まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

菜の花に時雨れる明日がついて来る

2021年02月28日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇っていた。気温は5度から13.2度、湿度は86%から62%、風は2mから4mの東南東の風が少しばかり。明日の3月1日のさぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、夜遅くは雨の降る所がある見込みらしい。

 

 118/62/78 36.6c-97% 63.4Kg 19.8c-41%-1033hPa 少しばかり飲み過ぎ食べ過ぎたのか、身体が少しばかり重いような気がするがたいしたことではない。

 

 昨夜の写真が残っていたので掲載しておく。お魚は「かます」ということだった。こういうものならばお肉ではないので食べられる。

 

 こうしたお肉は瞬時になくなってしまった。おいしいものはあっという間に食べてしまったらしい。

 

 備長炭だから煙は出ないのだが、お肉や魚のあぶらが垂れてくると室内は煙で真っ白になってしまって、窓や扉を半開きにしての食事になった。回っているのは室内扇である。

 

 だからそらまめやネギなんぞは最期まで残ってしまう。

 

 お肉なんぞは一気に姿を消してしまって、最初から最後まで、こういうものが残ってしまっていた。

 

 お食事が一段落したら、今度はカラオケである。孫のなぎちゃんと娘の二人が歌い通しで、私も数曲を歌ってからすぐに二階に戻ってしまった。

 

 奥方も翌日はお仕事だからとさっさと寝てしまった。最期には二人だけが歌っていたようだが、私もすぐに寝てしまった。

 

 起きてしばらくは目覚まし気分で、今日で2月が終わるので、早くも4月のカレンダーを作ったりしていた。

 

 その後は、囲炉裏や食卓の上を片付けてから、気分転換に東かがわ市の引田(ひけた)の町へ行ってみた。ここは例年、「引田ひなまつり」というイベントがあるのだが、今年は話題にならないなぁと行ってみた。

 

 所々に、こういうひな飾りがあるのだが、人はほとんどいない。でも、店先に雛飾りを飾ってあるお店もあるにはあるが、閑散としている。

 

 で、帰ってから調べてみると、今年のひなまつりは中止になったらしい。それも仕方のないことだ。

 

 昨年の今頃はまだ感染症が大騒ぎになる前だったらしいが、今年はそういう事情で中止になったものらしい。

 

 今日の掲示板はこれ。「人の世はあせらず あわてず あきらめず」という、町内の善楽寺さんの掲示板にあったことばから。気になって調べてみたら「読み人知らず」の格言であった。「あせる → 焦る」は、焦=鳥が焼けこげついているさま。「あわてる → 慌てる」は、慌=心が荒れて落ち着かないさま。ということで・・・、慌てるということは、心が死んで機能していない状態と同じこと。何事も落ち着いて深呼吸してゆったり、そしてどっしりのんびりじっくりと取り組んでいけたらいいのだけれど。そして最後はあきらめないで・・・。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


春めいて衣に羽ばたく風がある

2021年02月27日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は、高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は5.0度から10.1度、湿度は66%から56%、風は2ンmから4mの北東の風が少しばかり。明日の28日のさぬき市地方は、高気圧の圏内で概ね晴れる見込み。

 

 102/67/79 36.1c-99% 62.8Kg 18.3c-40%-1028hPa 体調に代わりはない。

 

 今日はさぬき市の防災研修会があるので、9時の開店と同時にスーパーで仏花とイチゴ2パックを買って、お茶用のペットボトルをリサイクル置き場に置いてから、会場の大川公民館に行ってきた。

 

 病気になろうが感染症が流行ろうが災害はやってくる・・ということで、感染症対策を実施しての研修会になった。さぬき市の旧大川町を午前と午後に分けて二部構成での実施となったもの。三密を防ぐためである。

 

 ということで、私たちの地区は午前中の10時から11時半までの研修になった。今回は自治会長を集めての勉強会になっている。

 

 こういう感じでテーブルに一人ずつ。換気のために窓は開放されて暖房はもちろんない。だから、震えながらの研修になった。

 

 今回は自分たちの家、自分たちの自治会という身近なところにある危険性や注意すべき点などを見つめて、どういう避難をするのか、どういう段階で避難を考えるかという、タイムテーブルの作り方の研修だった。

 

 今日は孫のなぎちゃんがやってきて、囲炉裏で焼き肉をするというので、その準備をやっておいてちょうだい・・・と言い残して奥方は出勤して行った。だから、仏花を入れ換えたり、お仏飯を盛り代えたり、生ゴミや空き缶を片付けたりと大忙し。

 

 囲炉裏の準備をして、

 

 囲炉裏用の備長炭を買ってきたりとやることは山盛り。部屋の掃除もやっておかなくてはいけないし。

 

 夕方には孫のなぎちゃんもやって来て、

 

 奥方のけいこばぁも5時半には帰ってきて、

 

 お食事会になる。

 

 今日の掲示板はこれ。「やれ運命がつまらないの、人生がつまらないのって人は、その考え方がつまらないんです。」という中村天風さんの言葉から。『やれ運命がつまらないの、人生がつまらないのって人は、その考え方がつまらないんです。いいですか、幸福も健康も成功も、ほかにあるんじゃないですぜ。あなた方自身のなかにあるんだぜ。』中村天風、なかむら・てんぷう。日本初のヨガ行者。東京都出身。旧制中学退学後陸軍の特殊工作員となり満州へ行く。日露戦争前に活躍し「人斬り天風」の異名をとった。その後、アメリカ、イギリスを経てインドに至り、インドヨーガの聖人カリアッパに弟子入りした。2年半の修業後、孫文の第二次辛亥革命を手伝った後、帰国し、東京実業貯蔵銀行頭取などを務めた。その後、すべての財産を処分し天風会の前身である統一哲医学会を設立。政財界の実力者に大きな影響を与えた。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


春雨を心得たように濡れた犬

2021年02月26日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は前線や湿った空気の影響で雨が降っていた。気温は5.5度から9.3度、湿度は94%から56%、風は1mから3mの東北東の風が少しばかり。明日の27日のさぬき市地方は、気圧の谷の影響で概ね曇るらしい。

 

 113/68/78 36.5c-97% 62.6Kg 18.7c-38%-1024hPa 体調に変化はない。

 

 今日は朝から雨。それだからか気温も低いので肌寒い。

 

 今日は2月26日。二・二六事件(ににろくじけん、にいにいろくじけん)は、1936年(昭和11年)2月26日(水曜日)から2月29日(土曜日)にかけて、皇道派の影響を受けた陸軍青年将校らが1,483名の下士官・兵を率いて起こした日本のクーデター未遂事件である。 このとき高橋是清(たかはしこれきよ)、斎藤実(さいとうまこと)など首相経験者を含む重臣4名、警察官5名が犠牲になり、 事件後に開かれた軍法会議では、「非公開、弁護士なし、一審のみ」で、刑が確定した。もう、この「2.26」は「死語」かも知れない。

 

 昨日の続きで旧遍路道を地図に落とす準備をしていたが、今日はなんだか気分的に盛り上がらない。

 

 手元の資料を眺めているばかり。昔は、こうした川沿いの生活道を歩いて大窪寺に向かったものらしい。この小さい物が「大窪寺まで24丁」という丁石である。

 

 奥方の車(本当は私の車だったのだが)が車検なのに、「あら、忘れてた・・・」というばかりで埒があかない。そこで、私が自動車屋さんにお願いして、今日の引き取りにきてもらった。車検費用も私がちゃんと用意しておいた。この茶色い車が代車である。ああ、それなのにそれなのに、「だって、あなたの車でしょ」というのだから、どうしようもない。

 

 で、10時からは私の「サービス担当者会議」である。サービス担当者会議とは、居宅サービス計画(ケアプラン)の作成にあたって、利用者の状況などに関する情報を各担当者と共有して、居宅サービス計画原案について専門的な見地からの意見を聴取する会議である。今回は一年を経過したので、その後の様子観察やら今後のケアプランの提示なんぞがあった。

 

 これまでのケアマネさんが人事異動で変更になり、新しいケアマネさんになったので、介護施設担当者を交えての会議になったが、奥方がお休みだったし、奥方もケアマネをやっていた時期があるので、奥方ばかりが話してくれて、私は借り物のネコみたいなもの。

 

 今日のお昼はカレーうどんになった。最近は運動不足なものか、あんまり食欲もわかないが、食べないとますます体力がなくなるかなぁと少しばかりを食べてみた。

 

 カレーライスに見えたかも知れないが、その下にはおうどんが入っている。

 

 最近は大きな手術や入退院がないもので、久しぶりに高額医療費の負担金が支払われるとわくわくと中身を見たら、

 

 その金額には唖然としたが、こっちが支払っていないのだから戻る金額も少なくなるのは道理。わざわざ・・と思う気もしたが、向こうさんもお役所だからと普通通りに申請書を出してきた。

 

 今日の掲示板はこれ。「何ものも「自分のもの」ではないと知るのが智恵である」というダンマパダからのことばである。「降れば濡れ 濡るれば乾く袖の上を 雨とて厭う人ぞはかなき」と一遍上人は言った。煩悩にまみれた自分でいいのだと腹をくくると光が見えてくる。「煩悩 を断ぜずして 涅槃を得るなり」と親鸞聖人も言った。人生さえも借りものである。清々しく生きられるコツがそこかしこにある。「何ものも“自分のもの”で はない、と知るのが知恵であり、苦しみからはなれ、清らかになる道である」と、『ダンマパダ』に書いてある。考えても仕方のないことを、あれこれ思い悩む のは愚かなことだ。「眠れぬ者に夜は長く、疲れた者に一里は長い。真実を知らぬ愚者に生死の道は長い」とも『ダンマパダ』に書いてあった。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


春空にジェット花火を打ってみる

2021年02月25日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、湿った空気の影響で夕方から曇り、夜遅くは雨の降る所がある見込み。気温は1.5度から10.1度、湿度は80%から50%、風は1mから3mの西北西の風が少しばかり。明日の26日のさぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で雨が降るらしい。

 

 119/63/82 36.1c-98% 63.6Kg 16.8c-42%-1024hPa 体調に変化はない。

 

 で、お天気もいいのでへんろ道(大窪寺道)を見回ってきた。来週の大窪寺班の勉強会の資料の確認のためである。現場はわかるのだが、実際の地図上だとどこからどこまでなのかがつかめない。

 

 こういう場所はわかるのだが、地図上に落とすとすると、実際と地図とがうまく合ってくれない。町の中だと案外とわかるのだが、山の中は傾斜や微妙に位置関係がおかしいのだ。

 

それだから、おへんろ交流サロンに行って大窪寺道のパネル展を見てきた。

 

 こういう地図と、私の持っている地図とがうまく合わないので位置関係がつかめない。

 

 だから片桐館長にいろいろと教えていただいて帰ってきたのだけれど、我が家で調べるとまたわからなくなる。困ったもんだ。

 

 だから、それを途中であきらめてふきのとうを探してみた。10年ほど前にはいろんなところでふきのとうが採れた。でも、山が荒れるのか、気温の関係なのか前ほどには見つからない。

 

 だから、今年はこんなものだ。これも枯れた葉っぱや根っこを掃除すればもっと少なくなる。天ぷらは簡単だけれど、そんなにおいしいものではない。

 

 我が家のチューリップの葉っぱがぐんぐんと伸びてきたし、

 

 ハクモクレンの蕾もぐんぐんとふくらんできた。

 

 こういうものは好ましくないが、彼らだって生き延びるために必死なようだ。我が家のネギまで千切って食べていると奥方が怒っていた。へ・・、ネギまで食べるのか。

 

 今日も手抜きで鍋焼きうどんにした。昨日に入れた義歯がなじめずに少し硬いと痛みが走る。慣れるまでが大変だ。

 

 午後からは、見てきたへんろ道をこまかな地図で確認してみた。だが、こんな大きな地図を会員さんに配る訳にはいかないので、もっとおおまかな地図に整理しなさないといけない。またもや肩こりがひどくなりそう。

 

 今日の掲示板はこれ。「昔は何もなかったが何かがあった 今は何でもあるが何かがない」これは「酒井義一」先生(真宗大谷派存明寺住職)のお言葉からである。今は、物はたくさんあるのだけれども、本当に必要なものは何かと問われると、それが何かが分からない。物があふれすぎていて、便利な物が増えすぎていて、あれも欲しい、これも欲しいと思うけれど、本当にそれが必要かと問い詰められたら、いや、こんなものは欲しくないと思ったりする。反面、昔は何もなかった。食べるものも、着るものも、遊ぶ物も読むものも何もなかった。それでもこころは豊かで何かあたたかいものがあった。今、物はたくさんあるのだけれど、人の情けや愛情や友情や思いやりや慈しみや・・・そういうものがなくなったように思うのは私だけだろうか。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


あれやこれ迷っている間の梅の花

2021年02月24日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は3度から10.4度、湿度は72%から52%、風は1mから3mの北北東の風が少しばかり。明日の25日のさぬき市地方は、午前中は高気圧に覆われて晴れるけれど、昼過ぎからは湿った空気の影響で次第に曇り、夜遅くには雨の降る所がある見込みらしい。

 

 116/62/78 36.6c-97% 63.4Kg 17.5c-42%-1026hPa 体調に変わりはない。

 

 そろそろとふきのとうの時期なのだろうけれど、こんなもの一個ではどうしようもないので見て見ぬふりをする。

 

 今日は歯医者さんの日。下の義歯ができる寸前で、下の左の犬歯が折れた。その根っこの治療をして心棒を立てて、今日はそこに義歯を差し込むらしい。

 

 私は長男だったから乳母日傘(おんばひがさ)で育てられたからか歯はいたって弱くて悪い。だから、歯医者さん通いばかりだったような気がする。

 

 で、多くは奥方の勤めていた歯医者さんが長かったのだけれど、その先生が高齢で歯医者さんをやめてしまったので、昨年の秋からずっと、この歯医者さんに通っているが、それが何ヶ月も続いている。で、今日も10時過ぎにやってきたのだけれど、

 

 犬歯一本を固定するのに2時間もかかって12時過ぎにようやく終わった。それだけ丁寧なお仕事をするのだろうし、ここは一度に5人を治療するから、ドクターは10分ごとに患者さんを診ていくから、どうしても時間がかかってしまう。で、また二週間後に、下の義歯の型取りをするという。何回目だろうか。

 

 お昼からはさぬき市の図書館に行って来た。代わり映えのしない図書館だけれど、気分転換みたいなところもあった。

 

 ま、たくさんの本はあるのだけれど、私の読みたい本はごくわずかしかない。当面はさぬき市の観光ガイドをするための資料集めみたいなところだ。

 

 目下はお遍路さんの服装や持ち物の変遷である。よく、遍路は「死に装束」だと言うのだけれど、現代において死に直面するような修行をする人はほとんどいない。観光バスやマイカーなどで簡単にお四国を回ってこられる。なんで死に装束が必要だろうか。

 

 必要なところはスキャナーで読み込んで電子化しておくし、画像も電子ファイル化して保存してしまう。

 

 一応、当面の目標の「あなたの知らない大窪寺」シリーズはミッションクリア。これから先、今度は何に注目していけばいいだろうか。

 

 今日の掲示板はこれ。「損をしてもいいではありませんか 損をすることをおそれ 得をするために心をくだくことだけが良き人生だとは考えられません」という五木寛之さんのことば。病気がちだからこそ理解できることもあるのだし、人に嫌われる人間だけに感じられる真実もあるものだ。人間、やらなければならないことが、山ほどある。しかし、どうでもいいことをやることも、また大事だし、必要なことだけをやって過ごす人生などというものは、むなしいこともある。どんなふうに生きても、しょせん、人間の一生なんて、あっという間の時間だ。自分で納得のいくように生きるのがいちばんいいのかもしれない。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


芋植える妻の白髪に藪椿

2021年02月23日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は、湿った空気の影響で概ね曇っていた。気温は11.5度から13.2度、湿度は72%kら54%、風は4mから2mの西北西の風が少しばかり。明日の24日のさぬき市地方は、引き続き高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。

 

 110/66/77 36.0c-97% 63.2Kg 20.4c-42%-1018hPa 体調に変化はない。肩こりも軽くなってきた。

 

 今日は天皇誕生日だというけれど、静かな、少しばかり冷え込むような休日である。

 

 で、追加バージョンでの観光ガイドマニュアルの増刷である。これは口絵でここだけがカラー印刷になっている。

 

 あとは、昨日、トナーを買ってきたのでフル回転で印刷モードである。

 

 奥方は本来は昨日がお休みなのを今日に振り替えてのお休みになったらしい。で、ジャガイモを植えるのだと畑を耕している。私は全く、そういう趣味はない。

 

 で、増刷分の六冊の印刷が終わったので製本段階である。最初はモノクロ用だからとモノクロの原稿で複製したら真っ黒になってしまった。そこで、もったいないがカラーの原版を作って、それで複製したら、少しはまともな紙面になったので、それを六部作ってみた。

 

 で、最初の八冊の上に六冊を作ったので十四冊になった。表紙だけは厚い用紙でカラー印刷したが、はやくもインクカートリッジが空っぽになってしまった。またしてもインクジェットのインクの注文である。

 

 我が家の梅も満開である。奥方は畝作りも終わって肥料(元肥)を蒔いている。これが奥方のストレス発散みたいである。

 

 さて、次の課題であるけれど、長尾寺から大窪寺に至る旧道に、義経軍がここを通って屋島に向かった・・・と言う伝承がある。多和に「力石」というところがあり、そこに大きな石がある。これを弁慶が持ち上げたとかなんとか・・。一般的には上図のように、徳島から大坂峠経由で屋島に向かったことになっている。だのになぜ・・吉野川を遡って多和を経由して屋島に向かうことになったのかと・・。

 

 さらに・・である。大窪寺は天正の兵火、つまり土佐の長宗我部軍の兵火で全焼したことになっている。ま、どこの神社仏閣にもそう書いてあるのだけれど、大窪寺は讃岐と阿波の県境に近い秘境のような山奥にある。近くにお城などない。こんな山奥のお寺がなぜ、焼き討ちされなければならなかったのか。

 

 長宗我部元親の初陣の像らしい。織田信長でもあるまいに、お寺や神社はことどとく焼き尽くすつもりだったのだろうか。

 

 これは大窪寺にある、長宗我部軍謝罪の石仏である。侍大将正木修理亮の子孫が罪業消滅のためにごめんなさいと石仏を建てている。本当に長宗我部軍はここまで来たのだろうか。今後の宿題である。

 

 今日の掲示板はこれ。「尊いのは足の裏である」という坂村真民さんの言葉で、いつもの赤松先生のお寺の掲示板から。

尊いのは足の裏である
尊いのは 頭でなく手でなく足の裏である
一生人に知られずに一生きたない処と接し
黙々としてその勤めを果たしてゆく足の裏的な仕事
足の裏が教えるもの
しんみんよ
足の裏的な仕事をし
足の裏的な人間になれ
頭から光が出る まだまだだめ
額から光が出る まだまだいかん
足の裏から光が出る そのような方こそ
本当に偉い人間である

 「尊いのは足の裏である」という詩である。災害や地震などで断水になったというニュースを何度も聞いた。香川では「高松砂漠」ということで断水や節水を余儀なくされた。蛇口をひねっても水が出て来ない。シャワーからも水が出て来ない。トイレの水を流すことができない。今まで何とも思わず当たり前に過ごしてきた日常が、有り難いことだったなと、水が出て来なくなって知らされたことだった。思えば、水だけでなく、太陽の光、土の恵み、自然の恵みだけではなく、人間のあたたかさ、ぬくもり・・・当たり前になった瞬間に光を失ってしまう。真民さんは「足の裏的な仕事をし 足の裏的な人間になれ」と言っている。 だれに褒められるでもなく、感謝されるでもなく、黙々とと支えて下さっている足の裏。その足の裏に感謝する心を育むことが、自分が豊かな人生を送ることができるになるだろう、その心を大切にしたいと思う一日であった。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


芽吹く春待つ毎日のいとおしく

2021年02月22日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は9.5度から22.2度、湿度は80%から48%、風は1mから5mの西南西の風が一時は強かった。明日の23日のさぬき市地方は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込み。

 

 111/66/79 36.4c-97% 62.8Kg 22.1c-41%-1015hPa 体調に変化はない。

 

 さて、今日は三ヶ月に一度のペースメーカー外来の日である。ペースメーカーの機能的なチェックや電池の消耗度、さらに、患者の身体の状態に応じてペースメーカのプログラムを最適に設定することを行うもの。

 

 まずは、ペースメーカーが正しい位置や姿勢にあるかなどを確認するために胸部レントゲン撮影を正面からと側面からの写真撮影する。これでリード線の状態なども見ることが出来る。

 

 続いて心電図検査。ペースメーカーが正しく動いているか、不整脈はないかなどをチェックするもの。これらは数分ずつで終わる。これで午前中の検査はおしまい。肝心の検査は午後からになるので一旦帰宅する。

 

 で、昨日、トナー切れになった、このプリンターのために、交換用のトナーを買っておくことにした。予約してあるものは24日に届くのだが、明日一日がムダになるではないかと思って電機屋さんに向かった。

 

 で、隣町にあるケーズデンキさんに行って来た。こういうトナーはどこにでもは置いてないので、行きつけのお店ならば私用に置いてくれているみたい。

 

 これが、そのトナーである。定価は8,580円である。amazonさんだと5,691円程度になるが、それが24日に来るので、今日は10%割引だと言うことで7,969円になったが仕方がない。

 

 今日はかまたまうどんにした。うどんが手っ取り早いし、食べるのが早くて楽だ。

 

 食事が終わればすぐに出掛けて病院に戻った。すでに書類は受付からドクターに回されている。診察は13:30から。なんとも二重手間だが、泣く子とお医者様にはかなわない。

 

 こうした円盤状の器具を、胸のペースメーカーの上(植え込んだ場所はこんもりと盛り上がっているのですぐにわかる)に衣服の上から載せるだけ。それで電池の残量とか設定値とかもろもろのデータを読み込んだり書き込んだりできるというもの。

 

 それを助手の技師が読み取って、ドクターが電子カルテに書き込んだり、ペースメーカー手帳に書き込んだりする。それの最終判断は私の内科の担当ドクターがするというもの。

 

 これが肌身離さずに持っていないといけないという「ペースメーカー手帳」である。ここに最新のデーターが書き込んであるというのだが、私が見てもちんぷんかんぷんである。

 

 13時40分過ぎに診察が終わり、870円の医療費の支払いを済ませたら、東かがわ市の湊川沿いにある「川津桜」をのぞいてみた。すると、「そこは歩道だから、こっちの駐車場に入れ!」としつこく言うおじさんがいた。

 

 「すんません、すぐに帰りますから」と数枚の写真を撮ってその場を離れた。路駐なんぞをして近隣住民からのクレームが多いに違いない。このあたりでは有名な川津桜の名所になっているらしい。

 

 今日の掲示板はこれ。「老病死は自然である その老病死する事実に向き合わず逃げ回っている我々の姿を無明という」という、赤松先生のお寺にあったことばから。生まれたいのちは、その瞬間から「老病死」を抱いて生まれている。それが全てのいのちに共通する自然である。その事実に向き合わずに、自分だけは死にたくない、老いたくない、病になりたくない・・と、逃げ回っている姿を「無明」というのである。無明とは仏教語で、邪見・俗念に妨げられて真理を悟ることができない無知のことを言う。最も根本的な煩悩で、十二因縁の第一、三惑の一とされている。桜の木が芽を出し背を伸ばし枝を伸ばして成長し、やがて花を咲かせて花は散る。やがてにその桜の木も枯れ果てて朽ちて倒れるのだが、それが自然というものである。その生老病死に目を向けて、今日という日を悔いなく生きてゆきたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


山晴れて薄紅梅の佛かな

2021年02月21日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は10度から22度、4月下旬頃の気温だということだったが、風が2mから6mの西南西の風が強くてさほどには感じられなかった。湿度は74%から42%、明日の22日のさぬき市地方は、引き続き、高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 118/62/78 36.3c-96% 63.4Kg 21.1c-40%-1015hPa 体調に変化はない。

 

 さて、いつもの10年日記だが、こうしてみると一年おきに入退院していることがわかる。それに去年の今日だけれど、教授を含むカンファレンスが行われて「治療不能」「あなたのいのちは風前のともしび」「今後はあなたらしく生きてください」と宣告された日。あれから一年は生き延びてきた。

 

 さて、天気はいいのだけれど風が強いようなのでどうしようかと思案しながら、ふと、思いついて、ガイドマニュアルを私用にカラー印刷したらどうだろうかと考えついた。

 

 カラーページは64頁、モノクロ42頁、合計106頁。64頁くらいなら大丈夫じゃろうと単純に思っただけのことだった。

 

 こうして見るとモノクロみたいに見えるのだが、ちゃんとカラー印刷になっている。

 

 こうしてみると、この標識板みたいな枠は邪魔だなぁと思うようになった。お手本が案内標識だったので、それを単純に真似しただけのことだったが、でも、これからやり直すのも面倒だなぁと思ってもみたり。

 

 うーむ。画像の大きさもまちまちだし、サッキーちゃんの大きさもバラバラ過ぎる。でも、今からやり直す元気はない。

 

 そこで、またまた思いついて、このカラー版をモノクロで印刷したらば、どうなるじゃろうかとやってみた。今までは、モノクロ版を作るのだから、原稿もモノクロで良かろうわいとやってきたのだが、全体が真っ黒になっている。

 

 そこでテスト版を作ってみたらば、案外ときれいな紙面になってきた。それでは、これで印刷し直してみようかと思ったら・・・、

 

 またまた、「トナーがありません」というエラーメッセージ。これのトナーは24日でないと入荷しない。仕方がないから三日間待つことにした。

 

 花壇のチューリップがぐんぐんと伸びてきたし、

 

 ロウバイも盛りを過ぎようとしている。今日は春の陽気だけれど、明日からは寒くなるとの予報もあるし。

 

 庭先では目白が春が来るのを待っている。

 

 今日の掲示板はこれ。「何もかもは出来なくても 何かひとつはきっと出来る。」というもの。(岡本肇/新日本カレンダー) より。「やりたいことはたくさんあるんだけど・・・」。だけど、行動できない人がいる。話を聞いてみると、時間がないとか、経験がないとか、能力が足りないとか、出来ない理由が次々とでて来るもの。でももう少し詳しく話を聞いてみると、一度に大きなことをやろうとしているのだとわかってくる。普段まったく運動していない人が、「マラソンに興味があってやってみたいけど、とても出来そうにない」と言うのである。そりゃ、いきなりフルマラソンとかは無理というもの。でも何もしなければいつまでたっても出来ないままだ。まずは、今すぐにできる何か小さなことを見つけることが大事。夢や目標に近づくために、今日できるほんの小さなことだ。それを積み重ねていくことにしよう。毎日やることはたくさんあるだろうが、ほんの小さなひとつのことなら出来るはず。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


春一番凝る肩揉んでお茶にする

2021年02月20日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は高気圧に覆われていて晴れていた。気温は3.5度から16.6度、湿度は78%から44%、風は2mから5mの西南西の風が少しばかり。明日の21日のさぬき市地方は、引き続き、高気圧に覆われて晴れる見込み。

 

 120/66/79 36.4c-98% 63.2Kg 17.7c-40%-1016Hpa 体調に変化はない。

 

 奥方の一句らしい。昨日のジャスミンの庭木を起こす作業のことを詠んだらしいが、つまらんと言えばつまらんが、奥方にしてみたら一大事だったらしい。昨夜は私が風呂にも入らずに寝たこともあったらしい。本当に心臓が破裂するかと思った重さだったのだから。

 

 それはさておき、今日は毎月の20日ということで、さぬき市の広報を各家庭に配ってきた。

 

 こういう過疎の集落で車一台、猫の子一匹にも出会わない。ましてや人の声なんぞは全くない。

 

 そのついでに東かがわ市の川津桜をのぞいてきたが、まだまだ寒いのか花は見えない。

 

 ときおり花の開いた枝もあるにはあるが、もう少し時間が欲しいところか。

 

 今日はプリンターのトナーとインクが届くというので自宅待機になった。お急ぎ便にすると翌日には届くのだが時間指定はできない仕組みらしい。時間指定になると一週間も待たねばならないという。私にそんな時間はない。そこでいきおい在宅ワークになってしまう。

 

 で、早くも自治会長変更手続きの準備である。自治会長就任通知書とか広報配送場所調査票とかは簡単だけれども、自治会運営費補助金をもらったら、その報告書がいるし、令和3年度の補助金交付申請書とかのお金のことになると面倒くさい。

 

 働き方改革だの押印廃止だのという風潮らしいが、やはりなんだかんだと書類が何枚も必要になるし、ハンコもどしどしと押さねばならない。改革は進んでいるのじゃろうか。

 

 で、トナーである。トナープリンターは4台あるので、それぞれにトナーが必要だし、インクジェットも4台があるので、それなりにインクカートリッジも必要になる。印刷費だって馬鹿にはならない。

 

 だから、どのプリンターのトナーがどれで、これのトナーはどこのものじゃろうかと考え込んだりする。

 

 こういうインクジェットのインクもお値段するし印刷枚数が多いと1週間で交換になる。印刷用紙だって箱買いするけど、「あれ・・」と思ったらもう空っぽになっている。

 

 今日の掲示板はこれ。「世の中は 浮きも沈みも 苦も楽も 心の船の 舵のとりよう」というもの。いつもお世話になっている赤松先生のお寺の掲示板から。故菊乃家〆丸さんのセリフからである。チンドン屋歴約80年の人。2011年3月16日急性心不全で死去した。92歳であった。本名:大井正明さん。東京は下町、墨田区曳舟界隈に生まれて、92歳で亡くなるまでそこで暮らし続けた。職業はチンドン屋。芸名の菊乃家〆丸(きくのやしめまる)の方が通りがいいかもしれない。亡くなる直前まで実に75年間ほどチンドン屋一筋の人生を歩まれた。「変わらない」ことを貫いた一生だったと言っていい。太鼓や鐘で人目を引いて、新店の開業や催しを宣伝して練り歩く。戦前には東京市内に2000人ほど同じ稼業の仲間がおり、同じ町内にも数軒のチンドン屋があった。ところが新聞の折り込み広告が盛んになるにつれて仕事が減った。同業者が次々に廃業していく中で、ただ1人黙々と仕事を続けていた。チンドン屋も紙芝居屋もラオ屋も「いかけ屋」もなくなった。まさに浮き沈みの中で消えていった人たちだった。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


藪陰に椿居座る昼下がり

2021年02月19日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は寒気や湿った空気の影響で概ね曇っていたが、午後からは高気圧に覆われてくるため晴れてきた。気温は2.5度から9.7度、湿度は76%から62%、風は5mから2mの西の風が少しばかり。明日の20日のさぬき市地方は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込み。

 

 111/68/80 36.5c-98% 62.4Kg 19.0c-38%-1020hPa 体調に変わりはない。肩こりも気にするほどでもなくなった。

  

 で、今日も観光ガイドブックの印刷製本をやっていた。でもやはり、黒や白の筋が入ったり、紙詰まりがあったりと簡単にすんなりとはいかないが、仲間内の部内資料だからと許してもらうことにする。有料で販売するならだめだけど、手持ち資料というか観光ガイドの部内資料だからということにして。

 

 で、なんだかんだで11部のマニュアル本ができあがった。これはこれで「ミッションクリア」とする。

 

 お次に来月2日の勉強会の資料作り。今年はどんな一年になるのだろうか。

 

 昨年の振り返りと今年の活動予定だが、今年も公なイベントは無理だろうか。

 

 その勉強会の資料もメンバー全員用に印刷しておく。お遍路さんが讃岐に砂糖を伝えたという話がもう一つ発見されたことやら、大窪寺の遍路道が国の史跡に追加されたことやらと中身はたくさん。

 

 そうそう、昨日も触れたけれど、今日が私の母(さっちゃん)のお葬式の日。母の遺言で、「自宅から送りだして欲しい」ということで、狭いながらも我が家でのお通夜、お葬式になった。お寺さんは私の師匠の明海さんと私の二人だけ。

 

 本当に身内だけのお葬式になった。私が喪主で坊さんだからということで、当日の写真はほとんどない。喪主をやりぃの、坊さんもやりぃの、また喪主にもどっての挨拶やらなんやらとバタバタとするばかり。

 

 お見送りは雪だるまだった。斎場から戻るとお仏壇周りの片付けやら何やらと目まぐるしい一日だった。あれから9年か・・・。

 

 これは玄関に植えてある「ジャスミンの木」である。これが先日の強風と雪の重みで内側に倒れてきて通路を塞いでしまっていた。私が邪魔だから切り払ってしまうというと、奥方が烈火のごとく怒り出してしまった。そこで、これを元通りに起こそうとすると意外に重くて心臓がキリキリと痛み出してしまった。どうにか奥方に手伝ってもらって元に戻したが、いまでも心臓がキリキリと痛む。

 

 それが終わった所へ、さぬき市の広報袋がやってきた。間に合ってセーフだった。それにしても、元気なようでも心臓は日増しに悪くなっていくようだ。

 

 今月号の広報誌である。これを集落内各戸に分配して、明日の朝に郵便受けに配達する。

 

 集落内たって、我が家を入れて9戸だから配達するのは8軒である。たいしたお仕事ではない。

 

 今日の掲示板はこれ。「歩き続けていれば、思いもよらぬときに蹴つまずくものだ。歩かずにじっと座ったままで蹴つまずいた人を、見たことがない。」というチャールズ・ケタリング(発明家)の言葉から。障害が訪れることは前進している証だと前向きにとらえよう。たとえそこで失敗したとしても、また起き上がり、同じ失敗をしないようにすれば更に前進していくことはできる。歩くことを止めなければ、必ず前進していける。じっとしていて化石になるより、泥だらけの人間になれ。チャールズ・ケタリングは目が悪かったが、オハイオ州立大学で電気工学を専攻。1904年に卒業し、新しいアイデアというものはチームであればこそ進化させることができるとの考えを持ち、興味関心事にこれを広く適用した。 20世紀初頭、オハイオ州西部の都市デイトンは米国の工業都市のなかでもリーダーとなっていた。自動車関連の研究のため、エドワード・A・ディーズとともに、1909年、デイトン・エンジニアリング・ラボラトリーズ・カンパ ニー(デルコ)を創設している。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


白梅に今日の重さを載せてみる

2021年02月18日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は、寒気や湿った空気の影響で曇っていたが、次第に高気圧に覆われてきて晴れていた。気温は0度から4.9度、湿度は74%から60%、風は8mから3mの西の風が一時は強かった。明日の19日のさぬき市地方は、高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 104/85/85 36.3c-98% 62.6Kg 17.6c-40%-1012hPa 体調に変化はない。肩こりはずいぶんと楽になってきた。

 

 遍路研究や遍路に関する論文などに使われている写真である。この写真は岩波写真文庫の176集目という小冊子からである。これを探し回って、ようやくに見つけて購入した。

 

 こういう文庫本サイズのパンフレットみたいな64頁の薄い本である。あれ、今日は二十四節気の「雨水」ではないか。いや、それはさておき、こんな本が2,000円もしたのか・・と裏を見ると100円と書いてある。1956年発行の100円というと、当時はそれなりにお値段したんだろうか。

 

 1956年と言えば昭和31年、戦後間もなくと言う時期で、私は8歳の頃か。その頃は春と秋のお彼岸の中日には「市が立つ」というので親戚兄弟うちそろって出掛けたものだが、この松の木の記憶はない。

 

 その頃の大窪寺らしいが、山寺らしい素朴な風景に見える。65年前の大窪寺は、こんな景色だったのかとしみじみと眺めていた。「本堂前の宝杖堂(おつえどう)は、大師が行脚の錫杖を納めたところといい、結願したお遍路さんも金剛杖を納めるのが建前だが、再び順行する心あらば記念に持ち帰るも可」とあるが、そういうお堂があったのだろうか。

 

 これは私の10年日記だが、2013年の今日、2月18日は母のお通夜だった。1月の下旬には状態が悪化し、お葬式の準備に入っていた。そんな中、京都の本山での布教使研修会に参加し、帰宅すると弟と交代して我が家の片付けをしてお通夜になった。その夜が大雪になった。その翌年も布教研修会から戻ると一周忌法要になり、その翌年も同様に研修から戻って三回忌を勤めた。

 

 当時、ほとんどの家が葬儀会館などでのお葬式になっていたが、母の遺言で我が家から送り出すことにした。そこへ持ってきての大雪に一同、大慌てになったことだった。

 

 ちなみに、若い頃の母である。

 

 さて、である。このトナープリンターであるが、印刷面に白や黒の筋が入るからと同型機種を探して買い求めたのだが、今度はそちらが紙詰まりが多く発生する。するとどうだ、「せらい子」みたいに、筋も印刷斑もなく印刷が可能になったではないか。※せらい子= 子のない人がもらい子をした後に生まれた実子。〈壺井栄〉一「もらい子をすればせらい子が生れるという」.

 

 で、発行部数10部のうちの半分があっという間にできあがってしまった。

 

 残りは明日にでも片付けてしまえる。それに納期は来月2日だ。まだ、時間は十分にある。

 

 こういう両面モノクロ印刷である。カラーにしたいのだが、インクジェットのインク代がばかにならない。

 

 今日の掲示板はこれ。「こんなはずではなかった と言って終わるか これでよかったと言える人生にするか それが仏法」というもの。いつもの赤松先生のお寺にあった言葉から。人は死に直面して、はじめて過去の自分の無意味な生き方に気がつくのである。それまでの自分は、家族を守るため、お金を貯めるために生きてきて、「幸せ」 という夢想を埋めるためのものでしかなかった。自分で生きていなかったということに気がつくのである。「こんなはずではなかった・・・」その思いは、「自分だけは大丈夫」だと思い込んでいるために起こるのではないのか。そんな私たちに対して、すべての物事は必ず移り変わるということを、仏教では「無常」と 教えてくれているのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


つかの間のはかなき夢や雪吹雪

2021年02月17日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は、寒気や湿った空気の影響で概ね曇り、朝から雪が降っていた。気温は4.2度から-0.1度、湿度は80%から60%、風は8mから5mの西の風が一時は強かった。今夜も冬型の気圧配置となるため曇り、雪が降るらしい。明日の18日のさぬき市地方は、引き続き冬型の気圧配置となるため曇り、雪の降る所がある見込みらしい。

 

 111/71/78 36.4c-98% 62.8Kg 19.5c-43%-1008hPa 体調に変化無し。朝、目が覚めたら雪だった。今年は温かいせいか雪が見えないなぁと思っていたらば、やはり、この時期は雪になる。

 

 湿った雪がジャカジャカと降る中を、奥方は慌てて出て行った。幸い、道路には雪はない。後には洗濯物がそのままになっていた。それを部屋干ししておいた。

 

 これは十年日記だが、2月18日前後には雪が降る。2013年の2月18日に母が亡くなった時、この日も珍しく大雪になった。お葬式の日に雪とは、母もいたずら好きやなぁと話したが、翌年の向かわれも三回忌も雪になって大慌てになった。この時期を過ぎたらさぬき路は春になる。

 

 子どもの頃には、こんな雪が毎年だったが近年は温暖化のせいか雪は珍しくなった。だからタイヤもノーマルのままだし、タイヤチェーンも用意しなくなった。

 

 そんな中、注文してあったプリンターが届いた。それも二台が同時に届いた。配達のお兄ちゃんが、「さすが、このあたりは風情がありますねぇ」と雪景色を楽しそうに眺めていた。

 

 これが、筋が入って印刷できなくなったプリンターの後継機である。これがないと、私の本が作れない。この機種はもう三台目である。もう生産も市販もしていない。

 

 これが、これまでのCANONのD450というプリンターで、全く同じ物を探してきた。だと、操作が同じでトナーも同じ物が使えるからだ。

 

 もう一台は、ブラザーの両面印刷用のトナープリンターである。これも私の本作りには欠かせないもの。

 

 動かないと思えばトナーの装着を忘れていたり、保護材がそのままで動かなかったりと右往左往するばかり。

 

 それからドライバーのインストールなんぞでお昼が来たが、お昼どころではなくて、そのままインストールの作業続行。

 

 これでは大窪寺も雪だなぁと考えていたらば、

 

 あっという間に普通の景色に戻ってしまった。なんともはかない淡雪であったことか。それでも今夜も氷点下になるらしいが、明日は晴になりそうな予想が出ている。

 

 今日の掲示板はこれ。「それもこれも みんな当たり前だと思った時から 私の不幸は始まる」というもの。いつもお世話になっているお寺さんの掲示板からである。

自分の今の幸運を、
当たり前と思った時に、
不運は始まる。

自分と付き合ってくれている人が、心優しい。
そのことを当たり前と思った時に、
不幸は始まる。

気がついた時には、
酷い人に囲まれている。

自分のことを良くしてくれる人がいる。
それで図に乗った時に、
地獄の入り口にきている。

一度去ったその人は、もう戻らない。
なぜなら、
その人は、去る前に、できる事を精一杯しているから。

(加藤諦三 金のたまごを生むから)

 ※図に乗るの「」とは、仏教の法会などで僧が唱える声楽『声明(しょうみょう)』の転調のこと。調子に乗るという意味。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


もの言わずはやタンポポのひたむきさ

2021年02月16日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は、高気圧に覆われて概ね晴れていたが、夜は前線や湿った空気の影響で曇り、夜遅くには雨や雪の降る所があるらしく、雷を伴う所がある見込みだそうな。明日の17日のさぬき市地方は、寒気や湿った空気の影響で曇り、雪や雨の降る所があるらしい。明け方まで雷を伴う所がある見込み。

 

 115/64/81 36.2c-98% 62.2Kg 19.2c-47%-1000hPa 体調に変わりはない。肩こりはぐんと楽になった。

 

 すっかりと春めいてきた風景だが、風が冷たくて今日も在宅ワーク。肺が弱いのと気管支も弱いので、肺炎になると命取りだとドクターに厳命されている。

 

 だから今日も「机上調査隊」で、古い写真を探し出していた。これは「奥の院」(胎蔵峯寺)で、古くにはこうした岩穴に阿弥陀如来などをおまつりしていたらしい。

 

 その後、その岩穴の前に、こうした木造の建物が建てられたらしい。

 

 その中はこうなっている。紋所は「金剛峯寺定紋」ということになっている。手前には囲炉裏が切ってあってお籠もりをしていたのかも知れない。

 

 これも少し前の写真だと思われるのだが、いささか風景が違う。

 

 これも10年も昔の写真らしいが、手水盤の位置が少しばかり違うし、不動明王像が新しく設置されている。その時に手水場が移転されたのだろうか。こういう微妙な変化には全く気がついていない。

 

 ま、そういうことばかりやっていると、オツムが乾いてしまうので、こういう遊びでリフレッシュしておく。

 

 ところがこれも簡単には解けない。ああだ、こうかもと考えると一時間ほどはすぐに過ぎてしまう。

 

 本堂の南西には仁王門があり、それを潜って西参道が伸びている。この参道は夏至の日出と冬至の入日の二至ラインに一致していて、冬至の日に境内の内側のほうから仁王門方向を見ると、冬至の入日が仁王門に掛かる形になっている。また、本堂の北西方向には矢筈山があり、その方向は夏至の入日に一致する。

 

 また本堂から見て北東には東女体山があるが、その山頂方向は夏至の日出方向に一致するという。こうした構造も、二至(夏至と冬至)の太陽出没を神聖視した修験道の名残りだと推定されている。

 

 これは本堂の様子だが、全員が白衣姿だから昭和の50年代頃だろうか。少しばかり本堂の様子も違っている。それに手前の石仏はどうなったのだろうかと、謎がまたまた膨らむばかりである。

 

 今日の掲示板はこれ。「一日は一生の縮図なり」という森信三先生の言葉で、いつもお世話になっている赤松先生のお寺の掲示板から。森信三先生はいう。「わたくしたちはこの2度と繰り返せない人生を、できるだけ有意義に、充実した人生として生きなければと思うのであります。ところが、そのためには、結局は一日一日を充実して生きる他ないと思います。したがって、真に充実した一生になるかならないかは、その人が『今日』一日の仕事をやり遂げるか否かによります。まことに『一日は一生の縮図なり』です、と。来週が終われば2月も終わる。再来週からは3月になる。今日の目標をしっかりと見据え、今週の目標をしっかりと確認し、1日1日を悔いなく、ムダにすることなく歩きつめてゆきたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


紅梅が精一杯に背伸びする

2021年02月15日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇り、雨が降ったり止んだりを繰り返していた。気温は12度から14.6度、湿度は96%から52%、風は2mから8mの西の風が一時は強かった。明日の16日のさぬき市地方は、高気圧に覆われて概ね晴れるらしい。

 

 119/69/85 36.4c-97% 62.4Kg 19.0c-47%-1002hPa 体調に変化はない。肩の凝りも少しは残るがさほどでもない。

 

 爆弾低気圧で雨と風が吹き荒れる天候となっている。特に東北などの東日本は要注意らしい。

 

 今日、二月15日は涅槃会(ねはんえ)。涅槃会は、涅槃講や涅槃忌とも称し、陰暦2月15日、お釈迦さんの入滅(にゅうめつ)の日に、日本や中国などで勤修される、お釈迦さんの遺徳追慕と報恩のための法要である。現在では三月15日に行われるようにもなったとか。

 

 仏生山法然寺では、「おねはん」という法要が行われていたと子供の頃に聞いた。今でもやっているかどうかは聞いたことがない。そのときに、ご婦人たちが居眠りをしてお尻をあげて眠ることから「おつべたて」と言うのじゃそうなと祖母から聞いた。昔の人は、お尻を「おいど」とか「おつべ」と呼んでいたらしい。関西当たりでも、そんなことを言うらしいとも聞いた。

 

 さて、今日は年金支給日だからと銀行さんに寄ってきた。そこで入金された金額の多くを引き出して、とある口座に入れ直しておいた。公的な口座にはあまり金額を残さない。電子サギやら不法引き出しを防止するためである。で、通帳記載だけをやってきた。

 

 公的な表向きの口座である。異常な引き出しがあれば即座にわかるし、余分な引き落としはされないようにと。

 

 お昼は富山の氷見うどんの細麺である。歯の悪い私にはこちらがよく似合うようだ。

 

 こちらで言うと、徳島の半田そうめんみたいな感じかな。うどんにしては細いし、そうめんにしては少しばかり太い。

 

 お昼からはJAさん、昔の農協さんで自治会の会計帳簿の記載をやってきた。この冬場には行事もイベントもないので、光熱水費の引き落としくらいなもの。

 

 それも会計帳簿に入力しておく。今月は電気料金がすこしばかり値上がりしているな。

 

 そういうことも、自治会総会用の資料に繁栄しておく。

 

 で、なんだかんだのと、書類を吐き出しては確認作業をやっておく。できることからコツコツと。小さな事からポツポツと。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生には晴れの日もあれば雨の日もある。いま目の前に与えられた環境や境遇を人と比べて羨むのではなく、常に無我夢中で取り組んでいこう」という元アナウンサーの村上信夫さんの言葉から。いうまでもないことだけど、晴れの日もあれば雨の日もある。水不足の時は雨が降ってほしい日もあれば、野外調査で雨が降ってほしくない日もある。当然、晴れていい日もあれば、雨が降って思わしくない日もあるもので。天気を嘆いても何にもならないように、目の前に与えられた環境や境遇を嘆いても何にもならないというもの。ましてや、人と比べても意味がないどころか悪影響にしかならないだろうに。今与えられた環境でいのちを限界まで燃やす。ベストを尽くす。常に無我夢中に取り組むことだけが、ベストだと思う今日この頃。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


春見えて尊き道を踏みしめる

2021年02月14日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていたが、夕方からは気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、夜遅くは雨が降るらしい。気温は9.5度から18度、湿度は88%から64%、風は1mから3mの東南東の風が少しばかり。明日の15日のさぬき市地方は、低気圧や湿った空気の影響で概ね曇り、朝まで雨となる見込みとなるらしい。午後からは晴れる予想。

 

 110/67/79 36.6c-96% 63.5Kg 20.5c-43%-1024hPa 体調に変化はない。肩こりは落ち着いてきている。

 

 今日は4月の中旬頃の暖かさになったらしい。でも、このままでは終わるまい。三寒四温が待っていると思うのだが。

 

 今日は天気が良さそうなのでお布団を干してみた。洗濯物も干してみた。そうなるとうかつには出掛けられない。洗濯物はいいが、お布団を雨で濡らすと大ごとだから。

 

 そこで、今日はのんびりとすることにした。相変わらずのバイタルサインチェック。数字的には問題はない。

 

 そうそう、これが奥方からの「チョコレート」らしい。中にナッツが入っているらしいから前歯を折らないようにとのメッセージ付き。

 

 介護ベッドも高くして、溜っている綿埃を掃除機で吸い込んでおく。そんなにも動かないのにホコリだけはどんどんと溜るものだ。

 

 お天気のいい日にはこうして掃除機をかけて二階中を掃除しておく。一階は奥方の担当区域だから踏み込まない。

 

 白木蓮のつぼみも膨らみ始めている。

 

 今日のお昼はこれにした。奥方の作った野菜の煮物もいいのだけれど、たまには、こうしたものが食べたくなる。牛や豚などのお肉はダメだけれど、ニワトリならば大丈夫・・・ということもあるのかな。

 

 たまごポケットにタマゴを載せてお湯をかける。

 

 三分間、待つのだぞ・・。

 

 早くも水利組合の方たちが水路掃除をやってくれて、みろく奥池への通水が始まっている。三月下旬になれば田植えの準備が始まるらしい。

 

 春のおがわがさらさら行くよ~かな。こうして着実に季節は春に向かって動いている。

 

 今日の掲示板はこれ。「ふたたび通らぬ尊き道を 今 歩いている」というもの。正確には、「再びは通らぬ一度きりの尊き道をいま歩いている」という榎本栄一先生の言葉からである。榎本栄一さんは、少し前に亡くなられた方であるけれ ど、若いころから詩を書いておられて、途中20年ほど中断されたものの、再び60歳を超えて書きはじめ、その詩集は、7冊を数えているそうである。仏教語をあまり使わずに、念仏の味わいを詩に書きつづられておられた。たった一度きりの人生、その行き先が分からず、ただ快楽を追い求め、あてにはならない地位や名誉や財産を求めている人とは違って、お念仏に出会われた榎本栄一さんには、行き先がはっきり見え、方向が定まっている。すべてを如来さまにおまかせすればよいのだ。今の一瞬に全力を注いで生きることの喜びに気づいておられたのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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