まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

やっときた 別子の郷の もみじの葉

2013年10月31日 | たまには旅など・・。

 さぬき市地方は、上空の気圧の谷の影響で、瀬戸内側を中心に雲が広がっていますが、太平洋側では高気圧に覆われて概ね晴れていた。明日の11月1日は、引き続き高気圧に覆われて晴れるらしい。

  

 で、今日はここ。「東洋のマチュペチュ」といわれる別子銅山遺跡に行ってきた。

 

 と、言うのも。今回の千葉からのお客さんのルーツ探しの旅。「滝本」さんというのだけれど、それを探してきたら、ここに来た。このあたりには、「滝本」さんが多いらしい。

 

 こういう列車で「別子銅山記念館」に寄って、観光坑道を見学したり、そのあたりを観光した。

  

 江戸時代の銅山作業はこんな感じだったらしい・・。

 

 このおねえさん。この人も「滝本さん」というらしい。もしやしてご先祖が一緒ではないかということで盛り上がった。

 

 で、今日は思いがけなく「中華そば」。ここまできて、「さぬきうどん」でもあるまいし。でも、子供の頃に食べた「中華ソバ」。

 

 しかしのかかし、こういう遺跡が残っていて、これをこういう風に公開しているのは素晴らしいことだと思った。」

  

  ということで、思いがけないふるさと散歩になったことだした。

 

 昔はこういう消防車が走っていたらしい・・。

 

 その後、しまなみ海道に入って大島にやってきた。そのお客さんが、この島にある民宿に宿泊するというので、一緒に泊まることになった。そのついでに、ここにあるお寺の「高龍寺」に立ち寄った。鴨井さんのお寺さんである。

 

 今日の掲示板はこれ。「あなたが笑うとわたしも笑顔。ふたりが笑うとみんなが笑う。笑顔のしあわせの一番の近道」というもの。

 

じゃぁ、また、明日、会えると良いね。


紅葉は 自分の出番を 知っている

2013年10月30日 | 時には日々是日

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。明日の31日も、引き続き、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。今日の気温は度から22度、湿度は74%から52%。幾分か温かい朝になった。風は2mから4m。

 

 今日はけいこばぁは松へおでかけ。そこで、わたしはお客さんを連れて、朝うどんを食べるためにここに行った。さぬき市長尾東にある「笠堂や」というセルフのお店。

 

 わたしはわか梅うどん小をお願いした。320円だった。ワカメと梅干しがうまくマッチしていて新鮮な朝になった。お客さんは「温玉肉ぶかっけ小の温いん」とちくわの天ぷらやおむすびなどをチョイスしていた。

 

 今日の観光のお目当てはここ。徳島県美馬市脇町にある「うだつの町並み」見学。江戸中期より、一世一代の夢をかけ、藍に沸き、繭に栄えた商いの町・脇町。吉野川の水運に恵まれ、その積出し港として栄え、一時は百を超える藍商人たちが栄華を極めたという。400mにわたって連なる家並みには、ありし日の豪商たちが隆盛を顕示した「うだつ」がそびえ、今なお当時の隆盛を物語っている。

 

 「うだつ」とは、隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のことで、これを造るには相当の費用がかかったため、裕福な家しか設けることができなかった。 すなわち「うだつが上がる」ということは富の象徴であり、「うだつの町並み」は当時の繁栄を物語っている。 各家々のうだつには家紋や細工が施され、その豪華さが商人の権威を表している。

 

 お客さんはおみやげ選びをやっている。で、お土産に買ったのが「まつかさ」。正真正銘の松かさである。不思議な物がおみやげになるもんだ。

 

 その後、一旦、香川県さぬき市に戻って・・・。

 

 やってきたのが、四国霊場88番札所の「大窪寺」。お目当ては「紅葉」なのだが、まだ、紅葉は始まったばかり。

 

 ほんのりと紅葉がみられるが、多くはこれから・・・。

 

 で、今日のお昼はここになった。門前にある「八十八庵:やそばあん」というお土産屋さん兼一般店。わざわざ、松あたりから、ここのおうどんを食べに来るお客さんもいるほど。

 

 そのおすすめがこれ。「打ち込みうどん」というもの。だいこん・にんじん・ごぼうなどが入った煮込みうどん。これをおわんに移して食べる。ここのお客さんの多くがこれを注文する。一人前で800円。三人分を注文しても、お鍋は一つに三人前が入って出てくる。

 

 平日のせいか境内には人影はまばら。それでもうどん屋さんには大勢のお客さんが・・・。ちなみに、来年の平成26年が「四国霊場開創1200年」ということらしい。それぞれのお寺では本尊や秘仏などの特別開帳が行われるらしい。まず、普通ではみられない秘仏の公開もあるらしいので注目しなければ・・・。

 

 そんなことで、今日は秋の行楽(?)気分を少しばかり味わったことであった。明日は四国中央市からしまなみ海道を少し走って大島に向かう予定。

 

  今日の掲示板はこれ。「形見とて 何か残さん春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉」という良寛和尚の言葉。「私の形見に何か残しましょう。春は桜が満開になったらそれは私です。夏にほととぎすが渡ってきて鳴いたらそれが私です。秋になってもみじが美しく色づいたらそこに私の心があります。みなさん、それらを私の形見にいたしましょう。 」ということだろうか。

  

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


朝寒に 今日の予定を にしひがし

2013年10月29日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。明日の30日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。気温は11度から20度、湿度は65%から54%。日中は暑いくらいになった。風は1mから2mの西北西の風が少し・・・。

 

 午前中は相も変わらず「レキ墓研究」の最終のまとめと新事実の追加。

 

 で、千葉からお客さんが来られるというので、松空港までお出迎えにけいこばぁと出掛けた。途中で郵便局に寄ったり、ミシン屋さんに寄ったりしながら・・。

 

 松空港は、高松市の南部、香川町と香南町にまたがっているらしいが、主要な建物があるのは高松市香南町岡というところ。我が家からは約一時間弱ほどの距離にある。

 

 JAL1407便は12:55分に到着した。ちなみに、航空機の「到着時間」は、指定された位置に停止した時。厳密には、前輪に車止めのブロックを置いた瞬間。これを「ブロック。オン」といい、その時刻を「時刻表」に記載している。反対に、「出発時間」というのは、このブロックを外した瞬間、これを「ブロック・オフ」というし、トラクターによって「プッシュバック」がスタートする時間でもあるらしい。

 

 この場合には、前輪にオレンジの「ブロック」がオンされている状態で、ボーディング・ブリッジは接続されていない状態にある。一説には、後輪が空中に浮いた瞬間を出発時間だとか、搭乗ゲートが綴じられた瞬間とか言うけれど、実際はこのオレンジのブロックのオン・オフの時間だということである。

 

 で、お客様が到着。それは・・・ということで向かった先がここ。

 

 高松市香川町川内原にある「本格手打ち もり家」という一般店である。今日は平日の13時過ぎ・・・ということで、並ぶことも待つこともしなくて済んだ。

 

 けいこばぁやお客さんは、天ぷらだのおでんだのいなり寿司などを取って、さらに「かけうどん」を食べたが、わたしは小食だから、この「釜玉(かまたま)」だけ。ま、いわゆる「たまごかけうどん」。これで300円。だんだんと、こころも胃袋も小さくなって来てしまっている。

 

 お店の中はこのような雰囲気。わたしはセルフのお店のほうがゆっくりとできぞうだけれど。とはいうものの、ゆっくりとするのはできない性格で、慌ただしく食べて、さっさとお店を出てしまうのだけれど。

 

 そんなこんなで、秋の日は釣瓶落としで暮れて行く。

 

 今日の掲示板はこれ。「この泥があればこそ咲く蓮の花」というもの。蕪村の句だとされ、「あればこそ咲け」という説と、「あればこそ咲く」という説の二つがあるとのこと。泥の中で育っても清らかさを失わない蓮の花は仏教では人生の喩えとして使われている。浄土教の源信・法然・親鸞の教えを、源信:「泥中に ありて花咲く 蓮華かな」 法然:「泥中に あれど花咲く 蓮華かな」 親鸞:「泥中に あれば花咲く 蓮華かな」 と、例えた話もあった。煩悩や、苦しみや悲しみがあってこそ、この心の中に「蓮の華」が咲くという。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


ゆるゆると 山を紅葉が 降りてくる

2013年10月28日 | たまには真剣な研究なども

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。若干、雲が流れてくる時期もあったのだけれど。明日の29日も、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。今日の気温は11度から19度。湿度は66%から52%とさわやかな秋日和になった。風は1mから3mの北北東の風が少し・・・。

 

 今日も予定がないので、朝からデスクワーク。島の文化祭用の「レキの墓」に関する論文の加筆修正作業。昨年の今頃に書き上げたものを、一年経った時点で追加や修正もどんどんと出てきて。

 

 で、これまた、150ページほどの論文になる。このレキの墓は慶応二年から明治七年くらいがメインになるもので、この、釣先生の「和洋暦換算辞典」が重宝するというか、無くてはならないものになっている。役所の記録は和暦だし、新しい事例は新暦と和暦が混在しているし・・・。

 

 で、今日のお昼はここになった。さぬき市津田にある「さぬきうどん羽立」という一般店。

 

 で、今日は奮発して「肉うどん」をお願いした。一玉で550円。でも、日中には気温が高くなったようで、冷たいお水がおいしく感じられた。いやいや、おうどんがおいしくないというわけではないのだが・・・。

 

 ここも常連さんが多いらしくて、次から次へとお客さんがやってくる。

 

 ふと、目に着いたこの幟(のぼり)を見つけて、菊を見ることにした。

 

 こうした大きな物はきれいに花が開いているのだけれど、懸崖などの小菊はこれから・・・という感じ。

 

 ま、お花のことはよくわからない。菊の名前や種類なんぞはまるきりわからない。こういう大きな物は「大輪」とは言うのだけれど・・。

 

 菊作りの苦労話はなんども聞いたけれど、ほとんど忘れてしまっているのも事実。自分に関係のないお話はすぐに忘却の彼方だ・・・。

 

 どっちかというと、こういう野路菊というか野生の菊のほうが性格的には似合っているのかもしれない。

  

 午後からも、論文の続きを入力していた。今年になって見つかった国立公文書館の資料(塩飽島へ英国海軍人死屍埋葬届とか英国公使からの感謝状など)も盛り込まなくてはならないし・・・。

 

 あと、数日で10月も終わりになる。確かに朝夕は冷たくなってきた。今年の冬は早く来て冷たくなりそうだという長期予報を聞いたような・・・。少し前までは、暑い熱いと汗を流していたのが、最近はすっかりと秋の空気になってきた。

 

 今日の掲示板はこれ。「自分にも、人にも レッテルを貼らないほうがいい。人間は変わる動物だ。人との出合い 触れ合うことで人間は変わっていく」という鎌田實さんの言葉である。

 とくに結婚という空間では、相互作用によって化学反応を起こす。いい方向へも、悪い方向へも変わる。赤の他人だった二人がともに暮らし、誰よりも深くかかわり合いながら
子供を産み育てていくのだから、ほかの人間関係以上に、お互いに与える影響は大きいのである。

(空気は読まない、鎌田實)

 

 人は、自分の意志ではなかなか変われなくても、環境が時代が変われば、やむを得ず変えられていく。だから、つまり変われるのだ。ただ、引き金はいろいろあって、そのうちの何かだ、ということ。自分がこれで変われたから、ほかの人も同じもので変われるとは限らない。逆に、変わる人もいれば、変わらない人もいる。その選択をするのはその人次第なのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


人待って 月にはぐれる 枯れすすき

2013年10月27日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。明日の28日も、引き続き高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。今日の気温は12度から18度という涼しい朝になった。涼しいというか肌寒いというか・・・。そのあたりの草や樹木には朝露が浮かび上がっていた。湿度は66%から50%。風は2mから4mの北西の風。

 

 火曜日にお客様が来られるというので、「裏庭の芝生をお掃除して頂戴な」と言われて芝生の掃除。すると・・・。

 

 こういうキノコや・・・

 

 こういうものが芝生に生えている。ま、食用のキノコではないことは一目瞭然。さっさと、ほうきで掃き飛ばしてしまった。

 

 芝生広場は落ち葉を掃除したものですっきりとした。

 

 そそ。昨日、山奥で見つけてきた花材で活けたお花。カキもそれなりに使っていた。残りは焼酎をふりかけて渋抜きをするんだそうだ。やっぱり食べるのか・・・。

 

 で、島の文化祭用の「英国士官レキの墓」の資料作りの最終段階で、ファイルが足りなくなったので、ホームセンター三ヶ所を回ったけれどお目当ての物がなくて、ここまでやってきた。東かがわ市湊にある「文遊館」という少し変わった文具店。ま、なんでもあるというか、訳のわからん物まであるという文具屋さん。

 

 で、ファイルを探して探して、ようやくに見つけた。

 

 それで、できあがったのがこのファイル。これがあれば、「レキの墓」の全てが分かる。文化祭が終われば「丸亀市」に寄贈する予定。

 

 今日のお昼はここになった。木田郡三木町にある「味泉:みせん」というセルフのお店。

 

 今日は「山菜うどん小」で350円。それにナスの天ぷらを乗せて100円増し。おなかにはやさしいおうどんになったかも。

 

 昼からも資料の整理。注釈文を付けたり、解説文を付けたりの作業。そそ、論文集も手直しが出てきているし・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「眠られない人には夜が長いように 正しい教えを知らない人には迷いが長い」というもの。

 屋根のふき方の悪い家に、雨が漏るように、よく修めていない心に、貪(むさぼ)りのおもいがさしこむ。

怠るのは死の道、努め励むのは生の道である。愚かな人は怠り、智慧(ちえ)ある人は努め励む。

弓矢を作る人が、矢を削ってまっすぐにするように、賢い人は、その心を正しくする。

心は抑え難く、軽くたち騒いでととのえ難い。この心をととのえてこそ、安らかさが得られる。

花の香りは、風に逆らっては流れない。しかし、善い人の香りは、風に逆らって世に流れる。

眠られない人に夜は長く、疲れた者に道は遠い。正しい教えを知らない人に、その迷いは長い。

 という・・・仏陀の言葉からの引用であるらしい。前後にまだまだ言葉が並んでいるが一部だけを抜き出してみた。

 

 悲しみがあれば喜びがあり、喜びがあれば悲しみがある。悲しみも喜びも越え、善も悪も越え、はじめてとらわれがなくなる。

まだこない未来にあこがれて、とりこし苦労をしたり、過ぎ去った日の影を追って悔いていれば、刈り取られた葦(あし)のように痩(や)せしぼむ。

過ぎ去った日のことは悔いず、まだこない未来にはあこがれず、とりこし苦労をせず、現在を大切にふみしめてゆけば、身も心も健やかになる。過去は追ってはならない、未来は待ってはならない。ただ現在の一瞬だけを、強く生きねばならない。

今日すべきことは明日に延ばさず、確かにしていくことこそ、よい一日を生きる道である。

                       (仏教伝道協会編『仏教聖典』より)

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


肩先に しあわせがある 里の秋

2013年10月26日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は気圧の谷や寒気の影響で、瀬戸内側を中心に雲が広がっていた。明日の27日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。今日の気温は16度から18度。湿度は70%から56%。風は4mから5mの北西の風が・・・。

 

 台風一過の晴天だったのだが、やがてには雲が広がってきたものの晴れている・・・という複雑な天候になった。

 

 昨日はこんなにも流れていた川の水も・・・。

 

 すっかりと水量も減って勢いも少なくなってきている。

 

 別院でのご法座も終わったので、当面する秋の文化祭の資料作成に移る。A4版ファイルに、写真や資料等を綴じたのはいいが、それが何なのかの説明が必要になって、今日はこういう「テプラ」というもので、資料の説明文を入れることにした。

 

 こういう感じで、テープに印字して、それを写真や資料に貼り付けていく。とくに英文の資料などには、何が書かれているかわからんものだから、こうした注釈文が必要になる。

 

 古文書などの漢文のものには、これを読み解いてくださった方からの文書を添付したりして。

 

 今日は奥方のけいこばぁがお休みなので、お買い物のついでに、おうどんを食べる事になった。けいこばぁと、ここに来たら、「おごり」ということになる。さぬき市長尾東にある「うどん亭いわせ」という一般店。けいこばぁはセルフのお店は落ち着かないのだそうで。

 

 今日は食欲もなかったので、この「きつねうどん」で400円。けいこばぁは、かけうどん+いなり寿司2個セットにおでんを二つ・・・。まぁ、これが標準なんやろうね。わたしの胃袋が小さくなっただけみたい。

 

 あと、奥方の車に燃料を補給して、缶ビールを2カートン48本。夕食の食材とか・・・。そうそう・・・。

 

 わたしはこれ。プロジェクター用の接続ケーブル。左の青いものが添付されている2mのもの。昨日はこれが短すぎて、パソコンを床に置いて、ワイヤレス・マウスで操作せざるを得なくなった。そこで、5mの長いものを探してきた。これだけあれば普通は間に合うはず。さらに、この接続用コネクタがあれば7mにできるので、それを探しておかねば。そんなに長くはいらないのだろうけれど。

 

 ふと見ると、県営門入(もんにゅう)ダムから余った水が放流されている。これを「ハナタレダム」と呼んでいる。最近では「洟垂れ」という言葉も死語になって知らなくなっている。「鼻垂れ小僧」というが昭和の半ばごろまではいたものだが、最近は全く見たことがない。

 

 その後は、けいこばぁが「お華の花材を探したい・・」というもので、あちこちの山道を走って、野菊だとか、山柿とか、こうした渋柿とかなんとかかんとかを採ってきた。過疎の山里だから、いくらでもあるはずなのだが、山猿とかイノシシとか私らみたいな中高年のおばさまたちが勝手に持って行くものだから、案外と花材になる物は少ない。

 

 そんなことで、強い台風だ、27号だ28号だと騒いだけれど、なんということもなく終わって一安心というところ。

 

 今日の掲示板はこれ。「いちばん身近な人のおかげが見えないようではしあわせにはめぐりあえない」というもの。東井義雄先生が二十五歳の時、ある児童の質問のおかげで、「自分の力で生きているつもりだったが、生かされて生きていたことに気付かれた」そうだ。これが東井先生の第二の誕生であるといわれている。これを機に、ものの見方が変わった先生は後年、「同年輩や若い後輩の先生方にずいぶん育ててもらった。」「人格、識見、実力ともに抜群な教頭先生に恵まれ、ゆるしてもらい、カバーしてもらったおかげで(三つの学校の校長として)勤めることができた」と述べらている。また、いくつかの書物でも身近な人の恵みを語っておられる。しあわせは、ほんとうに身近な場所にあるのだなぁとしみじみ思った。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


菊の花 お役目一つを やり遂げて

2013年10月25日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は気圧の谷や前線の影響で、雲が広がり雨が一日中降っている。それも暴風雨とか豪雨ではなくて、粛々と降る静かな雨。雷雨もなくて淡々とした雨。今日の気温は19度から18度。湿度は96%から88%。風は3mから1mの北北東の風が少し。台風という風ではない。

 

 今日は、東讃教区の定例法座の当番の日。台風27号が接近してきているというし、行かねばならぬのか、行かなくてもいいのかと思案するばかり。でも、「警報が出てるから中止」という連絡がない限り行かねばならぬのだとは覚悟しつつ・・・。

  

 でも、こんな日に出掛けるのか・・・という思いもあって・・・。

  

 我が家の横の川はこんな状態で、ゴーゴーとすごい音を立てて流れている。気分は乗らないのだけれど・・・。

 

 でもまぁ、勇気を出して出掛けることにした。法話用の聖典と法話用念珠をしっかりと握りしめて・・・。

 

 途中のお店でお昼を食べた。木田郡三木町にある「うどん亭みき」というプチセルフのお店。

 

 ここは年中、このしっぽくうどんが食べられる。ちなみにお値段は「小の一玉」で390円。

 

 興正寺松別院に着いたのは13時前。本当は雨が相当に降っていたのだけれど、そういう時には撮影できずに、これはネット画像から。衣装を濡らしてはならず、パソコンなどの機材を濡らしてはならずとあたふたしていたもので・・・。

 

 で、スクリーンを張りぃの、パソコンをセットしぃぃの、プロジェクターをセットしぃぃのと汗だくの作業。湿度が高いせいか・・・汗まみれになった。第一、このスクリーンが重い・・・。

 

 13時半から和訳のお正信偈のおつとめがあって、14時からの法話の一座目は「絵伝に見る法然上人の生涯」。法然上人行状絵図を使って、法然上人のご生涯をお話した。

 

 これも前回のものを再利用。場所が今回は本堂でのご法話。でも、雰囲気はこのようなもの。でも、こうした場合、スクリーンも見なければならず、聴衆も見なければ成らずで、視線をどうすればいいのか・・・ということに苦労した。それだし、照明は落としてあるし・・・。

 

 ただ、今回は、ワイヤレスマウスを使ったので、ノートパソコンの画面を見ることなしに、聴衆とスクリーンだけを注目していた。これが、聴衆には魔法に見えたらしい。パソコンを操作せずに画面がくるくると動くものだから・・・。実は、左手にワイヤレス・マウスを持ち、右手にLEDのポインターを持ってのお話になった。

 

 15時過ぎに法話が終わり、機材を搬出して松別院を出たのが15時半。我が家に戻ったのは16時過ぎ。わがやの横の津田川は音を立てて流れているが、水量は多くはない。

 

  今日の掲示板は昨日の続きのようなもの。ふぅぅむ。納得できるのは最後の「落ち着きのないのは足に出る」くらいかなぁ・・・。最近は本音も感情もわからんようになってきたしね。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


花よりも 葉の艶を褒め 菊花展

2013年10月24日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は、四国の南岸付近に停滞する前線の影響で雲が広がってはいたが、雨までにはならなかった。でも、前線の影響で夕方から雨となり、夜遅くには雷を伴い激しく降る所があるらしい。

 

 明日の25日は、前線が引き続き四国の南岸に停滞し、台風第27号も北上するため雨や雷雨となり、昼前にかけて激しく降る所があるらしい。

 

 今日の気温は19度から22度、湿度は93%から84%。風は2mから4mの南東の風。明日の天候が気に掛かる・・・。

 

 午前中は、「英国士官レキの墓研究」の最後のまとめ。島の文化祭、「ふれ愛まつり」に展示するための資料集づくり。「これだけ見れば、英国士官レキの墓がわかる」という写真集と資料宗。なんとかまとまったけれど、あと、説明文も必要かも・・・。

 

 で、今日のお昼はここになった。東かがわ市落合にある「手打ちうどん讃州讃岐屋」という一般店。東かがわ市にはもう一軒、「讃岐家」というのがあるが、この「家」がつくほうは「活魚料理」のお店。

 

 ここには、カウンター席、テーブル席、小上がり席、お座敷席があって、ゆったりとおうどんが食べられる。

 

 ここに来たらこれだな・・・というのがこれ。「やさいぶっか天」という名前の「野菜天ぶっかけうどん」。これで500円だから少しお高いのか・・・。でも、なかなかにいい味だった。

 

 その後、お邪魔したのがここ。東かがわ市湊にある「文遊館」という文具屋さん。ここでは本の表紙にする和紙を調達する。

 

 こういう和紙の中から本の内容に合うようなものを選ぶのだが、なかなかに洋書に和紙は似合わなかったりする。

 

 で、マリンブルーの和紙を使って、「英国士官レキの墓」のハードカバー版と、和綴じの二種類を作ってみた。上がハードカバー版。

 

 こちらが和綴じ版。お裁縫も上手になった。(と、自画自賛)

 

 パワーポイントで作った「レキ墓」のPR資料。これを和綴じにしてみた。

 

 最後に「題箋:だいせん」を貼り付けて完成。

 

 今日の成果は、写真ファイルが三冊、ハードカバー版の「レキ墓研究書」が一冊、和綴じのレキ墓PR版が一冊、それに法然上人足跡調査の和綴じが一冊の計六冊。うむ。よく働いた・・・。

 

 今日の掲示板は難しそう・・。「人の気力は目に出る 生活は顔色に出る 教養は声に出る 秘められた勘定は口元に出る そして悲しみは後ろ姿に出る」というもの。調べてみたら写真家の土門拳さんの言葉らしい。その上に、年齢は肩に出る・笑顔は人格が出るなどもあるらしい。カメラのれんずを通すと、そのように見えるんだろうか。わたしの目には、とてもとても読み取ることはできないのだけれど・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


雨となり 時計の速度が 早すぎる

2013年10月23日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は湿った空気の影響で一日中雨が降っていた。明日の24日も、引き続き気圧の谷や湿った空気の影響で、雨が降る見込みらしい。今日の気温は18度から19度。湿度も91%から91%。風も2mから2mと、全く・・・平坦な一日。

 

 と言うことでもないが、今日の読書はこれ。

 

 絵伝にみる 法然上人の生涯という中井真孝氏著、宝蔵館発行の本。法然上人行状絵図を読み解きながら、法然上人さんの生涯を探るというもの。

 

 読み終えたら・・・県立図書館へ返却。雨の日は人影もまばら・・・。

 

 で、また、性懲りもなく郷土資料を3冊ほど借りてきた。来週は本を読む間もないのにね。

 

 それはそれとして、台風27号はどうなっているんじゃろうか・・・。

 

 25日の午後ちゅうと、丁度、讃岐に接近中かなぁ・・・。定例法座があるというので、島にも行けずに待機しているのだが・・・。明日の予定が立てかねる

 

 今日のお昼はここになった。丸亀市綾歌町岡田にある「サヌキのピッピ」というプチセルフのお店。ピッピというのは、讃岐の幼児語でおうどんのこと。

 

 「しっぽくうどんやってます」と張り紙がしてあったので、早速に注文した。430円だった。代金を支払うと、「あとで持って行きます」という。それでも「セルフ」なんじゃろうか・・・。最近のセルフのお店も一般店もだんだんと似てきよる。

 

 女将さんのせいなのか、次から次へとお客さんが・・・。で、お馴染みなのか、「今日もかけ大でええんな~」「今日は何にするんなぁ~」と、お客をさばいていく。

 

  午後からは相変わらず、「英国士官レキの墓」の資料整理・・・。

 

 これであらかた資料は出そろった感じかな。これを、どういう順序で、どういう配置で纏めるかが思案のしどころ。

 

 ♪♪~ 雨は降る降る 心も濡れる 止すに止されぬ レキの墓~~♪

 

 今日の掲示板はこれ。「太陽は夜が明けるのを待って昇るのではない 太陽が昇るから夜が明けるのだ」というもの。致知出版社「一日一言」よりで、東井義雄先生のことばである。生涯を小中学生の教育に捧げた東井義雄先生のお話はよく使わせてもらっている。わたしの口癖である「朝の来ない夜はない」「止まぬ雨はない」みたいなことが。「雨が上がるのをまって空が晴れるのではなく、雨が止むから空が晴れるのだ」みたいなことか。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


雨の日は 歴史散歩の 菊花展

2013年10月22日 | たまには真剣な研究なども

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れるという予報だったが、ほとんど雲のかかったどんよりとした天候になった。気温は17度から22度、湿度は86%から65%。風は1mから3mの北北東の風が少し。明日の23日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、夜には雨が降る見込みらしい。

 

 ということでもないのだが、今日も午前中は読書をやっていた。

 

 今日もまた、「仏教学法然講座」。別に法然上人に傾倒している訳でもなんでもないのだが、「死の教師」などというどきっとするような表現についつい引き込まれてしまって。確かに、法然上人は「念仏をして極楽に往生する」という「死の座標軸」というものが感じられる。でも、親鸞聖人は、「生の座標軸」を構えたと感じている。その違いはどこなのか・・と。

 

 で、今日、来週は少し旅に出るので、タブレット端末の充電器と予備バッテリーを探しに量販店に行ってきた。

 

 これでどのくらい持つものか実験もしておかねば・・・。もう一つは車載用のシガレットライターから取るもの。モバイルの電源対策ってことだ。

 

 で、今日は東かがわ市湊にある「うどん元匠・湊店」に寄った。ここは安い・早い・旨いを実感するところ。好き好きやけれど、少なくともわたしはそう、思っているだけ。

 

 で、山菜うどん(280円)+掻き揚げ天(100円)で380円。ずいぶんと小食になったもんだ。こころも。財布も、根性も・・・小さくなった。

 

 午後からは「幕末歴史学レキ墓論」の整理を継続・・・。

 

 こういうもの・・・幕末ころの瀬戸内海の海図である。数字はフィートやメートルではなくて「尋:ひろ」で表記されている。

 

 明治になってからの海図などをプリントアウトして・・・。

 

 5冊のファイルに整理をしてゆく・・・。一方では・・・

 

 論文の整理などもやっておく。これはパワーポイントを使っての資料の整理中・・・。

 

 今日、英国から送られてきたグラハムさんからの論文を和訳中に、永年の謎が氷解した。イギリスのシルビア号の艦長だった、セント・ジョン氏から広島住民に対して送られた感謝状に記載された「1866年」という日付の意味。それは、同じく国王陛下の艦船・サーペント号が、広島周辺で測量をし、さらに船員たちが上陸したのが、1866年10月のことであった。こういう歴史の記録の断片が綴られて・・・あのお話につながって行った。

 

 これで、わたしのレキ墓研究は完成を見ることになる筈。とりあえずは、今週の行事、来週の行事を終えてからのまとめにしたいものだ。

 

  今日の掲示板はこれ。「待ったなし やり直しなしに 木葉散る」というもの。次に生まれる若芽にいのちを託して、古い葉は散ってゆくもの。しかも散りぎわに、『裏をみせ表を見せて散る紅葉』と永遠の生命の縦承のために静かに散り、譲り受けた生命は大地に立って長い冬の寒さを忍びながら、新たな春の新芽となっていく。思うままにならない人生であり、予期せぬことに出合ったとき、戸惑い、うちひしがれていくこともあり、辛い道のりだけれども、たしかな人生を強く歩めたらと、感じる今日このごろ。私も一度しかない人生を美しく歩み、美しく散って行きたいと思うばかりである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


十一面 全てで秋を 見ているか

2013年10月21日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は朝方は雲があったが、昼前からは高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は17度から23度で、日中は暑いほどだった。湿度も87%から62%。風は1mから2m。

 

 朝方は曇っていたものだから、少し本を読んでおかねば・・と、梅原猛さんの「梅原猛の仏教の授業」という本を読んでみた。「法然の授業」「親鸞の授業」「一遍の授業」「共生の授業」という内容の本だった。なかなかに意外な盲点を突く内容だった。

 

 こういうお話も、「法然上人行状絵図ではこういう話がある」「醍醐本ではこういう話になっている」という話にしなければ、こういう説が一人歩きしてもよくないのかなぁと思ったりした。とううことは、私たちが学んできたことも、実は裏があり、闇があるっていうことだ。真実は暗闇の中に潜んでいるのかも知れない。

 

 我が家ではとうとう、おこたも出して、扇風機を片付けて、ファンヒーターを出してきた。朝夕が涼しくなったもので早めの準備。

 

 今日は奥方の頼まれもので、屋島の娘の家まで行ってきた。そういうことで、今日のお昼はここになった。

 

 高松市前田東町にある「工房わいんち」というプチ・セルフのお店。うどん屋の割に「工房」というのが似つかわしくないが、ここは昼間はうどん屋で、夕方からは焼き鳥や串カツの居酒屋になるらしい・・・。

 

 何年か前には「たぬき」といううどん屋さんだった筈。そうそう、玄関脇にたぬきの置物がそのまま残っている。 「わいんち」というのは関西弁やね。「私の家」という意味。讃岐弁では「うちんく」という。だから、我が家の犬は「ウチンクンデス・ド・キム・ハイディ・ゴンザレス」という名前になっている。

 

 で、あれこれと迷ったあげくに、結局の薬局で・・「肉うどん」になった。いろいろと変わったメニューがあったのだけれど、安易な所で妥協してしまった。これで400円。麺はまろやかでおいしかったが、お肉が口にはなじめずにモグモグとばかりやっていた。

 

 ビールと日本酒を買いにスーパーに入ったら、もう、こんなものが。郵便局からも年賀状の予約の話も出ていたし・・・。我が家は「服喪期間」は過ぎているので、通常通りに年賀状を出す予定。

 

 帰りに、ホームセンターに寄って、レキの墓の写真を入れるホルダーを買ったり、電機屋さんで、写真用紙を買ったりした。島の文化祭用に「英国士官レキの墓」の資料を整理して展示するためのもの。これも急がないと時間が足りなくなりそう・・・。

 

 学校の授業のように、朝の間は「仏教学浄土論」、昼からは「幕末歴史学英国士官レキ埋葬論」・・・。

 

 これは、パワーポイントで「イギリス士官レキ研究会」用のプレゼン資料。広島町民用に編集したもの。

 

 一方、こちらは、今週の25日の興正寺松別院で行われる「定例法座」用の「絵伝に見る法然上人の生涯」というプレゼン資料の最終確認。

 

 きょうの掲示板はこれ。「いつの間にか生だけがいのちと思っていた 生老病死 まるごと全てがわたしののいのちであるのに」というもの。確かに、命というと、生か死か・・みたいなことや、生きている間だけが「いのち」であると考えていたが、このわたしのまるごと全てが、わたしの命であることに気づかされて、その重さや尊さにうなだれたことがある。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


まだ蕾 雨に打たれる 菊花展

2013年10月20日 | たまには真剣な研究なども

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、雨が一日中降っていた。明日の21日は、高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。今日の気温は16度から18度、湿度は92%から90%。肌寒い一日だった。風は1mから3mの北の風が少し。寒いと言うほどでもなかった。

 

 今日はさぬき市主催の「おへんろつかさ養成講座」の三回目。四国霊場86番札所の「志度寺」での実地研修。受講生22名とサポート・OB・OG・主催者が20名ほど。志度寺の山門で受付。

 

 今回は、お寺さんの都合で受付が10時からというので、塔頭の「自性院」に寄って、「平賀源内」さんのお墓を見学してきた。私はこういうお墓にお参りする習慣はない。ただの見学である。

 

 雨の中、OBさんの案内で境内の研修。「奪衣婆堂」と「五重塔」、「閻魔堂」の特別開帳を見学した。

 

 ここの閻魔さんは頭に十一面観音が乗っているという珍しいもの。奪衣婆とか閻魔とかいうものは真宗には見掛けないので、「ふむふむ・・」みたいな感触だった。

 

 その後は、バスで「真珠島」という所に移動して、「弁天さん」の秋祭りを見学した。志度寺には海女の玉取り伝説があって、面向不背の玉を取り返した海女が引き上げられた所ということで、志度寺さんがここで読経をし、お神輿を担いでにぎやかな祭だったというが、例に漏れず、担ぎ手がいなくなったのと雨のために御輿渡御はなし。

 

 こういうお堂に入って、真言宗のおつとめにも参加。一応のお経は読めるが、「般若理趣経」は難しすぎる。弁財天はインドの神さまらしいが、それが仏教に入って仏様になったというのだが、ここはお宮さん形式。聞けば、神仏混交時代からの名残で、お宮さんにお坊さんがお参りしてお経をあげてお神輿が出るという、なんともファジーな信仰だなぁと思った。

 

 12時丁度にお寺に戻って休憩。雨の中、お遍路さんがたくさんお参りに来ていた。お昼はパンとコーヒーがサービスされた。たまにはこうした食事もおいしいものか。

 

 書院に通されて眺める「無染庭」という枯山水のお庭。この中央の石が「真珠島」をイメージして作られたものだとか。海女の玉取伝説がここにも息づいている。

 

 これがその「海女の墓」といわれるもの。伝説では1、000基も作られたというが、凝灰岩でできているもので崩壊が激しく早急な対策が必要だとか・・・。いつ、崩れるか分からないので周囲に柵をして人が入れないようにしてある。

 

 午後からは、おへんろつかさの会の渡邊副会長が、志度寺縁起のうちの「海女の玉取り縁起図」の絵解きをしてくださった。こんな片田舎にしては立派な縁起図であった。

 

 その後、副住職の十河陽之助氏による講義があって、歴史や縁起のほか、四国霊場を世界遺産登録する手順などについて、内容の濃い講義になった。とりわけ、納得したことは、「あれはダメ、これは間違い」という考え方でなく、「こういう伝承がある」「こういう縁起がある」「こういう民俗伝承がある」という総論並記の考え方を持って欲しい・・・と言う言葉には大いに納得した。とかく、私たちはAかBかで判断して、ここはAだからBは間違いだと決めてかかってしまう。Aもいいし、Bもあるし、Cもあるぞ・・ということで学んでいかねばと思った。

 

 きょうの掲示板はこれ。「晴れた日と雨の日があって一つの花が咲くように 悲しみも苦しみもあって人生が深くなる」というもの。

 「悲しみの意味」

   冬があり夏があり
   昼と夜があり
   晴れた日と雨の日があって
   ひとつの花が咲くように

   悲しみも苦しみもあって
   私が私になっていく
                   星野富弘

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


うどん屋に さりげなく挿す すすきの穂

2013年10月19日 | たまには真剣な研究なども

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、雨が降っていた。それがほぼ1日中続いた・・・。明日もこんな天候らしい。今日の気温は14度から19度、湿度は92%から66%。風は2mから3mの南南西の風。おかげでセーターを一日中羽織っていた。

 

 雨は小雨が断続的に降り注いでくるという感じ。大きな雨ではないが、そうそう、梅雨時の雨みたいなもの。おかげで今日も引き籠もり状態。

  

 来月の九日・十日がしわく広島でのふれ愛まつり(文化祭)だから、少しは展示物の用意でも・・・ということで、資料づくり・・・。

 

 イギリス士官レキに関する画像や資料が約85点ほど。これをパネルにしたり、ポスターにしたら展覧会か資料館のようになってしまう。

 

 そこで、何冊かのファイルに収めて見て頂くことにする。そのほかに論文集とか冊子とかの資料やチラシも用意して・・・。

 

 これがその、チラシの一部。両面印刷で配布用にしたいものだ。

 

 この案内板には、こんなことが書いてある。

 慶応二年(1866)英国の軍艦セルビア号が瀬戸内海の航路を測量中士官のレキが死亡した。そこで近くの広島に着け遺骸を江の浦の西のはずれの人里離れたところに葬り十字架の墓標を建てて去った。明治元年(1868)に江の浦の庄屋の岡良伯という人が英国士官の霊をあわれんで長谷川三郎兵衛という日本人の仮の名を付けて寺院の過去帳に記載し墓碑を建てて菩提を弔うようにした。後に英国より感謝状が送られて来た。

                          丸亀市教育委員会

 

 それを修正したならば、こうなった。

  明治元年(1868)英国の調査船マニラ号が瀬戸内海の燈台用地を調査中、士官候補生のレイクが死亡した。そこで近くの広島に着け、遺骸を江の浦の西のはずれの人里離れたところに葬り、十字架の墓標を建てて去った。明治四年(1872)に江の浦の庄屋の岡良伯と寺脇儀右衛門が図って、英国士官の霊をあわれんで長谷川三郎兵衛に頼まれていた墓碑を建てて菩提を弔うようにした。このことを伝え聞いたシルビア号のセント・ジョン艦長が感謝状を送り、後に英国公使アーネスト・サトウからも感謝状が送られて来た。

 

 ということになるらしい。おおまかにまとめ上げれば・・。

 

 今日は雨降りだから遠くへは行かずに、町内の「杉本うどん」にした。雨の土曜日だから客は少なかった。ま、時間も早いのだけれど。

 

 で、今日はかけうどん小(180円)+野菜の掻き揚げ天(100円)+いなり寿司(90円*2)で、460円だった。ここは麺が太くて硬いからしっかりとしたおなかになった。

 

 午後からも、似たような作業の繰り返し。それをまた、どういう順番で、どのような説明をつけるかで一思案。私の場合、考えて実行するのじゃなくて、やってから考えるタイプだから、どうしても手間がかかってしまう。

 

 ということで、秋の日はつるべ落とし。あっという間に日が暮れる。

 

 今日の掲示板はこれ。「身近な人の死に逢うたびに 人のいのちのはかなさと いま、ここに生きていることの尊さを味わいました」というもの。

 

つまづいたり ころんだり したおかげで
物事を深く考えるようになりました

あやまちや失敗を繰り返したおかげで
少しずつだが人のやることを
暖かい眼で見られるようになりました

何回も追いつめられたおかげで
人間としての自分の弱さとだらしなさを
いやというほど知りました

だまされたり 裏切られたり したおかげで
馬鹿正直で親切な人間の暖かさも知りました

そして・・

身近な人の死に逢うたびに
人のいのちのはかなさと
いま ここに生きていることの尊さを
骨身にしみて味わいました

            あいだみつを

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


足早に 晩秋が来る 友も来る

2013年10月18日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は気圧の谷の影響で、雲が広がっている。夜遅くには雨が降る見込みらしい。明日の19日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、明け方にかけて雨が降るという予報。今日の気温は14度から19度。曇ったまんまだったから肌寒さを感じた。湿度は72%から62%。風は1mから3mの北北東の風が少し・・・。

 

 今日も午前中はお出かけをして香川県立図書館に行ってきた。じっと1日中、パソコンの前にいると頭がおかしくなってきそう。だから、アテもないのだけれど、図書館まで行ってきた。

 

 この左手前側が図書館で、右の建物が文書館。文書館というと古文書とか古い書類を連想するからか、一度も入ったことがない。ま、筆文字とは見てもチンプンカンなのだから・・・。

 

 これが図書館のホール部分。この左手のカウンターで貸し出しとか返却とかの事務をやっている。左手手前には新聞や官報なんぞ・その次に雑誌や新書・文庫本コーナーが並んでいる。奥の方には専門書がずらりと保管されている。右手奥には郷土コーナーとか空海コーナー、住宅地図やらの地図コーナーがある。

 

 今日はまたまた、法然さんの本ばかり三冊。何度も借りている本だけれど、なかなかに読み切れていないのが事実。

 

 今日のお昼はここになった。高松市香川町浅野にある「にしばた製麺」というセルフのお店。お店の中は古い感じがするのだけれど、平成10年の創業と聞いてびっくり。まだ、15年ほどのお店なのか・・・と。

 

 お店に入ると、こんな張り紙があったので、即、これをお願いした。小のおうどんで370円だった。ちなみに、おうどんと言わないと、おそばになったりするそうだ。

 

 今日は肌寒いからちょうどいいかなぁと思ったが、最後には汗が流れるようになった。久々のしっぽくうどんはほどよく温まったものである。

 

 車に乗り込むと、玉のような汗が噴き出した。気温はそんなにないのだが、密封されていた車の中は温室効果で気温が上昇している。寒いといいながら・・・エアコンは冷房モードに切り替えた。こんなことをするから体調がおかしくなるのだな。

 

 帰りに、近所の薬局に寄って、昨日のお薬を受け取ることにした。昨日は夕方に診察が終わったものだから、FAXだけ送信しておいて、そのまま帰ってしまったのだ。

 

 これが25日分の薬である。朝食後と夕食後で8560円・・・。昨日の診察が4680円。結構、お値段する治療費である。

 

 それはさておき、けいこばぁが、とうとう、こんなものを運び込んできた。工業用ミシンなんだという。昔はこのあたりは手袋産業とか縫製産業が盛んで、どこのおうちにもこれがあった。我が家のさっちゃんもこういうもので手袋を縫っていた。

 

 しかしのかかし、中国なんぞに外注したために国内の人件費の高い主婦には仕事がこなくなって、みんな、金物くずで売却してしまった。それを、けいこばぁが無償で譲ってもらったものらしい・・・。

 

 自分のアトリエには、ロックミシンだかなんだかというミシンとか二台も並べてあるのに・・・。最近は、ピアノと洋裁・和裁に凝ってるらしい・・・。

 

 きょうの掲示板はこれ。町内のお寺にあったもので、「生きたくても死なねばならぬ 死にたくても生きねばならぬ」というもの。私たちの根本的な問題である。どんなにどんなに生きていたくても、いつか必ず死なねばならない。一方、死にたくなって、死にたくなっても、いのちのある限りは生きねばならぬ・・・。このいのちを、私たちはどう、生きて、どう、生ききって、私たちの人生を終わるのだろうか・・・。そう、考えると、この、今のいのちを、大切にしなければならぬと思うし、全てのいのちを、いとおしく思えることだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


阿弥陀堂 落ち葉掃き取る 竹箒

2013年10月17日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 四国地方は、高気圧に覆われて概ね晴れていた。明日の18日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、夜には雨の降る所がある見込みとか。なんとかごころと秋の空・・・。

 

 気温は13度から19度。ぐんと気温が下がってきた。湿度は64%から48%。すっかりと秋というか諸島の雰囲気。一気に寒くなってきて、先日の冷房モードから、今日は暖房モードに。風は2mから4mの北の風。まるで冬になったような・・・。

 

 午前中は書類の整理・・・。なんだかんだと書類が貯まってしまう。いるもの、いらぬものを分別しながら文書の整理・・・。と、いうのも、春先に作った「讃岐の二十四輩遺跡巡拝指南書」の「版下」と言うか原稿が見えない・・。また、一式をプリントアウトするのもトナーがもったいない。

  

 あちらこちらを探して探して・・・ようやくに見つけた。この本の数ページを修正して、正式バージョンにして、県立図書館とか国立国会図書館などに納本する。

 

 ということで、今日のお昼はここになった。さぬき市大川町田面(たづら)にある「手打ちうどん若潮」というセルフのお店。

 

 お昼前だというのに、車の数が少ないので「あれれ」と思った。ま、空いているお店はありがたい。並んでまではおうどんを食べたいとは思わない。

 

 で、最近のワンパターンの「わかめうどん小(320円)」にチクワ天が(50円)で370円。麺はまずまずだと思うのだけれど、どうしてお客が少ないのかなぁ・・・。

 

 お昼前だというのにぽつぽつと・・・。ま、私が心配することでもないのだけれど・・・。

 

 午後からは、県立病院に向かった。予約診察日ということで特にどうしたこうした・・ということではない。約四週間ごとに検診を受けて、お薬を処方してもらうだけ。

 

 本当は、食欲がないとか、どれだけも食べられないとか、なんだかんだと探せばいくらもあるのだけれど、そのたんびに薬を上乗せされても困るので「はい、異常ありません」というておく。本当に苦しかったり、痛かったりすれば別なのだけれど・・・。

 

  14時に病院に入って20分後に採血・・・。釋徹宗先生の本を20ページばかり呼んだら診察室に呼び込まれた。でも、結局は15時に診察が終わって、会計を済ませたのは15時半。予定通りだなぁと思った。もっと早くに終わると思っていたのに、予定通りとは・・・。

 

 ま、血圧とか呼吸数とかあたりは正常だけれど、γGTの値が異常に高い・・・。「上弦74が350とういうのはよくないので、アルコールは控えなさい」と言われるのはいつものこと。「ハイハイ・・・」というしかない。

 

 ま、本当に苦しくなったら、アルコールどころではないのじゃないかとは思っている。

 

 きょうの掲示板はこれ。「夫婦は一致するわけがない むしろ不一致こそがうまくいく秘訣」という吉永小百合さんのことば・・・。納得したり、そんなもんなんだろうかと思ってみたり・・・。ま、全くの赤の他人同士が一緒にいるのだから、一致するはずがないのも道理。我が家の場合も、お互いがそこそこ妥協しながらやっているようなところはあるなぁと思ってみたり・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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