まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

ようやくに 菊花開いて 道の駅 

2016年10月31日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は気圧の谷の影響で概ね曇っていた。夜には雨の降る所があるらしい。気温は13.0度から19.8度、湿度は89%から66%、風は1mから2mの東南東の風が少しばかり。明日の11月1日は、気圧の谷の影響で曇り、明け方まで雨となる見込みらしい。

 

 朝の散歩時。県道の保全工事が進行中。柔らかくて崩壊しそうな部分を削って植栽をする準備中。今はネットを張っているところ。その上から植物の種を吹き付けるらしい。

 

 さて、10月もおしまいの日である。自治会館の浄化槽の管理料の振り込みとか、わが家のテレビの修理費の請求書が届いていたので支払い処理に出かけてきた。

 

 まずは農協さんで浄化槽の管理費を引き出して・・・

 

 銀行さんで振り込み処理。

 

 その振り込みが終わったら、この銀行さんでわが家のテレビの修理費を引き出して・・・

 

 郵便局で払い込む。便利な時代になったのか、不便な時代になったのか・・・。

 

 帰りに町内の「みろく自然公園」で行われている菊花展をのぞいてみた。相変わらず人影はまばらだが、菊の花の方は開いてきた。

 

 この、「管物(くだもの)」と呼ばれる種類も開きだしている。この「三本仕立て」のバランスが難しい。前二本はまっすぐ水平に、奥一本は少し高めに・・・と言うても菊は人間の言う言葉がわからない。

 

 どの菊の花も虫に食べられた跡がない。それに葉っぱの色が鮮やかで、これまた、虫食い跡が全くない。相当の手間暇をかけた菊たちである。葉っぱの裏側もみたが、どれもこれも立派なものばかり。

 

 帰宅すると、すぐに会計帳簿に記載をしておく。公金だけに忘れたら大変だ。後で、後で・・・と言うているとあっという間に一月が過ぎてしまう。

 

 わが家の帳簿も整備しておく。ちいさなことからコツコツと。

 

 お昼からは、明日からの予定表の整理。忘れないように、この部屋に四箇所、台所に一箇所、同じものを掲示しておく。その整理もまた大切なこと。ここには記入できていたのに、ここに記入していなくて見過ごしてしまった・・・というものがたまにある。11月も行事がいっぱい・・・。

 

 パソコンの中の画像ファイルである。この一日分のフォルダーには過去5年間の、その月日の画像が残っている。これを見れば、昨年は何をして何を食べたかもわかるし、今年の紅葉は遅いとか、菊の花の開花状況なども比較できる。これを、11月分に変更しておくのも大切なこと。

 

 今日の掲示板はこれ。「秋のもみじは美しいけれど 光があるから目に映える」というもの。雨の日や曇った日に、大窪寺の紅葉を見ても少しも美しくは見えない。同じものなのに、晴れていれば美しいと感じ、曇っていれば少しも美しいとは感じられない。まさに光があるからこそ、目に映えるのである。真っ暗な闇夜に紅葉を見ても、紅葉は見えない。真っ白な濃霧の中や朝霧に立ちこめるあさぼらけの中でも紅葉は見られない。そこに闇夜を切り裂くような光が 差し込んできたとき、ものごとの姿が現れて輝き、秋の紅葉が浮かび上がる。それこそが真実であり、それこそがまことである。私たちの生きるという誠は美し いけれど、さらに、それを照らし出す「光」があるからこそ、輝いて見えるいのちなのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


すっかりと 秋一色に 塗った空

2016年10月30日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は今期最低の12.3度から18.7度、湿度は78%から57%。風は1mから2mの東北東の風が少しばかり。明日の31日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 ご案内の通り、今日は「おへんろつかさ養成講座」の四回目で、大窪寺現地研修の日である。8時過ぎに大窪寺の駐車場に着いたが誰もいない。誰かが来るまでの間は駐車場のゴミ拾い。タバコの吸い殻が目立った。西田さんという先輩が来て、二人で駐車場係を始めた。

 

 今日の会場はここ、大窪寺の大師堂。先輩たちは「たいしどう」と呼んでいるが、中に居られるのは「弘法大師(だいし)」さま。でも、ここはどこからも入ることが出来ない。

 

 その地下にある「お砂踏み道場」が、その入り口。500円の冥加金で入場できる。今日はここから中に入らせていただく。

 

 これが大師堂の内部。右側が内陣で一般の方は入れない。左側がお遍路さんがお参りする部分。大きな読経の声が響いてくる。

 

 今日の講義は、四国民俗学会の藤井洋一先生による「四国遍路と村社会」という講題で、「縁」というお話をされた。これまでの民俗調査で撮影された数多くの画像を通して、「人は一人では生きていけない」というお話を熱く語っておられたのが印象的だった。

 

 反対から見れば、こういう風景である。

 

 二コマ目は、大窪寺の槇野恵純住職から、大窪寺の縁起・由来、来歴などの講義があった。貴重な「三国伝来の錫杖」も拝観することができた。

 

 その後、受講生は二班に分かれて、この前田チーフガイドと私とで境内の案内になった。私も前田ガイドも予定時間をオーバーしてのお話になった。どうにもサービス精神が旺盛で、あれもこれもとお話して時間を過ぎてしまう。ご法話だっていつもそうだ。

 

 今朝は冷たい朝になったが、このところ暖かい朝が多いためか紅葉はまだまだ進んでいない。

 

 で、お昼はここになったが、12時半を過ぎていたが、おうどん店は長蛇の列・・・。お天気が良いからお遍路さんや観光客の方が多い・・。市の観光課の担当者2名と、堀尾養成担当、藤井先生、前田ガイド、それに私の6人が席に着いたのが13時だった。まだまだ列は長くなっていた。

 

 松茸うどんをお願いしたが、今年は松茸が不作で腐ってしまったのだとか。で、いつもの「打ち込みうどん」である。これは二人用。

 

 お昼は暑いくらいになったのだが、そんなに汗を流して食べる・・という風でもなかった。出汁がおいしいなぁと思って食べた。一人前850円だった。

 

 今日の掲示板はこれ。「つらかった悲しかった みんな今の私となって 私を支えている」という、宋由美子さんの言葉から。宋さんは真宗大谷派阿弥陀寺の坊守さんで書道や美術も手がけ、1987年・1988年に高知で行われた安芸全国書展入選、2006年・2007年には福井サムホール美術展に入賞しているほか、グループ展や個展も多数開催されているのだとか。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


さざんかに 今日の話を 聞かせよう

2016年10月29日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は気圧の谷や寒気の影響で瀬戸内側を中心に曇っていた。気温は17.8度から19.9度、湿度は88%から69%、風は1mから5mの北北東の風が一時強かった。明日の30日は、高気圧に覆われて晴れるけれど、寒気の影響で朝まで曇る見込みらしい。

 

 昨夜、つかさの会の会長から、明日30日の養成講座で、大窪寺現地研修のガイド役を仰せつかった。つまり、ガイドさんを養成する講座のガイド役ということである。前回も長尾寺さんの山門周辺のガイドを担当した。

 

 大窪寺は、子どもの頃からお邪魔しているもので、私の庭のような感覚だけれど、それは傲慢というもの。お寺は第一に檀家さんのもの。第二は総代さんなどの役員さんのもの。そして大窪寺はお遍路さんのもの。私たちはその他のお邪魔虫みたいなもの。皆さんの通行の邪魔にならぬように行動することが第一。

 

 明日の研修は、槇野住職さんから大窪寺の歴史や境内の様子などの講義があり、

 

 民俗学者の藤井洋一先生の講義、「四国遍路と村社会」についてのお話がある予定。

 

 その後、受講生を案内して境内一帯をガイドして回る。そのときの応援ガイド。メインは、この左端に少しばかり映っている「前田チーフ・ガイド」。明日、どこを担当するかはまだ聞いていない。

 

 そこで、境内をぐるりと歩いて、何か新しい話題がないかと探してみたが、そんなに珍しいものがある訳ではない。オーソドックスなお話になるのかなぁと思うばかり。

 

 ここのガイドは何回もやっているので困ったりはしないのだが、ありきたりのガイドにはしたくないしなぁと、あれこれ資料を探したりしたが、どこにやったか不明なものが多くて・・・。

 

 個人的には、境内にある山頭火の句碑や高浜年男や前川田打男の句碑などをさりげなく紹介したいかなぁと・・・。この大窪寺境内には山頭火の句碑が三つと、前の茶店に一つある。

 

 今日は土曜日ということで、午後からは奥方のお買い物の運転手兼荷物持ち。いつもの、さぬき市長尾東にある「うどん亭いわせ」という一般店でのお昼になった。

 

 奥方は恒例の「かけうどん」におでんにいなり寿司。私は目先を変えて「月見うどん」にしたが、かけうどんとさほど変わりはなかった。お隣さんは、「まつたけうどん二つ」とか、「鍋焼きうどん三つ」とかと威勢がいい。豪勢なうどんを食べるものだ。

 

 朝の散歩が効いたものか、残さずに完食をした。ここは一般店だから量が多いので、いつもは少しばかり残ってしまう。

 

 今日の掲示板はこれ。「金をつかむ者は人を見ず 鹿をおう者は山を見ず」。石仏をおう者は寺を見ず・・・かも知れない。眼の先のことばかりにこころを奪われて、周囲のことなんぞ気にもかけていないことを言うておるのだと思う。「木を見て森を見ず」というのもこのたぐいであろう・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


あくびする 口の中まで 秋の雨

2016年10月28日 | ふるさと散歩

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雨が降っている。気温は16.2度から18.8度、湿度は78%から96%、風は3mから2mの西北西の風が少しばかり。明日の29日は、気圧の谷や寒気の影響で曇る見込みらしい。

 

 東かがわ市引田(ひけた)の町並み周辺で、恒例となった「世界の人形祭」が今日(10月28日)から30日の日曜日まで行われているというのでのぞいてみた。今年は71カ国1,500体の人形が展示をされているのだという。

 

 まずは麹(こうじ)の匂いたっぷりのかめびし屋さんからのぞいてみたし、ここでスタンプラリーの1番「世」のスタンプをもらう。本当はここのおうどんを食べたかったのだが、まずは先を急いだ。

 

 ここは「手袋ギャラリー」というところで、お花のように見えるのは手袋である。ここにもたくさんのお人形が展示をしてあった。

 

 これが今回のイベントのフライヤー(チラシ)である。今年はドイツ・イヤーだということで、こどもの背丈ほどもあるお人形が準備されている。

 

 これがそのドイツ製の人形らしい。今年は「鳴門市ドイツ館」の協力により、ドイツ館所蔵品も展示してあるし、また子どもによる第九コーラスも開催されるらしい。メイン会場の讃州井筒屋敷ではビールやソーセージなど、ドイツ料理や雑貨などのマルシェを開催されている。ビールが欲しかったが、あいにくと車で来たので仕方がない。

 

 このマップの赤いのが国名、緑地に白い数字がスタンプ・ポイントで①番から⑦番まで。それを右下の番号の所に押して回る。

 

 変わった帽子の人形である。珍しいからとメモした用紙まで景品交換所で回収されてしまってわからなくなってしまった。

 

 今日は平日ということもあってか人出はわずか。テレビ局が2社、取材をしているばかりで、あとはおばさま族ばかり。

 

 聞くところによると、このイベントは、東かがわ市の手袋屋さんが「エスペラント語」のグループをやっていて、その協会が主催しているとのこと。

 

 これはモンゴルの人形だった。1,500体もあれば、何が何だかわからなくなってしまう。

 

 日本のところでは、なぜか雛人形が部屋中に並べられていた。

 

 で、7つのスタンプが集まったので景品交換所に行ったならば・・・。

 

 こういう信玄袋の詰まった段ボールからお好きなものをどうぞ・・・と言う。ま、奥方へのおみやげだな・・・ということで、風神雷神を選んできた。

 

 うーむ、これが「すてきなグッズ」なんか・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「どんな難局にあっても、「どうにかなる」という楽観性と。「自分でどうにかする」という強い意志があれば そこを切り抜けていくことができる」という塩月弥栄子さんの言葉から。生きているとさまざまな難局に出会うものである。その難局との出会いでどのような行動をするかで人間性が表れたりするもの。多くの難局との出会いが人間性を高め、難局に対して的確に処する術が身についていくのではないだろうか。そういう意味においては、難局は歓迎すべきものであると捉えることもできるだろう。難局に対しては楽観性と強い決意を持って臨むことが肝要ではないだろうか。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


曇天は 風の揺らぎも 居眠りも

2016年10月27日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていたが、気圧の谷の影響で夕方からは次第に曇るらしい。気温は16.8度から22.6度、湿度は76%から60%。風は1mから4mの東北東の風が冷たくなってきた。明日の28日は、低気圧や湿った空気の影響で、雨が降る見込みらしい。

 

 暑くなったり寒くなったり、蒸し暑かったり肌寒かったりのせいかどうか、今朝方は咳がひどくて寝たり起きたり・・・。「これはアカンぞ・・」ということで、インフルエンザの予防接種を受けてきた。

 

 さぬき市長からの「ご案内」で指定されているのはさぬき市内の医療機関だから、町内にある町医者に行ってみた。忙しそうにしているので、「明日にしましょうか・・」というと、「いえ、大丈夫ですよ」というのでお願いした。やはり、肺がゼーゼーと言うとるらしい。

 

 でも、インフルエンザの注射は打ってくれた。1,200円だった。これからは肺炎とインフルエンザが大敵とのこと。そうは言うても、どこから侵入するかわからんのだから防ぎようがない。

 

 その後は、いつもの香川県立図書館へ行ってみた。そろそろと、アキニレの紅葉が始まっている。小さなアキニレの葉っぱがハラハラと落ちてくる。

 

 これを毎朝、ほうきで掃き集めているおじさんが数人いるが、掃いても掃いても落ち葉は落ちるのだからしんどい話だと思う。

 

 午前中の平日の図書館は静かなもの。私は新聞は見ないのだが、毎日、おじさん連中は新聞が好きなようでここで新聞を読んでいる。

 

 こういう専門書コーナーになると滅多に人は来ない。

 

 こうした「娘遍路」の資料を探しているのだが見つからない。これは讃岐の伊吹島の娘遍路であるが、他の島の娘遍路なんぞはまずもって見つからない。

 

 高群逸枝さんの「娘巡礼記」とか・・・

 

 人見さんの写真集とかは娘さん一人で歩くもの。こういうものはボツボツとあるのだけれど、島の娘さんらが社会勉強のためにおへんろをするという習俗の「娘遍路」の資料は見つからない。

 

 そんなこんなで、10冊ほどの本を借りてきたのだが、これを開くだけでも大変だ。

 

 午後からも、あちらこちらと紅葉探しをしたのだけれど、空が曇ってきていい画像にはならない。

 

 やはり、紅葉は晴れた日が鮮やかに見えるもの。早々に山から下りてきた。

 

 今日の掲示板はこれ。「今から一年も経てば、私の現在の悩みなど、およそくだらないものに見えるだろう。」というサミュエル・ジョンソンさんの言葉から。1年前に悩んでいたことって何だろう・・・と、自分自身を振り返って考えてみたが、何があったか、何に悩んでいたのか思い出せない。10年日記を開いても、そんな悩みのことなんぞは書いてない。今回の言葉を読んでみて、「ああ、なるほどなぁ」と感心した。本当にくだらないものだったのであろう。悩みとはそのときの状況によって変わり、他人からすればどうでも良いような悩みもあれば、深刻で大きな悩みもある。一人ではどうすることもできず相談できないとか、悩み過ぎて食事も摂れない、夜に眠れないといったようなことは誰もが一度は経験してきたはずだ。でも、1年もすれば、そんなことなぞ、すっかりと忘れているから大丈夫なんだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


柿の日は 子規が柿の実 食べたから

2016年10月26日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で曇りで、夕方を中心に雨が降るらしい。気温は18.2度から24.2度、湿度は95%から80%。風は1mから2mの北北西の風が少しばかり。明日の27日は、気圧の谷や湿った空気の影響で、概ね曇る見込みらしい。

 

 曇っているせいか頭がすっきりしない。そこで、バッテリーの追加充電のためにしわく広島を一周してきた。相変わらず、車に出会うこともなく、人の姿を見かけることもなかった。静かな島だった。

 

 何の変哲もない風景に見えるけれど、よく見れば、このタンカーは前の小さな船に曳航されている。機関(エンジン)の故障か舵機(舵取り装置)の故障かで自力航行は不能みたい。後ろにもタグボートが左右の操作を行っている。

 

 今回のミッションはクリアーしたし、持って来た食料も食べてしまったので、10時45分の高速艇で帰ることにした。空き缶や空き瓶は回収場所に運んだし、ゴミも集積場へ運んでおいた。

 

 島のあちらこちらで釣り人を見かけるようになった。それも若者のルアー派が多くなった。それと投げ釣りでカレイとかも釣れるみたいだ。

 

 今日もイイダコ釣りの船が三隻いたが釣れている風でもなかった。

 

 帰り道に少しだけ寄り道をして、ここに寄ってみた。香川県公淵(きんぶち)森林公園内で行われている菊花展である。

 

 以前には、この入り口に、こんな人(?)が立っていて、寄付金を募集していたが、数年前からはいなくなった。作者が飽きたのか、高齢でやめてしまったのか・・・。

 

 こんなキリンやらアヒルなどもあったのだが、それもしばらく前から見えなくなった。何かあったのかも知れない。

 

 

 十日ほど前には蕾ばかりだったのに、すっかりと花が開いている。

 

 懸崖菊も開花が進んできているし、

 

 一文字菊も開いてきた。でも、小菊や盆栽菊などはまだまだ・・・。

 

 これは森林組合の青年部の方々が作ったもので、「チェーンソー・ワーク」である。チェーンソーだけで作り上げた力作である。

 

 丸太材から、こんなものをチェーンソーだけで削り出すのだからすごいものだ。

 

 今日の掲示板はこれ。「何もかもは出来なくても 何か一つは きっと出来る」と言う岡本肇さんの言葉らしい。岡本さんは1942年、大阪に生まれた。空間プロデューサーとして活躍中。1986年、中国・吉林省との文化交流で蒙刻、書を学ぶ。1991年に(有)和味文化研究所を設立し、新鮮な和風感覚での生活道具や生活雑貨商品を企画。1998年、猫のキャラクター「Kabamaru」をデビューさせ、2007年にKabamaruと7匹の猫たちの気ままな生き方を描いたエッセイの『猫だより 笑ったぶんだけ楽しくなれる。』(小学館)を出版。カレンダーをはじめキャラクター商品が人気を博す。多年にわたり、水墨書画作品を全国各地で開催。また、和風小物の商品企画や様々な創作活動を展開中である。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


つわぶきの 元気に踊る 虫がいる

2016年10月25日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で、概ね曇りで、夕方からは雨が降ってきた。気温は14.8度から23.3度。風は1mから3mの東北東の風が少しばかり。明日の26日は、気圧の谷や湿った空気の影響で、概ね曇りで昼前にかけて雨の降る所がある見込みらしい。

 

 さぬき市の朝方は快晴で肌寒くて何を着ればいいのと迷ったほど。で、恒例の火曜日はさぬき市前山にある「おへんろ交流サロン」へ出勤。主な「納め札」のお仕事が終わって、その他のわけのわからない紙くずの整理になるとメンバーもぐんと減ってきたし、秋はそれぞれに多忙な様子。

 

 今日は男性3名、女性4名の7名になった。私は、バックにある膨大な遍路資料の中から、「娘遍路」の資料を探していたが、まったく、手がかりはない。

 

 これは、文化二年の「こよみ」である。こういうものを各家庭に配る風習があったのだとか。今とは違って、「大」の月は30日、「小」の月は29日であったとか。

 

 作業は大詰めにきたらしいが、なかなかに分類が難しいらしい。「お守り」と「護符」の違い、祈祷札とお守りはどう違うのか・・。そこで並べ替えたり入れ替えたり・・。

 

 私はお先に失礼して丸亀港に向かった。12時少し前に前山を出て、丸亀港に着いたのが13時10分。高速艇は14時10分初。コンビニで買った缶ビールとおにぎりで軽い昼食。

 

 高速艇「ニュービサン」に乗り込んだのは14時ちょうど。乗客は10名ほど。みんな街で食材とかを買い込んで大きな荷物を引きずっている。

 

 高速艇は海上10数分。今日は丸亀沖の海上にはイイダコ釣りの船は2隻だけだった。もう、潮が大きくなるころだろうか。港からは食材を入れたバッグとバッテリーを手押し車に乗せて引きずるのだが、今日は暑くて汗まみれになってしまった。

 

 荷物を玄関に入れようとドアを開けると、やっぱり、靴箱の上に財布と車のキーを置いたまんまになっている。誰も来なかったようで中身はそのまんま。この週末に孫たちが来るというので、玄関のキーは施錠していなかったのである。

 

 で、本日のミッションのバッテリーの交換である。交換前に、ためしにキーを回してみるが物音ひとつしない。完全にバッテリーは空っぽ。で、新しいのを乗せかえると、一発でエンジンは起動した。やれやれである。

 

 ミッション2は、この雑草の刈り払い。先日は雨が降ってきて、これだけが残ってしまったのだった。

 

 30分ほどで刈り払いは終わって、お風呂を沸かしてお風呂に入ってお洗濯。汗まみれになった作業服などを洗濯して部屋干しにして・・・。

 

 ミッション3は、家中のリモコンの電池交換。単四乾電池を入れ替えて、テレビが映ること、エアコンが動作することを確認して夕食・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「性格は顔に出る 生活は体型に出る 本音は仕草に出る 感情は声に出る センスは服に出る 美意識は爪に出る 清潔感は髪に出る 落ち着きのなさは脚に出る」というもの。どこの誰の言葉かは不詳だが、なるほど、もっともと思うことばかり。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


小春日に 歴史談義の お茶がある

2016年10月24日 | ふるさと散歩

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は14.7度から21.4度、湿度は78%から60%。風は1mから3mの東北東の風が少しばかり。明日の25日は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、昼前から昼過ぎにかけて雨が降る見込みらしい。

 

 今朝も6時半まで寝ていた。外が明るくなるのが遅くなるので目が覚めないのかもしれない。で、起きてみれば久々に秋晴れのいい天気。

 

 朝一番に、いつもお世話になっている「テクニカルオート石川」」さんに行って、島の軽トラのバッテリーを手配してきた。島の軽トラも古いのだけれど、なかなかに便利なので手入れしながら使っていくしかない。

 

 ついでに、町内にある「みろく自然公園」で行われている菊花展をのぞいてみた。展示が始まってまだ一週間だから期待はせずに寄ってみた。

 

 ぼつぼつと開花し始めてきた。

 

 早いものは立派な大輪となっている。しばらくの間楽しめるように、時期をずらして咲くようにしているのかも知れない。

 

 小菊もきれいに開花してきた。

 

 それでは・・と、やってきたのが大窪寺さん。ここの紅葉は有名。先端部分あたりの紅葉が始まっている。

 

 日当たりのいいところはきれいに紅葉しているが、大部分はまだまだ・・・。

 

 二天門の上では、このように真っ赤になったものも見られた。

 

 境内の大銀杏の紅葉はまだまだ・・・。

 

 今月の30日には、おへんろつかさ養成講座で大窪寺現地研修があるし、11月3日には「さぬき市へんろ88ウォーク」があって、私たちが「大窪寺ガイド」を担当する。11月12日にはつかさ養成講座で「へんろ道現地研修」ということで、86番志度寺から88番大窪寺までの「旧へんろ道」を実地に歩いて研修する予定と、今月・来月は大窪寺がらみの研修が待っている。

 

 大窪寺門前にある「八十八庵」といううどん屋さん兼土産物店がある。今日も大勢のお遍路さんがお買い物をしていたが、評判のお店である。

 

 これはいつのものかは不明だが、右側の屋根がかやぶき屋根であった。お店の様子は変わらないから、屋根を瓦葺きに変更したみたい。

 

 これが昭和40年頃のお店である。私が高校生の頃のお店である。それ以前には、ここに遍路宿があって、中は土間で、雨露をしのげるだけの建物があったように記憶している。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生 くやまず くらべず くにせず くさらず くじけずに」というもの。いつもお世話になっている赤松先生さんの掲示板からだと思うのだが・・・。この語源を調べてみたけれどわからんかった・・・。確かに、これらのことを心がけて生きて行ければいいのだろうけれど、なかなかに難しいことがらばか り・・・。悔やんでも、比べても、苦にしても、くさっても、くじけても、ありのままに、南無阿弥陀仏のお念仏に救われるしかない私たち。風の流れに、雲の 流れにまかせきるしかない私たちであることか。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


散る枯れ葉 戻らぬ今日を いとおしむ

2016年10月23日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、雨の降っている所があった。気温は17.6度から21.4度、湿度は89%から66%、風は1mから3mの北東の風が少しばかり。明日の24日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 「メシができとるから食べなよ」と弟に起こされたのが6時半。そんなに早くからは食べたくもないが、弟は一刻も早く帰りたいらしい。慌ただしく食べて片付けをして、空き缶を集積場に運ぼうとしたら車のエンジンがかからない。バッテリーがイカレた様子。うんともすんとも言わない。

  

 それじゃぁ、ダメじゃん、春風亭昇太。仕方がないから歩いて空き缶やら空き瓶を片付けてきた。燃えるゴミも処分し、生ものはコンポストに投げ込んだ。その間に部屋の掃除は弟に頼んだ。

 

 弟は8時35分のフェリーで帰りたいらしく荷物を片付けて港まで小走りで向かった。私も弟について歩いたが、みるみる間に引き離されてしまう。港についてしまった!と思った。財布がない。玄関の靴箱の上にでも置いたまんまらしい。

 

 船の切符は弟が買ってくれたが、財布がないのはこころ淋しい。そんなに大金は持っていないが、小銭がないのは、なぜか不安。リュックの中には緊急用の一万円は確保しているので困ったりはしないのだが、愛用の財布がないのは変な気分。

 

 家を出る前には食卓の上やおこたの上も確認したから、置き忘れたのは玄関の靴箱の上だと思う。その場所がまた不安・・・。バッテリーを調達して水曜日あたりに交換に行きたい。それまで、財布があるのかどうか・・・。

 

 それと、単四乾電池。エアコン、テレビ、チューナーなどのリモコンスイッチの全てが単四電池切れで動かない。これも、孫が島に行く前に交換しておきたいもの。

 

 丸亀沖の海にはイイダコ釣りの船がいたが、日曜日というのに数えるほど・・。たぶん、釣れないのだと思う。数年前には「入れ食い状態」で、当時、小学生だった孫のなぎちゃんでもいくらも釣り上げたのだから。ま、釣れるとなると対岸の笠岡とか児島あたりの渡船屋さんが大勢のお客さんを連れて来るのだから、イイダコも減るはず。

 

 丸亀港で、ボートから上がってきた来た人に、「イイダコですか」と聞けば、「さっぱりやなぁ・・。」という返事。やっぱり、イイダコは少なくなったのだろう。それに毎年、場所もあちらこちらと変わっている。

 

 弟を送り届けてから、遠回りになるけれど「香川県立図書館」に寄ってみた。

 

 秋だからイベントや行事が多いせいか、館内の人影は少ない。

 

 借りていた5冊の本を返却し、新たに5冊を借りてきたが、なかなかに落ち着いて読書をするというゆとりも時間もない。

 

 今日の掲示板はこれ。「いつかできることは、全て今日でもできる」というモンテニューの言葉から。フランスの哲学者、ミシェル・ド・モンテーニュの言葉らしい。いつかやる、いつかできると思っていながら幾星霜、結局何事をも成し遂げられずに終わってしまった、そういうことは人生においてかなりありがちである。そんな時、この言葉をことあるごとに思い返しておけば、結局は「いつか」なんて日はいつまで待っても来ないわけで、それが今日であるかそうじゃないかの違いだけ、ということに気付かされると思うのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


秋の雨 みかん畑の モノレール

2016年10月22日 | 時にはぼぉっ~とする時

 丸亀地方は、湿った空気や前線の影響で雨が降っている。気温は16度から19.7度、湿度は87%から78%。風は1mから3mの西北西の風が少しばかり。明日の23日は、引き続き湿った空気や前線の影響で曇るらしい。

 

 昨夜、自治会長さんがやってきて、来月の文化祭「ふれ愛まつり」について、出展方法とか内容とかをお話した。で、そのとき、「イイダコは釣れよるんですか・・」という話になって、「それでは、明日の朝8時に・・」ということでお開きになった。で、弟と二人で丸亀沖にイイダコ釣りに出た。

 

 丸亀沖には数十隻の船が出ていて、小さいながらもイイダコが釣れている。ところが私も弟もまったくアタリがわからない。少し前には入れ食い状態で釣ったのに、しばらくお休みしたからか、勘が戻らない。

 

 でも、今夜のおかずぐらいにはなった。そのころから雨がひどくなったので早々に退散することになった。

 

 雨が降っては何もできない。軽トラの空気圧を調べに出たついでに、島を一周してきたが、今の時期、珍しいものは何もない。

 

 で、明日、広島で「いろは石ウォーク」というイベントがあるらしい。一昨年には参加して「完歩証」をいただいたが、今年は体力的に自信がない。そこで、全コースを車で見て回ったが、祭りの前日に見て回っても面白いことは何一つない。

 

 明日も天気は悪そうだが、はてさて、小雨決行になるのだろうか。

 

 来週、孫のはやて君が友人を連れて島の家に来るらしい。それはまずい・・・ということで、網戸の修理をやっておくことにした。ごらんのように上半分が破れてなくなっている。

 

 まずは、古い網目をはずして・・・。

 

 新しい網を乗せて抑えゴムでとめていく。

 

 あと、要らない部分を切り離してできあがり。

 

 こうして10分ほどで修理完了。

 

 今日の掲示板はこれ。「散ると見えるは凡夫の眼 木の葉は大地に還るなり」というもの。これからは紅葉して落ち葉が舞い落ちる時期。「あ、枯れ葉が散って行くなぁ・・」と見えるのは私ら凡夫の眼なんだよ。木の葉は大地に還って行くのだよ・・。みんな、そうして還っていくんだよ・・・というとるのやね。大地に還り、栄養となって、また、新たないのちを生まれさせ、育てていく。そういうことなんやね。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


島に来て アワダチソウのお出迎え

2016年10月21日 | 時にはぼぉっ~とする時

 丸亀地方は気圧の谷や湿った空気の影響で曇りで雨の降っている所があった。気温は17.6度から21.7度、風は1mから3mの北東の風が少しばかり。明日の22日は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、昼過ぎから夕方を中心に雨の降る所がある見込みらしい。

 

 丸亀港は瀬戸芸カラーでにぎやかそう。近くの駐車場は満車状態。でも、時間的な問題なのか本島(ほんじま)行きのお客さんはいない。我が家を11時前に出て、弟の家に寄り、この丸亀港に着いたのが13時半。

 

 14時10分の高速艇に乗り、塩飽広島の江の浦港に着いたのが14時半少し前。船内で地震の情報が流れたが、船に乗っていると地震だか波の揺れだかわからない。

 

 島の家の庭木はお願いもしないのに枝も伸びているし葉っぱももりもり・・。

 

 草も伸び放題。草だって一ヶ月前ほどに刈ったのに、いつの間にか、こんなに伸びている。

 

 それを弟のたっくんと二人で切り詰めていく。技も技術もない。ただ、黙々と切り詰めていく。

 

 すると、こんなにもさっぱりとした。

 

 毎年、この時期に、このように剪定をするのだけれど、一年もすれば、元通りのもこもこになってしまう。

 

 来月の頭、11月の5日6日と、島の文化祭「ふれ愛まつり」というものが行われる。それだもので、古いウインドウズxpというノートパソコンをここ専用に持ってきた。ところが動かし方がわからない。漢字変換がうまくいかない。辞書がおかしい・・。そんなこんなで、ブログを書いたのに消えてしまったり、再度、書き直したのに行方不明になってしまったり・・。

 

 まったく、「へとちまとち」になってしまった一日。

 

 そんなんで、とにかく生きていますよ・・という報告だけで昨日の日記としておきたい。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


草刈って イナゴが迷子に なっている

2016年10月20日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は21.1度から25.5度、湿度は88%から65%、風は1mから2mの北の風が少しばかり。明日の21日は、気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇る見込みらしい。

 

 先々週だかに散ってしまった金木犀が、思い出したようにまた花を咲かせている。わが家には2本の金木犀の木があるのだが、もう1本のほうは知らぬ顔。同じように花を咲かせて、同じような時期に散ってしまったのに、もう1本は花盛りで、もう1本は全くの知らぬ顔・・・。

 

 県道工事は着々と工事が進んでいるらしい。

 

 朝から草刈り機の音が騒々しいと思えば、お隣さんの畑やら山林やらで草刈りをやっているおじさんたちがいる。私が水路廻りの草刈りをやったもんだから、お隣のおばさんがシルバー人材センターにお願いして草刈りやら庭木の剪定をしてもらっているらしい。

 

 みれば、腰の曲がったおじいさんが草刈りをやっている。あとで聞いたらば80歳が近いのだという。

 

 私も草刈りをやらねばならんのだけれど、やれ、暑いだの、やれ、しんどいだのと、そのまんまになっている。別に草刈りをしなければならない状態でもないし・・と思ったりして。

 

 でも、おじいさんに負けたらあかんぜよ・・と、草刈りをやってみた。長いものをなぎ払うだけでも気分が変わる。

 

 夏前に刈ったのだから、そんなに長い草はないが・・・。

 

 少しはさっぱりとしたように思う。

 

 こういう感じのところが・・・

 

 あんまり変わらないのか・・・。ま、二~三日もすればさっぱりとする筈。

 

  南、西、北の三方向の草刈りが終わったので、明日は東側を刈り払うと、この「棚岩亭」の草刈りは完了。この週末・・・(21~23日)は島の家の草刈りと剪定作業の残りをする予定。

 

 島の家から戻れば、山の旧宅、「竹林精舎」の草刈りの予定。10月中には全て草刈りを終えたい計画。そうすれば来年の春までは安泰だと思う。草刈りばかりに追われる今日このごろ。

 

 今日の掲示板はこれ。「くらべて喜ぶ人は また くらべて泣く人である」というもの。人は他人と自分を比べて生きている。人は全ての物事を相対性で選択しているのである。相対性なんていうと難しく感じるが、人は自分と誰かを比べているものである。無意識のうちにも自分の持っている物と人の持っている物を比べていたりする。若い頃にはライターがあった。ジッポーがいいとか、ダンヒルがいいとかと競争したし、時計もロンジンがいいとかダンヒルがいいとかロレックスがいいとか・・。車だって、「いつかはクラウン・・」と言うていたが、今はレクサスがいいとかなんとか・・。考えようによっては「どんぐりの背比べ」みたいなものだったのかも知れない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


早い秋 遅い秋あり 里の道

2016年10月19日 | ふるさと散歩

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇っていた。気温は20.2度から24.4度、湿度は90%から76%、風は1mから3mの北東の風が少しばかり。明日の20日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 今日も蒸し暑い一日になった。気圧のせいか、湿度のせいか、今日も息苦しい一日になった。だんだんと老化というか体力低下が進行しているみたいだ。

 

 いつもは気にもとめていない場所にこんなものがあった。「新川庵経幢」と呼ばれているものである。石造建築物の一つである「石幢」は、中国では唐代に既に建てられていたらしいが、わが国では鎌倉末期のものが最古で、室町時代のものが多いという。

 

 北側(右側)の石幢の高さ2.3m、南側(左)の石幢の高さ1.76mで、もと笠塔婆であったと思われるが、願掛けのために建てられた供養塔と言われている。新川庵にある二つの石幢は風化が激しく刻字の判読は難しく、「閏2月」と「12月」「再2月」、「右近」と「左近」、「無主」と「兵主」などの異論はあるが、北側の石幢の裏側には、「永仁3年(1395)乙未閏2月(再2月)5日(12月5日)願主左(右)近将監無(兵)主守俊敬白」という刻字がある。

 

 ものはついでだと、今度はさぬき市多和にある「細川家住宅」に寄ってみた。さぬき市の多和地区は江戸時代前期の寛永年間(1624年 - 1643年)まで額邑(がくむら)と呼ばれていた。この地は讃岐で生産された塩を志度から阿波に運んでいた街道沿いにある。

 

 細川家は代々この地で居住した農家である。この古民家は1966年(昭和41年)5月の民俗調査で発見されたもので、江戸時代中期の18世紀初頭の建造と推定されている。屋根は、「ツクダレ」と呼ばれ、すべて茅葺き。柱には栗材が使われ、多角形のチョウナ仕上げになっている。ほかの軸部は松材で、小屋組も木が細く古式建築である。

 

 客の接待、家族の団らん、食事などに使われた土座は現在の居間にあたり、囲炉裏を中心にしており、座敷の竹床は、板を作るのに比べて入手が容易なことと、当時の生活習慣との関係から採用されたものと考えられている。細川家住宅は、国の重要文化財に指定されている。

 

 若い頃に「囲炉裏研究」に没頭したことがあって、ここにも何度も何度も足を運んだが、江戸時代あたりでは、囲炉裏は照明であり、暖房であり、煮炊きするにも大切だった。だから、その材料となる薪(たきぎ)や薪(まき)、割木やコクバ(松葉の落ち葉)を集めるのも大事な仕事だった。だから、納屋の裏手に「木納屋(きなや)」という小屋も建てられていた。

 

 「にわ」と呼ばれた土間は夜間や雨天時の作業場にもなったし、藁仕事や夜なべの場であった。また、普段は生活用具を保管する置き場にもなった。柱は曲がったまんま、うまく利用しているのが見てとれる。

 

 こちらが納屋である。農機具などの保管庫であった。

 

 これは昔の便所であった。夜間や雨の日はすこしばかり不便であった。

 

 家に戻ると、タイミング良くさぬき市の広報類が届いていた。毎月の自治会長さんのお役目である。

 

 今月の配付資料は14種類。こういうものを省略するために有線放送とかCATVを導入したと聞いたが、それでもやっぱりペーパーは減らない。事業所だってOA化だIT化だと言いながら、プリンターから大量のペーパーをはき出して積み上げているのだから似たようなものか。

 

 これを個別に区分して袋に詰めて、各家庭の郵便箱に投げ込んでくる。

 

 今日の掲示板はこれ。「生きるということは すなわち 悩みと共に 歩くことなのです」という枡野俊明さんの言葉から。「いま確かに生きている。その実感を体中で受け止めてください。寒さや暑さ、痛みさえも生きている実感としてとらえてください。悩みが生まれる原因は一つ。それは何かにとらわれているからです。欲望や夢、ときには人間関係にさえも執着してしまう。その執着心にこそ、悩みの発端があるのです。これだけは手放したくない、これは絶対に手に入れたい。この思いが叶わない時に悩みが生まれます。人間の持つ悩みとは、自分自身で生み出しているものが多いのです。(後略)・・・・・」

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


秋晴れは お寺の屋根を 軽くする

2016年10月18日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は湿った空気の影響で概ね曇りとなっていた。気温は20.4度から23.8度、湿度は98%から82%と蒸し暑かった。風は1mから2mの北東の風が一時は強かった。明日の19日は、引き続き湿った空気の影響で概ね曇る見込みらしい。

 

 いつものように火曜日になったから、さぬき市前山にある「おへんろ交流サロン」にやってきたが、渡邊会長も副会長の柿木さんもやってこないし、中島先生も見えない。けれど、お休みになる・・・とは聞いていないし、メールも入っていない。

 

 最近、歩きのお遍路さんが多くなった。今日も外国人のおへんろさんが何人もやってきていた。で、「ワォ~!」とか「ヘェイ~」とかと賑やかだった。

 

 あんまりにも皆さんが遅いから、すぐ近くにある「前山ダム管理事務所」まで歩いて行ってきた。

 

 ダムの管理事務所は同じ県営ダムでも対応はバラバラ。玄関が開けっ放しの所もあれば、「ご自由にどうぞ」みたいな事務所もある。ここは関係者以外は立ち入り禁止だそうだ。

 

 このインターホンの丸いボタンを押して、「ダムカードを1枚ください」というと、「はい、持って参ります」というお返事。ここは内部からドアを開けてもアラームが鳴り渡る。

 

 これが、前山ダムのダムカード。昨日の門入ダムと同じように、「FNW」と、右下に「G」の文字が・・・。

 

 裏面は、これ、この通り。

 

 前山ダムは、讃岐山脈を水源とする二級河川である鴨部川水系鴨部川の総合開発事業の一環として、洪水調節、流水の正常な機能の維持および上水道用水確保を目的として建設された、香川県が管理する多目的ダムであり、高さ38.8mの重力式コンクリートダムである。たびたび洪水を起こす鴨部川の治水と、長尾町および志度町の上水道用水確保が求められていた昭和41年(1966)に鴨部川総合開発事業が構想された。1968年(昭和43年)から調査、設計、用地買収等が行われ、1972年(昭和47年)にダム本体工事を着工。1975年(昭和50年)3月に試験湛水が開始された。(Wikipediaより)

 

 9時半ごろになって、ようやく5人が集まってきた。で、先週の続きで俵の中に詰められていた紙くずの整理作業。女性陣は紙くずのしわ伸ばし。男性陣は、伸ばしてくれた紙くずを分類して整理をする。

 

 もう、これくらいになると、何がなんだか分からないものが多くなる。この絵は何をしたものか、何を意味するものかわからない・・・。

 

 午後からは香川県立図書館へやって来た。ほんのりとアキニレの葉っぱが紅葉している。

 

 今回、借りてきた本は民俗誌3冊である。渡邊会長からのオーダーは「娘遍路」についての研究であるが、一向に筆は進まないし、まだ、構成も組み立てられていない。

 

 伊吹島の娘遍路のことを調べたいと借りて来たのだが、娘遍路の事などどこにも記述がなかった。あれあれ、違う本であったのか・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「吐いた言葉を呑みこめば 辛さ苦さが 喉を刺す」というもの。山田の法泉寺さんにあったものを利活用。「吐いた言葉を呑みこめば 辛(から)さ苦(にが)さが喉を刺す」。自分の言葉を呑み込んでみれば、辛さや苦さが喉を刺すようにきつい・・・。よくもこんな言葉を吐けるものだと驚かされる。よくよく言葉を吟味して話さねば・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


雨上がり まだまだ蕾の 菊花展

2016年10月17日 | ふるさと散歩

 さぬき市地方は朝方は土砂降りだったが、午前中からは高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は20.7度から26.4ど、湿度は94%から80%と蒸し暑い一日になった。風は1mから2mの西の風が少しばかり。明日の18日は、湿った空気の影響で、概ね曇る見込みらしい。

 

 恒例の菊花展が10月15日から始まっているというのをニュースで聞いた。そこで、町内にある「みろく自然公園」に寄ってみた。

 

 確かに菊花展は始まってはいるが、菊の花はまだまだ蕾ばかり・・・。だから人影も見えない。

 

 やはり菊花展は11月に入ってからが見頃かも。

 

 それでは・・ということでやって来たのが「公淵(きんぶち)森林公園。公渕森林公園は、香川県高松市東植田町にある公営の森林公園。香川県の制定した公渕森林公園条例によって定義されている。 元は香川県農業試験場の種苗育成場であったが、のち県民の心身の健康の増進並びに森林及び緑化に関する知識の向上を図ることを目的に土地を整備解放し、1978年に条例制定および開園した。(Wikipedia)

 

 こちらも、準備がようやく整った・・というところ。菊の花はパラパラ。

 

 栽培者の高齢化によるものか、寄付金の減少によるものか、菊の花は少しずつ減ってくる。丸く作り上げる「千本菊」とか、懸崖菊などもぐんと下ってきた。

 

 こうした大輪菊はぼつぼつと咲いているが、管物や福助などは固い蕾のままだった。

 

 黄色い大輪はよく目立つ。

 

 こうした小盆栽は蕾がまだまだ硬かった。

 

 帰り道、ものはついでだからと、この「門入(もんにゅう)ダム」に寄ってみた。

 

 通称、「はなたれダム」と言っているダムである。門入ダムは、津田川総合開発事業の一環として洪水調節、流域における水不足の解消、水道水源の確保のために、津田川支川の栴檀川に平成10年度に完成した多目的ダムである。

 

 これが、本日頂いてきた、門入ダムのダムカード。確か、このあたりに、大窪寺の北門があって、その門を入って大窪寺領に入ることから門入となった・・という話を聞いたことがあるが、定かな記憶ではない。ちなみに、カード右上の、「FNW」とは、F=洪水調節、N=流量維持、W=上水道用。右下の「G」は、重量式コンクリートダムの意味である。

 

 ということで、消化不良のような一日になったことだった。

 

 今日の掲示板はこれ。「亀は亀のままでいい 兎にならなくていいのだよ」というもの。亀は亀のままでいるしかないし、うさぎはウサギでいるしかない。私は私でしかないし、私はキムタクにはなれないのだが、キムタクもまた私にはなれない。だから、「私は私のまま」でいいのだし、「あなたはあなたのままでいい」のだし。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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