さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れている。今日もまた、黄砂を観測しているらしい。気温は18度から32度、湿度は96%から52%。風は2mの東北東の風がときおり・・・。我が家では初めてエアコンを冷房モードで動かせた。一気に暑くなってきた。明日の6月1日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みとか。四国地方では、引き続き6月1日にかけて黄砂を観測する可能性があるとのこと。
今日は我が校区、母校の小学校の運動会。名目は「春季大運動会」だがささやかな体育大会みたいなもの。児童数63名、職員数14名で、保育園・幼稚園児、保護者・地域の方なども混じって、午前中に13種目、午後から6種目の演技や競技があるらしい。
小学校の運動会なんて何十年ぶりだろ。PTAの役員をしていた頃にたまに顔を出したくらいなもので、娘が小学校にいた頃だった。そのころはまだまだ児童数も保護者の数も多かったように思う。
来春には、隣の「富田小学校」と統合されるので、今年の運動会が最後になるのだという。閉校まで300日を切っている。今日は閉校記念の人文字航空写真の撮影をするそうで、人が足りない・・・というので応援に駆けつけた・・と云うわけ。
で、お弁当をいただいて、少しばかり競技を見せていただいたが、誰が誰やら、どこのどなたか、まるで浦島太郎症候群・・・。まるでよそさまの運動会だからちんぷんかんぷん。辛うじて、同じ自治会の役員さんを見つけて一安心。
地区それぞれに役員さんがいるらしくて、ここに何名、こちらに何名・・・という割り付けで並ばされるが、これが、どんな模様で、どんな字の一部なのかはわからない・・・。
私らのチームは何かの「字」の一部らしいがわからない。で、青い色画用紙を一枚ずつ持たされて顔の前に並べるのだと・・・。その様子をラジコン・ヘリを使って監視しながら、「東の二列目、人が一人空いています」とかの指示が出る。
12時40分から準備をして、チェックして、13時丁度に飛行機がやってきて、三回ほど西から東に上空を旋回する。その後、大きく南に旋回する間に撮影画像を確認して、南から北に飛んできて、私らの上空で翼を上下にバンクさせて撮影終了。その間、10分。それでも、今日は暑かった・・・。
これは、数年前の母校・大川第一中学校の閉校記念の人文字の航空写真。今度の小学校は、この校舎の跡に建てられるそうだ。
これが、私らが通っていた頃の「松尾小学校」。だから、新しい鉄筋の校舎が閉校になると云われても、何の感慨もわいては来ないし、寂しさも悔しさもない。
今日も校舎のあちらこちらを覗いてきたが、「ふーん」という程度で、まるでよその小学校。こういう校舎の思い出の片鱗すらなかった。
私らのころは、「大川町立松尾小学校」だったから、なおさら、ここは「よそ(他所)の小学校」みたいだった。
だから、今日の航空写真の予約も、「閉校記念誌」の予約もしなかった。棺桶に持って行くような思い出もないし・・・。
午後からは、今年のテーマの「四国辺路の闇と陰」という、「職業遍路」「病気遍路」「棄民遍路」などの、「お四国さん」でない遍路・邊土・辺土の研究をまとめていた。飢饉や事業失敗や犯罪や・・・古里を追われ、故郷をなくした人々がたどった過酷な人生の旅・・・。
今日の掲示板はこれ。「生きるとは何かに一所懸命打ち込んでいく、命を燃やしていくこと」という登山家・栗城史多さんのことばから。栗城さんは云う。「生きるとは、長く生きるかどうかではなく、何かに一所懸命打ち込んで、そこに向かって命を燃やしていくことだと思います。たとえ90歳まで生きたとしても、夢も目標もなく、何にもチャレンジしない人生はつまらない。大切なことは、登頂までの過程で、いかに自分の100%を超えた、110%、120%の未知なる領域に辿り着けるかということです」と。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。