からは気圧の谷の影響で雲が広がって気温はさほどに上がらなかった。気温は6度から12度どまり。風がないからしのぎよい一日にはなった。
で、雨の降らないうちに宿題を片付けておきたいということで、またも「ふるさと散歩」に出た。目的は、いくら探してもわからない二十四輩さんの内の香川県東中部方面の四カ所。
その前にお寺さんのお仕事を少し。うちの元集落の五軒の門徒さんちへ来年のカレンダーを届けておいて・・・。
木田郡三木町の「法専寺」さん。ここにも二十四輩さんがあるというのだが、いくら探しても見つからない。三木町の法専寺さんはここだけ。三回も探したけれど見つからない。
「納骨堂の前・・」と電話でうろ覚えで聞いたのが間違いだったのか・・・。よくよく見れば、この祠(ほこら)のようなものが二十四個ある。中には何もないが、残っている扉を見れば、そこにお寺の名前が線彫りしてある。つまり、この神さまを入れるほこらが二十四輩さんだったちゅうことだ・・・。
そら、わからんわなぁ・・。今まではお地蔵さんのようなものばかりを探しておったのだから・・・。
次もまたまた難しいところ。「高松市御厩町の遍照寺・・・」と聞いたが、そんなお寺なんぞ見当たらない・・。そこで、御厩町をうろついていたら、たまたま教務所長さんにばったりと出遭って。「それなら唐渡の遍照院やな・・」ということで、高速の高松自動車道近くに行ったら、この小さな無住の庵があった。ここを「遍昭院」というのだそうだ。真言宗の寺院らしい。この道路の反対側の高台に、ミニ四国八十八カ所と関東二十四輩さんがきれいに並べてあった。高速道路の工事でここに集めたものらしい。
時計が11時を過ぎていたので、国道32号線沿いにある「かざしうどん」に入ってみた。ここは黒田屋から黒田に変わり、「かざし」に変わったお店らしい。このあたりを「かざしが岡」と呼んでいる。そのためなのだろうと思う。
お店はセルフだが形式は一般店風。元が一般店だったかららしい。
ここにはしっぽくうどんがなかったもので、わかめうどん(280円)に野菜の掻き揚げ天(100)を載せてみた。あとのダイコンおろし、ネギ、ショウガはフリートッピング。麺もお出汁もおいしかった。
次もまた難題中の難題。「すえ(陶)のとかめ(十瓶)山周辺」この山全体を探すのか・・・。ここから眺めると穏やかな里山の風景だが、右手には運動公園。裏手も左手も住宅地。団地が造成されて住宅地になっている。さらにすぐ左手には老人ホームや介護施設や薬局などもできている。この後ろには喫茶店やレストランができている。
山の周囲を五周も六周もしたが、それらしき石仏は見えない。山に入るような道にも出遭わない。そこで、唯一あった仏教施設の「十瓶観音堂」を探して歩いて行ってみた。
あ~るじゃ、あ~りませんか~♪♪。ここも住宅開発や医療施設の開発などで、邪魔になった石仏をこの場所に集めたものらしい・・・。こういう場合には「とかめ観音堂の裏手」と言うてくれればいいものを・・・。
そのまま・・・帰る積もりであったのだが、「途中だし・・・」ということで、東植田町の「二子山二十四輩」の新たな情報を得て、「城地区」という「公淵(きんぶち)森林公園」内の一角に向かった。少し前に・・・山登りをしたけれど「善光寺本尊仏」一体しか見つけられなかった山である。
近所で畑仕事をしている老夫婦に尋ねると、「あそこやがな・・」と教えてくれたのがかつての庵・「教明寺」さんの跡・・・。細い山道を進むと樹齢200を越す菩提樹の大木や「唯説弥陀本願海」と刻まれた石碑や倒れてしまった鐘楼跡が見つかった。その先には、二十四輩さんの石仏群が・・・。今日は最高のリベンジデーになったことだった。
今日の掲示板。「本物の鬼は 人の面を被っている」 詳しくは語らない方がよさそうだ・・・。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。