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曇り。洗髪、身体拭き、着替え、荷物片付け、部屋移動準備。
25日の日曜日。明日のオペ(手術)に向けての移動準備に暮れた日。オペに向かって、シャンプーをしてもらって、それでも気分は重い。なにせ、生死をかけた心臓の手術なのである。
こういうメンバーが南棟3Fフロアーのスタッフである。心臓血管センターは、循環器内科、心臓血管外科、血管内科の3科が一心同体となっている。循環器疾患一般を診療しているが、急性冠症候群や急性心不全については救命救急センターと連携し、24時間体制で対応している。この付属病院の看護師はおよそ600名、その内の一割に当たる60名が男性看護師であるという。
心臓血管センターは、大動脈解離、感染性心内膜炎、重症心不全、高難度冠動脈形成術、肺塞栓を含む深部静脈血栓症、末梢動脈疾患に対しても迅速かつ最上の治療を行っており、心臓血管外科では、心臓バイパス術、弁膜症手術、大動脈手術を最先端の技術を用いて最善の治療を提供するだけでなく、心房細動などの不整脈に対する手術、さらに重症心不全に対する再生医療を組み合わせた左室形成術などを行い極めて良好な成績を得ているのだとか。
当面、必要なバスタオル・タオル・下着・紙おむつ・お箸・スプーン・歯磨きセット。これは、CCU(心臓血管治療部)で使うもの。はなからいらないもの、本・タブレット端末・デジカメ・電池・スマホ・充電器・日記帳などは奥方の車に積み込んで保管しておく。
オペ後に必要な、スマホと充電器・イヤホン・日記帳・ボールペン・テレビカード・・・等と細分化して保管しておく。
点滴ヘパリンが増量されるなど、オペに向けての準備が着々と進む。
今夜もまた、永い永い夜になるのかも知れない。
CCUは、心臓血管外科術後・急性冠症候群・心不全・重症不整脈などの重症心疾患患さんを収容するところ。現在はハイケアユニットとして稼働中。CCUナースには、患者さんの状態を的確に把握するためのフィジカルアセスメントや急性期の病状に対応できる判断力が求められるため、看護師一人ひとりの成長に合わせたスキルアップに力を入れており、また心臓血管センターと連携を図りながら、患者さんが早期に回復できるように寄り添って支援している。私はここに7日間、お世話になる。
ある意味では、現代でも宇宙に果てしがあるかとか、無いとか。人間は死後生存するとか、しないのか、という。この病院がいいのだと、この先生が良いのだとかと、世の中の人は言うけれど、この私が、今、やらねばならないことは、命を任せた日浦ドクターの指示に従うことである。それにちなんだ話を一つ紹介しておきたい思うのである。
じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。