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まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

寿司屋でお米のことを・・・シャリというが・・。

2008年03月04日 | 自然
 今日は天気予報では寒くなって・・・夕方には雪になるというていたが・・、なぜだか・・・暖かくて・・・汗まで流れるような一日。

 ただ・・、車から出れば・・・意外なほどの空気の冷たさ・・・。春は遠いのかなぁと思った。

 

 今日・・・すばらしいお話をラジオで聞いたのだけれど、今となっては覚えていない。悔しいね・・。

 お釈迦さんが亡くなったとき、牛や馬やネズミや・・・昆虫たちや・・。もちろん、僧侶や羅漢や、天女たちまでもが泣いていた・・・。生まれること、老いること、病むこと、死ぬことを教えてくれた大導師が亡くなる悲しみ・・・。私たちの生の根源のお話だったのかなぁ・・。

 涅槃図・・・という絵からのお話でした・・。

 

 生きるってことは何なのだ。私がここに生きている意味は何なのだ・・。みたいな。そういうことに・・・気づいているのだろうかなどと。

 さて・・・。お寿司を食べる時に、「シャリ」って、気楽にいうけれど、実は・・・「舎利」っていうのは・・・お釈迦さまの遺骨なんだよね。その姿が・・・米粒みたいに見えることから・・・こんな表現になった。

 正確には・・・「仏舎利」というが、釈尊の遺骨は細分化されて、各国やさまざまな寺院に分骨されて崇敬されているのが実情らしい・・。

 

 寿司屋の職人たちや通ぶった人たちは・・それを真似て・・・「シャリ」と粋がって使うが・・・遺骨だという意味を知っているのだろうか。

 しかしのかかし・・あの大きな戦いの後、我が国は極度に貧しくなった。戦争のために何もかもを浪費してしまって・・・食べるものさえなくなった。農家ですら・・麦がほとんどの食事だった。七分つき・・三分つき・・という玄米に近いお米も食べた・・・。そんなとき・・・白く輝くお米を・・・憧れの思いで・・・「銀シャリ」・・・と呼んだものだった・・・。

 

 涅槃図のお話から・・・変なお話になったけれど・・、私たちの暮らしは豊かになったし、食べ物もよくなったなぁ・・と感じる今日このごろである。

 これは・・・道端に植えられている・・・寒桜・・・。ようやくに花を開き始めた・・・。春は・・もう・・すぐそこまで来ているような気がした・・・。

 じゃぁ、また。




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2 コメント

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Unknown (酔人漫)
2008-03-05 08:48:39
 少しづつ春が近づいているんですネ、彼岸の内にお墓参りができればとおもっております。 銀シャリ 懐かしい言葉ですネ、麦飯世代に取ったら,憧れでした・・ すこし前に,インドの農業の紹介のTVで、水銀農薬を手で直に撒く姿が映っていました。日本でも戦後食料増産が叫ばれ,農薬をたくさん使っていて、農家の方が、奇病にかかったことがありましたね、ちょうど東京オリンピックで,参加選手の頭髪を検査したら,日本人の頭髪から、他の国の選手の数倍から数十倍の水銀が検出されたことがありました、どこかのジャーナリストが、ブラックジョークで、『日本人は,銀シャリを食べてますから』なんて言葉が頭をよぎったのを思い出します。食べ物に対して失礼な話なんですが????
変な話になりましたが,春は一歩づつ近づいています。
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水銀農薬・・・・。 (まほろば)
2008-03-05 21:13:24
 農家をやってましたが・・・水銀農薬ちゅうのは初耳です。とはいえ、農協さんの農薬の中に・・水銀が入っていなかったという保証はないが・・。

 ただ・・水銀を・・・手で撒いたという記憶はないが、似たようなことをやっていたのかも知れない・・。

 だから・・稲の消毒をしたあとには絶対に酒やビールを飲んではいけない・・・とか言われていて。

 でも・・暑い夏だからと・・・ビールを飲んだら・・・体中がおかしくなって、家内に車で病院まで運ばれて・・・点滴を受けて・・・生還したということはあったが・・。

 今は・・・そういう農薬は使わないんだろうとは思うが・・・。

 しようもない話をしました。
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