まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

春の日は いつもの時計が 遅すぎる

2018年03月31日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 3月31日(土曜日)五日目
 109-56-76 36.4 99 63.3

 曇っている。0時半から30分おきにトイレに急行。韓国だか中国だかの石の標石の話でイライラ。某国の首相府「珍樹台」前の広場に小さな古い石碑がある。

 

 ある時、盛大な記念式典が行われたとき、ここに「雪を降らせた」という「雪霊碑」があって、これを保存か廃棄かで国論を二分しているのだとか。それにつけて、こんな説明が良いとか、こんな案内は悪いとか・・・と朝まで論議していた。

 

 これは夢である。こういうバカバカしい夢で私の頭は汚染されている。

  

 朝の5時まで寝たが、寝た感じはない。またもや睡眠不足の真夜中の漂流。

 

  朝、食事が終わってから、ついつい寝てしまっていて、検温で起こされた。

 

 昼前、外科の環先生来室。肺からの排水量確認。満水の2,200CCなのでドレーン交換。一日にどれだけ溜まって、どれだけが肺に吸収されるのかを確認中だというのである。400ccとか200ccも溜まれば増える一方。その反面、少量だと、自然に吸収されるはず。心臓の手術も済ませているので、そう、多くは発生しないはず。その効果も期待したい。と、外科部長はおっしゃるが、内科をそれほど信用しとるのか・・。私は半信半疑。

 

 来週には、このコードは外して様子を見たい・・・とのこと。

  

 とにかく、今回の入院騒動の発端は、論文のタイトルにも書いた通り、「胸水貯留による心不全症候群に関する対策」である。この胸水がいかにして発生し、いかにして成長し、いかにして貯留するのか、滞留するのか。それをいかにして、排水するのか、浸透させるのか・・・ということに尽きる。

 

 その手がかりは、明日、明らかになるのだろうか。

 

 もう、数年にも及ぶ「胸水騒動」。そろそろ、決着させたいものである。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生は白黒で簡単に割り切れるものではありません。いろんな感情を味わいながら日々を過ごすところに人間の生きる意味がある」という小柳左門先生のことばから。 先生は1966年、福岡県立修猷館高校卒、1973年に九州大学医学部卒。九州大学医学部循環器内科助教授、国立病院九州医療センター臨床研究部長、国立療養所福岡東病院副院長、独立行政法人 国立病院機構都城病院院長などを経て2013年から特定医療法人・原土井病院病院長を務めている。人生はマルかバツか、表か裏か、白か黒かで簡単に割り切れるものではない。赤もあり、白もあり、黄色もあって、人生の意味があるのだと言うているのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


風混ぜて 居眠り顔の 地蔵堂

2018年03月30日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 3月30日(金)四日目
 99-49-78 36.7 98 62.1

 すっかりと春めいてきて、ここで寝ているのが不思議なほど。遠くの山では山桜が咲いて見える。近くの庭木の桜も満開気味。

 

 右わき腹にチューブを刺した場所が痛くて、0時半から30分おきにトイレに急行。2時過ぎに痛み止めをもらって、ようやくに眠りについた。5時まで寝たが、寝た感じはない。またもや睡眠不足の真夜中の漂流。

 

 部屋替えあり。前の人は外科の一棟に移動。そのあとへ個室からここへ。

 

 今日のオーダーはX線撮影のみ。結果、水はほとんど抜けて、肺は大きくなっているとのこと。

 

フォーマ端末接続エラー。奥方のPCでも同じエラー。今回のここでの通信はあきらめるしかない。

 

 合間に(というても、これが本職みたい)、入院見舞金の請求事務もやっておく。奥方は、こういう「算数」にはめっちゃ弱いのだ。私も「算数」と「体育」はダメだったな。

 

 胸水も落ち着きを見せてきたようで、出てくる溶液も少なくなってきた。こうして、肺の中の水分をみんなはき出させるのである。そうして、肺をいっぱいに膨らませている状態、そうすれば、肺の中へよそ者が入ってきても入るスペースをなくしている準備。

 

 このような場合、いくら水を排水したってしたって、後から後から水は流れ込んでしまう。だから、この水が引くまで待つ。強制的に河川のほうへ逆送する。そうして、肺の中を空っぽにしないと修復工事はできない。

 

 このように、水がなくなった時点から復旧工事、補修工事が始められる。肺をこのような状況にすると、肺自体が自力で膨らみ始めて、胸壁膜をいっぱいにする。そうすれば、胸水の流れ込むスペースがなくなってしまう。

 

 今日の掲示板はこれ。あのにこにことした旭天鵬。先日も・・「やっちまった!」と、茶目っ気たっぷりに大関に勝った喜びを話していたが、まさか・・・優勝まで「やっちまった!」というのは、相撲ファンでなくても拍手したいものだった。友綱部屋へ移籍後初の場所となった同年5月場所では、西前頭7枚目の位置で5日目までは黒星と白星が交互に続く2勝3敗の成績だったものの、そこから一転して快調に白星を重ねていき、14日目には大関・琴欧洲を豪快な上手投げで破り、千秋楽には関脇・豪栄道にも勝利して10連勝し、12勝3敗の成績で優勝決定戦まで進出した。優勝決定戦では、千秋楽では対戦相手の琴欧洲が前日の旭天鵬戦で右足根骨靱帯を損傷し休場したために現行制度では初となる平幕力士同士での対戦となり、その優勝決定戦で栃煌山を叩き込みで破り、自身初となる幕内最高優勝を果たし、同時に6回目の敢闘賞も受賞した。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


春の風 下ろせぬ荷物 前後ろ

2018年03月29日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 3月29日(木)
 94-35-77 36.3 99 63.5  だんだんと、見慣れない数字が並ぶようになった。

 

 よく寝た感あり。夜中、トイレ回数、量ともに少ない。やはり、尿の量が少ないのか。

 

 大川民生の会長と黒田氏の見舞いがあった。今度はさぬき市の協議会からの見舞金。一か月以上の入院の場合に贈られるらしい。同室のおじさんから、「うるさい。ここは病院やぞ。」と叱られた。自分もけっこう、うるさいくせに。

 

 胸部CT検査、心電図検査、採血の三点セット。その結果、肺に穴が開いて空気が漏れる「気胸」を発見。CT検査で見る限り、左上に空気のかたまり、右中に小さくなった肺臓。下側に胸水がたまって、右肺はぐちゃぐちゃ状態。なんで、こんなことになっとるん・・。誰が肺に穴を開けたん・・・。

 

 病室内でオペ。外科の環(たまき)医師の執刀。右わき腹から穴をあけてパイプを通して強制排水。「チェスト・ドレイン」で処置。処置の関係で右席から左席に移動。つまり、通路を挟んで、右にいたのを、左側に移ったもの。つまり、右わき腹に穴を開けるには、そのほうが作業が楽だったわけ。

 

 ドコモ社のフォーマの通信アダプタが到着したが、エラーで接続できず。通信不可。これは、ノートPCに小型の送受信機をつけて、ドコモ回線を経由してウェブに接続するもの。

 

 新しいから電話番号なんぞが設定できていない。古い設定資料があるはずですから・・と、個人情報は教えてくれない・・というか、あんたの個人情報なんぞ知るもんかい・・。みたいなことだ。私だって10年前のパスワードなんぞ憶えているもんか。

 

 夜までに尿1600ccを排水。腎不全は解消している。

 

 しかしのかかし、私の身体は謎だらけ・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生における幸せは 成功ではなく成長にある」というもの。サッカー、中澤佑ニ氏の心に響く言葉より…。「人生において『成功』は約束されていない。しかし人生において『成長』は約束されている」と言う言葉が元になっているらしい。チャールズ・ダーウィンの言葉のように、『最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるでもない。 唯一生き残る のは、変化できる者である』 の言葉を思い出した。たとえどんな小さな努力であろうと、それを日々継続し、変化し続けることができるかどうか。人生の本質的なゴールは「成功」ではなく、自己の魂の「成長」である。成功ではなく、成長を目指して生きて行きたい。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


花冷えの 日だまりにいる 猫二匹

2018年03月28日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 3月28日(水曜日)
 109-40-70 36.7 98 64.7

 よく寝た感あり。こんなに良く寝たのは久しぶり。尿はよく出るようになったし、布団は軽くて暖かい。マットレスは柔らかい。我が家の田舎布団の重いこと、重いこと。重さで体が押しつぶされそうになるほど重い。

 

 朝食は奥方が買ってきてくれた三割引きのサンドイッチと牛乳一パック。それだけで十分だった。

 

 ここではノートPCが使えると、勇んでPCを持ってきたのだが、通信アダプタがないので通信は不可。ここの病院Wi‐fiは使用不可。いつもの、講演会・法話用のノートPCだから不要のものは入っていない。それを、センターマシン用のHDDを急遽外して持ってきた。

 

 そのデータをノートPCに移しての作業になった。血圧や体重、脈拍数などのデータ表や10年日記、日々の会計帳簿などの貴重データである。

 

 先に大学ノートに書いた論文集を、パソコンで電子データに落としていく作業からやってみた。これも根気のいる作業になった。スキャナーで読めるかと思ったが、皆目、読み取ってはくれなかった。

 

 医大では医大の薬を調合してくれたが、ここ戻ると、日浦ドクターの薬が回ってきた。例の「サムスカ」というお値段のする利尿剤も入っている。だから、尿も180cc程度を10回でおよそ1800cc 大は一回。ここではこれで大丈夫。何がどうしてどうなったというんだろう。

 

 急性心不全用の「ハンプ」という点滴が連続して行われる。今日は点滴と薬のみ。ここには、「急性腎不全」ということで入院をしたつもりだが、日浦Drは腎臓のことなど専門外分野。あくまで「術後の心不全憎悪」ということで、「心不全のことで手術をしたが、気分が悪そう・・くらいにしか考えていない。

 

 ここでの「担当看護師」は、漫才師「いくよ。くるよ」の細い方、今くるよさんみたいで「渡邊」さんという方。しっかりとした腕の切れそうな方である。息子さんが大学受験で一週間ほど休むらしい。ということは、うちの娘くらいなものか・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「別れがあるから 毎日が貴重である」というもの。朝ドラもいよいよ最終の週になるらしい。「いくらお金があっても買えないものがある。それは寿命だ」とか言うセリフがあったような・・・。必ずやってくるお別れの時、それまでの時間をいかに明るく楽しく元気よく過ごせるのか・・・。そのことを考えてみれば、今日という日、今という時間が貴重だということは納得できることではないか。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


桜咲く 庭で手を振る 人がいる

2018年03月27日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 3月27日(火曜日)
  110-62-62 36.3  98% 65.3Kg
 さぬき市は春めいていいこころもち。でも、私の心は月夜みたいで落ち着かない気分。尿が出そうで出ない。おなかが張りそうで、張りそうで、それでも尿は出ない。我慢をすると血圧が上がりそう。そこで、午前3時半に起きてしまった。寝ていても寝てはいられない。パソコンを立ち上げてブログの編集作業。

 

 今日は香川医大での検診日である。だから、9時までにいくらのブログが更新できるかだ。13日、14日、15日、16日まで更新できた。

  

 少し早いが午前9時出発。ポチに多めのドッグフードを盛り上げておく。途中の農協さんで、建物共済の掛け金(13万円)。を入金しておく。その後、ドラッグストアで体重計の購入。体脂肪計はペースメーカーには危険だというので、体重だけが測れるものを安く買った。お風呂場には体脂肪計付きのデジタル版がある。

 

 郵便はがき二枚を郵便局で投函しておく。観光ガイドの予定表とわが家の浄化槽の点検依頼表である。

 

 10時10分に医大へ到着。受付もそこそこに、検査の指示書。採血場で採血。心電図室で心電図の測定。最後に胸部X線検査の三点セット。このころは少し動くと「ゼーゼーハーハー」という状況。心臓血管外科の待合室で待つ間にトイレに行くと、正常に尿が出る。何度やっても尿が出る。これは一体、どうしたことだ。我が家のトイレでは立っても座ってもしゃがんでも尿は一滴も出なかったのに・・・。

 

 堀井教授は多忙・・ということで、10時半の予約が11時半に変更。1時間余りも待ったが、その間にトイレに行くと正常に尿が出る。

 

 堀井教授は、私のデータを見るなり、「この週末に何をやったんですか。大変なことになっていますよ」と厳しい表情。「おしっこが出ないんです。ここに来ると正常に出るんですが・・」と言っても相手にはしてくれない。堀井教授に、ここのトイレを一個、持って帰りたいと言ったが、こちらも冗談、向こうも冗談でしか聞いていない。

 

 堀井先生は、心臓の手術をしたのに、胸水が溜まっていることに驚いている。溜まるはずのない胸水が溜まっていると、県立病院の日浦Drからも紹介状が届けられている。「すぐに水を抜きましょう」と言って、胸水を抜く準備をはじめ、600ccの胸水を抜いた。で、「急性腎不全」になっています。あなたの腎臓は壊れそうです。すぐに日浦先生に連絡を取ります」と、相変わらずの激しい表情。

  

 で、「急性腎不全で緊急入院」という情報を、県立病院の日浦Drに紹介状を書いてもらって、会計処理をし、医大病院を出たのが14時を過ぎていた。途中のさぬき市長尾の「元気」というセルフうどんの店でうどんを食べて、114銀行石田支店で通帳記載。我が家に寄って、入院の準備をてきぱきと。前回のものをそのまま掴んで飛び出した感じ。

  

 東かがわ市の広瀬歯科医院へ立ち寄り、医大で折れた歯の修理依頼の紹介状を手渡し。その後、ドコモショップで通信アダプターを注文するが、ああだこうだと、2時間もかかったが、結局、使い物にはならなかった。

 

 途中、文遊館という文具店でボールペンの太いものの赤と黒を5本ずつ10本と大学ノート五冊も買った。そんなこんなで、県立病院に入ったのは16時半。病院側は待ちかねた様子。すぐに三階の心臓病センターの212号室へ入院。この時間帯だから夕食と明日の朝食は用意できないという。そこで、奥方にショートメールの連発。奥方が三割引きの弁当を買ってきてくれたのは20時過ぎ。

 

 あわただしい、永い一日になったことだった。

 

 今日の掲示板はこれ。「困難に挫ける人もいれば 困難で成長する人もいる」というネルソン・マンデラさんの言葉から。「困難に挫ける人もいれば、 困難で成長する人もいる。挑戦を続け、最後の瞬間まで「希望」という武器を振りかざす」というのが元の言葉らしい。 若くして反アパルトヘイト運動に身を投じ、1964年に国家反逆罪で終身刑の判決を受ける。27年間に及ぶ獄中生活の後、1990年に釈放される。翌1991年にアフリカ民族会議(ANC)の議長に就任。デクラークと共にアパルトヘイト撤廃に尽力し、1993年にノーベル平和賞を受賞。1994年、南アフリカ初の全人種参加選挙を経て同国大統領に就任。民族和解・協調政策を進め、経済政策として復興開発計画(RDP)を実施した。1999年に行われた総選挙を機に政治家を引退した。(Wikipediaより)

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


膨らんだ 蕾さくらの 明日がある

2018年03月26日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は7.5度から18.6度、湿度は80%から48%、風は1mから2mの西北西の風が少しばかり。明日の27日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 今日、久しぶりに県立病院に行ったら、9時半過ぎだというのに駐車スペースがない。4回ほど駐車場を回ってみて、ようやくに車が止められた。さすがに月曜日は多いのだなぁと驚いた。

 

 薬が今週末で切れるので、「また、今後ともよろしゅうに・・・。」という意味で、次回の予約診察日の予約に行った。

 

 「それなら、今日、先生に診察してもらったら・・」というので、それもそだね~・・と、総合受付で受け付けして、このAブロックの受付もしておいた。

 

 すると、採血をお願いします・・という。香川医大の血液データは信用ならんのか、とにかく採血だ。採尿も・・・といわれたけれど、「退院後、おしっこが出ないので診察に来たので、それは勘弁ネ・・」と、相手にもしなかった。

 

 心電図計もやってきて・・という。退院間際にもやったのに、それはそれ、これはこれ・・・なんだろうな。

 

 昔はこういうペーパーだったのだけれど、今は電子データなんだろうな。これも、あっという間に終わった。

 

 最後がX線検査だが、ここには大勢の患者さんが居て、しばらくの間、待たされてしまった。

 

 最後が胸部X線検査だが、案の定、胸水が貯まっている。退院してきてから、トイレに行っても尿は出ないのだ。それに、わずかだが、体重も増えてきている。これでは、何のための心臓手術だったのかわからんではないか。

 

 医大の先生は「お茶やお水は控えてください」って言うし、日浦Drは、「お水は大事ですからどしどし飲んでOKですよ」と言う。そんなことよか、「なぜ、水が貯まるのか」「なぜ、おしっこが出ないのか」を突き止める方が先ではありますまいか。

 

 午後、県営大川ダムを散策してみたが、まだ、ちらほらという感じ。

 

 今日の掲示板はこれ。「見る気がなければ何も見えない。聞く気がなければ何も聞こえない」という荒了寛さんの言葉から。だからと言って、何でも見たがって、余計なものまで見てしまって気になってしまったり、何でも聞きたがって、余計な事まで聞いてしまって不安に陥ってしまったりするのもどうかと思う。他人の事も、自分の噂も、事実とは違ってる事が勝手に出回っているということはよくある話である。そういうことに翻弄されない心構えが必要な時代でもあるなぁと感じる今日このごろである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


春寒を 素知らぬ顔の 山桜

2018年03月25日 | たまには真剣な研究なども

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。いよいよ、春だなぁとはかんじるのだけれど、私的には肌寒くて、ただ、縮こまっているばかり。

 

 胸水(きょうすい、英語: pleural effusion)は、医学における症状、病態で、胸膜腔内に異常に多量の液体が貯留した状態ないしはその液体をいう。

 

分類

 

液体の内容によっていくつかの分類がある。外見からの分類として

  • 漿液:狭義の胸水。水胸ということもある。
  • 血液:血胸
  • 乳糜:乳び胸(乳糜胸-にゅうびきょう)
  • 膿:膿胸

また胸水の性状によって2種類に分類される。

  • 漏出液(漏出性胸水):比重1.015以下、タンパク量3g/dl以下、LDH200u/L以下、糖60mg/dl以下、白血球1000/mm3以下
  • 滲出液(滲出性胸水):比重1.018以上、タンパク量3g/dl以上、LDH200u/L以上

ライト(Light)の診断基準として、

  1. 胸水のタンパク量/血清のタンパク量が0.5を超える
  2. 胸水LDH/血清LDHが0.6を超える
  3. 胸水のLDHが血清LDHの基準値上限の3分の2を超える

のうちひとつ以上を満たす場合に滲出性胸水と呼ぶ。

原因

 

胸腔内には正常な状態でもごく少量の液体があるが、病的な胸水は

症状・所見

胸水が貯留すると、息切れ、胸痛、咳、しゃっくり、腹痛、関節強直が見られ、聴診(肺胞呼吸音の減弱ないし消失、山羊音の聴取)・打診(濁音)・触診声音震盪)上異常所見が得られることがある。胸部レントゲン写真、胸部MRIや胸部CTエコーによって診断を行う。

治療

 

原因疾患の治療

胸水の原因となる疾患の治療がまず大前提となる。しかしながら、がんによる胸水は原疾患のコントロールが困難であり、胸部管を使って、排液し、化学療法、放射線治療や液排出後に再貯溜を防ぐ薬(ピシバニール)を胸部に注入(胸膜に炎症を起こさせて癒着させ、胸腔を閉鎖する)が主となる。

胸腔穿刺

 

胸腔内へ管を入れ、胸水を直接抜く方法。即効性で効果も大きいが、原因が取り除かれない限り胸水は再び増加する。胸腔内には肺などの呼吸器が多く含まれるため、気胸を起こす可能性もあるため、かえって胸水を増悪させる。気胸を防ぐため、抜いた胸水を濃縮して再び胸腔や静脈に戻すこともある。

胸腔-腹腔シャント

胸腔内に貯留する胸水をコントロールするために使用される。胸水中の栄養分を捨てることなく再吸収力の高い腹腔内に誘導する。

薬剤の胸腔内投与

感染による胸水は、原因微生物に特異的な抗生物質類を使って治療する。

 

 

 

 今日の掲示板はこれ。「蒔けば生え 蒔かねば生えぬ 善悪の 人は知らねど 種は正直」というもの。人間は種を蒔きながら人生を歩んでいるようなものだ。よい種を蒔けばよいことが、悪い種を蒔けばよくないことが返って来るものだ。種を蒔く人はそれぞれあるだろうけれど、蒔かれた種は正直なものだというているのだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


咲く桜 掃除の時期を 思案する

2018年03月24日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は5.4度から16.4度、湿度は82%から46%、風は2mから4mの西の風が少しばかり。

 

 病院から戻ってみればすっかりと春だ。それでも私的には寒くて寒くて仕方がない。昨夜など、暖房をして寝たほどだった。だからと言って熱があるわけでも肩こりでもない。

 

 それに、病院ではあれだけトイレに行ったのに、我が家では数えるほど。それだし、尿の量は10分の1程度。計った訳ではないけれど。だからと言って体重が増えている訳でもない。

 

 さて、このブログは「一日の休みもない」ということを標榜しとるもんだで、入院していた間の30日間を取り戻すために悪戦苦闘中。どうにか3月4日までは入力できたが、一日にアップロードできる画像の枚数は100枚まで・・という制限で、4日までしか更新できなかった。

 

 病室にいた時には、退院したら歩き回れるぞ・・と思っていたが、実社会に戻ってみると、階段が上れない。少しの物も運べない。寝るときの布団が重すぎて呼吸困難になる。入院前には平気で寝ていた布団なのに・・・。

 

 「こんな筈ではなかったのに・・・」という感じ。とにかく、胸を切り裂いた傷跡が痛いのと、ペースメーカーを植え込んだ傷跡が痛い。「もうすっかりと傷跡は大丈夫ですよ。お風呂もシャワーもOKですよ」と言われたはずなのに・・・。

 

 ずっと記入している「心不全記録」に、入院中のデータも加えてみた。すっかりと数値は変化しているのだけれど、あとは気持ちの持ちようかも。

 

 10年日記にも、入院の記録を加えておいた。この黄色い部分が「入院期間」。

 

 入院していた間の会計帳簿も更新しておく。先の医療費控除の返還分で今回の手術費や入院費の支払いはできた。あとの保険からのバック分で少しは余裕のある暮らしができそう。そうそう・・、アルコール代金が大幅に減ることになるので、健全会計も可能かも。

 

 今日の掲示板はこれ。「咲くときに 散るも覚悟の桜かな」というもの。いつもお世話になる善楽寺さんにあったものだと記憶しているのだけれど。いよいよこれからが桜の時期になるのだろうが、桜に限らず、花は咲いて散るのがお仕事。「咲いた花なら散るのは覚悟・・・」という歌もあったが、生 まれたものは死んでいくように、咲いた桜もまた、散って行くのがさだめというもの。私たちに「命の尊さ」、「今を大切に」と教えてくれているような言葉で ある。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


春の陽は 静かに緩く 音もなく

2018年03月23日 | 自然ありのままに

 124-69-76 96% 36.3 61.4Kg 

 四国地方は、高気圧に覆われて晴れていた。気温は3.9度から13.8度、湿度は78%から42%、風は1mから3mの西南西の風が少しばかり。25日は、引き続き、高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 少しはゆったりと寝たような感じ。トイレの数も4回ですんだ。で、目覚めたのは朝の5時。そんなに寝てばかりもいられない。

 

 ここで飲めるのは、おばさんがやってるように抹茶の冷たいのと温いの。熱くはないお茶でこころを休める。体重計で自分で体重を量ってみた。61.4Kgだった。このまま減っていけばいいのだが。

 

 お役所仕事といえばそれ。急ぐから早くしてと・・・お願いはしてあっても、決められた手順でしか物事は動かない。「ええ、皆さん、急いでおられますから・・」なんて言われるのがオチだ。仕方なく朝ご飯を食べて時の過ぎるのを待つ。九時前に回診があって、正式に退院ということになった。

 

 これ、預かっていますけど・・と、看護師さんが持ってくれたのは一枚の短いお手紙。あの、ビーバー・みずほからの手紙だった。奥方は涙を流して喜んだ。こうした、ささいな心遣いがうれしいと思った。

 

 退院手続きになって、奥方がお金がない・・と言い出した。確かに銀行で10万円を降ろして封筒に詰めたのにどこにもないという。最後には、「あんたに渡したでしょ!」というのだからかなわない。あれこれと走り回ったあげく、銀行のカウンターに忘れていたという。この人は肝心なときになると頭がショートしてしまう。

 

 で、総計、91,000円あまりになった。

 

 結局の薬局で、病院を出たのは10時半過ぎ・・・。我が家に着いたのは11時過ぎ。

 

 待っていたのは多数の郵便物と・・・

 

 300通近い電子メール。これはパソコンメールのみ。

 

 早速に、2月22日のブログから更新開始。25日が終わったのが夕方だった。下書きもしたし、準備もしておいたのだが、案外と時間がかかるものだ。

 

 夕方からは久々に髪を切ってもらって、

 

 そして、一ヶ月ぶりのシャンプーとお風呂。でも、どれも感激もしないし喜びもなかった。 夏場だったら、もう少し、さっぱりとしたのかも知れない。

 

 夜遅くまで、ブログの更新は続いたのだった。

 

  今日の掲示板はこれ。「一言多かったか 一言足りなかったか 一言で人生が変わることもある」という荒了寛さんの言葉から。自分の一言で誰かが変わったという実感はないし、人に言われた一言によって自分の考え方が変わって、そのおかげで人生が変わったかもしれないということも ない。でも、一言多かったことで失敗したことは数知れないくらいにあるし、一言足りなかったことで理解されずに悔しい思いをしたこともいくらでもあった。  こういう一言は、内容も大切なのだが、相手の心にグッとくるタイミングで投げかけるからこそ響くものなんだろうと思う。タイミングが悪いだけで「一言多い」または「一言足りない」という結果になってきたのだなぁとは思ったりする。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


春の夜は 遠くかすかに 息をする

2018年03月22日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 今日も病室の出入りの激しい一日だった。看護師さんたちも走り回っている。それに伴って、テレビのお掃除や布団の片づけ、ベッドや部屋の掃除。それが終われば新しい布団が運び込まれると、新しい患者さんが入ってくる。

 

 3月22日(木曜日)29日目
 105-62-76  36.1   96  61.9Kg だいぶ、数値が変わってきている。

 

 心臓血管グループの許可はおりた。ようやくに退院である。ここでは夜のトイレとの格闘だったような気がする。

 

 昼前には循環器の担当者がペースメーカーの傷などを確認して許可が下りた。さらに胸部エックス線検査によって、胸水の溜まり具合も確認したが、これまたOKだった。

 

 これで30日間にもわたっての入院生活は終わる。来週からはまた、県立白鳥病院での治療が始まる。

 

 問題はこれからだ。胸水をいかにして溜めないか。体調管理をどうするのか。ペースメーカーで体脂肪率計が使えないのをどうするか。体重計を買い替えるのか。草刈り機はだめだという。電動草刈り機の準備が必要か。酒やビールはどうするのか。これから自分で考えて乗り越えてゆかねばならない。問題ばかりが山積みだ。

 

 しかしのかかし、これで本当に、胸水は止まったのか。少しばかり不安げな夜が過ぎていった。

 

 今日の掲示板はこれ。「執らわれると目が狂ってくる 欲が出ると耳が聞こえなくなる」というもの。あることに執着すると、そのことしか見えていないことが多くある。幾度もある。咸臨丸だったら咸臨丸のことばかり。レキの墓だったら、そのことばかり。周りのことなど見えてはいない。欲が出ると、そのことしか考えずにいて、他人の忠告なんぞまるで受け付けない。そういうことって、いくらもあることだ。それが私たちなのである。そのことに気づくことがまずもって先決問題なのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えると、いいね。


花冷えに 黙礼だけの 空である

2018年03月21日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

  朝から雨だった。今日は本来ならば、88番札所大窪寺での大護摩供養のガイド役を担当するのだが、とうとう、退院はさせてもらえなかった。しかしのかかし、この雨のため、この観光ツアーは中止になったのが、せめてもの救いになった。

 

 3月21日(水曜日)28日目
 125-70-76  36.3  100  62Kg

 今朝の体重計を見て驚いた。二度見、三度見して、さらにスマホで確認写真まで撮った。数年前の、あの元気なころの62Kgになっていたからである。一か月前には、ここに71Kgで入院してきた。実に9Kgもの減量である。昨日に胸水1,000ccを抜いたものと、トイレで尿を2,800ccも排出したことによるものか。

 

  でも、採血をする看護師さんに、「たっぷりと採ってよ。少しはやせるかも・・」と言ったら、「痩せません!脂肪は運動しないと燃えませんっ」と、きっぱりと言われたのには驚いたもの。200gくらいならば少しの変動はあるかも・・だが、1K、2Kはなかなかに変動しないもの。

 

 廊下で、「あんた、何も持たず、そなに、スイスイと歩きよるけど、どこがお悪いんなら・・・」と、おじいさんに聞かれた。もう、すっかりと普通人に見えるらしい。このフロアーを歩いている人は、多くが点滴台や酸素ボンベを引いている。私も点滴台がないのが珍しい。

 

にんまりとして、パジャマを開くと、おじいさんは目を丸くして言葉を失った。そこには胸の正中を切り裂いた「代紋」のような傷跡が生々しい。

 

 さらに、こういう傷もある。実物はもっと生々しく、荒々しいので省略。これらは参考画像から。

  

 今日、“ビーバーみずほ”が身体を拭いてくれてパジャマの交換をしたが、ズボンを一ランク下げてもらった。おなかがすっきりとしたせいか、ズボンがずり落ちてしまうからだ。そうは言っても、退院は目の前だ。

 

 これが最後になるかもと、シャンプーもするといったが、帰宅後にさっぱりと髪を切って、自分の手で頭も顔も洗いたいからと断った。荷物を片付けていると、義兄の「とっさん」から頂いたお見舞い金をノートに挟んでいたものが落ちたらしく、ベッドの下から見つかった。自分のものなのに、なぜかトクした気分。

 

 今日の掲示板はこれ。「逝く空に 桜の花があれば佳し」という三波春夫の辞世の句である。平成12年12月上旬に東京都内の病院に入院。翌平成13年2月初旬のこと、都内でも大雪になり、三波は病床で「ふるさとを見せてやろうと窓の雪」との句を詠んだ。それを聞いた当時マネージャーだった娘・美夕紀が「辞世の句かしら」と問いかけると、三波は「そうかもな」と少し元気なく答え、続けて「逝く空に 桜の花が あれば佳し」とも詠んだ。美夕紀は「桜の花が咲くと一緒に永眠するのか」と思ったという。そして奇しくも同年、桜の時期の4月14日、前立腺癌のため東京都内の病院で死去。77歳没。病名告知以降、手術はせずに投薬治療を選択。最期まで苦しむ事はなかったという。

 

 死去の3日程前から眠っている状態だった が、息を引き取る2時間前に目を開き、妻に語りかけた「本当にたくさんの歌を一緒に作ったね。ママ、ありがとう。幸せだった…」が最期の言葉だった。(Wikipediaより)

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


すれ違う 言葉の綾や 春の雨

2018年03月20日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 まだまだ降ったり止んだりの毎日である。そういう加減かどうか、今日は元気のない一日。

 

 3月20日(火)27日目
 127-52-67 36.3 97 63.9 一向に数字に変化はない。ということは、私の身体に変化がないってことか。

 

 昨日、あれほど「いよいよですね」「退院ですね」「じっくりとね」と、三人ものDrが言ってくれていたのに、今日の教授の「今日はダメですよ」の一言でぺっちゃんこ。ま、明日の大窪寺ガイドの件は中止になったので、いいようなものの・・・すっかりと帰れると思い込んでいたので落ち込んでしまった。医者の言葉は難しい。

 

 後は元気のない一日。一階のリハビリ・ルームに案内されたけれど、まるで何もやる気なし。体操も、自転車もウォーキングも、まるで興味なし。介護施設のおばさまのリクレーションみたいで、パワーも出ないし、やる気も出ない。こんな若い女性インストラクターくらい居れば、少しは話も弾んだのかも。

 

 私には、あのような運動は必要ない。昨日の入れ歯の掃除だって、「今、なんで、入れ歯の掃除をするんだろう・・」と、こちらからお願いもしていない歯医者さんに疑問百出。そんなことで、残り少ない私の人生を無駄にはしては欲しくないもの。私にはやることが満載で、時間が足りないばかりなのに。

 

 奥方が着替えを持ってきてくれて、代わりの洗濯物を持って帰ったのだが、奥方は近くにいた看護師さんと仲良くなっているみたい。私が、その看護師さんのことを、「みずほが・・」とか、「みずほはねぇ・・」と説明していると、「この人は”みずほさん”じゃないのよ」と、ベッドサイドの担当者名簿を指さした。そこには、私が”みずほ”と呼ぶ看護師さんの実名が印刷されて張り付けられていた。

 

 「へ・・、いつから・・」

 「最初からじゃないの・・・」

 

 看護師さんに限らず、ドクターだって誰だって、人の名前と顔は覚えられない。名前を憶えても退院したら、それでおしまい。でも、ここで一人だけ、親戚の娘さんなのかなぁと思うような、親しみと遠慮のなさと、それでいて、細やかな心遣いと・・・。どこかで出会って、ずっと一緒だったような人が、その「みずほ」と私が名付けた人である。

 

 午後、私の弟の「よっくん」が見舞いにきてくれた。来週末の「花見の宴」が気になる様子だった。はてさて、それまでに退院はできるのだろうか。

 

 兄弟、三人が歌ってさわげればいいのだけれど。

 

 今日の掲示板はこれ。「病は口から入り 禍は口から出る」というもの。病気は口から、はいる食べ物や飲み物が原因で起こり、禍は口から出る ことばが原因となって起こされる、ことが多いということ。 人の口という重要な部分についての言葉で、口をしっかり 慎むことによって、悪いことが起きないようにする、いましめの言葉のようです。 食べ物などは、食中毒、栄養素、食べすぎに気をつけて口の中に入れ、しゃべる時も余計なことは言わないように 気をつけて言葉を発するべきだということのようである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


やりなおす こともないまま 春は暮れ

2018年03月19日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

  木田郡三木町は小雨の朝になった。夜中に四回、五回起きるというても、一回の時間は10分から20分。十回起きたとしても200分。200m/60m=3h+20m  3時間少しだから、後の五時間は寝ているという計算になる。あくまで計算上のお話。

 

 3月19日(木)
 113-55-67  36.6  98%  63.9Kg

 今日は彼岸の入りだそうで、シャンプーをしてくれた若い看護師さんに、「毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは」と、正岡子規が詠んだとされる俳句は、実は、子規のお母さんの言葉を句にしたものだ・・・というような話をしたが、「正岡子規って、何ですか」と、勢いよく滑ってしまった。

 

 今日の担当だという看護師さんにも同様な話をしたのだけれど、「寒の戻りのことですか」と、これまた、完全にすべってしまったことだった。今は、自分のお仕事のことしか考えられていないのかも。

 

 正岡子規を知らない世代はいっぱい、いると思う。別に、そこの看護師さんが悪いわけではない。そういうお話をするおじさんが良くないのだと思う。

 

 今日は観光ガイド仲間の昭子さんが眼科に来たついでにと寄ってくれた。来る21日の大窪寺の大護摩供養ツアーは中止になったと報告があった。

 

 大窪寺の行事はそれとして、多和の望遠鏡博物館から遍路道を歩いて大窪寺までというツアーは雨ではきついというもの。大窪寺の「柴灯大護摩供養」は台風が来てもやるらしいので、少しもったいない決定だなぁと思ったことだった。

 

 今日のオーダーは、歯の掃除と、リハビリと称する10分ほどの散歩とスクラッチ。胸部X線レントゲン撮影と心電図検査。

 

 今更、歯のお掃除をしても、ここでの生活には関係がないのになぁと思いつつ。ここに入院し続けている間、ずっと、歯のお掃除や歯磨きのレクチャーを受けるんだろうか・・と、素朴な疑問。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生はやりなおしはできないが 出直しはいまからでもできます」というもの。荒了寛さんの言葉だと思われる。私も65年間生きてきて、もう一度人生をやり直したいと思うことは多々あったし、反省も後悔も何度も何度も繰り返してきたが、時計の針を戻すことはできないし、カレンダーを書き換えることもできなかった。人は失敗して、落ち込んだり、ときには心に傷を負うこともあるけれど、過去を後悔しても仕方ないこと。だから、ほんの少しだけ勇気を持って、気分を変えて、出直すことしかできないのだと思った。人生とは、やり直すことはできないけれど、出直すことは何度でもできるし、これから、今からでもできるものだと思っている。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら。いいね。


いつまでも 下ろせぬ荷物 春の風

2018年03月18日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 じわりじわりと春がやってきているのに、なんと、もったいないことか、朝から昼から寝てばかりいる。

 

 3月18日(日曜日)
 120-59-65 36.4 98 64.4kg あまり、変化のない数字だ。

 

 昨夜の21時に抗生物質、最後の点滴が終わった。ペースメーカーを埋め込んだので抗生物質を与えている点滴。黙って、そっとやさしく片付けてくれていた。多分、あの看護師さんなんだろう。その後は例によって22時、23時、0時、1時間おきに起きたが、量は少ない。それ以降はぐっすりと寝て、5時まで寝ていたが、相変わらず、眠たいばかり。

  

 午前中は、このドキュメントの作成・整理作業。普段はパソコンばかりを使っているので、文字を書くことなんぞ、ずいぶんと久しぶりだし懐かしい。それに知らない漢字がぞくぞくと出てくる。

 

 昼前に教授や循環器のDrの回診があって、おなかに貼ってあるシールの張替えなどがあった。

  

 お昼休み、中川Drの診察あり。体外式ペースメーカーを取り外してくれた。これでおなかまわりがすっきりとした。足のむくみも軽くなってきたし、体重も減ってきた。胸水は自然に消滅するという、教授の話。だが、この胸水ってやつは、なかなかに自然には消滅しないのだ。

 

 ペースメーカーに関する各種書類の確認も済んだ。これは、やっかいなものを背負い込んだなぁというのが素直な感想。でも、これを植え込まないと、明日の命、今日のいのちが保証されないのだから、なくてはならないもの。

 

 お隣さんは、明日がオペの日みたい。食事制限がかかっているし、家族らしい人の出入りが激しい。みんな、そうして、人生の峠を登りくだりしていくんだ・・・。

 

 どうにも、右の肺が、長年の胸水で、つぶれているみたい。そのスペースに水がたまるらしい。肺呼吸の練習をすること。大きな呼吸法をしてみること、気長に養生することなどを諭された。そうは言っても、肺に胸水がたまっていては、大きな呼吸法ができないのだ。胸水をはじき出すくらいの呼吸などできぬ。

 

 今日の掲示板はこれ。「努力した人ほど運が良かったと言い、努力が足りなかった人ほど運が悪かったという」というもの。誰の言葉かはわからないが、あちらこちらで見かける言葉である。努力と運とが関係するのかどうかもわからないが、要は自分の気持ち次第だと言うてるのだと思う。若い頃には「運がいいとか悪いとか人は時々口にするけど、そういうことって確かにあるとあなたを見ててそう思う・・・」という歌が好きだった。今は、運だ、天だと考えることもなくなった。加齢なんだろうか・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


春の日は 時計の速さが 気に掛かる

2018年03月17日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

  晴れ:快晴:木田郡三木町は春めいてきたが、なぜだか肌寒い。でも、私の心は月夜みたいで落ち着かない気分。尿が出そうで出ない。おなかが張りそうで、それでも尿は出ない。

 

 3月17日(土曜日)
 128-65-76  36.8  98%  64.5Kg

 そこで、22時過ぎに起きだして、30分ごとのトイレ巡回。トイレに行っても出る量はわずか。0時過ぎにはウトウトとし、朝の午前四時には起きてしまう。だから眠たくて眠たくて・・・。どうして、こういう現象がおきてしまうのか。

 

 昼、大川民生児童委員協議会の会長と黒田副会長と多田会計の三人がお見舞いに来てくれた。デイ・ルームでの応対。誰に聞いてやってきたものか、誰にも何も言わずには来ているのだけれど。

 

 今日はまだ、ペースメーカー対応の抗生物質点滴中。自然の人体に、人工加工物質を入れたもので、その調整役をお願いしとるみたいなもの。なんだか、異物が入ったようなのと、ぷっくりと膨らんだ部分が痛痒い・・・。

 

 左手を90度動かしていけないとかなんとかで、みずき看護師がロープ(紐)を貸してくれた。本当は「三角巾」らしいが、「これで・・・」みたいなこと。普通の方は、ぐるりと輪状に結んであるのだが、私は、腕を一周して動かないように固定している。

 

 ペースメーカーの難しい本をもらったけれど、ちんぷんかん。この手帳を、いつも持参して持ち歩け・・・とのことだが、「不整脈手帳」「不正脈記録帳」「運転免許証」・・・大きなバッグがいるようになる。

 

 午後、身体拭き、パジャマ着替えと慌ただしい。抗生物質の最終点滴が近い。

 

今日で香川医大での生活も24日日である。だから、生活がマンネリ化し、固定化してしまう。それを破ってくれる回診もないし、リハビリもなく、検査や撮影もない。暇さえあれば横になって暇つぶしにお昼寝。それが夜の睡眠に影響するのかしないのか。

 

 入院二日目に上右の犬歯が壊れて、入れ歯がしっくりこなくなってしまったので、ここでは、最後まで「七部がゆ」ですませてもらった。歯が悪いので、このほうが食べやすかった。

 

 今日の掲示板はこれ。「やってやれないことはない やらずにできるわけがない」という斎藤ひとりさんの言葉から。「やってやれないこと」って本当に無いんです。なぜかと言うと、「あなたに起きる問題」は「あなたにできること」だからです。誰もあなたに、「戦争の無い地球にしろ」とか、「世界一のコンピューターをつくれ」とか言いませんよね?それは、「あなたに起きる問題」ではないからです。今「あなたに起きている問題」は、あなたがやる気を出せばすべて乗り越えられる問題です。やってみたらあまりに簡単に乗り越えられるので、ビックリします。そんなもんです。人生って!と、斎藤さんは仰るけれど、やってもやってもできないことはできないのだ。でもだ、「やらずにできるわけがない」というのは納得できる。歩き出さなければ目的地には到達できないし、目覚めなければ、今日を楽しむことができないのは確かだと思う。まずは目を開くこと、まずはあたまを動かせること。そうすれば、歩き出すことだって可能だし、走り出すこともできるのだから。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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