気分転換

祖父母と孫の日常を
気楽に綴っていきます。

古峯神社に代参で行ってきました

2019年10月25日 | お出かけ

 む~らの鎮守の神さまの~ 

昔はお寺や神社を中心に村が成り立ちその祭り事が大切にされてきました。

今では色々な行事なども簡略化されたり廃止されたり
面倒なことはどんどん省略され地域の繋がりなども薄れていきます。

それでもお寺さんも神社も毎年役員さんがいて昔からの行事が続いています。

 

この地域では明治時代に大火がありそれ以来栃木県鹿沼市にある
「古峯神社」にお参りをしていたようです。

私たちが夫の実家に戻りそろそろ30年、
今年2度目の代参人を仰せつかりました。

1度目は17年前、車2台でお参りに行き夫は皆さんを乗せて運転手でした。

「古峯講」というのがあり栃木県の日光近くの遠い
「古峯神社」まで100年以上毎年参拝が続いてきました。

今までこの時期になると神社の役員さんから台所に貼るお札を
配って頂いていたのですが良く意味が分かっていませんでした。

ただ「火防のお札」なので火の近くにという事で台所に貼っていただけです。

今回行くに当り改めて昔の資料を見せて頂きました。

昔は毎年(車のなかった時代)村人の団体で電車など乗り継ぎ泊りがけで
出かける旅行の様なものだったみたいです。

それがいつからか代参として地区の代表者がまとめて皆さんの
お札を受けて来る方式に変わっていったようです。

前回は4地区の方と行ったのですがその内数年前から2地区が抜けて
今は残った2地区のみで続いています。

二人で行くのは知り合いでもない限り気まずいので
一緒に行くのが難しくなってきました。

数年前に「郵便祈祷」というのもあり郵送でで取り寄せた役員さんがいたそうですが
「有難みが無い」と苦情が出てやはりお札は参拝して頂くこととなったようです。

今回はたまたまお相手が夫の同級生のお宅だったのです。
でもそれ程親しくもなかったので「夫婦4人で行きませんか?」
という成り行きに私も行くこととなりました。

因みに・・・

やはり明治時代大火に襲われた隣町では現在でも
大型バス2台で参拝が行われているそうです。

 

古峯神社のHPを見たら代参人として代表者が行く制度があるのですね。

まだ台風前のお天気の良い日だったので車で2時間半の道のりも
結構楽しいドライブ気分でした。

今回はお相手の方の家の車に乗せて行って頂いたので夫も楽ちん。

でもこの山道は19号の台風で被害にあったようです。

 

反対側から行ったので大きな1の鳥居は通りませんでした。

なのでここは2の鳥居からです。


石段の上に本殿があります。

ここは別名「天狗の杜」ともいわれあちこちに天狗が見られました。

お札は事前にお願いしてあったので既に準備がされてあり
すぐに頂くことができました。

広い祈祷所では私たち4人ともう一組のご夫婦の計6人のために
祈祷を行って頂き、初めて見る巫女さんの舞にうっとり。

「シャン」と鳴る鈴音の心地よさに見とれてしまいました。

こんなに広いところに6人。

また御朱印長を忘れてしまいました。

ここではその日に居る方により得意な絵柄を書いていただけるようです。

御朱印長が無い人は見本の中から好きなものを選べます。

私は上段真ん中の迫力あるのを選び家に帰って貼りました。

 

お役目を済ませ帰りの石段を下りていく時には、団体の参拝の方が
大勢入れ違いに上っていくところでした。

 

用事は済みましたがまだ時間が早いです。

ここの神社はこの木の橋を渡った向こう側が有料の庭園になっています。

「小峯園」(大人300円)

 

折角なのでのんびり散策してみました。

 

裏千家の茶室「峯松庵」がありお茶とお菓子で500円とのことです。






丁度時期的に緑1色でしたがこれからの紅葉や初夏のつつじの咲くころは
きっと見える景色も違うと思います。

今年はこれで無事にお役目を果たすことができました。

しばらくは代参人がまわって来ることは無いでしょう。

でもいつまで続けられるかの方が深刻な問題のようです。

 


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