みつばさん今晩は。多くのコメントを有難うございます。戦史を語る時には貴方の、負の部分にも十分に目を向けるべきとのご指摘は私なりに理解しなければと思いますね。
さてかなり以前、合衆国の映画「地獄の黙示録」を拝見した事があります。
確かベトナムかインドシナの紛争を題材に、「戦争には抗し難い麻薬の様な魅力ある一面があり、もしそれが存在せずに初めから悲惨さが解っておれば、人類は戦争を繰り返すはずがない」とのメッセージを込めた内容だったと思います。戦によってもたらされる権益が、人を狂わせて行く様を描いていたと記憶しています。
もう1つ、私が大いに敬愛する紀行作家で一昨年ご逝去の宮脇俊三さんが著した唯一のスリラー「殺意の風景」からも似た感触を得た事がありますね。
この作品は何点かの短編小説をまとめた本で、いずれも日常生活に潜む殺意を鋭く抉り出しているのが魅力でありました。
作り話だと解っていても「殺意とは日常の、ごくさり気ない中に実は潜んでいるのではないか」との想いを抱かせるに十分な現実味と緊迫感ある文体でした。
あるいは戦争の火種も、平和に見える日々の中に潜伏しているのかも知れません。
先の大戦も、あるいはそうした連鎖と蓄積が引き起こしたと言えなくもないと私は見ているのですが・・・。*(日本)*
さてかなり以前、合衆国の映画「地獄の黙示録」を拝見した事があります。
確かベトナムかインドシナの紛争を題材に、「戦争には抗し難い麻薬の様な魅力ある一面があり、もしそれが存在せずに初めから悲惨さが解っておれば、人類は戦争を繰り返すはずがない」とのメッセージを込めた内容だったと思います。戦によってもたらされる権益が、人を狂わせて行く様を描いていたと記憶しています。
もう1つ、私が大いに敬愛する紀行作家で一昨年ご逝去の宮脇俊三さんが著した唯一のスリラー「殺意の風景」からも似た感触を得た事がありますね。
この作品は何点かの短編小説をまとめた本で、いずれも日常生活に潜む殺意を鋭く抉り出しているのが魅力でありました。
作り話だと解っていても「殺意とは日常の、ごくさり気ない中に実は潜んでいるのではないか」との想いを抱かせるに十分な現実味と緊迫感ある文体でした。
あるいは戦争の火種も、平和に見える日々の中に潜伏しているのかも知れません。
先の大戦も、あるいはそうした連鎖と蓄積が引き起こしたと言えなくもないと私は見ているのですが・・・。*(日本)*